おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

65

2017-12-30 23:37:26 | 観たもの
 2017年もいよいよ残すところあと1日、押し詰まってきました。歌舞伎座の感想文も書きかけで放置してしまっているのですが、年末恒例の「今年のお芝居」をちゃちゃっと書いておきたいと思います。

 手帳で数えたら「65」となりました。たぶん、もう一回数えたら違う数字になりそうな気がしますが、面倒なのでこの数字で行きたいと思います。昼夜通しで見た分は2回と数えました。同じものを2回見ているのもありますが、これも2回とカウントしました。

 去年も50回を超えて「よー、行ったなぁ」と我ながら感心しましたが、さらにその上です。週末は必ずどこかの劇場へ行ってたなぁと自覚はあります。感想文が全然upできないのは仕事が忙しくなってるっていうのもありますが、毎週行ってるとどんどん上書きされてしまうんでしょうね。ただ、やっぱり「行けるときに行っとかな」という思いがありまして…。

 ほとんど歌舞伎と文楽です。純粋に“歌舞伎ぢゃない”お芝居は2本だけです。内野聖陽さんの「ハムレット」と篠井英介さんの「グローリアス」です。厳選?しただけあってどちらもとても良かったです。そういえば、シアターコクーンで大竹しのぶさんの「欲望という名の電車」が再演されているそうですが、篠井さんの「欲望」の再演を切に希望します。杉村先生はじめ何人かのブランチを拝見していますが、いちばん感動したブランチでしたから。

 あと落語が3回、米團治さん、塩鯛さん、志の輔さんです。新派が2回、「黒蜥蜴」と「華岡青洲の妻」でした。新派、好きなので、もうちょっと見たいのですが、なかなか関西まで来られることが少なく、東京公演は歌舞伎を見るほうが忙しく、新派までは伺えません。「黒蜥蜴」、素晴らしかったなぁと思っていたら、来年再演があるそうです。6月に三越劇場だそうです。

 文楽は1月4月6月7月11月と文楽劇場で定期公演があるので、一応、それは全て行きました。義太夫がねぇ、本当に気持ち良くてねぇ、意識を失うことがしばしばでねぇ、ワタシなんかが行っていいんでしょうか、と時々申し訳なく自己嫌悪に陥ります。

 で、上記以外が歌舞伎ということになります。東京へは2月7月9月以外は遠征しました。だからいちばん通った劇場は歌舞伎座ということになります(この記事の写真も歌舞伎座にしてみました)。5月と6月は出張で行けたのでラッキーでした。1月は2泊3日で歌舞伎座、浅草、演舞場を見るという無謀な遠征をしてしまいました。3月は「俳優祭」にも行くことができました。

 8月の「納涼歌舞伎」は初めて行きましたが、わしゃわしゃしてて、楽しかったです。野田さんの「研辰の討たれ」や「ねずみ小僧」を見たときは「歌舞伎ですね」と思えたのですが、「桜の森の満開の下」は歌舞伎というよりも遊眠社のお芝居を見ているような感じでした。台詞まわしが遊眠社なんですよね。ワタシは懐かしい気分になりましたが…。あるいは、勘三郎さんだから「歌舞伎ですね」と思わせたのかもしれません。勘三郎さんが野田さんを上回るんでしょうか。「桜の森の満開の下」は勘三郎さんと「歌舞伎でやろう」と約束してらしたそうで、それを勘九郎さんが実現されたのですが、勘三郎さんで見てみたかったですね。ただ、8月は全体に「歌舞伎見た感」が薄かったように思います。

 11月の歌舞伎座の顔見世はすごかったです。藤十郎、菊五郎、吉右衛門、仁左衛門、幸四郎がそれぞれ一幕ずつ担当という、超豪華な座組み、演目でした。「顔見世」というのなら、これぐらいしないといけません。12月のロームシアターはちょっと残念な感じでした。孝夫さんの勘平もそれはそれは美しい切ない勘平で、泣けました。まだまだ十分お演りになれると思うんですが、もうこれで最後にされるそうで、残念です。

 孝夫さんは1月松竹座、3月歌舞伎座、3月俳優祭、6月歌舞伎座、7月松竹座、10月国立劇場、11月歌舞伎座、12月ロームシアターとコンプリートしました(たぶん。これで合ってると思うのですが)。6月の「御所五郎蔵」の時は両花道で、左團次さんと向かい合って台詞をおっしゃるのですが、左團次さんが言ってるときでも、反対側の孝夫さんを見ていた失礼な客はワタシです。一人だけ違う方向で恥ずかしかったけれど、でも、「孝夫さん見なきゃ」と思ったものですから。

 玉ちゃんは1月歌舞伎座、7月神戸でトークショー、9月ロームシアターで「幽玄」、12月歌舞伎座でした。こちらは全然コンプリートできていません。コンサートも行けてませんし。来年1月(って明後日ですが)の松竹座はせっかく大阪なのに1回しか行きませんが、2月3月は頑張りますから…。

 劇場に通うために(東京に行くために)働いていると言っても過言ではありません。どちらも穴を開けることなく(あ、仕事のほうはひょったとしたらチョンボしてたかもしれませんが)、買った切符を1枚も無駄にせずに済みました。丈夫な身体に生んでくれた両親に感謝です。

 拙ブログを見てくださっている皆様、今年一年お世話になりました。更新もあまりできず、内容も「告知」ばかりで申し訳なく思っています(ジブン的にも拙ブログは“老後の楽しみ”なので、これではイカン!と思っとります)。

 どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。新しい年は孝玉コンビが待っています!。楽しみな2018年です。
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十二月大歌舞伎

2017-12-28 22:54:34 | 観たもの
 今月の歌舞伎座の公演です。8日(金)に第2部と第3部を9日(土)に第1部を見てまいりました。

 第1部は愛之助さんの「実盛物語」と松緑さんの「土蜘」、第2部は愛之助さんと中車さんの「らくだ」と松緑さんの「蘭平物狂」、第3部は玉ちゃんと中車さんの「瞼の母」と「楊貴妃」でした(スミマセン、かなりざっくりと書いています)。いずれも初見ではありません。私がせっせと行くようになったのでレパートリー(って見るほうも言えるんでしょうか)が増えたからなのか、あるいは同じ演目ばっかり上演されるのか、どうなんでしょうねぇ~ってちょっと思いました。

 「実盛物語」は昨年の京都の顔見世で拝見しました。叔父様の孝夫さんに習われたそうです。たった1年で同じ役者さんで見るって、何だかなぁと思ってしまいました。「土蜘」は後見のお弟子さんの動きが素晴らしいとツイッターで見たので、そっちばっかり見ていました。あの蜘蛛の糸って、お弟子さんの手作りなんですってね。それぞれのお家の作り方があるそうで。作るのに時間がかかりそうですが、飛ばせば一瞬ですものね。「えらいもんやねぇ」と舞台も見ずにそんなことを思っておりました。

 「らくだ」の愛之助さんと中車さんのコンビも松竹座で見ております。歌舞伎座の舞台が大きすぎるせいか、笑いもちょっと薄まっているような気がしました。松竹座のほうがドカンドカンと笑えたような気がします。松之助さんの家主さんのおかみさん、やっぱりエエ味出したはりました。「蘭平物狂」は反対に歌舞伎座の大きな舞台にピッタリの演目です。私が歌舞伎座で初めて見たお芝居がこの「蘭平物狂」でした。後半の立ち回りが本当に迫力があって、「歌舞伎座ってスッゲー」って思いましたから。そのアト、松竹座で「蘭平物狂」を見ましたが、舞台が小さいので、何だかもひとつでした。というわけで、ワタシ、この「蘭平物狂」の立ち回りを非常に楽しみにしておりまして、前半は後半に備えて休憩しとりました。立ち回りが始まる前、幕の中から松緑さんの「よろしくお願いします」という声が聞こえました。まあ、あれだけド派手な立ち回りですからね。皆さんで気合を入れないと怪我をする恐れがあるんでしょうね。躍動感あふれる立ち回りで楽しく拝見しました。

 第3部は1階1列目からガン見しました。“舞台に近づけば近づくほど感動が大きくなる”と常々思っておりますが、今回もそのとおりで、前半の萬次郎さんのお芝居から泣かされました。中車さん、こういう書き物は本領発揮というのか、上手いです。公演前のインタビュー記事で「このお芝居は僕の実体験と重なります」とおっしゃっていたのを思い出し、猿翁さんとの出会いの場面を想像してしまい、もらい泣きです。玉ちゃんの実の息子とわかりながら、冷たく追い返そうとする時の「強請りたかり?本当の息子?息子なら抱きしめられるものなら抱きしめたい、でも店と娘はどうなる?、それはやっちゃいけない、名乗っちゃいけない、でも…」なんとも言えない驚愕?苦悩?逡巡?がこちらに迫ってきます。いやぁ、泣かされました。以前も松竹座で見ているのですが、3階からだったせいかここまで泣けなかったような覚えがあります。こんなに良いお芝居だったとは…。

 「楊貴妃」はひたすら美しく、ただ美しく、とても美しく、ぼーっとしてしまいました。髪飾り?ティアラ?はとても上質なガラスのビーズなんでしょうか、それはそれはゴージャスな光を放っておりましたが、玉ちゃん、それにも負けない美しさでございました。終わった後はフワァーというため息しか出ませんでした。やっぱり、きれいきれいの玉ちゃん、ステキです。

 《オマケ》
 
 おやつは人形焼きです。焼きたてをはふはふしながらいただきました。

 
 シネマ歌舞伎の看板が玉ちゃんに変わっていました。

 《オマケのオマケ》
 
 
 銀座のランチは魚久のあじみせ定食です。銀だらとかれいと鮭の粕漬けです。超美味でした。 
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玉さま@駅貼りポスター

2017-12-26 23:35:51 | その他いろいろ(歌舞伎)
 本日は歌舞伎座の千穐楽でございました。盛況のうちに無事に終了されたことと思います。誠におめでとうございます。

 玉ちゃん、1月はいよいよ大阪松竹座でございます。既にお稽古も始まっているようで、千次郎さんや吉太朗クンがお稽古で歌舞伎座に行ったとツイートされていました。

 その宣伝のポスターが大阪のいろいろな駅に掲出されているようです。ワタシはおけいはんで撮りましたが、阪急や地下鉄の駅にも貼ってあるみたいです。

 さて、その1月、結局1回しか行きません。「もう1回…」と思っておりましたが、2月、3月と孝玉コンビが続きますので(4月も孝夫さんは歌舞伎座)、そちらに資金をつぎ込むことにしました。2日から劇場中継もありますし、昨日も書いたようにお正月は結構歌舞伎関係の番組があるようなので、家で“テレビっ子”することにしました。ダラダラとテレビを見続ける、それはそれでちと楽しみです。
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年末年始のテレビ

2017-12-25 23:44:50 | その他いろいろ(歌舞伎)
 歌舞伎関係の年末年始のテレビ放映について、自分の備忘録を兼ねて、分かっている範囲で整理しておきます。

12月29日(金)17:00~18:00
NHK総合
「極上のはなし 演芸図鑑スペシャル対談集」片岡仁左衛門・市川染五郎出演
 ※年末はこれだけです。いつもなら、顔見世の録画中継がありますが、既に昨夜終わっています。

1月1日(月・祝)9:00~9:45
NHK・Eテレ
「香川照之の昆虫すごいぜ」
 特別編「カマキリ先生☆マレーシアへ行く」

1月1日(月・祝)9:45~12:30
NHK・Eテレ
「熱演!競演!歌舞伎のにぎわい~第38回俳優祭~(再)」
 2017年3月28日(火)に歌舞伎座で開催された「第38回俳優祭」の模様の再放送。
 舞踊二題『上、二つ巴 下、石橋』『月光姫恋暫』の舞台と、模擬店の

1月1日(月・祝)12:30~14:00
NHK・Eテレ
「すごいぞ にっぽん! 古典芸能・最新形」
演目:舞踊・長唄『連獅子』
出演:中村勘九郎 中村七之助
(2017年11月 八千代座「全国芝居小屋錦秋特別公演2017」にて収録)

1月2日(火)14:30~15:29
NHK・Eテレ
「SWITCHインタビュー 松任谷由実 × 坂東玉三郎」(再)

1月2日(火)19:00~21:30
NHK・Eテレ
「こいつぁ春から」
 東京の歌舞伎座と大阪松竹座から、公演初日の模様を生中継を交えて紹介。
  歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」夜の部『勧進帳』「襲名披露 口上」
  大阪松竹座「坂東玉三郎 初春特別舞踊公演」『傾城』ほか

1月2日(火)21:30~22:20
NHK・Eテレ
「坂東玉三郎が愛した女 〜越路吹雪に魅せられて〜(仮)」

1月3日(水)21:00~21:59
NHK総合
「高麗屋三代襲名(仮)」
 松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎、松本金太郎改め八代目市川染五郎という、歌舞伎400年の歴史においても稀有な三代同時襲名が、平成30年1月東京 歌舞伎座で披露される。その襲名までの高麗屋三代の1年間を追った、密着ドキュメンタリー

1月5日(金)20:00~22:00
TBS系列
「ぴったんこカン・カン SP」
 歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」で襲名披露する染五郎改め十代目松本幸四郎、金太郎改め八代目市川染五郎が出演。

1月6日(土)7:30~8:00
TBS系列
「サワコの朝」
 歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」で襲名披露する染五郎改め十代目松本幸四郎、金太郎改め八代目市川染五郎がゲスト出演。親子そろって襲名への思いなどを語る。

1月7日(日)13:55~15:20
テレビ朝日系列
「高麗屋三代襲名スペシャル・八代目市川染五郎 密着3650日~12歳・若武者が生まれるとき~」
 1月の歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」で襲名披露する金太郎改め八代目市川染五郎を、10年間にわたり密着取材したドキュメンタリー。2歳の初お目見得から初舞台、そして今回の襲名までを、舞台映像や家族のインタビュー、プライベート映像などさまざまな切り口で紹介する。

1月12日(金)23:00~23:54
NHK・Eテレ
「にっぽんの芸能 」
  伝心 ー玉三郎かぶき女方考ー 京鹿子娘道成寺

1月14日(日)18:00~19:55
BSフジ
「勘三郎が遺したもの ~中村勘九郎・七之助 古き芝居小屋を巡る旅」
 11月に全国8カ所で上演した「全国芝居小屋錦秋特別公演2017」の中村勘九郎と中村七之助に密着、公演の様子、舞台映像を交えたドキュメンタリー。

 歌舞伎美人のページ等から拾ったのは以上です。もし、これ以外に何かあれば教えてください。

 やっぱり、高麗屋さん関係が多いですね。美少年・金太郎クンが楽しみです。一般のファンが増えて歌舞伎が賑わうといいなぁと思います。
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クリスマスイブ

2017-12-24 23:10:17 | その他いろいろ
 今日はクリスマスイブです。大阪はあいにくの雨模様。でも、気温が高めなので、雨は夜更け過ぎに雪へと変わる、ことはないと思います。

 特に何もないので、先日上京した折に銀座で撮ってきたクリスマスっぽい写真をUPしておきたいと思います。

 
 銀座三越のサンタさん

 
 ミキモトのショーウインドウ
 新しくなって花壇がなくなったのが残念です。

 
 山野楽器のクリスマスツリー
 オーナメントが音符や楽器になっています。

 
 
 バーニーズニューヨークのショーウインドウ

 
 銀座和光の入り口

 
 銀座三越の入り口

 
 
 銀座ヒカリミチ

 
 東京の京橋のビルのイルミネーション

 
 京都のロームシアターのお向かいの建物のイルミネーション
 ちょっと“和”っぽいですか?

 《オマケ》
 
 何の変哲もないイチゴのショートケーキですが、クリスマスということで、奮発して648円のショートケーキです(根が貧乏性なのでお下品にもお値段のことを書いてしまいました)。

 
 仙太郎のクリスマス和菓子です。

 《オマケのオマケ》
 
 仙太郎のあぶり餅
 これ、南座の顔見世に行くといつも買って劇場でおやつとしていただいてました。今年はそれが出来なかったので、家でいただきました。やっぱり美味しいです。
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フランス料理ORIGIN

2017-12-23 23:01:02 | 食べたもの
 職場の忘年会です。大ボスがワイン好きなためフレンチレストランになりました(昨年はイタリアン)。天満橋近くにある「ORIGIN」というお店です。

 
 “とりあえずビール”で、箕面のクラフトビールです。

 
 前菜
  鱈白子のフリット
  キヌアのチップス
  ブロッコリーのスープ
  尾長鴨のクロケット
  (飾りのように見えるのは後で登場する八角という魚の皮をパリッと揚げたものです。もちろん、いただけます)


 富田林乾農園より海老芋のポワレ、真鱈のブランダード

 
 パン 自家製だそうです。オリーブオイル?と岩塩?が効いていて美味しいパンでした。

 
 北海道函館より八角のロースト パセリとケッパーのソース

 
 北海道函館水産市場よりボウズギンポの鱗仕立て 島中さんのキャベツのソース

 
 温かいコンソメスープ

 
 ジャガイモを揚げたバスケットで包まれた鱈のポワレ 大阪ワインのソース、付け合せは下仁田ネギ
 (メインは鹿肉だったのですが、鳥獣の類が苦手なワタシだけお魚にしてもらいました)

 
 ラムレーズンとバナナのモンブラン

 どれもこれも手がかかった美味しいお料理でした。“日本”を意識して、日本産食材をふんだんに使ってらして、食器なんかも土ものっぽいものをお使いでした。かといって、醤油とか味噌とかの味ではなく、でも、バターとかチーズとかでもなく、あっさりとした素材の味を生かしたフレンチでした。

 写真は撮っていませんが、赤ワインを2本あけています(飲む人間は4人)。1本目は日本産のメルロー、2本目はボルドー産のメルローでした。同じメルローですが、全然味が違っていました。日本産は若いってこともありますが、爽やかな飲み口で、グビグビいけそうな感じでした。ボルドー産は1999年なので、重みがありました。味が複雑な感じで、これが気候風土の違い?ってワイン好きの大ボスと話しておりました。

 まだオープンして間もないそうで(夏ごろオープン)、この書入れ時に満員というわけでもなく、ちょっと心配してしまいますが、良いお店なので流行ってほしいなぁと願っています。

 
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三月の歌舞伎座

2017-12-20 23:25:52 | 先々の予定
 来年3月の歌舞伎座の演目と配役が発表になりました。

 なんとまぁ、皆さん(浜村淳の口調で)、孝夫さんと玉ちゃんが共演されます。2月から二ヶ月連続、それも二演目でございます。10年分の「盆と正月」が一気に来たような気分でございます。苦節?年、孝玉コンビを待っていたファンの皆様(ワタシも含む)、おめでとうございます。ようやく想いが松竹株式会社に通じましたね。

 この3月の歌舞伎座ですが、情報がずいぶん錯綜しておりました。1ヶ月くらい前でしょうか、玉ちゃんが「3月は歌舞伎座」とおっしゃってたとツイッターで流れてきました。その時点で、遠征しようと思ってホテルを予約しました。そうしたら、2週間くらい前に、孝夫さんも出演されるらしいと、これもやはりツイッターで見かけました。「え、二ヶ月連続で孝玉コンビですか?そんな夢のような展開があるのかしら…」と半信半疑ながら、ご共演ならば2回見ないといけないかと思い、ホテルの予約をもう1泊追加しました。そうしたら、1週間ぐらい前になって、カード会社の先行予約か何かで「片岡仁左衛門(昼の部)坂東玉三郎(夜の部」」というのが流れてきました。「昼夜で分かれてご出演ですか?それって軽い嫌がらせ?」とちょっと悪態をつきたい気分になって、宿泊ももう1泊にしておこうかしらと思っていた矢先に、本日の発表となりました。地獄から天国でございます。

 演目と配役です。
 【昼の部】
 一、国性爺合戦(こくせんやかっせん)
    獅子ヶ城楼門
    獅子ヶ城内甘輝館
    同    紅流し
    同    元の甘輝館
     和藤内   愛之助
     錦祥女   扇雀
     甘輝    芝翫
     老一官   東蔵
     渚     秀太郎

   四世中村雀右衛門七回忌追善狂言
 二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
     白拍子花子         雀右衛門
     白拍子桜子実は狂言師左近  松緑
     明石坊           友右衛門

 三、芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)
     魚屋政五郎     芝翫
     政五郎女房おたつ  孝太郎
     友達大工勘太郎   彌十郎

 【夜の部】
   四世鶴屋南北 作
   渥美清太郎 改訂
 一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
    小梅莨屋の場
    瓦町油屋の場
     土手のお六   玉三郎
     山家屋清兵衛  錦之助
     鬼門の喜兵衛  仁左衛門

 二、お祭り(おまつり)
     鳶頭     仁左衛門
     芸者     玉三郎

   泉 鏡花 作
   坂東玉三郎 演出
 三、滝の白糸(たきのしらいと)
     滝の白糸   壱太郎
     村越欣弥   松也
     春平     歌六

 2月、3月とお楽しみが続きますね。本当に良かったです。
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今日はここ

2017-12-17 15:54:45 | 観たもの
ようやく、京都の顔見世観劇です。劇場のスケジュールの関係でもう明日は千穐楽なんです。ギリギリ間に合ったって感じです。

何度もブツブツ言っておりますように、孝夫さん💕は昼の部はタカタロさんと「二人椀久」、夜の部は鳶頭と、観る方のモチベーションが上がりにくい演目となっております。客席も、三階席は転落防止のためか、手すりがあって、微妙に視界が遮られます。手すりに荷物を引っ掛けられる利点もあるけれど。来年は南座に戻るそうなので、期待します。

昨年は、まねきだけは南座に上がりましたが、今年はまねきもロームシアターにやって来ました。顔見世の歴史の中で初めてだそうです。

そうそう、松十郎さん、こちらにご出演でした。じゃあ、歌舞伎座は誰だったんでしょうか。
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玉さま@産経新聞

2017-12-15 23:35:49 | その他いろいろ(歌舞伎)
 1月の松竹座「坂東玉三郎 初春舞踊公演」に向けて、新聞各紙の関西版に「初春公演」のことが取り上げられているようです(ツイッターで見たので)。わが家は産経新聞ですので、そちらをご紹介いたします。

 「口上」は玉ちゃんお一人ではなく、壱太郎さんもいっしょなんですね。壱太郎さんの「口上」といえば、永楽館でのあの出石観光大使のような口上を思い出すのですが、さすがに玉ちゃんのお隣でああいうのはできないでしょうね。でも、袂から“こうのとりのこうちゃん”出してほしいです。

 「元禄花見踊」は舞台に10人くらい登場する賑やかな舞台になるそうで、吉太朗クンも出演されます。女形ではなく立役だそうです。

 「秋の色種」では、玉ちゃんも箏を弾かれるかもしれないそうです。弾いてくださったら嬉しい「お年玉」です。

 今のところ、来月の切符はまだ1日しか取ってなくて、もう1日どこかで行きたいと思っているのですが…。思い切って初日に行こうかどうか迷い中です。劇場内がお正月らしい華やかな設えになるそうで、できれば松の内に行っておきたいような…。遅くに行ったら、なんだか気の抜けたサイダーのような気がするので。


 
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しらたまや

2017-12-12 00:24:38 | 食べたもの
 歌舞伎ファンが集う小料理屋さん「しらたまや」さんに今回もおじゃましてきました。

 
 とりあえず“ビール”
 ラベルの可愛らしさに惹かれてのチョイスです。

 
 春菊のおひたし
 箸置きがまたかわゆしです。

 
 おでん

 
 
 日本酒投入!
 今回は燗酒です。

 
 自家製からすみ
 作り方をお聞きしましたが、何だか気の遠くなるような工程でした。日本酒に合いますね。

 
 衣かつぎ
 本来はここで納豆の天ぷらになるそうですが、私が納豆が苦手と言ったのでこちらに変更してくださいました。ねっとりと美味しいお芋さんでした。

 次はごはんなのですが、撮り忘れました。きのこの炊き込みご飯と香の物としてかぶらの甘酢漬け(もちろん自家製)を出してくださいました。

 
 あんぽ柿のヨーグルトかけ

 いつものことながら美味しいお料理(お酒も)と楽しいおしゃべりを満喫いたしました。いきなり「今日は第3部ですか?」みたいなところから始まり、その日はちょうど1月のゴールドの発売日だったので「行くんですか、いつですか」みたいな話をし、それぞれのご贔屓を語り尽くし、玉ちゃんを一列目で見た興奮を発散させてもらって、いやぁ、本当に心地よい時間を過ごすことができました。

 11時半近くまでいて、それからホテルへ戻ったのですが、銀座はまだ結構な人出で、晴海通りは車が渋滞しているし、忘年会シーズンとはいえ、ちょっとビックリでした。やっぱり東京は景気がいいんでしょうか。
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