( 「春の利き酒会」千代酒造 奈良県御所市)
■2012/4/8(日) 快晴・暖
終日雲一つなく、この春一番の好天に葛城山麓の桜の花も八分咲き以上の見ごろになり、花見で賑わっていたシーンを各所で見かけた。
そんな今日は「篠峯」の蔵元である千代酒造の春の利き酒会が、実施された日でもあった。 当初、私は別の予定が入るかもしれないと申し込んでいなかったのだが、エポックさんの厚意で締め切り後に、申し込みを入れてもらった。
千代酒造のある御所市は私が住む隣町で、車だとあっと言う間に着くのだが、さすがにお酒が入る今日は電車と徒歩。
最寄りの駅から近鉄電車に乗ると周りは、ナップサックをからった人たちが沢山。 葛城山の登山グループと思っていたら会話が、日本酒の話しばかり。 車輛のほとんどの人たちが、私と同じく千代酒造へ向かっている人たちだと言うのがわかった。
それにしても気持ちのいい天気。 近鉄御所駅を降りて葛城山に向かって歩いて行くと15分ほどで蔵に着く。 既に凄い行列だし、中では、酒販店・飲食店向けに10時からスタートしていたようで、会場は既に盛り上がっている感じだった。 お客さんをアテンドしている大阪灘波の直営店・酒蔵「櫛羅」のマスターの姿も確認できた。
▼ 受付を待つ行列 12:00
▼ 既に利き酒で熱気ムンムン
500円を入口で渡し、特製グラスと本日の61銘柄リストを受け取り蔵を進むと 「篠峯」が置かれたいくつもの島ごとに人だかりができて、皆熱心に利き酒していた。
それにしても男女比は、女性の方が多い。 年齢構成でいけば、一番多いのが20~30代の女性だろう。 喜ばしい傾向だと思う。そして都会になればなるほどその傾向は顕著になるというのが、私の認識だ。
夕方の東京駅の「はせがわ酒店」 そこに併設された日本酒バーのほぼ八割が、仕事帰りのOL。 レジスターの列を数えても7:3で女性が多かった。 その店で唯一並んでいた奈良県の清酒が「梅乃宿」だったが、「篠峯」もその資格充分だと私は思っている。
何人かの方に「今日は、どちらからですか?」 と尋ねてみると 大阪からのお客さんが多かった。 驚いたことに 酒蔵「櫛羅」で隣り合わせた人と座敷での食事時に隣り合わせるという偶然もあった。
宝塚から来られたという日本酒好きな男性は、「60銘柄以上のお酒が味わえるなんて、想像していませんでした。これは凄い。それにしてもここの粕汁は美味いですね。また次も来ますよ。」と言って初めての感想を私に洩らしていた。
文字で書いていくと長くなるので、以下何枚かの写真を掲載しようと思う。
▼ 蔵(製造)見学を希望するのは、圧倒的に女性が多い。 ▼ 利き酒会場、皆熱心にリストをチェックし試飲
▼ お昼の楽しみは、特製「おばんざい」 ▼ これぞまさしく ジャパニーズ・タパス コーナーだ。
▼ 粕汁の美味しさは、秀逸
▼ 腹ごしらえした後 再度利き酒ゾーンへ ▼ 葛城山見ながら外でつまみと一杯の人たちも
本日の葛城山麓は、桜日和 酒日和
蒼天の葛城山をバックに「本日は、篠峯日和(しのみねびより)」と申しておきましょう。
(寅)