( 油長酒造・販売所 奈良県御所(ゴセ)市 )
■2016/11/13(日) 快晴
昨日に続いて快晴の空 まるで春が訪れたような穏やかな日差しの一日
(葛城市と御所市の境界より葛城山) 2016.11.13 am10:00撮影
毎年 霜月(11月)の第二日曜日に開催されるのが、奈良県御所市の
『霜月祭』(そうげつさい)
江戸時代の町家が数多く残る「ごせまち」一帯で
開催されるこのイベントは、好天ということもあってたさんの人出
油長酒造も この町家のひとつでもある山本家として、一角を占めている。
(油長酒造・山本家 屋敷の「三方良しの松」)
昔は、油問屋だったが、300年ほど前の享保の時代に酒造業を始め今に至る
(十四代目)酒蔵は、油長酒造という名より「風の森」を醸している酒蔵
と言ったほうが、日本酒好きな方にはピンと来ることだろう。
葛城山の麓に広がる歴史ある御所まちで、日本有数の
高い硬度の水(超硬水)を使って酒造りしている
ことでも知られていて、dancyuでは
何度か紹介された。
「風の森」は、御所市から五條市に向かう途中にある峠名で
冬は、とんでもなく冷たい風が吹き抜け、路面がすぐに凍結する
交通泣かせの峠でもあるが、そこを吹き抜ける風は、なぜか神々しくもある。
今回『霜月祭』に行ったのは、いくつか目的があったが、
油長酒造の販売所に寄ることも そのうちの一つだった。
年々、ここで酒を買い求める人が間違いなく増えているのは、
「風の森」が、数々の雑誌等に紹介され露出が増えていることと
無関係ではないと思えるし、大阪のウラなんばや天満あたりに
超熱烈な「風の森」ファンが数多いことも要因の一つだろう。
(御所まちの中で、ひときわ輝いているタンク)
▽販売に追われていた杜氏の松澤さんと山本さん
売場では、来られたお客さん相手に代表銘柄「風の森」秋津穂を手に
「地元の米を使って造った酒なんですよ」と説明していた。
奈良の風を感じる日本酒なんです。
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(寅)