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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

53?

2016-12-31 17:51:53 | その他いろいろ
 大晦日恒例の「今年のお芝居」でございます。とりあえず「今月のお芝居」で拾っていくと53本になりましたが、2回見たり、1日の時点で決まってなくて急に見たりしたこともあったので、よくわかりません。とりあえず、週末はほぼどこかの劇場におりました。歌舞伎が中心なので、25日を過ぎると見るものがなくなり、第4週目の週末はフリーってことが多く、気分的にちょっとホッとしたことも幾度となくありました。ホッとしている自分に、じゃあそんなに詰めて行かなくてもいいんちゃうん?とちょっと突っ込んでしまいました。

 圧倒的に歌舞伎です。東京へも今年は8回遠征しました(ということで↑写真は銀座和光の時計台にしてみました)。いちばんよく行った劇場も東京の歌舞伎座です。これだけ通ってもまだAway感はありますね。歌舞伎の本丸ですからね。行く度にごはんやおやつが増えていて、それも感動です。

 年末に番附(筋書)を整理していたら、松竹座の番附も結構ありましたが、歌舞伎は1月と3月、7月だけでした。南座は耐震補強工事のため平成30年8月末まで閉館、顔見世は先斗町歌舞練場でした。関西ではあとは永楽館歌舞伎、春秋座の亀ちゃんの巡業、文楽劇場の「上方歌舞伎会」、あべのハルカスの「晴の会」と、かなりさびしい状況です。

 純粋に歌舞伎じゃないお芝居は1月の風間杜夫さんと平田満さんの「熱海殺人事件」と6月の宝塚だけです。新派とか藤山直美さんって、何となく歌舞伎の親戚みたいな感じだし、現代劇って言っても亀ちゃんや七之助さんがご出演されているとどうしてもそちらに引っ張られます。

 藤間ご宗家の勘十郎さんの会っていうのにも行きました。すべて素踊りで、衣装を着けているときよりもグングンこっちに迫っているような感じがしました。結構好きかも、って思いました。明治大学の講演会で、玉ちゃんが「京鹿子娘道成寺」を素踊りで、なんてことを学長先生がリクエストなさったとか、実現すれば、東京行きます!

 文楽、落語、狂言も行きました。完全に古典芸能にシフトしています。文楽は意識を失うことがたびたびで、「私って、文楽に行ったらあかんのやろか」と真剣に思うこともたびたびで、それでも次に行くと一応見るので、気を取り直して懲りずに次も行く、なんか、それの繰り返しです。それでも、義太夫を聴くと何か落ち着くというか、「帰ってきた」感があるので、これからも顰蹙を買いつつ通いたいと思います。

 落語はすずめさん(三林京子さん)の会で「七段目」を聞きましたが、以前よりも落語の中に登場する台詞が「あ、あれですね!」とピンと来るのが多くなっていて、歌舞伎に通っているおかげだわと勝手に自画自賛しておりました。そうそうそのときにすずめさんが「たちぎれ」をなさったのですが、米朝師匠が生前すずめさんに「『たちぎれ』やったら」とオススメになっていたそうで、オススメになっただけあってとてもよろしゅうございました。特に、芸者さんの台詞が哀しくて切なくて、女優さんならではだと思いました(「雀林遊会」の感想が書けなかったので一応書いておきます)

 昨年から続いているのですが、見に行っても感想文が書けていないのが多々ございます。仕事が急に忙しくなってるせいもあるのですが。この忙しさ、来年も続きそうで、東京遠征の日程が立てにくくなっています。

 書けてなくて残念に思っているのはは9月の「吉野川」です。玉ちゃんと吉右衛門さん、染ちゃんと菊ちゃんというほぼ最高の組み合わせ(スミマセン、玉ちゃんと孝夫さんではないからです)で、それを拝見できたのは幸運でした。一階の前から二列目のど真ん中という超良席で、妹山背山の両側から圧倒されました。そのお席、その後の「元禄花見踊」では、まん前で玉ちゃんが踊ってくださいました。9月の歌舞伎座は「吉野川」ことで頭がいっぱいで、あまり舞踊のほうまで気が行ってなかったので、ほんと“僥倖”って感じでした。

 孝夫さんは3月、4月、7月、11月、12月でした。孝夫さんは「よくもこれだけ」っていうくらい役柄のふり幅が大きくて、またそれのどれもこれもが素晴らしくお上手で、歌舞伎界の演技上手いナンバーワンでございます(吉右衛門さんを振り切りました)。東吉、一條大蔵卿、切られ与三、綱豊、伊左衛門、思い出しただけでもニマニマとふやけてきます。客席のご婦人方、孝夫さんが登場すると前傾姿勢、オペラグラスと見事に皆さん同じ体勢になります。だって、かっこいいんですもの…。

 本当に今年も行きまくりました。ひとつも落とすことなく、地元も遠征も無事にこなせて、感謝です。フラフラヘロヘロになりながらも芝居に行き、仕事もできる丈夫な身体に生んでくれた両親に感謝です。拙ブログを読んでくださった皆様、コメントをお寄せくださった皆様、劇場でお会いした皆様、有難うございました。新しい年もよろしくお願いいたします。
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十二月大歌舞伎

2016-12-31 16:26:07 | 観たもの
 大晦日になって「クリスマスツリー」の写真↑っていうのもいかがなものかと思いましたが、12月の歌舞伎座の写真が案外撮ってなくてこれにしました。

 歌舞伎座の第1部がさんと松也さんの「あらしのよるに」でした。昨年9月に京都の南座で初演、最初は客の入りももひとつでしたが、SNSを中心に評判が拡散され、後半はほぼ満席、もう一度行きたいと思っても切符が取れませんでした。それだけ好評だったので、終わった時から“東京で再演”のウワサはあり、明治座?あるいは新橋演舞場?と思っていたら、いきなり“本丸”の歌舞伎座での再演と聞き、ちょっとびっくりしました。染ちゃんの「アテルイ」も亀ちゃんの「ワンピース」も新橋演舞場ですからね。獅童さん・松也さん主演で歌舞伎座ってすごいことだと思いました。葛西聖司さんの「僕らの歌舞伎」によれば、玉ちゃん、獅童さん、松也さんにずいぶんと目をかけられているようなので、玉ちゃんの後押しがあったのかと勝手に想像たくましくしております。

 その「あらしのよるに」ですが、初演時の狼のギロが月之助さん(現・喜多村緑郎さん)から中車さんに、ばりばりばりぃが千壽さんから猿弥さんに変わりました。千壽さん・千次郎さん・松十郎さんの「晴の会トリオ」が非常によかったので、千壽さんだけ抜けるってちょっと残念でしたが、上方の役者さんが12月に京都に出ないって、やっぱりナンなのかもしれないので、千次郎さんと松十郎さんを歌舞伎座へ出してくださった我當さんと孝夫さんの英断がすごかったのかなぁと思ったりもします。

 獅童さんのガブ、松也さんのメイ、前回からさらにパワーアップ、二人(二匹?)の友情には泣かされました。客席のあちこちからグスングスン言ってるのが聞こえました。中車さん、二枚目でかっこいい月之助さんの後ってどうかしら?と思っていましたが、藍隈を取っての敵役、なかなかお似合いでした。台詞も新作というよりは古典のような言い回しで、歌舞伎の台詞にもずいぶんと慣れてこられたのかしらとふと思いました。1月は演舞場で「がっつり古典」ですが、あの「楼門五山桐」のさんざんな五右衛門からどれだけ成長されたか楽しみです。

 ばりばりばりぃも猿弥さんがもともと面白い人(スミマセン、超ざっくりした言い方で)なので、お笑い担当はお手の物、違和感なく拝見できました。千次郎さんと松十郎さんが歌舞伎座の舞台で大活躍、台詞も出番も多くて、ちょっとうるっときました。ただ、SNSとかを見ていると「なぜ関西弁の狼?」とか「関西弁の人がまぎれてる」とか異議?を唱える人が結構いらっしゃって、上方歌舞伎贔屓としてはムッとしました。初演からギロの手下は「晴の会」トリオなんですから。

 今回も非常に評判が高かったようで、演出を担当された藤間のご宗家勘十郎さんがツイッターで「再演が…、あるとか…、ないとか…」と呟いていらっしゃったので、またどこか(博多座?松竹座?)でかかるのかもしれません。

 第2部は「吹雪峠」と「寺子屋」でした。「吹雪峠」は密室での心理劇、中車さんがご出演となれば大いに期待していたのですが、舞台が暗くて動きも少なく、完全に寝落ちしてしまい、気がついたら中車さんが去るところでした。仕方ないので、遠征は1部の「あらよる」を見て帰阪する予定でしたが、「あらよる」が終わってからもう一回幕見しました。ちゃんと起きてたけど、うーーーん、よーわからん芝居でした。別に見なくてもよかったかしらとちらっと思ってしまいました。中車さん、歌舞伎のほうがいいです。
 
 「寺子屋」は勘九郎さんの松王丸と七之助さんの千代という組み合わせです。「寺子屋」は2年前に孝夫さんの松王丸、玉ちゃんの千代という現世最高峰の組み合わせを見てしまったので、それ以来、どなたの「寺子屋」を見ても、「あぁ…」って感じで見る前から投げてる状態です。ところどころ意識を失いながらの観劇となりました。勘九郎さん、スミマセン。あなたに罪はないのだけれど…。

 第3部は「二人椀久」と「京鹿子娘五人道成寺」です。これは一階と三階と2回見ました。12月の遠征はもともと18日(日)~19日(月)の1泊2日の予定でしたが、18日に浜松で不発弾処理があって新幹線が遅れるということで、急遽17日から行くことにし、17日の3部を見ることにしました。一応、3Bで取ったのですが、せっかくの「京鹿子娘道成寺」、玉ちゃんは一人ではもう踊りませんと宣言なさっている演目、1階で見たいなぁと戻りチケットをチェックしていたら、1週間ぐらい前に1階の4列目34番という席が戻り、それをgetしました。当日だと24番とか25番とかも戻っていたそうです。

 「二人椀久」は舞台が暗くなるのでイケマセン。それとお相手が勘九郎さんだと思うとイケマセン。桔梗さんのお座敷で見所、聞き所を予習していたので、とりあえずそれの確認だけでもせねば!と思いつつ、ふーっと意識が遠のくこともあって、失礼な客です。玉ちゃんがお綺麗!という、当たり前すぎることは確認しました。本当に品のある美しさです。

 「京鹿子五人娘道成寺」は舞台が明るくて、いろいろな人がとっかえひっかえ登場するので、いやぁ~、ほんと楽しい舞台でした。所化に千次郎さんと松十郎さんがいらっしゃるというのも上方歌舞伎贔屓は嬉しかったです。

 「五人」で均等に分担して踊るのかと思っていたら、肝心なところは玉ちゃんがご登場で、いきなり金冠をかぶった玉ちゃんを拝見できて、いきなりテンションMAXになりました。見る前からわかっていたとは言え、五人ったって、圧倒的な存在感です。他4名をけ蹴散らしていらっしゃいました。もちろん、玉ちゃんはそんな下品なことは思っていらっしゃらないと思います。将来、歌舞伎座の舞台で一人で「京鹿子娘道成寺」を踊るであろう人たちにご自身がお持ちの舞踊の技術や役の性根など全てを伝えようとなさったお舞台だと思います。見ているこちらも息を継ぐのも瞬きするのも憚られるような渾身のお舞台でした。

 七之助さん、ずっと玉ちゃんのご指導を受けていらっしゃるせいか、お化粧も身のこなしも美しくよろしゅうございました。勘九郎さんはやっぱりまだ「加役」って感じです。梅枝さんも安定しています。児太郎さんも見るたびに良くなっています。何年か前に福助さんがまだお元気の時に松竹座で拝見しましたが、本当に下手くそで酷かったので、それから思うと格段の進歩です。葛西さんの「僕らの歌舞伎」の中で、お父様が病気で倒れられてそれから覚悟が出来た、みたいなことをおっしゃっていました。たぶん、何もなくそのまま福助を襲名されたらそのままだったんでしょうね。ご本人のヤル気と玉ちゃんのご指導の賜物かと。将来の歌右衛門ですからね。

 そういう五人に圧倒されつつ、ワタシの個人的なツボは後見さんです。4列目にいると、引き抜きの時の糸を抜く音まで聞こえてきて、「はぁ、いよいよ!」と思うと、ワクワクドキドキしておりました。最後の五人の引き抜きの時は、後見さんがそれぞれのお家の裃をつけて出てこられ、舞台上ちょっと混雑していましたが、後見さんの動きって好きなので、それも堪能させていただきました。

 
 
 
 3日通ったのですが、いつでも撮れると思って昼間の歌舞伎座の写真がゼロでした。

 
 メゾンカイザーのパン

 
 
 歌舞伎座のおやつ。これにたい焼きもあります。歌舞伎座にいると、ごはんよりもおやつでお腹を満たしているようなかんじです。あ、写真はないのですが、17日の日に、銀座三越でおむすびを買って行ったのですが、それの「煮卵のおむすび」っていうのがめちゃくちゃ美味しかったです。1月もどこかで買いたいと思います。
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當る酉年吉例顔見世興行東西合同歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露

2016-12-30 23:50:10 | 観たもの
 バタバタとしていてなかなか更新できませんでした。とりあえず今月見た歌舞伎公演だけでもUPしたいと思います。まず京都の顔見世です。↑一応、南座に「まねき」はあがっています。いつもはもっと所狭しと並んでいますが、今年は出演者も省エネモードで少なくて、なんだか“スカスカ”感は否めません。ちょっとさびしい顔見世でした。

 先斗町歌舞練場の座席数が南座の半分くらいしかないということで、より観劇の機会を増やすために三部制になりました。10日(土)に第1部と第2部を、23日(金)に第3部を見ました。いずれも三等席です。一等でも16500円なので、「吉田屋」だけでも前方で見たほうがよかったかしらとちらっと思いましたが、12月と1月は歌舞伎に行きまくり、たった2ヶ月で早や30年度の松竹歌舞伎会は特別会員の資格が出来たくらい切符を買っているので、節約です。以前も書きましたが三等でも2階の最後列、南座ならばまだ一等席ですから…。

 第1部は愛之助さん・亀鶴さん・吉弥さん・友右衛門さんの「実盛物語」と藤十郎さん・がんじろはん・雀右衛門さんの「道行旅路の嫁入」でした。

 「実盛物語」は愛之助さんが叔父様の孝夫さんから直々にご指導を受けられました。それを聞いたとき、ちゃんと孝夫さんともつながっているんだ!となぜかちょっとほっとしました。孝夫さんっぽかったような気がしました(スミマセン、詳しいことがわからないので)。颯爽とした生締の武将のお役、似合っていらっしゃいました。訳のわからないミュージカルなんて演らなくていいから、もっと古典歌舞伎に出ていただきたいです。義太夫もお出来になるんですから。

 百姓の九郎助夫婦が松之助さんと扇之丞さん、甥の仁惣太が仁三郎さん、庄屋が當十郎さんと上方歌舞伎の役者さんばかりで、ワタシはいつもの役者さんで安心して見られるのでいいのですが、“東西合同歌舞伎”は何処へ?と思う人もいらっしゃるのではと思ってしまいました。

 「道行旅路の嫁入」は雀右衛門さんの襲名披露狂言で、途中で「口上」が入りました。藤十郎さんがご披露なさるんですが、最近の藤十郎さんの口上っていつも紙をご覧になりながらおっしゃっているので、「あらぁ、大丈夫かしら…」と思っておりましたが、全然つかえることなくすらすらとおっしゃっいました。ちゃんと暗記されているんですね。スミマセン、御見それいたしました。

 第2部はがんじろはん・タカタロさん・愛之助さんの「車引」、孝夫さん・雀右衛門さん・秀太郎さん・彌十郎さんの「吉田屋」とエビサンの「三升曲輪傘売」の三本です。第2部がいちばん人気があったようで、早々に売り切れていました。「車引」は先日のNHKの中継でも少し流れましたが、昭和55年の河内屋初演型だそうで、出会いはよく見る朱塗りの神社ではなく野遠見で、衣装も松王丸が浅黄色でした。なかなか出ない型だと聞きました。京都でやるから上方式でってことになったんでしょうか。

 孝夫さんの「吉田屋」はもうテッパン、何も言うことはございません。秀太郎さんとのイキもぴったりで、「こうくるんでしょ」とわかっているけど楽しいやり取りです。ここでも劇中口上がありました。雀右衛門さん、あの太夫の重い鬘をつけたままでの口上、ずっと下を向いていないといけなくて、大変やろうなぁと思いながら拝見しておりました。

 エビサンの「傘売」は新作のようで、10分くらいの演しものでした。踊りというよりもマジックを見ているようでした。確かに「華」はあります。出てくるだけでパァーッと明るくなります。新造のお役で千壽さんと折乃助さんがご出演でした。お二人ともおきれいでよろしゅうございました。

 第3部は孝夫さん・タカタロさん・吉弥さん・彌十郎さんの「引窓」と雀右衛門さん・エビサンの「京鹿子娘道成寺」でした。

 「引窓」の孝夫さんは武士でありながら町人、その切り替わりがやはりお上手、お手本のような十次兵衛でした。吉弥さんがお幸って、ちょっとお気の毒なような気がしました。まだまだお早でも十分通用するのに…。

 「京鹿子娘道成寺」の上演記録を見ると、雀右衛門さん今回が初めてだったようです。女形の大役で、松竹株式会社や諸先輩方のお許しがないと出来ない演目だと聞いたことがあります。可愛らしい白拍子花子ですが、残念ながら「華」がね、あまり感じられないんですよね。今回は押戻しが出てくる演出でしたが、押戻しのエビサンに全部持ってかれたような感じでした。先日もちょっと書いたけれど、この前の週に歌舞伎座で「五人娘道成寺」を見たばかりだったので、それと比べてしまうからよけいだと思います。スミマセン、雀右衛門さん。

 京都の顔見世もそんなに回数を行ってるわけではありませんが、ワタシ史上、いちばん身体が楽な顔見世でした。3部制と言いながら、ひとつひとつが短くてコンパクトなので、あっという間に終わってました。これなら1部から3部まで通しで見ても大丈夫だったかもしれません。先斗町歌舞練場、思っていたよりはずっと見やすくて、何より舞台が近いのがいいです。でも、今年限りなんですよね。ちょっと残念です。

 
 
 
 
 
 
 先斗町歌舞練場です。一階席は終演してから撮りに行きました。ほんと、近いですね。

 
 
 第1部は先斗町の舞妓ちゃんがお出迎えしてくれます。写真も撮らせていただけました。「まねき」の簪、わかります?
 
 
 
 
 竹馬も置くスペースがないので、壁飾りのようになっていました。

 
 第1部のごはん、花萬の助六寿司です。
 
  
 第2部のおやつ、仙太郎のあぶり餅と最中です。
 
 第3部のごはん、ひさご寿司です。ひさご寿司のお寿司を食べると「あぁ、顔見世」って思えてきます。
 
 第3部の前のおやつ、三条通の抹茶専門店でパフェです。タカタロさんと愛之助さんがブログで宣伝されていたお店です。顔見世のチケットを見せると10%OFFになりました。
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千穐楽おめでとうございます

2016-12-25 20:50:16 | その他いろいろ(歌舞伎)
本日、先斗町歌舞練場での顔見世興行、千穐楽でございます。おめでとうございます。

で、今夜のNHKEテレの「古典芸能への招待」は早速顔見世の録画中継です。太っ腹な松竹株式会社でございます。孝夫さんのへなちょこ若旦那がご覧になれますよ。秀太郎さんのお気に召す中継ならいのですが…。

がんじろはん、タカタロさん、愛之助さんの珍しい演出の「車引」もあります。お元気な藤十郎さんも拝めます。ぜひご覧くださいませ。

↑写真は京都駅ビルのクリスマスツリーです。
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23(ニザ)の日は仁左さま

2016-12-23 20:50:01 | 観たもの
本日は23日、仁左さまの日です。別にねらっていたわけではなく、たまたまなんですが、京都の顔見世にまいりました。「引窓」でございます。やっぱり、声がいいですね。緩急、高低自在のあのお声、ステキです。

そのあとは雀右衛門さんの「娘道成寺」でしたが、両隣のお客さん、お帰りでした。まあ、その気持ち、わからないではありませんが、貧乏性のワタシは一応おりました。「先週の歌舞伎座の『五人道成寺』は楽しかったよなぁ」とひそかに思っていた失礼な客でしたけどね。

 【追記】
 
 来年の「かぶき手帖」の表紙は孝夫さんで~す。うふっ
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銀座満喫!

2016-12-21 23:24:05 | Tokyo
 最近は上京しても歌舞伎座にこもりっきりでなかなか銀ブラまではできていませんでしたが、今回は久しぶりに少し歩くことができました。

 
 
 
  
 「銀座ヒカリミチ」ということであちこちでキラキラしていました。

 
 ブルガリのビル(右側は銀座松屋のルイ・ヴィトン)

 
 シャネルのビル

 
 銀座東急プラザの屋上からです。

 
 銀座森ビル(銀座ヒルズ?)がだいぶ出来上がっていました(写真奥の建物)

 
 伊東屋さんです。これまで毎年「Diary Japan」というDiaryをプレゼントしていたのですが、今年廃盤になってしまい、その代わりとなるDiaryがないものかと探しに行きました。店員さんはさすがにプロ、「Diary Japan」のこともよくご存じで、木版画(浮世絵)のDiaryを勧めてくださったので、それを買ってみました。

 
 
 
 
 
 
 銀座東急プラザの中にある京都の下鴨茶寮がやってる「日本酒バルのまえ」です。歌舞伎座の三部が終わってから行きました。良かったけれど、店員さんがイマイチでした。日本酒を頼む時に「オススメは?」って聞いたら、「そうですねぇ」と言ったきりでノーリアクションでした。おそらくアルバイトなんでしょうけど、一応、お店には日本酒ソムリエ(利き酒師?)のような人がいるようなので、その人につなぐことぐらいしてもいいのに、ってちょっと思いました。プロではありませんね。

 
 
 ピエール・マルコリーニでチョコパをいただきました。さすがのお値段でしたが、一度「話のタネ」にと思いまして…。美味しいけれど、リピートはないかも。

 
 せっかくなので、ピエール・マルコリーニの焼き菓子を買ってみました。

 
 銀座和光のティーサロンです。やっぱりここが落ち着きます。モンブランをいただきましたが、下のスポンジの部分、キャラメルでちょっと焦がした感じで、めっちゃ美味しかったです。銀座和光のショーウインドウもステキだったのですが、こちら、人通りが多い間は撮影しづらかったので、銀座東急プラザの帰り、人が少なくなってから撮ろうとしたら、シャッターが下りていて撮れませんでした。「銀座和光のケチ」とちょっと下品な呟きをしてしまいました。
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遠征おわり

2016-12-19 19:20:40 | 観たもの
今年最後の東京遠征が終わります。2泊すると、少し余裕がでるかなと思いきや、根が貧乏性なので、あれやこれやと欲張ってしまい、最後はバタバタでした。もっと早い新幹線に乗るつもりが、結局6時半になりました(窓際をきぼうしたせいもあるのですが)。

今日は「あらしのよるに」を見ましたが、南座初演の舞台が歌舞伎座で見ることができ、幕が開いただけでちょっとウルっとしてしまいました。千壽さんがご出演でないのは残念でしたが、松十郎さんと千次郎さんが結構な存在感を発揮していて、上方歌舞伎ファン、松嶋屋贔屓としては、本当に嬉しくて誇らしく思いました。まだご覧になっていない方、ぜひご覧くださいませ。


新幹線のお弁当は亀戸升本、おやつは深川伊勢屋のお団子です。
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今日はここ

2016-12-18 11:52:12 | Tokyo
今日は歌舞伎座は第2部からなので、午前中は山種美術館にまいりました。竹内栖鳳の猫ちゃんを久しぶりに拝見できました。ほんと「かわゆし」でした。ワタシのツボの絵が多くて、テンション上がりました。


展覧会場で唯一撮影可だった松園さんの絵です。ただ、山種美術館の今年のカレンダーの今月の絵がこの絵で、毎日会社で見ているので、もひとつ有り難みが少ないと言いましょうか…。でも、一応撮ってきましたが。


ちなみに昨日は三井記念美術館に行ってきました。国立劇場開場50周年記念の展覧会が開催されていました。歌舞伎・文楽はなんとなく馴染みがありますが、お能や雅楽、沖縄の芸能となると全く不案内で、「ふ〜ん」って感じでした。でも、三井記念美術館は初めてだったのでちょっとワクワクしました。エレベーターとかエントランスとか、かなり重厚な雰囲気で、THE MITSUI!って感じでした。
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富士山!

2016-12-17 12:39:48 | Tokyo
お江戸へ向かっております。今日は富士山がとても美しく見えました。車掌さんも「進行方向向かって左側に富士山がご覧になれます。」とわざわざアナウンスしてくれたぐらいくっきりはっきり、文字通り「絵に描いたような」富士山でございました。幸先いい?

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伊左衛門@読売新聞

2016-12-15 23:24:38 | その他いろいろ(歌舞伎)
 先日、ふぅさまがコメントしてくださった読売新聞の孝夫さんの記事でございます。伊左衛門の写真が3枚も! 読売新聞はエエ新聞です。

 孝夫さんが登場されただけで、客席がとろけていくんです。劇場全体の空気が「にたぁ~」「ふにゃぁ~」となっていくんです。天下一品の伊左衛門でございました。これでお隣が玉ちゃんなら完璧なんですけどね。雀右衛門さんもお可愛らしいんですけどね、もひとつ“華”がなくて、ちょっと遠慮がちに寄り添っていらっしゃいました。
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