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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

台風一過?

2016-08-30 23:36:52 | その他いろいろ
 台風10号は日本海へ抜けましたが、北日本ではまだまだ暴風や高波、土砂災害、河川の増水や氾濫などに警戒が必要だとニュースでも繰り返し繰り返し言ってます。そちらの地方の皆様、くれぐれもお気をつけくださいませ。

 上の写真は今朝のこちらの空です。台風が近畿地方に上陸したわけではないのですが、「台風一過」のようなきれいな青空が広がっていました。「おはよう朝日」のお天気キャスター正木さんのお天気情報によれば、昨日こちらは大雨だったので、その雨が全て洗い流してくれたそうです。空の色や雲の形が何となく秋めいてきたような気がします。実際、今日は久しぶりに気温が30度を超えませんでした。湿度も低く、からっとした爽やかな風が吹いていました。このまま涼しくなってくれるのかしらと期待しましたが、残念ながら明日からまた猛暑が戻るそうです。とは言え、8月も明日で終わり、少しずつ日が短くなってきているし、秋の虫の声も聞こえます。お楽しみの9月もすぐそこです。

 
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第26回上方歌舞伎会 ②

2016-08-28 23:14:08 | 観たもの
 秀太郎さんもブログに書いていらっしゃいましたが、役者さんは注目を浴びるということを経験すると格段に良くなるようです。そういう意味では「晴の会」の三人が安定しているのは当然のことなんでしょう。りき彌さんが今年の「晴の会」で役がついて出番も多かったのですが、それが良い経験となっているようで、これまでは“きれいな紙人形”って感じだったのが、今回は血肉が感じられ、しっかりと琴浦になっていました。磯之丞の翫之さんをぐいぐいとリードしていらっしゃいました。

 年は若いけれど小さいときからお役がついている吉太朗クンは抜群の安定感です。お役の名前が「若旦那吉之助」とあって、そんな役あったっけ?と思っていたら、今回作った役のようで、初っ端に吉太朗クン、未輝クン、千太郎クンの上方歌舞伎期待の部屋子ちゃんたちのお芝居がありました。吉太朗クン、頭抜けてました。台詞、身のこなし、目線、全て若旦那でした。未輝クンは変声期真っ只中のせいか、おてるという女の子のお役なのに、完全に男の子でした。初めての女形だったそうで、「ガンバレ!」っておばちゃんは思いました。千太郎クンは丁稚のお役でしたが、なかなか達者で、客席を笑わせて温めてくれていました。将来有望です。

 ツイッターでも上がっていましたが、今回は女形さんがよかったと。既に書いた千壽さん、りき彌さんに加え、団七女房のお梶の折之助さん、三婦女房おつぎの當史弥さんです。折之助さんは吉弥さんのお弟子さんで、昨年名題に昇進されました。お化粧も動きも吉弥さんそっくりで、師弟の絆を感じました。當史弥さんは以前よりワタシがひそかに注目している女形さんです。結構きれいな役者さんで、お芝居もお上手です。まだ名題下なので、本公演ではたぶんどこにいるかわからないと思いますが。

 「夏祭」のラストのおみこしは、人手が足りないので、他の役者さん総出でした。先頭に千壽さん、後ろのほうに吉太朗クンが見えました。「夏祭」をほぼ上方の役者さんだけで演じられたので、とにかく大阪弁がナチュラル、引っかかるところがなくて(一部他所の方もいらっしゃいましたが)、よろしゅうございました。これが本当の「夏祭浪花鑑」なんでしょうね。お亡くなりになった勘三郎さんがよくかけていらっしゃったので、そっちの演しものってイメージが強いんですが、住吉とか高津とか純粋な大阪のお芝居ですから。

 舞踊は「五條橋」と「団子売」でした。昨日書いたように、「夏祭」のほうをあまりに必死で見て疲れたのと、食事をしてお腹がいっぱいになったのとで、意識を失っておりました。「五條橋」は翫政さんと光さんの成駒家さんコンビ、「団子売」は松四朗さんと當史弥さんの松嶋屋さんコンビでした。舞踊はやっぱりまだよーわかりません。お芝居の水準がここ2、3年ですごく上がったので、おそらく踊りのほうも上がっていると思います。

 そして、最後はお楽しみの「指導者ご挨拶」でございます。最前列を取りたかったのですが、今年は文楽劇場のサイトからは取れなくて、二列目でした。それでも十分近いのでうふっでした。二年前までは我當さんもおみえで、ご長男ですので、我當さんから口火を切り、最後の大阪締めも我當さんと暗黙の了解があったのですが、昨年から我當さんがご欠席。挨拶の順番や大阪締めの音頭取りを決めていらっしゃらなくて、「あんたから」「いえ、あんたから」とグダグダしていらっしゃいました。まあ、それもめったに見られない光景なので、こちらもニタニタしながら見てたんですけど。今年はちゃんと段取りを決めていらっしゃったようで、秀太郎さん、孝夫さん、藤間豊宏さんとご挨拶されました。秀太郎さんも孝夫さんも大満足の笑顔でのご挨拶でした。孝夫さんが「20年前まで素人さんやった人たちがここまで出来るようになって…」とおっしゃって、こちらも感慨深いものがありました。最後の大阪締めは松嶋屋の当主十五代目ということも決めていらっしゃったようで、孝夫さんが一歩前へ出られたのはいいんですが、「さあ」とみんなスタンバイしたところで、孝夫さんが「えーっと、何て言うんやったけ?」と秀太郎さんにお尋ねになって、またそのちょっと照れたようなお顔が可愛らしくステキで、萌え~でございました。

 それぞれのブログに写真が掲載されています。
 秀太郎歌舞伎話
 miyoshiya record
 上村吉太朗
 らむ之助オフィシャルブログ 
 《オマケ》
 cafe Teクノ
 秀太郎さんの元お弟子さんの千志郎さんのツイッターです。扇町で「cafe Teクノ」というカフェをやっていらっしゃるんですが、そちらに孝夫さんがいらっしゃったそうです。ツーショット写真があります。ウラヤマシ…。
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第26回上方歌舞伎会 ①

2016-08-27 22:44:44 | 観たもの
 改めまして上方歌舞伎会でございます。今年は8月24日(水)と25日(木)の平日2日間の開催、4月にそのことがわかり、早々に有休の申請をし、ここに何か入りそうになると「25日、有休取ってますから(キリッ)」と周りに訴え、何とか無事に2回拝見することができました。

 このお弟子さんたちの研修発表会である「上方歌舞伎会」、公演はわずか4回しかないんですが、回を追うごとにどんどん進化されます。素人のワタシが見ても「良うなったはるわぁ」っていうのがわかります。それも観劇の楽しみとなっておりまして、できれば4回とも見たいところですが、2回で我慢です。

 初日から非常に評判は良く、ツイッターでも絶賛の嵐!見る前からワクワクしておりました。今年の「夏祭浪花鑑」、「This is 上方歌舞伎」の演目です。ご出演の皆様方もいつかは自分達で演りたと思っていらっしゃったそうで、満を持しての上演です。

 団七は松十郎さん、義平次が千次郎さん、お辰が千壽さんと「晴の会」メンバーがメインとなっています。ご指導の孝夫さん、体型の問題から団七はお演りになったことはないのですが、十三代目さんの団七を覚えていらっしゃって、それをお教えになったそうです。秀太郎さんがブログでも最後のご挨拶でも「父の『夏祭』が受け継がれて嬉しい」とおっしゃっていましたが、確か、お兄様の我當さんが十三代目さんから直々に手取り足取り団七をお習いになっていて、さらにそれを愛之助さんにお伝えになっていたかと思うのですが、それに全くふれられないので、私は少し違和感(っていうほどでもないけど、何となく…)ありました。平成25年に愛之助さんが松竹座で「夏祭」の通しをなさっており、その時の番附にも我當さんが「私が持ったまま死んで行くのは申し訳ない。幸い甥がやってくれるので」とまでおっしゃっていました。できれば、我當さんのこともおっしゃっていただきたかったなと、ちょっと思ったもので。

 スミマセン、話が逸れました。松十郎さん、お背はしゅっとお高いんですが、孝夫さんよりはガッシリなさっているので、体型OKです。そしてさすが孝夫さんのご指導だけあって、団七の性格とか周りとの関係とかをとても掘り下げて研究して、孝夫さんがよくおっしゃっている“役の性根”を考えて演じていらっしゃるようにお見受けしました。団七の苦悩とか悲しみとかとてもこちらに伝わってくるんです。「長町裏の場」の団七と義平次のお芝居なんて、あまりの迫力、緊張感、絶望感に、こちらもずっと息を詰めて見てました(おかげで次の舞踊は意識を失うことしばしば…)。お江戸の役者さんの団七ってどうも“型”をなぞっているだけで、格好いい役で終わっているような気がします。

 団七がよかったのは義平次の芝居もよかったからだと思います。千次郎さん、達者な役者さんというのは以前から十分わかっていましたが、ほんとに汚い、いやらしい、卑しい義平次でした。花道から笠を目深にかぶったまま登場されるんですが、出た瞬間、忌々しい空気が漂うのがわかります。その周りだけ空気が土ぼこり色になるんです。素顔は気のいい好青年なだけに、そのギャップが恐ろしくなります。

 千壽さんは美しくて侠気あふれるお辰でした。上方歌舞伎会のメンバーの中では頭ひとつもふたつも抜け出ていて、ちょっと余裕すら感じられました。染ちゃんやエビサンの舞台に出て、いろいろな経験を積んでいるからなんでしょうか。演技に幅があるように思いました。

 
 お昼は「おいで」の野菜サンドです。レタスではなくキャベツの千切りっていうのが懐かしい感じです。
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第9回永楽館歌舞伎 演目と出演者決定!

2016-08-26 23:55:04 | 先々の予定
 「第9回永楽館歌舞伎」の演目と出演者が発表されました。
 
 愛之助さん+壱太郎さん+吉弥さんのレギュラーメンバーに寿治郎さん、千次郎さん、千壽さんが加わり、“All上方チーム”です。千次郎さんと千壽さんのお名前もチラシに載っていて、ちょっとうれしいです。

 演目も古典の「輝虎配膳」と松竹新喜劇を歌舞伎化した「春重四海波」とバランスが良いように思います。愛之助さんの輝虎はもちろん初役です。やはり孝夫さんにお習いになるんでしょうか。三婆のひとつ「越路」は吉弥さんです。格から言えばそうなんでしょうけれど、2年前の「上方歌舞伎会」での千次郎さんの「越路」も素晴らしかったので、ワタシ、演目と出演者を聞いたとき「千次郎さんが越路?」と一瞬思いました。

 紀香さんも来られるようですよ。一気に華やかに賑やかになりそうですね。チケットもよく売れるでしょう。ワタシはいずしトラベルサービスから大阪/出石の専用バスの案内が来たので、既にバスといっしょにチケットも申し込んでいます。お席は当日現地に行くまでわからないのですが、そんなに広い劇場でもないので、「見えない」ということもないと思うし、何よりも気分的に安心なので…。

 すっかり年中行事となった「出石詣で」、歌舞伎だけでなくおそばとスイーツ(+日本酒)も楽しみです。
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今日はここ

2016-08-25 13:34:00 | 観たもの
「上方歌舞伎会」に来ています。昼夜通しです。

今、「夏祭」終わりました。ほんと、良かったです。松十郎さん、大活躍です。どことなく孝夫さんに似てらして、時々、ドキッとします。千次郎さん、千壽さんと「晴の会」トリオがやはり上手くて、自主公演が自信になっているんでしょうね。

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オリンピック

2016-08-22 23:31:02 | その他いろいろ
 ようやくオリンピックが終わりました。テレビはどこを見てもオリンピック一色。もともとスポーツ観戦が苦手ってこともあって、いささか食傷気味です。日本人の活躍はそりゃ嬉しいけれど、あれだけ何度も同じものを放送しなくても、って思うわけです。それと“感動”の押し売りも辟易します。

 NHKはレギュラーの番組は軒並み休止していました。私は今クール、NHK金曜ドラマの「水族館ガール」を結構楽しみにしているんですが、それも3週間お休みでした。そう言えば、東京オリンピック(2020ではなく1964のほうです)の時に、毎週とても楽しみにしていたアニメの「ポパイ」が見られなくて、子供心に「こんなん、いらんのに」って思ったことを思い出しました。文字通り「三つ子の魂百まで」です。

 今日からいつもの番組かしらと思っていたら、「ハイライト」をやってました。選手もこれから帰国してくるし、まだまだ続きそうですね。
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吉田文雀さん

2016-08-21 23:02:38 | 訃報
 人形浄瑠璃文楽の人形遣い人間国宝の吉田文雀さんが20日、心静止のためお亡くなりになりました。88歳でした。高齢などを理由に今年の3月に引退を表明されており、最後の舞台は昨年1月の大阪・国立文楽劇場、初春公演で「花競四季寿」の関寺小町でした。拝見していますが、記憶になくて…。ずっと休演が続いていて、久しぶりに復帰された時ではないかと思うのですが。

 私が覚えている文雀さんは住太夫師匠の引退公演の「菅原伝授手習鑑」で八重のお役をなさっていました。「泣くない」「アイ」「泣きやんな」「アイ」のところです。涙涙で見ておりました。

 上の写真、右側はお弟子さんの吉田和生さんです。昨日・今日と愛媛県の内子座で内子文楽が開催されご出演でした。ツイッターで「素晴らしかった」という呟きをいくつも見ました。師匠への何よりのはなむけかと思います。文雀さんのご冥福をお祈りいたします。
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国立劇場開場50周年記念「通し狂言仮名手本忠臣蔵」

2016-08-20 23:06:56 | 先々の予定
 “今さら”の話題で恐縮です。今年国立劇場は開場50周年を迎え、その記念に10月から12月までの3ヶ月連続で「通し狂言仮名手本忠臣蔵」を上演されます(特設サイトあります)。ただ、主なご出演が菊五郎さん、吉右衛門さん、幸四郎さん、梅玉さんで、孝夫さんも玉ちゃんもご出演ではありません。孝夫さん、国立劇場開場時の公演にご出演されており、幕開きの第一声を発せられたそうです(先日の読売新聞の「時代の証言者」でおっしゃっていました)。確か、孝玉コンビの桜姫もこちらではなかったでしょうか。そんなご縁が深いお二人を…、というようなことでこれまでスルーしてきました。

 しかし、ですね、今回は上演可能な場面を全て網羅した“完全通し上演”で普段めったにかからない場面があり、上記の4名の方々以外の出演者が発表され(10月の出演者11月の出演者)、ツイッターでも話題になっているのを見ると、何となく「見なあかん公演かしら」とじわじわと思い始めております。

 10月は歌舞伎座の橋之助さんの「中村芝翫襲名」を見に行く予定にしていますが、夜の部しか見ないと思うので、翌日は空いております。観劇可能です。でも、新橋演舞場で愛之助さんの「GOEMON」があって、別に見たいわけではないのですが、上方歌舞伎ファンとしては、愛之助さんの座長公演が空席あったら気の毒かしらとちょっと思うところもあって、迷っております。でも松竹のゴールドの発売がもう明後日なので早く決断しないといけません。まあ、東京は人が多いので、それなりに埋まるような気もしますが。

 11月は行くとしたら弾丸日帰りツアーです。11時開演・4時15分終演なので十分可能です。でも、12月も上京する予定なんです。12月は顔見世もあるし…。う゛ぅぅぅ~~~
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仁左さま@人間国宝塾

2016-08-17 23:51:33 | その他いろいろ(歌舞伎)
 特定非営利法人和塾が開催している「人間国宝塾」に孝夫さんが登場された回が和塾通信に紹介されていました。久しぶりの素の孝夫さんをお楽しみくださいませ。

 「人間国宝塾」は和塾と雑誌和樂のコラボレーション企画で、「新ばし金田中」のお座敷で人間国宝の方々のお話とお食事を楽しめる会です。6回開催されて受講料が27万円、1回だけの単発参加は5万円だそうです。ヒョエ~ですね。まあ、でも需要があるから企画もされるわけで、自分を基準に考えてはいけません。

 ワタシは来週の「上方歌舞伎会」の指導者ご挨拶で御目文字叶います。それを目標に頑張ります。
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京都五山の送り火

2016-08-16 23:00:34 | 食べたもの
 今日は京都の「五山の送り火」でした。NHKBSで生中継していましたが、すっごい雨でしたね。見物に来られていた92歳の方も「こんな大雨の送り火は初めて」とおっしゃっていたそうです。

 それでも天下のNHK、雨にけぶることなく、送り火をどれもとても美しく映していました。それを見ながらいただいたお菓子が仙太郎の「五山の送り火」です。ま、薯蕷饅頭に大文字・左大文字・妙法・船形・鳥居形の焼印が押されているだけなんですが。夏に薯蕷饅頭っていうのもどうかしらと思いつつ、美味しくいただきました。京都の百貨店へ行けば、いろいろ送り火にちなんだお菓子があると思うのですが、梅田阪急だったのでこんなところでしょうか。

 お盆休みも今日で終わりです。今年は「山の日」のおかげで6日間も休めました。特に何をするということもなく、ゆっくりしておりました。ゆっくりしすぎて、無事に社会復帰できるのか一抹の不安があります。ただ、仕事は山積しているので、そんなこと言ってる場合ではないんですが。
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