( 白糸酒造「田中六五」生 全量糸島産山田錦 )
■2013/3/19(火) 晴
昨晩の大雨と風が奈良県の春一番だったのだそうだ。
今日は、打って変わって穏やかさを感じる快晴。
やっぱり 何か始まりそうな・・・
始めたくなるような・・・
春のことをSPRING(バネ)と言うが
伊達じゃないな
実は、先週 搾りたて篠峯「さくら」雄山錦の後に開封したのが
福岡「住吉酒販」で仕入れた 白糸酒造の
「田中六五」なま
住吉酒販のイチオシというだけあって
店の随所に「白糸酒造」を推している様子が垣間見れた。
( 階段の踊り場には「田中六五」オリジナルTシャツ )
「田中六五」は、江戸後期・安政時代から続く酒蔵
白糸酒造の当主の息子(克典)さんが、佐賀・嬉野の「東一」の修行を経て
全量蔵の周りの糸島産山田錦で立ち上げた純米酒ブランド
六五とは、65%精米
田中とは、本名だが、蔵が山田錦に囲まれているから名づけけたのだそうだ。
(掲載誌とディスプレイされた専用棚)
偶然にも先週土曜放映されたTV番組「青空レストラン」は糸島特集だった。
糸島のスミイカを食べて うま~い!! を大声で連発していたが、
海に面し、山を控えた福岡県一番の海水が綺麗な処
夏の糸島は、「夏休みの友」の世界そのものだ。
そんな糸島は、寒暖の差が激しく
酒米の王様「山田錦」の九州一の生産地
岡山と常に2位を争うほど。 栽培の歴史は古く、
改良を加えられた質の良い山田錦を作ることで知られている。
初年、わずか7石(700本)「田中六五」
今回、3造り目という「田中六五」生を頂いた。
最初は、まっすぐ 喉を過ぎた頃から膨らみを感じて
まろやかな余韻を残す酒 一切雑味を感じない優しい入り方と
夕焼け空のような余韻が気に入った。 イカ刺しにはぴったりの酒だ。
まだ完成形とは言えないが、磨けば、更に人を惹き付ける注目の酒になるだろう。
先日は、あと一日の都合がつかず、筑前前原(糸島)へ行けなかった。
造形美と優しさを併せ持つという古典的搾り機「ハネ木」を一度この目で拝みたいものだ。
九州の新星は、期待十分 次に予定されている55%精米「田中五五」も是非手に入れたい。
それとつい最近知ってとても驚いたが、先日開催された
第七回目天満天神「梅酒甲子園」
優勝して「天下御免」の称号を
今年受けたのが、何と!
ここ「白糸酒造」の
「しらうめの庭」
出品梅酒308銘柄の頂点に立った。
快挙だ~
おめでとう!!
白糸酒造を推していただけに
自慢したいほど嬉しくてしょうがなかった。
4月13日・14日開催の酒蔵開き「ハネ木まつり」はさぞ盛り上がることだろう。
(「白糸酒造」ハネ木まつりの案内パンフ)
全量「ハネ木搾り」の純米酒に 日本一の梅酒「しらうめの庭」
「白糸酒造」の酒を関西で最初に取り扱う酒販店はどこだろう。
(寅)