今年の京都南座の顔見世の演目と配役が発表になりました。猿翁さん、猿之助さん、中車さんの「襲名披露公演」であることは一昨年の9月から決まっておりましたが、いくらなんでも「顔見世」で澤瀉屋さんだけの公演というのは有り得ないことなので、どなたが列座されるのか興味津々で発表を待っておりました。と申しますのも、いわゆる“週刊誌ネタ”で恐縮なんですが、香川照之さんが中車として歌舞伎界に入られることに対し、大幹部さんたちが「これまで一度も歌舞伎をしたことがない人といっしょの舞台に立つのはねぇ~」とおっしゃったとか、おっしゃってないとか、いろいろウワサがございましたので、皆さんどうされるのかしらと思っておりました。
フタを開けてみると、襲名の澤瀉屋さん+松嶋屋さん+西の成駒屋さん+萬屋さん+梅玉さん+松緑さんという座組みでした。まあまあいつもの顔見世かなぁって感じです。そして、孝夫さんと中車さん、「御浜御殿」で綱豊卿と助右衛門で共演です。丁々発止の台詞の応酬がありますよね。「御浜御殿」がいくら新歌舞伎とはいえ、台詞まわしとか所作とかどうなんでしょうか。中車さんには申し訳ないけれど、ちょっと「コワイモノ見たさ」のような気持ちです。孝夫さんの綱豊卿、ワタクシ最後のお能の“怪傑ライオン丸”みたいな格好が好きなので、楽しみです。中車さん、孝夫さんの前で「ぢいさんばあさん」とは、それもプレッシャーですね。まあ、でもこちらは御園座で拝見しましたが、あまり違和感なく拝見しましたので、大丈夫ではないかと思っています。
ただ、なぜか孝夫さんの相手役はすべて孝太郎さん、うーーーん、12月は玉ちゃんは歌舞伎座と前から決まっているので、ご共演はないのはわかっていましたが、「ちょっとね」と思ってしまいました。スミマセン、孝太郎さん。
演目と配役です。
【昼の部】(午前10時30分開演)
第一 厳島招檜扇(いつくしままねくひおうぎ)
日招ぎの清盛
平相国清盛 我 當
三位中将重衡 亀 寿
瀬尾三郎兼経 亀 鶴
小松三位維盛 萬太郎
祇王 壱太郎
越中前司盛俊 月乃助
仏御前実は源義朝息女九重姫 笑三郎
内大臣宗盛 進之介
第二 仮名手本忠臣蔵
道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)
戸無瀬 時 蔵
小浪 梅 枝
奴可内 翫 雀
第三 ぢいさんばあさん
美濃部伊織 中 車
下嶋甚右衛門 右 近
宮重久弥 月乃助
妻きく 春 猿
用人喜平 寿 猿
戸谷主税 薪 車
宮重久右衛門 猿 弥
伊織妻るん 扇 雀
第四 二人椀久(ににんわんきゅう)
椀屋久兵衛 仁左衛門
松山太夫 孝太郎
第五 三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
川連法眼館の場
市川猿之助宙乗り狐六方相勤め申し候
佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐 亀治郎改め猿之助
静御前 秀太郎
亀井六郎 松 緑
駿河次郎 愛之助
法眼妻飛鳥 竹三郎
川連法眼 段四郎
源義経 藤十郎
【夜の部】(午後4時15分開演)
第一 元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 仁左衛門
富森助右衛門 中 車
中臈お喜世 孝太郎
御祐筆江島 時 蔵
新井勘解由 我 當
【口上】
猿之助改め猿 翁
亀治郎改め猿之助
中 車
○
藤十郎
第三 猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
老女岩手実は安達原鬼女 亀治郎改め猿之助
山伏大和坊 門之助
同 讃岐坊 右 近
強力太郎吾 猿 弥
阿闍梨祐慶 梅 玉
第四 道行雪故郷(みちゆきゆきのふるさと)
新口村
傾城梅川 藤十郎
亀屋忠兵衛 翫 雀
第五 児雷也(じらいや)
児雷也実は尾形弘行 梅 玉
高砂勇美之助 愛之助
仙素道人 猿 弥
妖婦越路実は綱手 笑 也
山賊夜叉五郎 松 緑
フタを開けてみると、襲名の澤瀉屋さん+松嶋屋さん+西の成駒屋さん+萬屋さん+梅玉さん+松緑さんという座組みでした。まあまあいつもの顔見世かなぁって感じです。そして、孝夫さんと中車さん、「御浜御殿」で綱豊卿と助右衛門で共演です。丁々発止の台詞の応酬がありますよね。「御浜御殿」がいくら新歌舞伎とはいえ、台詞まわしとか所作とかどうなんでしょうか。中車さんには申し訳ないけれど、ちょっと「コワイモノ見たさ」のような気持ちです。孝夫さんの綱豊卿、ワタクシ最後のお能の“怪傑ライオン丸”みたいな格好が好きなので、楽しみです。中車さん、孝夫さんの前で「ぢいさんばあさん」とは、それもプレッシャーですね。まあ、でもこちらは御園座で拝見しましたが、あまり違和感なく拝見しましたので、大丈夫ではないかと思っています。
ただ、なぜか孝夫さんの相手役はすべて孝太郎さん、うーーーん、12月は玉ちゃんは歌舞伎座と前から決まっているので、ご共演はないのはわかっていましたが、「ちょっとね」と思ってしまいました。スミマセン、孝太郎さん。
演目と配役です。
【昼の部】(午前10時30分開演)
第一 厳島招檜扇(いつくしままねくひおうぎ)
日招ぎの清盛
平相国清盛 我 當
三位中将重衡 亀 寿
瀬尾三郎兼経 亀 鶴
小松三位維盛 萬太郎
祇王 壱太郎
越中前司盛俊 月乃助
仏御前実は源義朝息女九重姫 笑三郎
内大臣宗盛 進之介
第二 仮名手本忠臣蔵
道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)
戸無瀬 時 蔵
小浪 梅 枝
奴可内 翫 雀
第三 ぢいさんばあさん
美濃部伊織 中 車
下嶋甚右衛門 右 近
宮重久弥 月乃助
妻きく 春 猿
用人喜平 寿 猿
戸谷主税 薪 車
宮重久右衛門 猿 弥
伊織妻るん 扇 雀
第四 二人椀久(ににんわんきゅう)
椀屋久兵衛 仁左衛門
松山太夫 孝太郎
第五 三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
川連法眼館の場
市川猿之助宙乗り狐六方相勤め申し候
佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐 亀治郎改め猿之助
静御前 秀太郎
亀井六郎 松 緑
駿河次郎 愛之助
法眼妻飛鳥 竹三郎
川連法眼 段四郎
源義経 藤十郎
【夜の部】(午後4時15分開演)
第一 元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 仁左衛門
富森助右衛門 中 車
中臈お喜世 孝太郎
御祐筆江島 時 蔵
新井勘解由 我 當
【口上】
猿之助改め猿 翁
亀治郎改め猿之助
中 車
○
藤十郎
第三 猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
老女岩手実は安達原鬼女 亀治郎改め猿之助
山伏大和坊 門之助
同 讃岐坊 右 近
強力太郎吾 猿 弥
阿闍梨祐慶 梅 玉
第四 道行雪故郷(みちゆきゆきのふるさと)
新口村
傾城梅川 藤十郎
亀屋忠兵衛 翫 雀
第五 児雷也(じらいや)
児雷也実は尾形弘行 梅 玉
高砂勇美之助 愛之助
仙素道人 猿 弥
妖婦越路実は綱手 笑 也
山賊夜叉五郎 松 緑