大阪の松竹座が、建物諸設備の老朽化のため、2026年5月公演をもって終了し、閉館することになりました。まだ建ってから30年弱だそうで、建物そのものよりも、設備関係を更新するお金がないんでしょうね。それはここ何年か感じていました。客席の床の絨毯はボロボロ、椅子の布も擦り切れ、壁は雨漏りの跡が残っているし、7月に行った時は客席の中のデジタル時計(休憩時間を表示してあるヤツです)が故障していて紙が貼ってありました。「歌舞伎座も南座もきれいになったから今度は松竹座もきれいにしてあげて」ってずっと思っていましたが…。
松竹株式会社もコロナで大打撃を受けましたからね。「興行」の方はまだまだ赤字が続いているんでしょうか。「不動産業」で何とか持ってるって聞いたことがあります。東京の歌舞伎座を建て替えている間に歌舞伎役者さんが何名もお亡くなりになり、歌舞伎座タワーが建ち上がった時は“お墓”とか陰口を叩かれていたようですが、それが歌舞伎の興行を助けているんですよね。皮肉というか、先見の明があったというか…。
今後はまだ未定だそうで、松竹株式会社に建て替えるだけの資力はないような気がするので、土地ごと売っ払ってしまうんでしょうか。大阪ミナミの一等地ですから。
歌舞伎公演はどうなるんでしょうか。松竹直営劇場ながら、歌舞伎って1年のうち、3回?4回?ぐらいしかないとは言え、お正月の玉ちゃん
のお年玉公演や7月の孝夫さん
の夏歌舞伎はどうなるんでしょうか。松竹株式会社は場所を変えて頑張ると言ってますが、本花道がある劇場ってめったにないし、このまま先細りになっていくのかなぁ…。集客面でも厳しいんでしょうね。もちろん歌舞伎好き、お芝居好きなお客さんもいらっしゃいますが、招待券とかで来られているお客さんも多くて、客席でしゃべる人も多くて、松竹座の1階席って何か苦手なんですよね。“文化果つる地・大阪”の所以なんでしょう。
上方歌舞伎の本拠地と言われ、上方歌舞伎塾もここ松竹座で開塾してたんですよね。秀太郎さんもお空の上で悲しんでいらっしゃるのではないでしょうか。

松竹株式会社もコロナで大打撃を受けましたからね。「興行」の方はまだまだ赤字が続いているんでしょうか。「不動産業」で何とか持ってるって聞いたことがあります。東京の歌舞伎座を建て替えている間に歌舞伎役者さんが何名もお亡くなりになり、歌舞伎座タワーが建ち上がった時は“お墓”とか陰口を叩かれていたようですが、それが歌舞伎の興行を助けているんですよね。皮肉というか、先見の明があったというか…。
今後はまだ未定だそうで、松竹株式会社に建て替えるだけの資力はないような気がするので、土地ごと売っ払ってしまうんでしょうか。大阪ミナミの一等地ですから。
歌舞伎公演はどうなるんでしょうか。松竹直営劇場ながら、歌舞伎って1年のうち、3回?4回?ぐらいしかないとは言え、お正月の玉ちゃん


上方歌舞伎の本拠地と言われ、上方歌舞伎塾もここ松竹座で開塾してたんですよね。秀太郎さんもお空の上で悲しんでいらっしゃるのではないでしょうか。

