おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

七月大歌舞伎 夜の部

2024-07-21 23:08:40 | 観たもの
 今月の歌舞伎座の夜の部でございます。文学座の「オセロー」で上京したので、せっかくだと思い夜の部を見てきました。

 ↓チラシに載っていた説明です。
天下人・豊臣秀吉の出世物語「太閤記」から、秀吉の活躍が光る“表”の物語と、その輝かしい光の陰にある秀吉のライバル・明智光秀らの悲劇的な“裏”の物語を巧みに織り交ぜた『裏表太閤記』を上演。『裏表太閤記』は、昭和56(1981)年の二世市川猿翁(三代目猿之助)による初演以来、実に43年ぶりの上演となります。今回はその情熱的な精神を受け継ぎながら、松本幸四郎による宙乗りや早替り、幸四郎と尾上松也と市川染五郎による本水を使った大滝での大立廻りなどケレン味あふれる演出が盛り込まれ、歌舞伎の魅力が凝縮された熱い舞台が繰り広げられます。

 「面白そう!」と思い期待して臨みましたが、何となく消化不良な感じです。元々は昼の部と夜の部両方を使った上演時間7時間?8時間?の超大作だったそうで、それを3時間15分に短くしての上演です。パーツ、パーツはそれらしく盛り上がるような造りにはなっているのですが、通して見た時に「裏と表の太閤記」っていうのがいまいちわかりづらく、さらにそこに「孫悟空」が絡んでくるので、「何が何やら…」状態でした。 宙乗りあり、本水あり、早替りあり、いろいろな歌舞伎の台詞あり、と散らかすだけ散らかして結局収集がつかなくなってしまって…。舞台を見ながら「もし亀ちゃんがいたら、もっとちゃんと作らはったんやろうなぁ…」とずっと思ってた失礼な客はワタシです。スミマセン。

 でも、大詰めで幸四郎さん、松也さん、巳之助さん、右近さん、染五郎さんが「三番叟」を踊る場面があり、皆さん、白塗りの凛々しい武将のお姿、見目麗しい方たちばかりなのでそこは見応えがありました。巳之助さんの踊りって、久しぶりにちゃんと見たように思います。坂東流のお家元ですからね。この場面、15分ぐらいでしたが、もっと長くてもいいよ、って思ってしまいました。スミマセン。

 あとは、寿猿さんがお元気にお舞台をお勤めで、大変結構でございました。第2幕の幕開きに登場する「じじーず」です。猿三郎さんがブログに書いてくださっています。ここが一番受けていたような…。ここでも「もし亀ちゃんがいたら、寿猿さんともっと遊んだんやろうなぁ…」ってちょっと思ってしまったのですが。スミマセン。

 これだけのために遠征してたら暴れるところでしたが、「オセロー」という素晴らしい舞台を拝見できたので、今月も歌舞伎座へ行けてヨカッタ、ということで…。
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十一月の明治座

2024-07-17 23:25:44 | 先々の予定
 11月の明治座の演目と配役が発表になりました。前々から中村屋ブラザーズのご出演と聞いていたので、てっきりコロナで中止になった「桜姫東文章」だろうなと思っていたら、全くの別物になりました。新作歌舞伎ではなく、古典の見取狂言が並んでいます。“いつもの”メンバーばかりではなく、もう少し幅も広がりました。

 「桜姫」ならちょっと考えたかもしれませんが、これではなかなか食指が動きません。っていうか、そもそも11月に遠征があるのか?ってところからなんですが…。昨日、1月の松竹座の孝玉コンビが発表になりましたが、孝夫さんが1月にご出勤ってことは、11月の歌舞伎座の顔見世にはご出演ではないのかなと。でないと、10月から1月まで4か月連続でご出勤ってことになってしまいますから。孝夫さんも玉ちゃんもいらっしゃらないのであれば、お江戸遠征は無しでもいいのかなと。11月は永楽館歌舞伎、文学座の「摂」、内野聖陽さんの「芭蕉通夜舟」とこっちで見たいものが目白押しなんです。遠征できる日がないなぁと思っていたところなんです。ちょっと順列組み合わせを考えないといけませんね。
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一月の松竹座

2024-07-16 23:12:11 | 先々の予定
 
 
 来年1月の松竹座の予定が発表されました。3日(金)から8日(水)までは「坂東玉三郎初春お年玉公演」、11日(土)から26日(日)まで「片岡仁左衛門 坂東玉三郎初春特別公演」でございます。なんとまぁ、皆さん、10月に続いての孝玉コンビの公演でございます。キャッホー 今日の午前中に公表されたようで、お昼休みにTwitterを見たら大騒ぎになっていました。

 松竹座でのご共演って、2006年1月以来でしょうか。その時って「昼夜の道行」と称して「十六夜清心」と忠臣蔵の「五段目・六段目」がかかりました。関西は南座の顔見世ではご共演があるのですが。

 孝玉コンビの公演は週末が3回あるので毎週通う?って思ったけれど、1月は浅草歌舞伎があるんです。こっそり贔屓の鷹之資さんが来年から浅草に出る?、さらにわれらが吉太朗クンも呼ばれる?って密かに思っておりまして、そうなれば「これは行かねばなりますまい!」の案件になりそうで、せっかくお江戸に行くのなら歌舞伎座も国立劇場も見たいわいなぁ…って思うし。1月だけ50日くらいあると助かるのですが。まぁ、松竹座は14時からなので、平日に半休を取って行くっていう方法もあります。職場から地下鉄をうまく乗り継げば20分ぐらいで行けるので。といろいろ策を練っておりますが、その前に切符が取れるのか?という大問題があります。1回公演だし、松竹座は歌舞伎座の三分の二くらいしか入らないし、かなりの激戦になりそうです。

 演目は何になるんでしょうかね?10月もまだ発表されていないので、「アレかな」「コレかな」と妄想はふくらみます。
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今日はここ

2024-07-15 15:03:12 | 観たもの
松竹座で通しております。外に出たら暑いし人が多いので、松竹座のロビーで休憩中です。

いつものこと?ながら、とりあえず切符を取っただけで、演目も出演者もよく把握せずに劇場にまいりましたが、昼の部なかなかの充実ぶりで、これならもう一回見てもよかったかしらと思いました。あ、夜の部は孝夫さんの「すし屋」っていうのはちゃんとわかっています。だから、2回見るようにはしているのですが。

今日は安定の三階席です。結構空席があって、お隣の席に荷物を置いてゆっくり観劇できました。ワタシ的にはラッキーですが、松竹株式会社的にはどうなんでしょうねってちょっと心配です。「萬屋」さんって一般にはまだマイナーなお名前なんですかね。役者さんも演目もとても良い公演なんですが。皆さま、ぜひぜひ松竹座へ!
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オセロー

2024-07-14 23:54:23 | 観たもの
 文学座の「オセロー」でございます。新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演されました。ワタシは昨年の「夏の夜の夢」に続いて2回目です。こちらの劇場、場所を貸すだけのようで、劇場スタッフさんらしき方はいなくて、文学座の役者さんが切符のもぎりとかパンフレットの販売とかされていました。日替わり?らしく、「とっても豪華なもぎり」って呟いていらっしゃるのを見たので、とりあえず手の空いた役者さんが駆けつける方式のようです。そうそう、パンフレットは開演前は売り切れで、文学座のオンラインストアで買うようにアナウンスしていましたが、第一幕の間に文学座の事務所(場所は信濃町、新宿から近い)に取りに帰られたようで、休憩時間には売ってました。「学生演劇かっ」って突っ込みたくなるような、手作り感満載の公演でございます。

 で、かんじんのお芝居ですね。「オセロー」という演目は初めて見ました。何となく聞いたことはあるけれど、程度の知識です。あ、玉ちゃんが二代目松緑さんが「オセロー」をなさったときに、デズデモーナのお役で出演されたのは、写真で見たことがありました。今回、saraさんのデズデモーナを見ながら、「これって、玉ちゃんが演じられたお役なんですね」と幾度となく思っていた失礼な客はワタシです。スミマセン。別にsaraさんに難があるからってことではないので、一応言っときます。

 主役のオセローは横田栄司さん、デズデモーナはsaraさん、イアーゴーは浅野雅博さんでした。横田さんと浅野さんは文学座の同期生だそうです。saraさんは正座員に昇格されたばかり、宝塚でいえば研1での大抜擢ってところでしょうか。

 非常に見応えのあるお芝居でした。上演時間は15分の休憩を挟んで3時間でしたが、ちょっとヘロヘロな状態で臨んだので大丈夫かなぁと心配しておりましたが、オセローの世界に引き込まれ3時間集中しました。文学座の底力、役者さんの層の厚さなんでしょうね。

 横田さんはNHKの「鎌倉殿の13人」に和田義盛のお役でご出演でした。テレビの力は偉大で、今回の公演もそのネームバリューが大いに発揮されたようで前売り券は即完売、追加公演が出ました。三谷幸喜さんも観劇されたようで、朝日新聞のご自分のエッセイに書いていらっしゃいました。浅野さんにずいぶんと注目されていたので、近々三谷さんのお芝居に呼ばれるかもしれません。

 浅野さんのイアーゴーは、登場した時は、ほんと、フツーの人でした。でも、相手を見て態度を変え、平気でウソをつき、相手を追い詰めていきます。見た目がフツーなだけに、よけいにすごく怖い人物でした。「そこまでする?」って…。

 対するオセローは、登場した時は、デズデモーナを結婚できて自信満々の野心家だったのが、イアーゴーによって「自分がムーア人」という心の奥深くに隠していた引け目?負い目?のような感情が炙り出されて、破滅の一途をたどります。オセローとイアーゴーの間の感情のせめぎあい?、最初は「オセロー100対イアーゴー0」だったのが、それがどんどん変化し、最後「オセロー0対イアーゴー100」になる過程が完全に可視化されていました。

 デズデモーナのsaraさんはご自分の年齢がそもそも若いので、ピュアなデズデモーナにぴったりでした。あまり他人の感情に頓着しない、自分の思いだけで突き進む、ある意味ちょっと残酷な感じが「若いよねぇ~」って納得しながら見ておりました。ほんと、可愛らしくて、オセローが振り回されるのも当然って感じでした。

 イアーゴーの妻のエミリアの増岡裕子さんも目が離せない役者さんでした。重苦しい雰囲気の中で、ちょっとお笑い担当みたいな役回りです。こういうお役にすっと入り込めるっていうのが文学座の底力のような気がします。

 ワタシが文学座を初めて見たのはもう50年近く前になりますが、その頃は年に3回か4回は文学座の本公演が大阪にも来ていたように記憶しています。堂島の毎日ホールが新劇系のお芝居を一手に引き受けていたかと。最近は年に1度、塚口のピッコロシアターか八尾のプリズムホールのどちらかに巡演があるって感じです。新劇なんてほぼ死語なんでしょうかね。こういう良いお芝居を見ると、大阪でももっと見たいなぁと思います(労演に入れば見られそうなんですが、それはそれでちょっと面倒な…)。
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シネマ歌舞伎「ぢいさんばあさん」予告編

2024-07-13 23:51:40 | 先々の予定



 孝玉コンビのシネマ歌舞伎「ぢいさんばあさん」の予告編が公開されています。2010年2月の歌舞伎座のお舞台です。前の歌舞伎座のさよなら公演ですね。ワタシ、この時上京しており夜の部の「籠釣瓶」を見ております。その頃はまだ昼夜見るなんてことはなく、夜の部だけ見ました。そもそも上京することは年に1度の「special event」でしたから…。

 下鴨は勘三郎さんでした。孝夫さんも玉ちゃんも勘三郎さんも昼は「ぢいさんばあさん」、夜は「籠釣瓶」の掛け持ちされてたんですね。15年前とは言え、孝夫さんは還暦を超えられています。しかも当時は休演日もなく、想像しただけで倒れそうです。

 シネマ歌舞伎のほうですが、予告編だけで孝玉コンビのラブラブぶりは絶好調、これが全編となればやはり「鼻血ブー」案件かと(表現がお下劣で申し訳ない)。来年1月3日から公開、ムビチケ絶賛発売中だそうです。楽しみです
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帰ります。

2024-07-07 19:07:59 | Tokyo
帰りの新幹線です。お弁当はみやびの天重です。これだけ暑いと体力も消耗したと思うので、これぐらい高カロリーなものをいただいてもいいかと。東京駅でgetしましたが、お店の後ろに厨房があるようで、ご飯がまだ少し温かく、天ぷらもカリッとしていて、美味しかったです。

今日は新宿で文学座の「オセロー」を観てきました。圧巻でした。文学座の底力とどなたか呟いていらっしゃいましたが、ほんと、その通りで堪能しました。遠征した甲斐があったというものです。

また明日からお仕事頑張ります。
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お江戸へGO!

2024-07-06 12:25:05 | Tokyo
お江戸へ向かっております。↑富士山、切れてますが、それらしきものが写っております。

今回は一泊二日、なんとなく慌ただしく、昨日から前乗りすることも考えましたが、9月と10月のことを考え、ここはちょっと節約しておこうかと…。でもね、今はSALEの真っ只中、節約分以上にそれ以上に散財しそうです。だってね、今日は日本橋三越と高島屋で、明日は新宿伊勢丹でございます。うふっ…。

あ、今回の主たる目的は歌舞伎座と文学座でございます(キリッ)。文学座の「オセロー」があちこちで大絶賛されており、楽しみにしています。


14:48 追記
この富士山を通り過ぎたすぐ後ぐらいに静岡で停電が発生、新幹線が止まってしまいました。間一髪免れました。現在、ミシェルバッハでまったりとお茶しています。
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今月のお芝居

2024-07-01 23:18:53 | 今月のお芝居
 7月になりました。早いもので2024年ももう半分過ぎたんですね。

 今月の観劇の予定です。

 6日(土)
 「七月大歌舞伎」@歌舞伎座
 夜の部の「裏表太閤記」を見ます。

 7日(日)
 「オセロー」@紀伊國屋サザンシアター
 文学座を見ます。オセローは横田栄司さん、「鎌倉殿の13人」にご出演だった役者さんです。その影響か、チケットは即日完売、追加公演も1回あります。新劇のお芝居、アイドルが出ていないお芝居、シェークスピアのお芝居で売り切れってすごいことですよね。50年近い文学座贔屓としてはとても嬉しく喜んでいます。

 15日(月)
 「七月大歌舞伎」@松竹座
 昼夜通します。

 18日(木)
 「第9回あべのかぶきを楽しむための1日講座」@スペースナイン

 19日(金)
 「七月大歌舞伎」@松竹座
 大阪府の半額鑑賞会でgetしたチケットです。1階の4列目でした。松竹座で孝夫さんを1階から見るなんて、いったいいつ以来でしょうか。

 今のところ以上です。文楽をどこかで見なければと思っています。

 《今月の前売り》
 8日(月)「九月花形歌舞伎」@南座
 11日(木)「八月納涼歌舞伎」@歌舞伎座
 17日(水)「上方歌舞伎会」@国立文楽劇場

 お花の写真があるので載せておきます。
 
 
 
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九月の歌舞伎座

2024-06-29 23:02:51 | 先々の予定
 9月歌舞伎座「秀山祭」の演目と出演者が発表になりました。

 玉ちゃんがご出演という既出でしたが、お役は「吉野川」の定高でした。大役でございます。2016年の秀山祭で吉右衛門さんと出されました。その後のトークショーで「『これで最後かもしれませんね』と吉右衛門さんとお話したんです」とおっしゃっていたのですが、再演がありました。昨年、国立劇場のさよなら公演で時蔵さん(現・萬壽さん)を指導されて、自分でもまた演ってみたいと思われたのでしょうか。そういえば、中村屋ブラザーズに孝夫さんとお二人で「桜姫」を指導された後に、「桜姫」の上演がありましたからね(中村屋ブラザーズはコロナで上演できず…)。孝玉コンビに演じてほしい演目があれば、どなたかに「お稽古お願いします」とおっしゃっていただくのがいいのかもしれません。

 相手役の大判事は松緑さん、久我之助は美少年染五郎ちゃん、雛鳥ちゃんは美少女左近ちゃんです。一番実年齢に近いコンビかもしれません。あ、菊ちゃんと幸四郎さん、梅ちゃんと萬太郎さんもよかったんですけどね。

 夜の部はこの後「勧進帳」です。角書きに「二代目播磨屋八十路の夢」とあります。甥の幸四郎さんの弁慶とお婿さんの菊ちゃんの富樫です。夜の部、いいですね。

 昼の部は菊ちゃんの「摂州合邦辻」と幸四郎さんの「空海」です。「空海」って以前見た新作歌舞伎なんでしょうか。わかったようなわからんようなお芝居でした。

 いずれにしても充実の「秀山祭」です。やっぱり定額制でしょうかね。楽しみです。
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南座の「かべす」 番外編

2024-06-28 23:31:18 | 食べたもの
 東京の歌舞伎お友だちが玉ちゃんの公演のためご来洛、京都の歌舞伎お友だちと「高倉、行くよ!」って聞き、会社を早退して馳せ参じました。今回は4人いたので、かなりいろいろなお料理をいただくことができました。ちゃんと最後のお食事もでき、新記録だそうです。とりあえずお料理の写真をば…。どれもこれも「美味しい!」という感想しかなく、気の利いた食リポは出来ませんので、ご容赦ください。

 
 お通し とても上品な糸こんにゃくでした。

 
 高倉の胡麻豆腐
 
 
 干しホタルイカのあぶり焼き(ちょっとピンボケです)

 
 小芋の唐揚げ 生七味がけ

 
 鱧のネギ巻き天ぷら

 
 びわ湖産 小鮎の天ぷら 蓼酢かけ

 
 ごぼうとセロリのきんぴら

 
 びわと生ハムの白和え

 
 丸なすの田楽

 
 鰹とオクラのしゅとう和え

 
 豚しゃぶと紅ずいきの梅味噌和え

 
 九条ネギときざみのにゅうめん  

 上にも書きましたが、本当にどれも間違いがなく、最後のにゅうめんはお出汁が効いてていくらでもスルスル入りそうでした。これらのお料理もさることながら、久しぶりに歌舞伎お友だちと会って、あれやこれやといろいろとお話ができて楽しい時間を過ごすことができました。ちょっとブログには書けない話もあったりして、5時半スタートで、最後のにゅうめんには確か7時半?8時?までにたどり着いたはずなんですが、結局お開きは9時を過ぎていました。楽しい時間はあっという間ですね。次の機会を楽しみに…。
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南座の「かべす」

2024-06-28 22:57:58 | 食べたもの
 玉ちゃんの公演を見に行った時の「かべす」です。

 
 南座のお隣の祇園饅頭の「志ん古」です。幕間のおやつにしました。

 
 毎度お馴染みイグレックの野菜カレーです。終演後、ウロウロしていたら晩ご飯時分になったので、食べて帰りました。お野菜モリモリで健康的です。

 
 
 
 
 お土産は鍵善の水無月と琥珀です。“今だけ”の限定品です。今年は水無月の当たり年?でいろいろといただきました。外郎の上に小豆がのっかってるお菓子ですが、お店によってビミョーに違うんですね。
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「第9回あべの歌舞伎」を楽しむための1日講座

2024-06-27 23:14:02 | 先々の予定
 サンケイリビングカルチャーで「『第9回あべの歌舞伎』を楽しむための1日講座」があります。講師は産経新聞の亀岡典子さんです。大阪でずっと歌舞伎や文楽の古典芸能を担当されています。「晴の会」のメンバーはおそらく上方歌舞伎塾入塾時からご存じかと。昨年もまいりましたが、↑こちらのお三方も出て来られ、和気あいあいとした楽しい講座でした。今年は大作「伊賀越道中双六」を上演されるので、いろいろなお話が聞けるのではないかと思います。ワタシは早速申し込みました。コチラ、受講するともれなくチケットが1枚付いてくるので、前売りの手間が省けるんです。ナンタラ手数料もかかりませんし。

 ◆1日講座◆
 開催日時:7月18日(木)午後7時~8時
 開催場所;スペースナイン(あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階)
 受講料:10200円(チケットは前売り8000円です)
 申し込み方法:サンケイリビングカルチャー梅田教室に電話で申し込み 
         TEL:06-6361-6300
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坂東玉三郎特別公演

2024-06-26 00:06:01 | 観たもの
 南座の公演でございます。玉ちゃんの「阿古屋」ですが、その前に「口上」と千次郎さんの「解説」がつきました。

 「口上」は幕が開くと、金屏風の前に玉ちゃんが女形の正装でお座りでした。金屏風は絵のないシンプルなものでした。「阿古屋」は六代目歌右衛門さんからお習いになりました。玉ちゃんの初演は1997年に国立劇場で、その時は通し上演で序が「二人景清」、中段が「琴責」、大詰が「清水寺」だったそうです(正しくはコチラをご覧ください)。二人景清は先代の團十郎さんで、玉ちゃんは「琴責」ではいつも私たちが見ている「阿古屋」ですが、その後の「清水寺」は景清のお母さんに普段着で会いに行くという場面だそうで、あの重い鬘と衣装の後に、急に軽くなって変な感じだったそうです。通し上演って、歌舞伎公演データベースで見る限り、この国立の1回だけだったので、もひとつだったんでしょうね。初役の時はとても緊張されたそうで、勢いだけで乗り切ったとおっしゃっていました。

 ちなみに、ワタシ、この翌年の1998年の松竹座の「阿古屋」を見ております。「とにかくすごい演目らしい」っていうのを聞いて見たのは覚えていますが、内容は忘却の彼方です。そんな初期で見ていたことに、今はビックリです。松竹座って結構こういうケースが多くて、政岡も初演かその後ぐらいで見ています。歌舞伎座では出来なかったんでしょうね。

 話が逸れました。「琴責の段」はとても文学性の高い段だそうで、お白州に正装で登場します。玉ちゃんは「景清の行方は知らない」という心持で演じていらっしゃるそうです。華やかに見えるけれど、気持ちは萎れている、と。これは義太夫で語られているそうです。

 現代ならあちこちに監視カメラがあって、SNSがあって、景清の行方なんてすぐにわかってしまうでしょうね、って砕けたこともおっしゃっていました。ただ、玉ちゃんはそういう外の世界のことを忘れていただくために、精一杯勤めていると。どの「口上」でも、このことおっしゃっていますよね。玉ちゃんのおかげで、豪華絢爛なお姿を見て、お琴、三味線、胡弓の美しい音色を聞いて、ひととき夢の世界に浸らせていただけます。

 少し、南座の思い出もお話しくださいました。50数年前の南座顔見世で初めて南座へ来られたそうです。その後は毎年8月に松嶋屋さんの「花形歌舞伎」にご出演、ここで孝玉コンビでいろいろ手掛けられました。その評判がよくて、新橋演舞場でも6月に「花形歌舞伎」があり、さらに南座では3月も「花形歌舞伎」がかかり、大きなお役に次々と挑戦されました。この時の経験が後に歌舞伎座で大きなお役をなさる時に大いに役立ったそうです。

 初日あたりはこの「口上」も長かったようですが、ワタシが見た時(22日)は時間通りぴったり終わり、続いて千次郎さんの「解説」です。同じ舞台で、千次郎さんが金屏風の前で松嶋屋さんの裃をつけて座っていらっしゃいました。玉ちゃん、千次郎さんのこと結構気にかけてくださっていて、4月の「お染久松」では番頭さん、6月の「牡丹燈籠」ではお医者のお役と、2幕最初の解説(円朝さんのお役の代わり)をお勤めでした。

 「阿古屋」の解説です。いつも番附で読んでるっちゃ読んでるんだけど、改めて耳から聞くとより理解できました。お衣装のこととか、琴・三味線・胡弓のそれぞれの楽器のこととか、「へぇ~~~」ってなることをいろいろと聞きました、三味線は景清が去ってしまった後の想いを、胡弓は景清との縁の儚さ、人の世のむなしさ、わが子への愛情を表現しているそうです。竹田奴は文楽のツメ人形を模してあって、それでああいう顔と動きなんやって納得しました。

 解説が終わると休憩を挟んで本編の「阿古屋」です。重忠は吉之丞さん、岩永は千次郎さんでした。吉之丞さん、やっぱりこっちのほうがしっくりきます。ちょっと吉右衛門さんの面影があったりして、“賢い”武将でした。岩永は人形振りです。千次郎さんの人形振りはまあまあって感じでしたが(スミマセン、上から目線です)、人形遣いの二人がもうちょっと突っ込んで演じてくれたら、それらしく見えたんとちがうかなぁと思いました。千次郎さんだけ目立ってしまって、ちょっと違うって思ってしまいました。

 玉ちゃんの三曲はもちろんperfectでございます。「ひととき、夢の世界へ~」が本当に夢の世界で聞いておりました。気がつくとお琴が出てて、次に気がつくと三味線をお持ちで、次に気がつくと胡弓で…。演奏が良すぎるんでしょうね。申し訳のないことでございます。それでもまだ胡弓の時はこの世にいたかもしれません。儚いなぁってちょっとしんみりしてしまいました。

 この「阿古屋」は劇場からのリクエストが多いようで、せっかく児太郎さんと新時蔵さんもいらっしゃることですし、どこかであるかもしれません。一瞬、12月?って思ったけれど、時蔵さんが新感線歌舞伎の方なので、それはないですね。
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今日はここ

2024-06-22 14:37:02 | 観たもの
南座の玉ちゃんの「阿古屋」でございます。口上と千次郎さんの解説が終わり、いよいよ本編です。ここまでは大丈夫?でしたが、はてさて‥って感じです。頑張ります。

陰囃子で傳左衛門がご出勤のようで、さすが玉ちゃん! スッゲーって思ってしまいました。
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