2017年もいよいよ残すところあと1日、押し詰まってきました。歌舞伎座の感想文も書きかけで放置してしまっているのですが、年末恒例の「今年のお芝居」をちゃちゃっと書いておきたいと思います。
手帳で数えたら「65」となりました。たぶん、もう一回数えたら違う数字になりそうな気がしますが、面倒なのでこの数字で行きたいと思います。昼夜通しで見た分は2回と数えました。同じものを2回見ているのもありますが、これも2回とカウントしました。
去年も50回を超えて「よー、行ったなぁ」と我ながら感心しましたが、さらにその上です。週末は必ずどこかの劇場へ行ってたなぁと自覚はあります。感想文が全然upできないのは仕事が忙しくなってるっていうのもありますが、毎週行ってるとどんどん上書きされてしまうんでしょうね。ただ、やっぱり「行けるときに行っとかな」という思いがありまして…。
ほとんど歌舞伎と文楽です。純粋に“歌舞伎ぢゃない”お芝居は2本だけです。内野聖陽さんの「ハムレット」と篠井英介さんの「グローリアス」です。厳選?しただけあってどちらもとても良かったです。そういえば、シアターコクーンで大竹しのぶさんの「欲望という名の電車」が再演されているそうですが、篠井さんの「欲望」の再演を切に希望します。杉村先生はじめ何人かのブランチを拝見していますが、いちばん感動したブランチでしたから。
あと落語が3回、米團治さん、塩鯛さん、志の輔さんです。新派が2回、「黒蜥蜴」と「華岡青洲の妻」でした。新派、好きなので、もうちょっと見たいのですが、なかなか関西まで来られることが少なく、東京公演は歌舞伎を見るほうが忙しく、新派までは伺えません。「黒蜥蜴」、素晴らしかったなぁと思っていたら、来年再演があるそうです。6月に三越劇場だそうです。
文楽は1月4月6月7月11月と文楽劇場で定期公演があるので、一応、それは全て行きました。義太夫がねぇ、本当に気持ち良くてねぇ、意識を失うことがしばしばでねぇ、ワタシなんかが行っていいんでしょうか、と時々申し訳なく自己嫌悪に陥ります。
で、上記以外が歌舞伎ということになります。東京へは2月7月9月以外は遠征しました。だからいちばん通った劇場は歌舞伎座ということになります(この記事の写真も歌舞伎座にしてみました)。5月と6月は出張で行けたのでラッキーでした。1月は2泊3日で歌舞伎座、浅草、演舞場を見るという無謀な遠征をしてしまいました。3月は「俳優祭」にも行くことができました。
8月の「納涼歌舞伎」は初めて行きましたが、わしゃわしゃしてて、楽しかったです。野田さんの「研辰の討たれ」や「ねずみ小僧」を見たときは「歌舞伎ですね」と思えたのですが、「桜の森の満開の下」は歌舞伎というよりも遊眠社のお芝居を見ているような感じでした。台詞まわしが遊眠社なんですよね。ワタシは懐かしい気分になりましたが…。あるいは、勘三郎さんだから「歌舞伎ですね」と思わせたのかもしれません。勘三郎さんが野田さんを上回るんでしょうか。「桜の森の満開の下」は勘三郎さんと「歌舞伎でやろう」と約束してらしたそうで、それを勘九郎さんが実現されたのですが、勘三郎さんで見てみたかったですね。ただ、8月は全体に「歌舞伎見た感」が薄かったように思います。
11月の歌舞伎座の顔見世はすごかったです。藤十郎、菊五郎、吉右衛門、仁左衛門、幸四郎がそれぞれ一幕ずつ担当という、超豪華な座組み、演目でした。「顔見世」というのなら、これぐらいしないといけません。12月のロームシアターはちょっと残念な感じでした。孝夫さん
の勘平もそれはそれは美しい切ない勘平で、泣けました。まだまだ十分お演りになれると思うんですが、もうこれで最後にされるそうで、残念です。
孝夫さん
は1月松竹座、3月歌舞伎座、3月俳優祭、6月歌舞伎座、7月松竹座、10月国立劇場、11月歌舞伎座、12月ロームシアターとコンプリートしました(たぶん。これで合ってると思うのですが)。6月の「御所五郎蔵」の時は両花道で、左團次さんと向かい合って台詞をおっしゃるのですが、左團次さんが言ってるときでも、反対側の孝夫さん
を見ていた失礼な客はワタシです。一人だけ違う方向で恥ずかしかったけれど、でも、「孝夫さん
見なきゃ」と思ったものですから。
玉ちゃん
は1月歌舞伎座、7月神戸でトークショー、9月ロームシアターで「幽玄」、12月歌舞伎座でした。こちらは全然コンプリートできていません。コンサートも行けてませんし。来年1月(って明後日ですが)の松竹座はせっかく大阪なのに1回しか行きませんが、2月3月は頑張りますから…。
劇場に通うために(東京に行くために)働いていると言っても過言ではありません。どちらも穴を開けることなく(あ、仕事のほうはひょったとしたらチョンボしてたかもしれませんが)、買った切符を1枚も無駄にせずに済みました。丈夫な身体に生んでくれた両親に感謝です。
拙ブログを見てくださっている皆様、今年一年お世話になりました。更新もあまりできず、内容も「告知」ばかりで申し訳なく思っています(ジブン的にも拙ブログは“老後の楽しみ”なので、これではイカン!と思っとります)。
どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。新しい年は孝玉コンビ
が待っています!。楽しみな2018年です。
手帳で数えたら「65」となりました。たぶん、もう一回数えたら違う数字になりそうな気がしますが、面倒なのでこの数字で行きたいと思います。昼夜通しで見た分は2回と数えました。同じものを2回見ているのもありますが、これも2回とカウントしました。
去年も50回を超えて「よー、行ったなぁ」と我ながら感心しましたが、さらにその上です。週末は必ずどこかの劇場へ行ってたなぁと自覚はあります。感想文が全然upできないのは仕事が忙しくなってるっていうのもありますが、毎週行ってるとどんどん上書きされてしまうんでしょうね。ただ、やっぱり「行けるときに行っとかな」という思いがありまして…。
ほとんど歌舞伎と文楽です。純粋に“歌舞伎ぢゃない”お芝居は2本だけです。内野聖陽さんの「ハムレット」と篠井英介さんの「グローリアス」です。厳選?しただけあってどちらもとても良かったです。そういえば、シアターコクーンで大竹しのぶさんの「欲望という名の電車」が再演されているそうですが、篠井さんの「欲望」の再演を切に希望します。杉村先生はじめ何人かのブランチを拝見していますが、いちばん感動したブランチでしたから。
あと落語が3回、米團治さん、塩鯛さん、志の輔さんです。新派が2回、「黒蜥蜴」と「華岡青洲の妻」でした。新派、好きなので、もうちょっと見たいのですが、なかなか関西まで来られることが少なく、東京公演は歌舞伎を見るほうが忙しく、新派までは伺えません。「黒蜥蜴」、素晴らしかったなぁと思っていたら、来年再演があるそうです。6月に三越劇場だそうです。
文楽は1月4月6月7月11月と文楽劇場で定期公演があるので、一応、それは全て行きました。義太夫がねぇ、本当に気持ち良くてねぇ、意識を失うことがしばしばでねぇ、ワタシなんかが行っていいんでしょうか、と時々申し訳なく自己嫌悪に陥ります。
で、上記以外が歌舞伎ということになります。東京へは2月7月9月以外は遠征しました。だからいちばん通った劇場は歌舞伎座ということになります(この記事の写真も歌舞伎座にしてみました)。5月と6月は出張で行けたのでラッキーでした。1月は2泊3日で歌舞伎座、浅草、演舞場を見るという無謀な遠征をしてしまいました。3月は「俳優祭」にも行くことができました。
8月の「納涼歌舞伎」は初めて行きましたが、わしゃわしゃしてて、楽しかったです。野田さんの「研辰の討たれ」や「ねずみ小僧」を見たときは「歌舞伎ですね」と思えたのですが、「桜の森の満開の下」は歌舞伎というよりも遊眠社のお芝居を見ているような感じでした。台詞まわしが遊眠社なんですよね。ワタシは懐かしい気分になりましたが…。あるいは、勘三郎さんだから「歌舞伎ですね」と思わせたのかもしれません。勘三郎さんが野田さんを上回るんでしょうか。「桜の森の満開の下」は勘三郎さんと「歌舞伎でやろう」と約束してらしたそうで、それを勘九郎さんが実現されたのですが、勘三郎さんで見てみたかったですね。ただ、8月は全体に「歌舞伎見た感」が薄かったように思います。
11月の歌舞伎座の顔見世はすごかったです。藤十郎、菊五郎、吉右衛門、仁左衛門、幸四郎がそれぞれ一幕ずつ担当という、超豪華な座組み、演目でした。「顔見世」というのなら、これぐらいしないといけません。12月のロームシアターはちょっと残念な感じでした。孝夫さん
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孝夫さん
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玉ちゃん
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劇場に通うために(東京に行くために)働いていると言っても過言ではありません。どちらも穴を開けることなく(あ、仕事のほうはひょったとしたらチョンボしてたかもしれませんが)、買った切符を1枚も無駄にせずに済みました。丈夫な身体に生んでくれた両親に感謝です。
拙ブログを見てくださっている皆様、今年一年お世話になりました。更新もあまりできず、内容も「告知」ばかりで申し訳なく思っています(ジブン的にも拙ブログは“老後の楽しみ”なので、これではイカン!と思っとります)。
どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。新しい年は孝玉コンビ
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