一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

君の瞳に乾杯! 逆立ちしても「カサブランカ」のボギーには かなわない (奈良バル-②)

2013年03月08日 01時11分55秒 | Weblog

( ハンフリー・ボガード&イングリッド・バーグマン  「カサブランカ」 )

 

今回の「奈良バル」で、特筆すべきは、映画の上映が加わったことだろう。

名画「カサブランカ」を久々に観て、記憶が曖昧だった部分を

ようやくしっかりしたストーリーでこの日埋めることができた。

 

ボギー(ハンフリー・ボガード)バーグマンに向かって言った台詞

というか 名訳の 「君の瞳に乾杯!」は、

映画の中に実に四回出てきた。

 

でも私が一番印象に残ったボギーの台詞はこれ。

「自分には、君と幸せだったパリの思い出があるさ 」

こう言って空港でもう一人の男・ラズロと飛行機に乗ることを

バーグマンにすすめる別れのシーン

 

As Time Goes by

 

私生活でも酒豪で知られたボギー

酒を手にするシーン 飲むシーン 決まっていた。

それが名訳「君の瞳に乾杯」を引き出したとも言えなくない。

若い頃、歳を重ねさえすれば男は ボギーみたいに格好良くなれると思っていたが、

それがとてつもない瞑想に過ぎないことを生きてみて思い知らされた。

 

レイモンド・チャンドラーの書いた フィリップ・マーロウの名せりふは

この「カサブランカ」の中のボギーにも、とても似合いそうだ。

 

「男は、タフでなくては生きていけない やさしくなければ 生きていく資格はない」

そして、映画を見終えたときの私のセリフは

「逆立ちしてもボギーには かなわない」

だった・・・

(寅)


奈良バルで存在感キラリ! 奈良の地酒発信店「なら泉勇斎」 (奈良バル-①)

2013年03月08日 00時03分31秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「なら泉勇斎」のバルメニュー 奈良市 )

 

日にちが前後するが、2月中旬に開催された第五回「奈良バル」の話を書いておきたい。

「私が奈良に行けば雨降らず」 その日の奈良も雪が降りながら突如太陽が出現

その日は、天気雨ならぬ天気雪の下のバルとなった。

昼のスタートに間に合うように一番に向かったのは、

私が事務局にもお店にも強く参加要請をした

奈良の地酒発信ショップ「なら泉勇斎」だ。

( なら泉勇斎 )

 

前回の(第四回)奈良バルで、奈良女子大の学生に2度にわたりアンケートを求められたが

そのアンケートの最下段の自由筆記欄に私が書いたのが

「奈良は清酒発祥の地 その奈良で開催される次回のバルでは

参加店のイメージを広げる意味でも是非 西寺林通りの奈良の地酒店

「なら泉勇斎」に参加要請して欲しい。」というもの

 

そのアンケートが効いたのか、お店がバルへの参加を申請してみようかと検討していた時に

バル事務局の方からお店の内容についてヒヤリングの電話がかかってきたのだそうだ。

典型的な 以心伝心というやつだろうか。

 

私が今回のバルへの参加を奨めた以上

バル一番に顔を出そうとスタート時刻に店に入ると

「フライングしたお客さんが早くいらして既に飲んで行かれました。」とのこと

 

でも 正式な入店での土曜日のバル一番客は私だった。

「昨日 金曜夜はグループでまとめて入って来られて大変でした。

でも初めてのお客さんばかりで、本当参加して良かったです」と喜んでいた。

 

「次のお客さんが入ってくるまで居てくださいよ」と言われ

実に私の次まで45分 話しをしながら美味しいおでんで日本酒を頂いた。

一旦お客さんが入り出すと それ以降は、大盛況だったようだ。

 

「よかったよかった。」

お店も バルの事務局も そして何より

ここで奈良の清酒を味わった人たちが異口同音にそう言ったに違いない。

 

日本酒がバルに花を添えた喜ばしいパターン

これでこそ、大仏様も満足、清酒発祥の地「奈良」の面目躍如というものだろう。

(寅)