おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

今年の顔見世(11月分)

2018-07-29 23:08:33 | 先々の予定
 昨日、南座の顔見世の11月分、高麗屋さん三代襲名披露の演目と出演者が発表になりました。

【昼の部】
 第一、歌舞伎十八番の内「毛抜」
粂寺弾正  左團次
腰元巻絹  孝太郎
八剣玄蕃  亀 鶴
秦秀太郎  壱太郎
八剣数馬  廣太郎
錦の前   男 寅
小野春風  宗之助
腰元若菜  吉 弥
小原万兵衛 市 蔵
秦民部   高麗蔵
小野春道  友右衛門

 第二、河竹黙阿弥 作「連獅子」
狂言師右近後に親獅子の精  染五郎改め幸四郎
狂言師左近後に仔獅子の精  金太郎改め染五郎
僧蓮念  愛之助
僧遍念  鴈治郎

 第三、「恋飛脚大和往来 封印切」
     新町井筒屋の場
亀屋忠兵衛    仁左衛門
傾城梅川     孝太郎
丹波屋八右衛門  鴈治郎
井筒屋おえん   秀太郎
槌屋治右衛門   左團次

 第四、四世鶴屋南北 作「御存 鈴ヶ森」
幡随院長兵衛  幸四郎改め白 鸚
白井権八    愛之助
雲助北海の熊六 錦 吾
同 東海の勘蔵 市 蔵
飛脚早助    友右衛門
     
     
【夜の部】    
 第一、「寿曽我対面」
工藤左衛門祐経  仁左衛門
曽我十郎祐成   孝太郎
曽我五郎時致   愛之助
大磯の虎     吉 弥
化粧坂少将    壱太郎
梶原平三景時   松之助
八幡三郎     宗之助
近江小藤太    亀 鶴
鬼王新左衛門   進之介
小林妹舞鶴    秀太郎

 第二、二代目松本白 鸚
    十代目松本幸四郎
    八代目市川染五郎 襲名披露口上
幸四郎改め白 鸚
染五郎改め幸四郎
金太郎改め染五郎
藤十郎
仁左衛門

第三、歌舞伎十八番の内「勧進帳」
武蔵坊弁慶  染五郎改め幸四郎
源義経    金太郎改め染五郎
亀井六郎   友右衛門
片岡八郎   高麗蔵
駿河次郎   宗之助
常陸坊海尊  錦 吾
富樫左衛門  幸四郎改め白 鸚

 第四、金澤龍玉 作 「雁のたより」
髪結三二五郎七 鴈治郎
万屋金之助   染五郎改め幸四郎
前野左司馬   亀 鶴
愛妾司     壱太郎
医者玄伯    寿治郎
高木治郎太夫  市 蔵
乳母お光    竹三郎
花車お玉    秀太郎

 ご襲名の高麗屋さんに上方の松嶋屋さんと成駒家さんを中心とした座組みです。昼の部の染ちゃんと金太郎ちゃんの「連獅子」、夜の部の親子三代の「勧進帳」が目玉なんでしょうね。“噂の美少年”金太郎ちゃんが地方公演に1ヶ月出るっていうのも話題です。学校がある方はなかなか地方にお出になりませんからね。松竹株式会社、頑張りました。

 孝夫さんが「封印切」です。成駒家さんの「封印切」に八右衛門でおつき合いなさるのは何度か見たことがありますが、忠兵衛のほうは初めてです。昨日からツィッターを見ていると、本公演で忠兵衛をなさるのは初めてだそうです。どんな忠兵衛になるのか楽しみです。うふっな忠兵衛になるのでしょうか。ただ、梅川がタカタロさんなんです。秀太郎さんのほうがよかったとちょっと失礼なことを書きます。忠兵衛と八右衛門のやりとりは日替わりのアドリブだそうで、がんじろはん、上方言葉とアドリブと大変さが倍ですが、がんばっていただきたいと思います。

 夜の部の「寿曽我対面」は久しぶりに松嶋屋さんが勢揃い、同じ演目に出られます。

 気になっていた料金ですが一等は25,000円、据え置きとなりました。昼の部は孝夫さんの忠兵衛だし、「連獅子」もあるので、がんばって、それこそ“清水の舞台から飛び降りる”つもりで、一等で見ようかと思うのですが、問題は夜の部です。もう三階でいいかなと思ったりして(南座は2階の一番後ろまで一等、二等以下は3階になります)。12月の出演者にもよるんですよね。12月で下界に下りないといけないのであれば、その分、キープしないといけないし。松竹株式会社も出し惜しみせずに一気に発表してくれたら有難かったのですが。ケチ
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今日はここ

2018-07-28 14:27:57 | 観たもの
台風12号が近づいている中、文楽劇場に来ております。切符を買ってあったので仕方ありません。全然ヤル気のないワタクシはしっかり遅刻、今ロビーでモニターを見ています。

来る途中で、南座の顔見世の演目と出演者が発表になっていました。帰宅したらupします。11月しか出てなくて、12月もいっしょに発表してほしいんですけどね。

追記

文楽劇場で豪雨災害の義援金の募金活動を行っていらっしゃいました。技芸員の方がお立ちになると、募金をされる方が増えます。かく言うワタシも甚だ些少な額ですが、させていただきました。
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仁左玉コンビ@中村勘三郎七回忌追善興行

2018-07-28 12:28:11 | 先々の予定
 早いものでもう勘三郎さんの七回忌なんですね。一昨日、その追善興行の製作発表がありました。歌舞伎座と平成中村座で2ヵ月連続で行われるそうです。

 その10月の歌舞伎座に孝夫さんと玉ちゃんがご出演されます。

 歌舞伎座『芸術祭十月大歌舞伎』10月1日~25日
《昼の部》
一、三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場
お嬢吉三…七之助
二、大江山酒呑童子
酒呑童子…勘九郎
三、東山桜荘子 佐倉義民伝
宗吾…松本白鸚
妻おさん…七之助
徳川家綱…勘九郎

《夜の部》
一、宮島のだんまり
(多くの俳優が華を添える予定)
二、義経千本桜 吉野山
忠信…勘九郎
静御前…坂東玉三郎
三、助六曲輪初花桜 三浦屋格子先の場
助六…片岡仁左衛門
揚巻…七之助
白酒売新兵衛…勘九郎
意休…中村歌六
満江…玉三郎

 キャーッ、孝夫さん助六でございますわよ、奥さん。歌舞伎の中の二枚目中の二枚目のお役を、役者の中の二枚目中の二枚目の孝夫さんがお勤めになる、まぁなんと、真っ当な配役、これぞ正しい歌舞伎のあるべき姿でございます。

 ただね、揚巻が玉ちゃんではないんですよね。七之助さんなんです。七之助さん、じゅうぶんお綺麗でいらっしゃるので、全然問題はありません。でもね、孝玉コンビファンとしては、ほんの一瞬、(否、でもずっとかなぁ…)、モヤモヤとしてしまいます。いっそ、助六が勘九郎さんなら、きっと大きな拍手を送ったと思うのですが。玉ちゃんは助六のお母さんです。確か、お母さんにピシッと怒られるんですよね。孝夫さんが玉ちゃんに怒られてシュンとなるのですね。それはそれでなかなかないシチュエーションです。萌え~かもしれません。

 孝玉コンビが「助六・揚巻」を演ってしまうと、中村屋さんの追善というよりは、孝玉コンビ大会になってしまいますからね。こういう配役になるんでしょうね。チト残念ですが。

 孝夫さんの助六、久しぶりです。南座で見て以来です(そのときの揚巻はもちろん玉ちゃん)。この時、初めて歌舞伎の舞台写真を買いました。揚巻が助六を着物の袂で隠している場面です。今度で演じ納めになるような気がしています。「勧進帳」の富樫はこの松竹座で演じ納めだと一昨日の「口上」でおっしゃったそうです。

 ということで、遠征は二泊三日、三夜連続で見ようかと思っています。ただ、昼の部をどうしようかと…。何か“歌舞伎ぢゃない”お芝居を探します。

 追善興行は11月に平成中村座でも行われます。11月は南座で顔見世があるので遠征はしませんが、一応載せておきます。
 平成中村座『十一月大歌舞伎』11月1日~26日
《昼の部》
一、源平布引滝 実盛物語
実盛…勘九郎
二、近江のお兼
お兼…七之助
三、狐狸狐狸ばなし
伊之助…中村扇雀
おきわ…七之助
重善…芝翫
《夜の部》
一、弥栄芝居賑
(一座総出の芝居前。「湿っぽくならずお祭りに。お弟子さんもひっくるめて総出で」と勘九郎)
二、舞鶴五條橋
弁慶…勘九郎
三、仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場
由良之助…芝翫
お軽…七之助
平右衛門…勘九郎
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「女殺油地獄」@読売新聞

2018-07-24 23:38:55 | その他いろいろ(歌舞伎)
 23日付の読売新聞夕刊に松竹座の「女殺油地獄」が取り上げられておりました。片岡仁左衛門監修ということで、孝夫さんがお稽古からおつき合いなさっています。

 
 孝夫さんだけ拡大したのがコレです。素の孝夫さん、今さら言うまでもありませんが、わかっていることですが、断然ステキです。すぐ後ろに松十郎さんが控えていらっしゃいます。いずれ彼もまたこのお役をなさることがあるんでしょうか。“災害”とも言われている今年の猛暑、うふっな孝夫さんで涼んでくださいませ。
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第20回上方花舞台

2018-07-23 23:18:20 | 先々の予定
 少し前からツイッターでも見かけ、先週17日には亀ちゃんと藤間ご宗家の記者会見も行われたので、ご存じの方も多いと思いますが、一応こちらでもご紹介いたします。

 
  

 “上方”とついていますが、ご出演は亀ちゃん、藤間ご宗家、尾上菊之丞さん、尾上右近さん、中村鷹之資さん、中村梅丸さんとどちらかと言えばお江戸の方たちです。ご宗家が「関西の舞踊家にも参加してもらって」とおっしゃっているので、完全なお江戸ではないようです。

 亀ちゃんの「黒塚」が出ます。これは行かねばなりますまい!と思い、会社に有休申請を出しておきました。ただ、切符のことが全くわかりません。主催の21世紀協会と開催場所の文楽劇場で取り扱いがあるようなのですが、どちらのサイトにもまだ何も出ていません。このチラシの画像も天王寺屋さんのサイトからコピペしてきました。

 この「上方花舞台」、ニュースでは5年ぶりの開催と言ってました。玉ちゃんの時以来ってことでしょうか。ただ「上方ホニャララ」っていうのは毎年やってるように思うので、ちょっと違うような気がするのですが。

 秋以降の予定も続々と入ってきますね。南座の「顔見世」の予定もそろそろ発表になるのでしょうか。通常、12月公演だと8月ごろに発表しています。今年は1ヶ月早く11月から始まるので、逆算すれば7月と言うことになります。予定と言うよりは、料金が知りたいのです。各劇場ともじわじわと値上げしているので、顔見世となると3万円超え?戦々恐々としてます。それによって、ワタシも“爪に火をともす”生活をしないといけなくなりますから。
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10月の松竹座

2018-07-22 22:57:57 | 先々の予定
 10月の松竹座の演目と配役が発表されました。10月は「二代目 市川齊入・三代目 市川右團次 襲名披露」と言うことで1年ぐらい前から決まっていました。ただ、いくら襲名が儲かるからって、齊入さんと右團次さんでは「Who?」で、お客が入らんでしょうと思っていたら、松竹株式会社はエビサン・亀ちゃんという当代の人気役者二人を投入してきました。ヤル気出してきました。

 夜の部の「通し狂言 雙生隅田川(ふたごすみだかわ)」は新橋演舞場でも拝見しました。本当によく出来た面白いお芝居だったので、これはぜひ!と思っています。昼の部はもうパスかなぁ…。10月は永楽館歌舞伎にも行かないといけないし、もし歌舞伎座に孝夫さんがお出ましであれば、それもやはり行かないといけません。なかなか忙しくなりそうです。
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今日もここ

2018-07-21 18:52:50 | 観たもの
今週末も松竹座でございます。今日は"定位置"の三階席です。やっぱり遠いですが、そう毎度毎度贅沢はできません。オペラグラスをガシッと握りしめ、孝夫さんをガン見しています。美しい、本当に美しゅうございます。写真入りの番附と舞台写真もget、お家に帰ってからもニタニタします。うふっ
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思うツボ

2018-07-19 01:28:23 | その他いろいろ(歌舞伎)
 
 

 アラサーの女性誌「BAILA」の8月号の付録でございます。「歌舞伎ことはじめBOOK」という両面表紙の冊子、弁慶から始まる「十代目松本幸四郎」特集と義経から始まる「八代目市川染五郎」特集になっています。さらに、金太郎ちゃん(八代目染五郎さんのことね)が絵を描いたチケットホルダーもついてきました。美少年金太郎ちゃんに負けてお買い上げです。集英社の“思うツボ”です。美少年のパパの染ちゃん(十代目幸四郎さんのことね)も十分美しく、美形の親子ですね。

 集英社さんもなぜアラサーの雑誌なんでしょうか。各世代の雑誌に付録としてつけてくだされば、きっと各誌売り上げが上がったと思うんですけどね。雑誌本体のほうはあまり読むところもなかったので、姪にあげます。
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今日も仁左さま

2018-07-16 17:59:34 | 観たもの
松竹座に来ております。今日は花横です。

今、「御浜御殿」が終わりました。こんなに真剣に「御浜御殿」を見たのは初めてかもしれません。孝夫さんの当たり役ですね。姿がいいのはわかりきったことですが、声、台詞がよろしゅうございます。七色の声、ではありませんが、緩急のついた台詞、耳に心地よく「はぁ~~~」とひれ伏しそうになります。一昨日の富樫もそうだったんですが。

次は「口上」です。初日より皆さまのツイッターを拝見していると、何やらとても楽しい口上のようなので、楽しみです。
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今日は仁左さま三昧!

2018-07-14 15:57:15 | 観たもの
本日、松竹座でございます。昼の部は一階4列21番、富樫の孝夫さん真正面のお席でした。舞台に近くなればなるほど感動が大きくなる、の法則?の通り、「勧進帳」感動いたしました。富樫が全てわかった上で関所を通すところ、泣きそうになりました。

今から「御浜御殿」の幕見です。明後日、一階で見るのですが、昼の部の前にチケット売り場に行ったら幕見がまだ残っていたので、これは予習をしろということですね、と思いお買い上げです。今日は昼夜にわたり孝夫さん、幸せな一日です。
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