( JA山口より届いた「山口米」新米 )
■2016/11/9(水)
今年のふるさと納税「春先に山口市に寄付していた。」ということを忘れていたら 1ケ月前の10月初旬にふるさと納税3万円のお返しとして30kg玄米(新米)が2箱、どーんと届いて、そうだった、春に山口市に納税していたことを思い出した。
直近まで食べていた米が、岐阜のハツシモ(岐阜では寿司米・「薄墨桜」などの日本酒の原料にも使われている)という玄米だったが、それを使い切ったところで、届いてひと月経って外箱を開いたという次第。[写真 玄米30kg]
昨年の兵庫県宍粟(しそう)市の「市川米」も美味しかったが、この「山口米」も美味しい。ただ固目が好きな私には(昨年の市川米・新米と比べ)少し柔らかいと感じた。新米だから美味しいのはあたりまえだが、これは冷えてしまっての味わいが特に素晴らしい。と思った。
(ちなみに 今年の山口米の品種は『山口市小鯖(おさば)地区 鳴滝清流米 ひとめぼれ』と記載されていた。) もちろん ひとめぼれで、造った日本酒もあって、夏に豊中の「メルカート」で開催されたイベント『日本酒でイタリアン』で私が選んだ「あたごのまつ」ひと夏の恋がそれだった。他に大分の「ちえびじん」 宮城「綿屋」など散見される。
山口市のふるさと納税は、3万円の寄付で30kgの玄米が二箱(60kg)だから 他地区の玄米に比べかなり還元率が高いこと。それが選んだ大きな理由だが、もうひとつ数年前山口県が大雨で田畑が壊滅的な状況に陥ったことを知っているだけに立ち直りを確かめたいという気持ちがそうさせた。
都度、玄米(30kg単位)を購入し、毎日家庭用精米機で、炊く分だけ精米して16年ほどになるが、自分の家で精米すると 関西で連続特Aの美味しい米の地帯に住んでいながら 次は、この地方の玄米にチャレンジしてみようとか、いつものコシヒカリ・ヒノヒカリ以外のハエヌキ・ハナエチゼンなど食べるお米に対しての楽しみが、広がるのがいい。
きっと日本酒造りに携わっている方々も同じ感じをお持ちに違いないと思うが、秋のこうべを垂れた稲穂を見るととても愛おしく感じられてならない。
美味しいごはん・美味しいお酒は、「他をもって替え難い」と感じている私がいる。そして日本ならではの味わいは「田をもって替え難い」からだとも思っている。
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(寅)