一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「これも震災復興の一つ」と気仙沼の銘酒「伏見男山」が届いた。 3/10

2013年03月10日 23時59分46秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  気仙沼の銘酒「伏見男山」 )

 

■2013/3/10(日)

気仙沼の銘酒「伏見男山」が届いた。

 

明日で、丸二年・・・

あの日、あの東日本大震災のわずか7分前の昼の2時39分に

雲一つない青空の博多に着いた私は、

翌日の「九州新幹線開通式」を楽しみにしていた。

3時頃には、新幹線が止まったため駅の各所に人だかりができた。

そして夕方、何箇所かで流れていたTVのニュースには、

信じられない光景が映し出されていた。 

(その頃には、翌日の新幹線開通式典は中止と貼り出されていた)

 

次々と建物を飲み込んでいく津波。

現実なんだろうか、見たこともない映像に言葉を失ったことを

昨日のように思い出す。 丁度10年前南リアス線~大船渡線で廻った

釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼が根こそぎ津波にやられてしまった。

明日の同時刻には、鎮魂の黙祷をささげたい。

 

私に届けてくれたのは、南三陸町に研修の下見に行かれたK先輩から

箱を開けた瞬間、あの被災を受けた「伏見男山」だったので

びっくりした。 木筋コンクリートの文化財の酒蔵は、

やられてしまいニュースになったし新聞にも載った。

気仙沼を代表する酒「伏見男山」

伏見とあるのは、京都で拝名したからだと聞いた。

不幸中の幸いで、丘の上の酒蔵が無事で

酒造りを続けることができているそうだ。

 

「これも震災復興の一環」とのコメントをお酒と共に頂いたが、

大好きな三陸の惨状を見て、私に震災復興と浮かれる気は毛頭ない

この酒は特に大事に味わいたいと思っている。

復興の思いを胸に ありがたく、いただかせていただきますね。

(寅)