おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」

2021-10-31 23:00:54 | 観たもの
 国立劇場の「伊勢音頭恋寝刃」でございます。通し上演ということで「相の山」から始まりました。序幕は「相の山」から「二見ヶ浦」まで、二幕がいつもの「油屋」「奥庭」となっており、序幕と二幕の間に休憩が入りました。この休憩が曲者でした。国立劇場も客席やロビーでは飲食禁止なんですが、別にテーブルと椅子を置いた無料休憩所を用意され、そこでお弁当を食べることができました。国立劇場の開演はお昼の12時、その時間までに到着しようとすると結構朝早くに家を出ないといけません。朝食も早くて、劇場に着くころにはかなり空腹を感じておりました。その気分でお弁当を選んでしまい、しっかりめに食べてしまいました。食べた後に「あ、こんなにがっつり食べたら、寝るかも…」と思ったのですが、食べてしまったものは仕方ありません。その予想を裏切ることなく、二幕はかなりまだらな記憶になってしまいました。当たり役の貢の梅玉さんを見ようと思って行ったのに、残念です。

 とりあえず序幕から。万次郎は扇雀さんでした。勝手に何となく理屈っぽいイメージを持っているので、「つっころばし」ってどうかしらと思っていましたが、ちょっと頼りない感じの柔らかい色男でよろしゅうございました。そういうところって藤十郎さんの血なんでしょうかね。

 梅玉さんの貢ですが、序幕で登場した時は、かなりしっかり者で思慮深い人物のように見えました。ワタシの好きな“往年のNHKアナウンサー”のような話し方で、貢さんってこんなに理詰めの人だったっけ?と不思議な感じでした。孝夫さんが10年前に松竹座でやはり通しで上演されていて、当然のことながら貢さんのお役でしたが、「宿屋」の場面はほぼ記憶がないのですが、もう少し家来らしかったような気がするのですが。料理人喜助のお役とごっちゃになっているのかもしれませんが。又五郎さんが神領を支配する長官・藤波左膳のお役でしたが、すごく痩せられて人相が変わっててびっくりしました。「健康的にダイエットされた」そうなんですが、ダイエットしすぎのような気がしました。ちょっと心配です。奴林平は萬太郎さん、ワシャワシャ・ドタドタと舞台と花道を走りまわったはりました。

 かんじんの「油屋」がほぼ全滅状態で、最初の万次郎と莟玉さんのお岸がじゃらじゃらするところと時蔵さんの万野がねちねちと貢をいじめるところぐらいまでは見た覚えがあるのですが、梅枝さんのお紺や歌昇さんのお鹿が、ほぼ意識を失っていました。歌昇さん、人生初の女形だったそうで、悪戦苦闘しながら挑んでるって聞いていたので見たかったのですが。

 次は「奥庭」まで飛びます。7月の松竹座もそうでしたが、女形さんの「伊勢音頭」を踊る場面はカットで、いきなり妖刀「青江下坂」で切って切って切りまくる場面になります。“洗練された歌舞伎の様式美”でございます。梅玉さん、もちろん二枚目なんですが、「やっぱり孝夫さんのほうが上背があるし、カッコいいよなぁ」って思いながら見てしまった失礼な客はワタシです。それまでさんざん寝てて、起きたら「孝夫さん、うふっ」ってどうしようもないヤツですよね。申し訳ございません。

 平日に行ったせいもありますが、お客さんは少なめでした。団体が戻らないと難しいんでしょうかね。

 
 ロビーに展示してあった本物の「葵下坂」です。蛍光灯が反射して見づらいのですが。サントリー美術館で刀剣の展覧会をやってて、半券を持っていけば前売り料金で見られたそうです。
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今日はここ

2021-10-30 17:33:39 | 観たもの
「 錦秋文楽公演」の初日に来ています。特に初日にこだわったわけではなく、11月が結構予定が入ってたので、消去法で今日になりました。第2部が終わって、第3部を待ってます。

義太夫って、どうしてこう心地の良いものなんでしょうね。記憶がまだらになりながら見ております。簑助さんが引退されてから、文楽に対する熱意が失われがちなんですが、文楽って歌舞伎の親元のようなものなので、頑張ります。第3部は「源太勘当」の続きのようなので、以前国立で見た梅玉さんを思い出しながら拝見します。
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12月の歌舞伎座(チラシ更新)

2021-10-29 23:06:44 | 先々の予定
 12月の歌舞伎座のチラシが更新されていました。

 第3部の玉ちゃんの「信濃路紅葉鬼揃」の「鬼女」でわれらが吉太朗クンが出演されます。ってことは、南座の顔見世には出られない(って当たり前ですが)、吉弥さんと離れ離れなんですね。ま、もう20歳を過ぎた若者なので、単独行動でも全然問題はないのですが。吉弥さんがいつも“母親”のように吉太朗クンのことを見守っていらっしゃるので、つい…。でも、吉弥さんも、吉太朗クンが「玉ちゃんブートキャンプ」に参加できることになって、それはそれで楽しみかもしれません。吉弥さんも、玉ちゃんとご共演なさって(たぶん「天守物語」かな?)、お化粧とかお着物とか所作とか細かく丁寧にご指導いただけて勉強になったというようなことを以前おっしゃっていたので。吉太朗クンも学ぶことが多い充実の1か月になりそうです。

 他の鬼女は成駒屋三兄弟と左近さんです。大体よく似たお年頃なんでしょうか。われらが吉太朗クンはすでに頭一つ抜けてると思っているのですが、部屋子なので、御曹司さんたちに比べるとどうしても…。上方歌舞伎贔屓としてはなんとも歯がゆい感じです。ここはひとつ常日頃の実力+玉ちゃんご指導の成果を発揮して、お江戸の皆様を驚かせていただきたいと思っています。

 それにしても、玉ちゃんと成駒屋三兄弟のご共演が続きますね。もれ承るところによると、2月の博多座もどうも同座されるようで…。ここは短期集中で鍛えようとなさっているのでしょうか。鍛え甲斐があるんでしょうかね。ガンバレです。と書きつつ、きっと吉太朗クンのほうがずっと上手!と今から確信しているのですが。
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菊五郎さん、文化勲章受章

2021-10-26 23:32:12 | その他いろいろ(歌舞伎)


 菊五郎さんが文化勲章を受章されました。誠におめでとうございます。歌舞伎役者さんの受賞は藤十郎さん以来でしょうか。

 お江戸の役者さんですよね。いつまでも若々しくて艶っぽくて、孝夫さんとは違う色気を感じます。先日見た「お土砂」で、橘太郎さんが「どんぐりころころ」の替え歌で、最後に「ひーちゃん、銀座で遊びましょ~♪」と歌ってらっしゃいました。ここ、めちゃウケました。っていうか、ここで全て持ってかれました。コロナ前は“銀座で豪遊”されてたんでしょうね。それがとてもお似合いになりますよね。これからもお元気で江戸歌舞伎を見せていただきたいと思います。

 文化功労者には文楽の咲太夫さんが選ばれました。2年前の人間国宝認定からおめでたいことが続きますね。

 それと唐十郎さんも選ばれました。「お上」と「唐さん」って結びつかなくって、ちょっとびっくりしました。米朝師匠の「人間国宝」や「文化勲章」の時に落語がお上に認められるようになった、みたいなことが書かれましたが、それに倣えばアングラ演劇もお上に認められたってことなんでしょうか。唐さんは「昨年から芝居の延期や中止に追い込まれた現状に異風を起こしたい」というコメントを出されたそうです。普通にお芝居が見られる日が早く訪れますように、と祈ります。

 
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花柳章太郎追悼「十月新派特別公演」

2021-10-25 23:15:46 | 観たもの
 新橋演舞場の新派の公演です。昨年2月の「八つ墓村」の途中中止(千穐楽まであと1日か2日だったと思う)から、1年8か月ぶりになります。

 「小梅と一重」と「太夫(こったい)さん」の二本立てです。それぞれ八重子さんと久里子さんが主役をお勤めでした。やっぱりお二人は圧倒的な存在感でした。

 「小梅と一重」は「假名屋小梅」の一場面「芝居茶屋うた島」の場になります。

 あらすじ
今売り出し中の役者・澤村銀之助(喜多村緑郎)は、新橋でも一枚看板で意地が売りものの芸者・假名屋小梅(河合雪之丞)と誰知らぬ者もない良い仲でした。ところが銀之助は近頃、小梅のおかげで家柄の無い自分がここまで漕ぎつけられた恩義を感じていながら、その仕方があまりにも小梅自身の見栄のためと嫌気が差し始め、新富町の芸者・蝶次(瀬戸摩純)の内気さ、地味さに深く心を惹かれる様になっていました。
明治の頃の花柳界では、新橋は一流、新富町は櫓下と呼ばれ二流とされ、その新富町の芸者に男を横取りされた小梅は顔に泥を塗られたと大酒を飲み、半狂乱で銀之助と蝶次を剃刀で追い回します。
その場に居合わせた一中節の師匠の宇治一重(水谷八重子)は、「お前さんは銀之助さんに会って、どうする気なんだ。泣くのかい。謝るのかい。それとも未練で頼むのかい?」と、銀之助の芸に向かう姿の尊さを説くために小梅を諭すのですが…。

 「いかにも新派」って感じのお芝居です。以前はこういのって少し古臭いように思ってましたが、最近好きになってきたというか、馴染んできたというか、安心して見ていられます。新派の役者さん皆さん“適材適所”、全く無理がなくとても自然にお芝居が進みます。上演時間40分ぐらいの短いものですが、じっと見入ってしまいました。一重さんのお役は以前玉ちゃんがお勤めになったことがあるようです。私が見た日から緑郎さんが復帰されました。「家柄も門閥もない売り出し中の歌舞伎役者」という設定で、緑郎さんに重なりますね。復帰初日だからか、まだ少ししんどそうにお見受けしました。どうぞご無理のないように、と思います。新派の大事な二枚目役者さんですから。

 「太夫さん」は昭和30年に花柳章太郎主演で初演されて以来、上演され続けてきた新派の演目です。京都の島原遊郭が舞台で、平成九年から波乃久里子のおえいと藤山直美のきみ子という配役で上演が重ねられています。

 あらすじ
京都島原遊廓で宝永年間から約三百年続く老舗妓楼・宝永楼の女将・おえい(波乃久里子)は、商売柄に似合わぬ無類のお人好しで、御職の深雪太夫始め、全盛から落ちぶれた美吉野太夫、中年増の九重太夫、一番年若の小車太夫たちと共に、島原の伝統を厳守しながら暮らしていました。
昭和23年秋、裏のガス会社でストライキがはじまった朝、気の強い玉袖太夫(春本由香)は登楼客にそそのかされ、太夫たちを扇動して待遇改善の要求書をおえいにつきつけました。そこへひょっくりと現れたおえいの初恋の相手でもあった輪違屋の善助(田村亮)はその要求書を読んで「おやまのストライキは東雲楼だけかと思ったが、京都の宝永楼もストライキや。島原の太夫さんも莫迦にならんな」と、笑っていましたが、女たちに愛情を持って接して来たと自負していたおえいの怒りは収まりません。
その騒ぎの中、安吉と名乗る男が妹のきみ子(藤山直美)を連れてやって来ました。同じ奉公に出すのなら日本の国宝とも言うべき島原で太夫にしたいという考えに感じ入ったおえいは、仲居頭のお初(大津嶺子)の奨めもあり自分に背いた女たちへの面当てにもきみ子を引き取るのですが…。

 見る前は、京都が舞台のお芝居で、久里子さんって関西弁は大丈夫なのかしらとちょっと不安に思っていました。と言いますのも、関西の人間は関西弁のイントネーションに非常にウルサイ。ちょっとでも違うとものすごく引っかかってお芝居に集中できなくなります。想像していたよりはお上手でした。でもところどころ「えっ?」ってなるのですが、そこは芸の力でねじ伏せていらっしゃいました。さすがでございます。付け入るスキを与えません。直美さんと田村亮さんと大津嶺子さんを相手に負けてません。義太夫の素養もおありになるんでしょうね。義太夫は大阪弁なので、義太夫ができれば大阪弁もしゃべれます。弟の勘三郎さんが本当に上手に上方言葉を操っていらっしゃいましたからね。

 こちらも良いお芝居でした。悪い人が出てこなくて、みんなが相手のことを思いやって、Happyendで、泣けました。直美さんがそれほど出番がないのがちと残念でしたが。久里子さんとの掛け合いは、抜群の“間”でした。やっぱり直美さんの「お江戸みやげ」を見たいと、ここでも思ってしまったのですが…。松竹新喜劇にいらっしゃった大津嶺子さんが登場されると、舞台が古き良き上方の空気に変一変します。本当にきれいな上方言葉をお話になります。田村亮さんが久里子さんの元カレで、その昔のことを語り合うお二人の場面はしみじみとステキでした。

 新派の役者さんは皆さん日本語が美して、お着物の所作もきちんとされていて、心地よく舞台を拝見することができます。今回の上京はまずこの「新派ありき」だったのですが、頑張って見に行って良かったです。

 
 
 
 
 
 
 花柳章太郎さんゆかりの展示がありました。
 
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しらたまや

2021-10-23 22:45:24 | 食べたもの
 今回の上京でしらたまやさんにもお伺いしました。お店でいただくのはちょうど1年ぶりです。

 
 “とりあえずビール”からです。志賀高原ビールのインディアンサマーセゾンです。軽め、スッキリ系です。

 
 秘伝豆ときのこのスープ

 
 日本酒です。長野県の黒澤です。

 
 鶏肉すだちジュレ

 
 日本酒です。愛知県の長珍です。日本酒は半合ずつで、両方で1合です。

 
 さんまの糠炊き
 良い糠(十分に発酵させてる?)をお使いだそうで、普通にさんまをお醤油味で炊いたものより奥行きがあるような感じでした。

 
 栗ご飯
 しらたまやさんの炊き込みご飯は月替わりなので、栗ご飯に当たってラッキーでした。一粒だけ大きな栗って、ビジュアルもステキです。

 
 梨

 いつものことながらどのお料理も美味しく、お酒に合います。そして、超絶久しぶりに、歌舞伎好きの他のお客様と思いっきり「あーだ」「こーだ」「ワーワー」言えるのも嬉しかったです。お顔見知りの孝夫さんの熱烈なファンの方とごいっしょになりましたが、先月の「四谷怪談」について「孝夫さんの伊右衛門ってほんと、悪かったよね。」「南北ものでもあそこまで悪いヤツって思うことないのにね。」「玉ちゃんのお岩さんが凄すぎたのよね。」というようなおしゃべりもできました。お席は1席ずつビニールのカーテンで囲まれているようになっているのですが、お話しするときにマスクをし忘れるとすかさず女将さんから「マスク、マスク」ってご注意が入りました。

 来週からは通常営業に戻られるそうで、歌舞伎座の第3部終わりでも伺うことができそうです。来月もまたお邪魔することになりそうです。

《オマケ》
 しらたまやさんで以前いただいた日本酒が美味しかったので、歌舞伎座近くのたつみ清酒堂さんで栃木のお酒「仙禽」を自分のお土産にしました。
 
 お店は「銀の塔」のお隣です。
 
 店先で有料のテイスティングもあります。1杯300円です。
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銀座シェ・トモ

2021-10-21 23:44:28 | 食べたもの
 東京から戻り元気にしております。お芝居のことを書かなくっちゃ!と思いながら(今回は劇場を3つもハシゴしたので)、それができるのを待っていたら次のupがいつになることやら…なので、“銀座でフレンチ”から書いていきます。ようやく禁酒令も解除されたので、アルコール付きのランチでございます。

 以前何度か行ってる銀座POLAビルにある「銀座シェ・トモ」です。

 
 最初のセッティング。おひとりさまだったので、カウンター席でした。ビルの11階にあるのですが、周りのビルも高いので、眺望はイマイチです。

 
 とりあえず生ビールです。サッポロビールのソラチでした。ソラチの生って初めてでした。やっぱりお店の生ビールは美味しいです。

 
 アミューズ「生ウニの貴婦人風」
 こちらの名物だそうです。アメリケーヌソースの下にスクランブルエッグとウニがあります。ウニのイガイガは本物です。「食べられません」と言われました。きっと口に入れるお客さんがいるんでしょうね。って、かく言うワタシも最初見た時「何か食べられるもので作った飾り?後で味見してみよう」とちょっと思ってしまいましたから。

 
 前菜①「ハンガリー産フォアグラと黒ゴマのムースのタルト 自家製生ハムとイチジクを添えて」
 ムースがとても滑らかで口の中で溶けました。タルトなので、台の部分はちょっと甘みがありました。

 
 前菜②「山梨県産無農薬野菜の盛り合わせ」
 単なるボイルではなく、いろいろな味付けがされてました。ただ、本当に“ほんの一口”なので、野菜の美味しさを味わうところまでは行きませんでした。

 
 主菜「真鯛のソテー 小エビのムースを包んだカネロニ仕立て ローストしたじゃがいものスープを注いで」
 お魚は身はふっくら、皮はパリパリで、好きな食感でした。カネロニのほうは、何となくエビのしんじょうみたいな感じでした。洋食のお魚料理ってあまりバリエーションがないのですが(焼くぐらい?)、“頑張ってる”感あって、魚好きには嬉しかったです。

 
 デザート「栗のモンブラン」
 甘いものは何でもOKなので美味しくいただきました。奥に写っているのはポートワインです。実はお魚の前にグラスワインの白をお願いしたのですが、忘れられてしまい、食べ終わった頃に持ってこられたので、申し訳ないけどそちらはキャンセルしました。そうしたら「お詫びです」とこのポートワインが出てきました。「デザートにワイン」っていう組み合わせは聞いたことはありましたが、実際に飲んだのは初めてかも、です。ポートワインもモンブランもどちらも甘いんですが、よく合いました。今度、どこかで気取って注文してみようかしらと思ってしまいました。

 
 コーヒーもあります。
 
 ↑こういうお料理なので、お客さんはほぼ女子、そして満席でした。お値段のことを書くのもナンなんですが、全部で税金・サービス料込みで5300円でした。リーズナブルだと思います。久しぶりに昼間からお酒が飲めて楽しいランチでした。

 《オマケ》
 
 銀座の歩行者天国。雨降りだったのでお客さんは少なめでした。
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帰ります。

2021-10-17 16:54:50 | Tokyo
二泊三日の遠征を終えて帰ります。今日はビールはありません。ランチがフレンチで、その時にビールとワインをいただきましたので、これ以上はいいかなと思いまして。お供は茂助だんごです。

孝夫さんも玉ちゃんもお出ましではありませんでしたが、国立、歌舞伎座、演舞場、歌舞伎座となかなか充実した観劇となりました。久しぶりに新宿伊勢丹としらたまやさんにも寄ることができました。しらたまやさんでは他のお客さんと歌舞伎の感想やアレコレをワーワー言い合うことができました。お席は一人ずつビニールシートで仕切られ、ちゃんとマスクをして、です。

明日からまた仕事です。来月を目指して頑張ります。
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お江戸へGO!

2021-10-15 10:46:17 | Tokyo
 お江戸へ向かっております。家を出る時は、絵に描いたような“秋晴れ”で、これは富士山もバッチリ!と期待しておりましたが、なぜか富士山の周りだけ雲がモクモク湧いており、残念ながら富士山は拝めませんでした。↑一応、写真を載せておきます。何が何やらな写真なんですが。

 今日はまず国立劇場からです。梅玉さんの貢が非常に評判が良く楽しみです。その後、歌舞伎座第3部です。


↑デジカメで撮った方が、まだシルエットがわかります。

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「教養として学んでおきたい歌舞伎」

2021-10-11 23:21:54 | 読んだもの
 葛西聖司さんの「教養として学んでおきたい歌舞伎」を読みました。

 内容紹介です。
本書は、日本の伝統芸能「歌舞伎」の魅力が詰まった一冊です。
歌舞伎座に代表される劇場の魅力から、歌舞伎の代表的な演目、著者おすすめの演目の見方、驚きの仕掛けや名セリフの数々、そしてなんといっても役者の魅力について紹介します。
コロナ禍の影響で変わる歌舞伎の興行形態にも触れつつ、令和時代の歌舞伎について、伝統芸能解説の第一人者が語りつくします。

 葛西さんの肩書は「古典芸能解説者」です。何となくまだNHKアナウンサーのイメージが強いのですが。そういえば、山川静夫さんの肩書は「エッセイスト」ですね。Eテレの「にっぽんの芸能」にゲストでご出演の際はそう紹介されています。山川さん、司会が高橋英樹さんになってからはいつも“ノリノリ”でお話しですよね。話が通じる人が出てきてとても嬉しそうです。

 あ、話がそれました。葛西さんです。葛西さんも学生時代から歌舞伎に通い詰めてたそうです。NHKのアナウンサーはまず地方勤務から始まり、葛西さんも東京の歌舞伎座へは年に1~2回しか通えない地方勤務が10年ぐらい続き、その後東京に戻り念願の「劇場中継」の担当になったそうです。そういう方が中継してくださっていたら観てる側も何となくワクワクします。“棒読み”は勘弁してほしいです。

 本の内容ですが、実際の演目を紹介しながら、「基本のキ」を解説されています。出てくる演目は「七段目」「寺子屋」「すし屋」「曽根崎心中」「馬盥」「引窓」「夏祭」「桜姫東文章」「金閣寺」「弁天小僧」「天竺徳兵衛韓噺」「お染の七役」「四の切」「京鹿子娘道成寺」「怪談乳房榎」「新口村」です。「桜姫」を取り上げてるって、“今年”って感じですよね。葛西さんも孝玉コンビの「桜姫」に「うふっ」となったクチなのかしらと勝手にシンパシーを感じています。

 ストーリーだけでなく早替わりや宙乗り、引き抜きについての解説もあって、何回も見ているけれど「あぁ、そうなってたんですね」と納得しました。「道成寺」の引き抜きは、後見だけでなく、踊っている役者さんも胸元の糸を抜きながら踊っているそうです。今度、それ見てみたいと思いました。

 「名セリフと名曲を味わう」という章もあり、そちらで「勧進帳」や「道成寺」「藤娘」の歌詞の解説をしてくださっています。1月の玉ちゃんの「藤娘」はちゃんと予習しておきたいと思います。

 タイトルが「教養として~」となっていたので、もっと入門書のようなものを想像していましたが、かなり奥が深かったです。読むところがいっぱいある本でした。気楽に、どのページからでも読めるのも魅力です。実際の舞台を見たくなります。孝玉コンビの「寺子屋」を見たいと、なぜか思ってしまいました。きっとまた上演されますよね。楽しみに待ちたいと思います。
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