おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

河内厚郎のおもしろ歌舞伎塾

2012-08-31 23:56:31 | その他いろいろ(歌舞伎)
 サンケイリビングのリビングカルチャー倶楽部「河内厚郎のおもしろ歌舞伎塾『盛り上がる勘九郎襲名披露』」を聴講してまいりました。案内には「中村勘太郎改メ六代目中村勘九郎の襲名披露。坂東玉三郎ら多彩な俳優陣が出演する、昼夜の演目の見どころをわかりやすく解説します。」とあったので、9月の松竹座を見る前に勉強しよう!と勢い込んで行きましたが、想像していたのとはちょっと違っていました。

 行ってみると机の上に資料が何枚かおいてありましたが、九月大歌舞伎についてはチラシの裏の【解説と見どころ】がコピーしてあるだけで、襲名なので系図もコピーしてありましたが「いつのん?」ってくらい前のもので、当代の勘三郎さんがまだ勘九郎となっていました。あとは新聞記事のコピーが3枚。これらを見て何となく???になりつつ、河内先生の登場を待ちました。

 河内厚郎先生のプロフィールはこちら

 関西の文化(芸能)に非常に造詣の深い方で、新聞でもよくコメントが載っています。この日(29日)も昼間はYTVの「ミヤネ屋」に出演され、染五郎さんの事件について解説してこられたそうです。それを終えて走ってこられたそうで、そのせいか、あるいはもともとそういう性格なのか、系統立ててお話されることはなく、あちこち・いろいろ話が飛びます。ご自分でも、最後に「いつもミーハー話ばっかりで」っておっしゃっていたので、バラエティに富んだ内容がこの講座のウリなんでしょう。

 でも、それだと、ブログに書けないんですよね。とりあえず、私もお聞きした内容をアトランダムに書いていきます。

 なぜかいきなり「瞼の母」からです。新国劇のほうで有名なお芝居です。歌舞伎の演目って、新派や新国劇、松竹新喜劇からずいぶんと取り入れているそうです。

 ここで、歌舞伎・新派・新国劇・松竹新喜劇の関係の説明がありました。明治時代、歌舞伎は「旧派」と言われ、それに対抗して「新派」「新国劇」「松竹新喜劇」ができ(吉本新喜劇は全く別物)、さらに新劇や小劇場が登場して、「新派」「新国劇」「松竹新喜劇」は中間的な存在になってしまい、間に挟まれて地盤沈下が激しく、「新国劇」は解散、「新派」「松竹新喜劇」ともに集客に苦しんでいる状況です。一方、旧派の歌舞伎ですが、非常に元気です。スター役者は次から次へと表れるし、半年に一度くらいの割合でスキャンダルが勃発、ワイドショーや週刊誌で取り上げられ、それによって世間の注目度が上がりうまく回っています。歌舞伎は清濁全て飲み込んで生き延びている芸能だそうです。

 「瞼の母」は明治時代に作られたお芝居なので、日本語も現代に近く、非常にわかりやすいお芝居です。「瞼の母」は先代の勘三郎丈の当たり役だったそうで、ここで昭和31年のビデオを拝見しました。母・おはまは新派の喜多村緑郎でした。やっぱり、当代の勘三郎さんによく似ていらっしゃいました。

 「妹背山女庭訓」は義太夫狂言なので「瞼の母」に比べると言葉はわかりにくいかも、とおっしゃっていました。「妹背山」は、奈良を舞台にしたお芝居の数が非常に少ないにもかかわらず、歌舞伎の中では超有名な作品です。見どころはいじめの官女です。時代設定は奈良時代なので、時代物の部類に入るけれど、世話物の要素もあって、その“荒唐無稽”さが面白いそうです。この“荒唐無稽”という言葉、河内先生、何度もお使いでした。夜の部の「女暫」も特に取り立ててストーリーはなく、やはりその“荒唐無稽”さを楽しむもの。様式で見せる演目で、お芝居というよりも、ショーやレヴューに近い感覚、これが江戸歌舞伎の特色と言われています。それに対し、上方歌舞伎は義太夫狂言なので、ストーリーがちゃんとあります。お江戸のほうは文化文政の頃になって、ようやく物語的な狂言ができてきたそうで、上方歌舞伎はずっと歌舞伎界をリードしていたそうです。「雁のたより」は軽い他愛のない話で、有馬温泉が舞台になっている唯一の演目です。

 ここでまたビデオを見ました。NHKの勘九郎襲名直前の勘太郎さん特集の番組とフジテレビの勘三郎さんの追っかけ番組の一部でした。昭和31年のほうは希少価値があったけれど、こちらは最近のなので、誤魔化された?はぐらかされた?時間稼ぎ?とちょっと思ってしまいました。

 それからは、九月大歌舞伎の話題からだんだん離れ、何かと話題の文楽へ。歌舞伎のコアは文楽なので、歌舞伎が好きになると、引き続きそれを深めようと文楽に進む人が多いそうです。東京はそういう循環がうまくいってるので、国立劇場の文楽はいつも満席だそうです。関西でもその循環が起こればいいんですが、もともとの人口を比べると、関西圏は首都圏の三分の一と言われているので、なかなかブームになるところまでは到達していないとおっしゃっていました。

 河内先生はいろいろな方面に働きかけをしていらっしゃるそうで、NHKの朝ドラで文楽を題材にしてほしいとお願いされたそうですが、ああいう朝ドラって既に2、3年先までスケジュールが入っているそうで、今言って今すぐ実行!っていうのは非常に難しいそうです。ストーリーは考えていらっしゃって「青い目の女の子が文楽の人形遣いと恋をする(イーデス・ハンソンさんがモデル)」でどうでしょう?っておっしゃっていました。私は(って誰も聞いていないけれど)、三浦しをんさんの「仏果を得ず」をドラマ化してほしいわぁって思っています。

 「シネ文楽」も提案されていましたが、人形の顔だけをアップにしてもだめで、全体も映しつつ、顔も映す、人形遣いも映す、となかなか技術的に難しいそうで、それがクリアされ、映画館で安価で文楽を見られるようになったら、お客さんの裾野も広がり、劇場へ足を運んでくれるようになるのではないか?ということでした。
 
 歌舞伎は松竹と国立劇場がうまく棲み分けをしていて、文化・芸術としての歌舞伎と興行としての歌舞伎がうまくバランスが取れています。文楽もそうなればいいんだけれど、残念ながら興行面を担う人(会社)がないので、今のような状態に陥っているそうで、そのあたりのことは文楽界の人たちももう少し何かしないといけないでしょうね、っていうようなことをお話されていました。

 「九月大歌舞伎」についてはもうちょっと突っ込んで聞きたかったかなぁと思ったけれど、いろいろな
お話を聞けたし、マイブームの文楽にもふれてくださったので、それなりに楽しませていただきました。次回は11月に12月の南座の顔見世と1月の松竹座の講座をなさるようです。チェックしておきたいと思います。
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仏果を得ず

2012-08-30 23:53:31 | 読んだもの
 「あやつられ文楽鑑賞」に引き続き、三浦しをんさんの「仏果を得ず」を読みました。

 内容紹介です。
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。

 全ての章が文楽の演目になっています。
   一 幕開き三番叟
   二 女殺油地獄
   三 日高川入相花王
   四 ひらかな盛衰記
   五 本朝二十四考
   六 心中天の網島
   七 妹背山女庭訓
   八 仮名手本忠臣蔵

 もちろん、それぞれの章の中に、その演目は登場します。文楽にはまりまくっている三浦しをんさん、非常に要領よくわかりやすくストーリーを説明してくださっています。ほとんどが歌舞伎とかぶっている演目ですが、改めて「へー、こんな話やってんやん」と思ったところもあり、三浦さんにはぜひ歌舞伎の番附のあらすじも執筆していただきたい、と思いました。特に、健と相方の兎一郎がそれぞれの演目についてディスカッションする場は、読みながらこちらまで役柄について「こんなん?」「あんなん?」といろいろ想像(妄想?)することができて、今後の文楽鑑賞に役立つことと思います。

 ↑内容紹介にあるように、まさしく“青春小説”です。“小説”っていうよりもマンガのノリ、私が昔読んでいた少女フレンドやマーガレットに連載されていたラブコメ系の少女漫画みたい、って思いながら読みました。出てくる人はみんな良い人だけれどキャラが濃い?真面目にやってるのに面白い人ばかりで、悪い(意地悪?)な人は出てこなくて、最後はHappyend…。「こんなに都合よく…」ってちょっとひねくれた気持ちも起こらないではなかったけれど、「あー、よかったねぇ」っていう気持ちのほうが大きく、すっきり気分良く読み終わることができました。

 健の師匠・銀大夫は人間国宝で周りから「名人」と言われている人だけれど、甘いもの好き、ヨーグルト好き、若いおねぇちゃんが好きなんだけれど奥さんもこわい、口より手が先に出る…面白い御仁です。こんな人が上司だったら大変だろうなぁと思いつつ、でも、そばにいたら退屈せんと思います。健が師匠から突然「いっしょに組みぃ」と言われた兎一郎さんは、超がつく変わり者、偏屈なんですが(もちろん、芸には厳しい)大のプリン好き、暇があればプリンを食べている人、やっぱりこの人も奥さんがこわい…。健自身は、下宿がラブホテルの一室、ボランティアで文楽指導に行ってる小学校の女の子の母親を好きになって仲良くなるんだけれど、その女の子のほうから“告白”されたり、本筋の健の“成長物語”もなかなか感動ものだけれど、それ以外にいろいろなサイドストーリーが入れ代わり立ち代わり出てくるので、退屈することなく最後まで読めました。もちろん、こちらもでございます。

 
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永楽館歌舞伎の出演者(訂正あり)

2012-08-28 23:48:17 | その他いろいろ(歌舞伎)
 「永楽館歌舞伎」の配役が決まったようです。出石永楽館での歌舞伎公演は今年で5回目を迎えます。

 一、実録忠臣蔵
  大石妻子別れの場
    大石内蔵助     愛之助 
    妻 りく      壱太郎
    大石主悦      種之助
    大石大二郎     吉太朗
    寺坂吉右衛門    薪車
    母 千尋      吉弥

 二、お目見得口上
    幹部俳優出演

 三、鯉つかみ
   滝窓志賀之助実は鯉の精
滝窓志賀之助実は清若丸       愛之助
   釣家息女 小桜姫          壱太郎
   篠村次郎公光            薪車
   篠村妻 呉竹            吉弥

 「ALL上方」って感じの布陣です。愛之助さんと壱太郎さんは第1回から5回連続、吉弥さんは第3回から3年連続、薪車さんは2年ぶり3回目、吉太朗クンは2年ぶりのご出演です。種之助さんは今回が初お目見得となります。

 愛之助さんもいよいよ大石内蔵助を演じられるようになりましたね。壱太郎さんも最近は“人妻”のお役が多くなってきました。着実にステップアップされているように思います。今回ご出演の方たちは、上方歌舞伎の将来を背負う方たちばかりですので、ぜひぜひ成功していただきたいものです。

 【訂正】
 愛之助さんは平成18年9月16日・17日に御堂会館で開催されました「若伎会」で既に大石内蔵助を演じていらっしゃいました。よく調べもせずに書いてしまい申し訳ございませんでした。ご指摘いただきましたクマ様、有難うございました。
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ブログの開設から2001日

2012-08-26 23:49:22 | その他いろいろ
 本ブログを始めて、今日で2001日となりました。って、普通はこういう場合はキリのいい「2000日」で記事に書くと思うんですが、タイミングを逸して2001日となりました。私らしいっちゃ私らしいんですが…。「2001日」というのがわかったのは、決して私が数えていたわけではなく、ブログの編集画面に出てくるんです。ざっと5年半、我ながらよく続いています。読んでくださっている皆様のおかげさまでございます。有難うございます。これからもご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます

 甚だ簡単ではございますが、本日のブログはこれきり。おやすみなさいませ
 
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あやつられ文楽鑑賞

2012-08-25 23:48:10 | 読んだもの
 三浦しをんさんの「あやつられ文楽鑑賞」を読みました。

 内容紹介です。
「この本は、文楽観劇のド素人であった私が、いかにしてこのとんでもない芸能にはまっていったかの記録である」と著者がかたる、小説『仏果を得ず』とあわせて読みたい文楽エッセイ。文楽の真髄に迫るべく、資料を読み、落語を聞き、技芸員に突撃インタビューを敢行する。直木賞作家が人形浄瑠璃・文楽の魅力に迫る!

 とりあえず文楽の“入門書”を読まなければ!と思って手に取った本です。内容紹介にあるように、著者の三浦さんご自身がどのようにして文楽の世界に飛び込んでいったかを順を追って書いていらっしゃるので、エライ先生の上から目線の入門書と違って、“ワタシ”と同じ目線って感じで、時にゲラゲラ笑い、ふーんと感心し、エッと驚きながらサクサクと読めた本です。

 この本の構成です。
 一章  鶴澤燕二郎さんに聞く
 二章  桐竹勘十郎さんに聞く
 三章  京都南座に行く
 四章  楽屋での過ごしかた
 五章  開演前にお邪魔する
 六章  『仮名手本忠臣蔵』を見る
 七章  歌舞伎を見る
 八章  落語を聞く
 九章  睡魔との戦い「いい脳波が出ていますよ」
 十章  『桂川連理柵』を見る
 十一章 内子座に行く
 十二章 『女殺油地獄』を見る
 十三章 『浄瑠璃素人講釈』を読む
 十四章 豊竹咲大夫さんに聞く
 十五章 襲名披露公演に行く

 劇場の楽屋に行って大夫さんや人形さんに会ったり、人形をさわったり、内子座に行ったりと、さすがに直木賞作家ともなると、そういうことができるんですね。素人と書いていらっしゃいますが、いきなりいいなぁと思いながら読んでおりました。

 落語では枝雀さんの「寝床」を聞いていらっしゃいます。三浦さんは東京のお方なので、枝雀さんはご存じなく、担当の編集者からCDを渡されてお聞きになったそうですが、「生の高座を聞きに行かなかった自分に、アホと言いたい」と書いていらっしゃって、枝雀さんファンのワタクシは「そうでしょう、そうでしょう」と思いました。CDを渡された編集者さんもエライ!です。

 内子座は文楽ファンの間では「聖地」だそうで、毎年夏に文楽公演があって、今年はちょうど今日25日と26日に文楽公演があります。早々にチケットは売り切れるみたいです。ちょっと、来年行ってみたいかも、と思ってしまいました。伝統芸能の深みにずぶずぶと音を立ててはまっていくワタクシでございます。

 各章扉裏に、その章に登場する作品や人物について説明がついているのがとても親切でした。それにしても、演目は歌舞伎とほぼいっしょ、まあ、こちらがご本家のようなものなので当然と言えば当然なんですが、歌舞伎で見ているとどうしても役者さんを中心に見てしまうので、この本でいろいろな演目について読んでいたら、「へ~、こんな話やってんねぇ~」と今さらながらの感想を持ってしまいました。三浦さんは文楽→歌舞伎という順序だったので、歌舞伎をご覧になったとき「大きい!」と思われたそうですが、私はその逆なので「小さい!」と思いました。この前も文楽劇場で8列目なら見えるだろうと思っていたら、もひとつでした。よく考えれば当たり前のことなんですが、何かおかしかったです。

 文楽をご覧にならなくても楽しめる本ですし、文楽をご覧になるのならさらに楽しめる本だと思います。三浦さんの語り口も、結構あちこちでツッコミが入って面白いです。でございます。

 
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また、買った

2012-08-24 23:45:02 | その他いろいろ(文楽)
 文楽の本をまた買ってしまいました。

 「文楽のこころを語る」 竹本住大夫
 「頭巾かぶって五十年 文楽に生きて」 三代目吉田蓑助
 「花舞台へ帰ってきた。脳卒中・闘病・リハビリ・復帰の記録」 吉田蓑助と山川静夫

 以前は、本屋さんに行って実際の本を見ながら選ぶのが楽しみでしたが、最近はあまりの出版点数が多くなりすぎて探すのが大儀になってきました。行きつけの本屋さんは天満橋のジュンク堂なんですが(おけいはんポイントが貯まるから、という理由だけです)、ジュンクはネットで注文して店頭受け取りというのが可能で、最近はもっぱらネットで注文しておいてレジで本を受け取る形にしています。

 最近の履歴です
 
 わかりづらいかと思いますが、見事なくらい文楽の本が並んでいます。

 次に買う本はもう決まっておりまして、「文楽の女-吉田蓑助の世界-」と「吉田蓑助写真集 文楽・女たちに魂をこめて」を買いたいと思っています。蓑助さんLOVEでございます。写真集のほうは玉ちゃんが随想を寄せていらっしゃいます。玉ちゃんと蓑助さんが遣われるお人形は、単に“見た目が美しい”というのに止まらず、存在自体が美しい、ある意味神々しい感じがして、何か似ているような気がします。



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腹巻

2012-08-22 23:46:13 | その他いろいろ
 昨日のはらロールとは全く関係なく、「ぽんぽん冷えるから、腹巻しときやぁ」の腹巻でございます。ワタクシ、季節に関係なく“冷え”に悩まされております。特に、夏場はクーラーがいけません(玉ちゃんはクーラーがお好きだそうです。何となく自然の風をお好みのようなイメージなんですが)。

 昼間は会社、通勤は冷房ガンガンの電車、家でも老親のためにクーラーと1日中クーラーの中にいると、お風呂で湯船に浸かっても、なかなか身体が温まらず、温まったと感じても表面だけで、すぐに冷たくなります。最近はだるくてしんどくて冷たくて、これまでも、夜寝るときには腹巻を着用していましたが、全然冷えが取れないので、とうとう本日は昼間も「腹巻」をしてみました。

 暑くて汗いて蒸れたらどうしようと思いましたが、全然そんなことはなく快適に過ごしました。お風呂に入っても、いつもよりは温まったような“気”がします(あくまで“気”ですが)。しばらく続けてみようかと思います。

 ただ、問題は腹巻をしていつもの洋服が着られるか?ってことです。腹巻と言っても、毛糸ではなくTシャツ程度の厚さのものですが、ウエスト廻りはその分大きくなるわけで、今日は、ワンピースで体型を気にしなくていいお洋服(別名:堕落する服)でしたが、そんな堕落する服ばかり着ているのもねぇ~
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はらロール

2012-08-21 23:51:12 | 食べたもの
 先週土曜日の大阪は午後からゲリラ豪雨に見舞われ、薪車さんの公演が終わって国立文楽劇場を出ると雨と雷でした。夜のニュースを見ると、その時刻は峠は越えていたようなんですが、それでもあちこちで雷がベリベリ・バリバリと、雷が苦手な私はびくびくしながら歩いておりました。

 とりあえず小腹も空いたしどこかでお茶しよう!と、思い出したのが心斎橋筋商店街を少し西に入った「はらドーナッツ」です。ドーナッツもさることながら、案外コーヒーが美味しかったので覚えておりました。

 今回はドーナッツではなく、はらロール(ロールケーキ)にしました。これは白巻です。豆乳に北海道産の練乳と藤原養蜂場のあかしあ蜂蜜を加えたまろやかな甘みのケーキです(←Websiteよりコピペ)。ちなみに青巻というのもあって、そちらは余分なものを一切入れない豆乳だけで作られたロールケーキだそうです。

 白巻、なかなかの美味しさでした。スポンジはふんわりもっちりで、クリームはこれだけ入っていても甘ったるくなく、いくらでも食べられそうでした。コーヒーはやっぱり美味しくてヨカッタんですが、惜しいのは少しぬるいんです。個人的に、“一気飲みできるぬるさ”のコーヒーは好きなんですが、それはあくまで熱かったのを冷ましたぬるさで、最初からぬるいって、早く飲めと急かされているようで…。作り置きではなく、一杯ずつ淹れているようなのに、なぜそうなるのか、よくわかりません。もう少し熱いのを持ってきてくれたら、言うことないんですが。

 
 こんな雨降りでした。

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第1回 坂東薪車の会②

2012-08-20 23:20:50 | 観たもの
 先ほど、孝太郎さんのブログをチェックしたら、実は孝太郎さんはこの「薪車の会」にすご~くご出演なさりたかったそうで、来年は出ます!と高らかに宣言されていました。御曹司さんがご出演っていうのは、会にも“箔”がつきそうですが、ただ、孝太郎さん、どんなお役でご出演されるんでしょうか。“きれいな娘役”は壱太郎さんがいらっしゃるんですけれど、御曹司さんなのでそれなりのお役を演っていただかないといけないでしょうし、吉弥さんもいらっしゃるし、難しいですね。大きな声では言えないけれど、上方歌舞伎会の女形さんたち、申し訳ないけれど孝太郎さんよりもおきれいな方が何人かいらっしゃるんですよね。もちろん、演技力は孝太郎さんの足元にも及ばないとは思いますが、別に関係者でも何でもない私が書くのもナンなんですが「うーーーん、その応援してくださるお気持ちは嬉しいけれど…」ってちょっと思ってしまいました。

 いきなり横道にそれた話題でした。昨日の記事の続きです。

 薪車さんの勘平ですが、美しい勘平で、壱太郎さんのきれいで初々しいお軽と並ぶととてもお似合いでいらっしゃいました。人間、見た目が9割です。最近、マイブームの文楽ですが、その流れで三浦しをんさんの文楽の本をずっと読んでいます。その中で三浦さん「忠臣蔵」を解説していらして、勘平のことを“流されやすくてちょっと情けない。ずうずうしい。甘ったれ”とさんざんの評価?で、それをちょうど読んだところだったので、薪車さんの勘平を見るととても格好よくて真面目で真摯に生きているって感じで、「何か違う?」ってギャップを感じながら拝見しておりました。スミマセン、あくまで個人的な感想です。

 吉弥さんのおかやは竹三郎さんのご指導だそうで、最近の吉弥さん、こういう老けが多くなってきましたね。まだ、老け込む?年齢ではないように思うんですが。最初、出演者の名前を見たとき、吉弥さんがお軽で、竹三郎さんがおかやかと思ったぐらいです。竹三郎さんは原郷右衛門のお役で、出てこられるだけで、舞台が締まります。

 秀太郎さんも誉めていらっしゃいましたが、判人源六を演じられた竹朗さん、とてもお上手で、私はてっきり名題さんかと思っていたら、上方歌舞伎塾の第3期生、まだ名題下さんだそうです。かぶき手帖を見ると、昭和61年生まれとまだお若い方で、これだけ達者だと将来が楽しみです。秀太郎さんのお弟子さんの千壽郎さんが一文字屋お才で、これもまたひじょうに良く演じていらっしゃいました。秀太郎さんのところのお弟子さんは、女形さんが皆さんおきれいだし雰囲気があって、上方言葉もOKなので、上方歌舞伎を支えていってくださるんでしょうね。吉太朗クンは子守娘でご出演で、一瞬通り過ぎるだけの役ですが、お客さんの拍手も一段と大きく、人気者です。

 踊りは「連獅子」でした。「連獅子」という演目、人気があります。昨年は2回見て、今年はこれで2回目です。9月末にエビサンと壱太郎さんの「連獅子」も見る予定です。見た目が派手なのと、毛振りをするとお客さんが喜ぶからでしょうか。これも薪車さん、二枚目なので、前半の狂言師右近はしゅっとしたはるし、後半の親獅子の精も隈取がよくお似合いでよろしゅうございました。でも、なぜ猿弥さんとなんでしょうか。身長だけ見れば、親と子ではありましたが、猿弥さんのほうが年上なのに子獅子って…。それならいっそ吉太朗クンと踊ってくれたら、とちょっと思ってしまいました。振付は藤間勘十郎さんでしたが、土曜日は文楽劇場までお見えでした。ロビーをウロウロされていたので、思わず「いつも拝見しています」って声をかけてしまったけれど、かけた後で、いつも拝見しているのは勘十郎さんが振付けられた歌舞伎舞踊で、勘十郎さんの踊りは見たことがないわって気づきました(昨年でしたっけ、「情熱大陸」は見たけれど)。それにしても勘十郎さんまで駆けつけられるって、薪車さん期待されているんですね。

 全部で3回公演でしたが、すべて満員、大盛況だったようで、おそらく来年は第2回があるんでしょうね。個人的には、上方歌舞伎会のメンバーが大きなお役をできる機会が増えるので、どんなお役にチャレンジなさるのか、そっちも楽しみです。
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第1回 坂東薪車の会①

2012-08-19 23:47:14 | 観たもの
 国立文楽劇場で開催された「第1回坂東薪車の会」を見てまいりました。今月、3回目の文楽劇場でございます。

 演目と配役です。

 一、『仮名手本忠臣蔵』
   「五段目」
    早野勘平:薪車
    千崎弥五郎:松次郎
    百姓与市兵衛:鴈大
    斧定九郎:千志郎

   「六段目」
    早野勘平:薪車
    女房おかる:壱太郎
    千崎弥五郎:松次郎
    一文字屋お才:千壽郎
    判人源六:竹朗
    狸の角兵衛:裕喜
    めっぽう弥八:鴈
    種子島の六:純弥
    駕舁:佑次郎
    同 :當吉郎
    子守娘:吉太朗
    母おかや:吉弥
    原郷右衛門:竹三郎

 二、河竹黙阿弥作『連獅子』
    狂言師右近のち親獅子の精:薪車
    狂言師左近のち仔獅子の精:猿弥
    法華僧:千次郎
    浄土僧:佑次郎

 薪車さん初めての自主公演です。師匠の竹三郎さんがずっと自主公演をされていて、それを受け継がれた形です。上のチラシ、ちょっと違うのがわかりますか。全てのお役の配役と役者さんの顔写真が載っています。普通の歌舞伎公演のチラシは幹部俳優だけしか名前も写真も載りません。こういうところに薪車さんの思いがつまっているようです。

 昨日も書きましたが、行こうかどうしようかずっと迷っていて、先週の上方歌舞伎会で秀太郎さんが「ぜひ、お運びください」って宣伝されるし、新聞各紙にも取り上げられるし、「これは見とかんとあかんのかぁ」という気分になったのが13日の月曜日。それから薪車さんのホームページでチケットを申し込み、当日受け取りで何とか見ることができました。さすがにギリギリに申し込んだので、お席は左側座席でしたが、真ん中の座席よりも一段上がっていて、斜めに見るので、案外見やすいお席でした。

 薪車さん、上方歌舞伎の中では珍しい?しゅっとした二枚目さんです(あ、孝夫さんは、別格ですから。歌舞伎界全体の中での二枚目、いっちゃん男前ですから)。藤山直美さんもお気に入りで、ご自分の舞台の相手役に何度か指名していらっしゃいます。今回も、歌舞伎の演目の中でも二枚目中の二枚目が演じる「忠臣蔵」の勘平を演じられました。初役だそうです。竹三郎さんのご指導だそうです。秀太郎さんもお稽古をご覧になっていたようです。

 そういった方々のご指導の甲斐もあって、立派に演じていらっしゃいました。7年前に薪車を襲名し、それなりに名前のあるお役をこなしていらっしゃるせいか、キャリア的には先週の上方歌舞伎会の人たちとそんなに差はないと思いますが、やっぱり違います。これがいつもスポットライトを浴びているか否かの違いなんでしょうね。それを言い始めると、壱太郎さんはもっとすごいです。生まれた時から歌舞伎役者になる運命で、物心つくかつかないうちから舞台に上がり、常に真ん中に真ん中に押し出される立場なので、今回の座組みの中では吉太朗クンをのぞけば一番年下だけれど、一番堂々と演じていらっしゃったように思いました。本格的な歌舞伎役者としてのキャリアはここ4、5年だと思いますが、血筋?立場?なんでしょうね。
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