おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

竹本住大夫さん 引退へ

2014-02-28 23:27:39 | その他いろいろ(文楽)
 人形浄瑠璃文楽の太夫、竹本住大夫さんが、本日大阪市内で記者会見し、5月の東京での公演を最後に引退されると正式に表明されました。一昨年の夏に脳梗塞を患われ、その後遺症がまだ続いており、「先月、今月と不本意な舞台が続き、なかなか思うようにいかず、今月の公演の最中に引退を申し出た」とのことです。

 8時45分からのNHKのローカルニュースではこの記者会見がトップで取り上げられました。劇場で語りを聞いている分にはそれほど感じませんでしたが、お口のほうはまだまだ不自由そうで、それを押して一生懸命お話されている姿を見ていると、こちらのほうがつらく泣きそうになってしまいました。(9時からの「ニュースウォッチ9」では一切触れられていませんでしたね。「NHK、それっていいのかっ!」とテレビに向かってつぶやいてしまいました)

 引退会見については以下のサイトが一番詳しいように思うのでリンクをはっておきます。
 竹本住大夫さん引退会見詳報
 (1)-1
 (1)-2
 (2)
 (3)
 ただし、この記事は住大夫さんの発言がすべていわゆる“標準語”に翻訳されてしまっています。今日の夕方の会見をすぐに文字に起こしていらっしゃるので、仕方ないのかもしれませんが。せっかくの住大夫さんの品のある美しい大阪弁が…。ちょっと残念でした。

 文楽ポータルサイト楽文楽の技芸員インタビューで「引き際」について語っていらっしゃいました。(こちらはステキな大阪弁です)
 「引き際というのは難しいでんな。私は、『まだやってんのか!』と思われないようにとは考えてます。そやから今年が勝負かいな、と思います。まずは野崎やってその結果いかんによっては考えんならんなと思ってます。言葉がはっきり言えなあきまへんわな。どの程度やれるか、不安は不安でんね。そやから毎日本読みして、テープに吹き込んで、聞いてみたりしてます。リハビリの先生も、『そういえば“さしすせそ”が弱いですね』、と言われました。今まで苦にせんとやれてたところがやれんとなると考えまっせ。うちの親父が野崎をラジオで録音したもんを聞いて、『お光やお染がえらい婆になったなぁ』言うて、『もうこれはあかん、やめよう』、と引退の決心をしたんですわ。文楽で引退披露ができたら幸せです」。
 「引き際は大切ですね。引き際は自分で!と思います」。


 私が文楽を見始めたのは一昨年の7月、住大夫さんが倒れられた後です。5ヵ月後のお正月公演で復帰、それから聞き始めています。“エエ時”を知らないので、比べようがないのですが、11月の「沼津」の段はなかなかの感動モノでした。まだまだおやりになれそうに思いましたが、ご病気のこと、89歳と言うご年齢のことを考えると、難しいのかもしれません。5月のラストまで、お元気で舞台をお勤めになられるよう願っています。
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第37回俳優祭(続報)

2014-02-27 23:25:26 | その他いろいろ(歌舞伎)
 「第37回俳優祭」の詳細が出ています。

 一、舞踊二題
 (1) 六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)竹本連中 清元連中 長唄囃子連中
 平安歌人のトップ6、六歌仙。そのなかの紅一点・小野小町をめぐる、五人の男の、時代と世話の恋模様。典雅で洒脱な、ご存じ変化舞踊の名作を、「俳優祭」でしか見られない花形俳優の競演でお送りします。

「遍照」(遍照)尾上松緑 (小町)中村芝雀
「文屋」(文屋)中村勘九郎
「業平」(業平)尾上菊之助 (小町)中村七之助
「喜撰」(喜撰)市川染五郎 (お梶)中村時蔵
「黒主」(黒主)市川海老蔵 (小町)坂東玉三郎

 (2) 素踊 楠公(なんこう)長唄囃子連中
 時は南北朝。太平記や唱歌でおなじみの「桜井の別れ」「湊川の合戦」を題材とした舞踊。前半では楠木正成(楠公)・正行親子の情愛が、後半では足利尊氏軍との激闘が描かれます。総勢三十名にのぼる歌舞伎俳優による素踊りは「俳優祭」ならではの見ものです。
中村又五郎、中村橋之助、中村扇雀、片岡孝太郎、中村錦之助ほか若手俳優の出演。

 二、模擬店
 新開場した歌舞伎座で開催される、初めての「俳優祭」。食堂、ロビー、売店・・・・・・ありとあらゆるところで素顔の俳優たちが皆様のご来店をお待ちしております。客席にも出現するかも!?舞台では、めったに見ることのできない隠し芸の数々をご披露いたします。
 歌舞伎座1~3階のロビーにて開催。舞台出演者のほか、片岡仁左衛門、市川中車、中村獅童、尾上松也ほか。

 三、鈴ヶ森錦繍雲駕(すずがもりにしきのくもかご) 一幕
 ここは東海道品川にほど近い刑場、鈴ヶ森。おたずね者の白井権八をとらえようと、豪華な(?)雲助たちが、あの手この手でからんでくる。そこへ通りかかったのは、俠客・幡随長兵衛。「お若いの、お待ちなせえやし」。
さて、何がおこるか、どうぞお楽しみに。
(権八)松本金太郎
(幡随長兵衛)藤間大河
(雲助)尾上菊五郎、中村吉右衛門、中村梅玉、松本幸四郎、市川左團次、中村魁春、坂東三津五郎、坂東彦三郎、中村東蔵、中村歌六、市川團蔵、片岡秀太郎、水谷八重子、波乃久里子ほか幹部俳優。

 フィナーレ
 坂田藤十郎会長ほか役員、出演会員など。

 孝夫さんは舞台にはご出演ではないようですね。模擬店のみのようです。玉ちゃんはエビサンとの舞踊です。

 ホント、行きたいですよねぇ~。でもね、チケットがね、おそらくとんでもない争奪戦になりそうで、既に諦めモードなんですが、浅田真央ちゃんも「強い意志をもって諦めなければ、自分の目指しているものは出来るんだ」とおっしゃっていたことですし、とりあえず電話予約はTryしてみようかと思っています。
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安井かずみがいた時代

2014-02-26 22:46:39 | 読んだもの
 「安井かずみがいた時代」を読みました。

 内容紹介です。
「わたしの城下町」「危険なふたり」「よろしく哀愁」etc.今も歌い継がれる名曲の数々を世に送り出した作詞家・安井かずみ。御茶ノ水の文化学院在学中に訳詞家としてデビュー後、作詞を手がけるようになり、65年「おしゃべりな真珠」で日本レコード大賞作詞賞を受賞するなど、超売れっ子の作詞家として活躍した安井は、77年にミュージシャンの加藤和彦と結婚。それまでの華やかでスキャンダラスな生活から一転して家庭に入り、マスコミから理想のカップルと称揚される。癌で亡くなるまでの55年の生涯を、二つの人生を生きたかに見える安井かずみの人生は、戦後からバブル崩壊までの日本を体現したとも言えるのではないか? 前半生と後半生のどちらが本当の安井だったのか? 安井は加藤を支配していたのか、支配されていたのか? 20名を越える関係者の証言から浮かび上がる伝説の人の素顔に、気鋭のノンフィクション・ライター島崎今日子が迫る!

 
 Amazonで何か違う本を探しているときに「この商品を買った人はこんな商品も買っています」にこの本が表れ、よくわかりませんが何となく買いました。Amazonの策略にまんまと引っかかったワタクシでございます。とは言うものの、「何となく」というのも案外当るもので、なかなか面白くサクサクと読めた本でした。

 この本は、フリーライターの島崎今日子さんが、安井かずみさん、加藤和彦さん、安井・加藤夫婦の友人、知人、ゆかりの人たち26名にインタビューし、それをおまとめになっています。

 安井かずみさんは1939年生まれ、1961年に訳詞家としてデビュー、1963年頃から作詞を手がけられるようになり、その後の活躍は皆様ご承知のとおりです。この本のそれぞれの章に安井さんの作詞された歌のタイトルがつけられてあるんですが「え、これも?これも?これも?」状態で、上の紹介文に出てきた以外にも「片想い(中尾ミエさんの代表曲、私の大好きな歌です)」「経験(「♪やめてぇ~」でおなじみですね)」「古い日記(和田アキ子さんの物真似をされるときによく歌われる「♪あの頃はぁ、ハ、若かった」です)」「草原の輝き(アグネス・チャン)」「赤い風船(浅田美代子)」「不思議なピーチパイ(竹内まりあ)」「折鶴(千葉紘子、演歌っぽい感じの歌で、こういうのも書かれるんですね)」等々、全て歌える歌っていうのがすごいです。もちろん、これらはごく一部で、膨大な量の歌(しかもヒットを連発!)をお作りになっています。ただ、流行っていた頃って、作詞家まであまり気を配ることがなかったので、テレビの歌番組で歌のタイトルといっしょに作詞・作曲の氏名がチラッと写ったのを見るぐらいで、「安井かずみ」という名前は知っています、って程度でした。作詞以外に、ライフスタイルや女性の生き方や仕事、結婚などをテーマにしたエッセイなんかも数多くお書きになっていたようですが、昔の文学少女(ワタシのことです)はそういう人生ハウツー本のようなもの(特に芸能人が書いたもの)は忌避しておりましたので、この本を読んで初めて安井かずみさんのことを詳しく知ったような次第です。
 
 とにかく、すっごいすっごい豪奢な生活を送っていらっしゃって、本当の贅沢とはこういうものなのかとビックリしたり感心したりしながら読み進みました。インタビューを受けられた方々も大体は「セレブ、おしゃれ、スノッブ、スタイリッシュ、カッコイイ…」というような意味の発言をなさっているんですが、細部がそれぞれ微妙にというか大幅にというか違っているんです。芥川龍之介の「藪の中」、あるいは有吉佐和子の「悪女について」を思い出しました。でも、「藪の中」も「悪女について」も小説ですから、作者である芥川や有吉佐和子が最初から意図して発言内容を違うものにしていますが、これはノン・フィクションです。“事実は小説より奇なり”ってとこなんでしょうか。安井かずみ・加藤和彦のどちらにどれだけ近しいのかによって、時には正反対の証言が出てきます。ちょっとびっくりします。ただ、どちらも鬼籍に入られているので、結局実際のところはどうだったのか、ご本人たちはどう思っていたのかはわからないんですよね。ナゾですね。

 島崎今日子さんの力作でした。キラキラと輝いていた時代、上へ上へと向かっていた時代、古きよき時代を垣間見せてくれた本でした。
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体重測定

2014-02-25 23:35:17 | その他いろいろ
 本日は会社の健康診断でした。今年の結果はでておりませんが、昨年までの結果を見る限り、“すっごい健康”というわけではありませんが、特に何かで引っかかることもなく、いろいろな数値はほぼ正常値できております。丈夫に生んでくれた両親に感謝です。

 ただ、オトメとして気になるのはやっぱり体重です。いつもなら少し前から体調ならぬ体重を整えるようにするのですが、今年は何だかバタバタと忙しく、そのせいかしっかりがっつり食べ続けていた結果(ごはんもおやつも)、きっちり体重も増えておりました。洋服の入り具合やお腹周りの見た目で、ある程度自分の体重は把握しているつもりですが、どうしても自分に甘くなってしまうので、こうやって数字を見ると「あらまあ」ってことになります。肥満というほどではありませんが(BMI指数だとまだ太ってもOKとなっています)、見た目は気になります。

 私の場合、とりあえずおやつだけでも止めればずいぶんと違うと思うのですが、最近食べること(特に甘いもの)だけが楽しみになりつつあるので、それがなくなると人生暗くなりそうだし…。悩めるオトメでございます。
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東京メトロのCM

2014-02-23 21:31:47 | Tokyo
堀北真希 CM 東京メトロ 「大人を愉しむ」篇


 昨年10月からOn airになっている東京メトロのCMです。堀北真希さん演じる主人公が「たまには親孝行をしてみよう」と、お母さんと着物に着替えて歌舞伎座へ行きます。東銀座駅から木挽町広場をひやかし、新装なった歌舞伎座の中へ。土産物屋も花道も華やかで、古くてとても新しい。伝統をLIVEで観る、そんな贅沢な時間を母娘で体験するというストーリーになっています。

 東京の方々は既に何度もご覧になっていて「なぜ、今?」とお思いになるかと思いますが、このCM、関西には流れないんです。東京の地下鉄のCMを大阪で放映したって意味ありませんから、当たり前っちゃ当たり前なんですが。ただ、1年に1回だけ、東京マラソンの時だけメトロのCMが大阪でも見ることができます。で、本日、東京マラソンの放送中にこのCMを初めて見ました。上京した折にポスターは目にしていましたが、動画は初めてです。自分が行ったことがあるところがこうやってCMになってテレビから流れてくるって、ちょっと感動です。「おぉっ!」って思って、記事にしてみました。

 ポスターはこんなのです。
 

 これ以外のポスターはこちらにあります。何気ないけど垢抜けているように思います。大阪にはない広告宣伝ですよね。大阪は大阪でコテコテのCMがまた面白いんですけれど。
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小山三ひとり語り

2014-02-22 23:20:45 | 読んだもの
 中村屋さんのお弟子さんの中村小山三さんの「小山ひとり語り」を読みました。

 内容紹介です。
大正13年に4歳で十七代目中村勘三郎へ入門して以来、九十年。中村屋三代に仕える現役最長老の歌舞伎女形、中村小山三。その九十年の役者人生が綴られています。師匠十七代目をはじめ初代吉右衛門や六代目歌右衛門などの昭和の名優から現在の俳優、北条秀司から宮藤官九郎までの劇作家などについても語られ、昭和から平成の歌舞伎の変遷も感じられる内容です。
また、戦争時の体験や戦後の銀座の様子など、当時の時代背景にも触れられています。
番外編として、小山三の1日を追ったドキュメントと50の質問を収載。

 雑誌「演劇界」に連載されていたものが単行本になりました。「演劇界」でも毎月楽しみにしていた連載でした。矢口由紀子さんの聞き書きですが、本当に上手にまとめていらっしゃって(って、プロの方に失礼な書き方ですが…)、小山三さんの声が聞こえてきそうな文章です。

 勘三郎さんの追っかけドキュメンタリーがずっと放映されてきたせいか、小山三さんって、結構有名人ですよね。古典芸能にあまり興味のないウチの会社のお嬢さんに言っても通じますから。幹部さんたちより有名人かもしれません。12月の「忠臣蔵」でも、小山三さんが登場すると、すごい拍手でしたから。

 何と言っても、90年分の役者人生が詰まった本ですから、本当に盛り沢山で、とても興味深く面白く読みました。小山三さんに言わせると第二次世界大戦なんて「つい、この間」なんですから。やはり、十七代目勘三郎さんとのお話が中心になります。かなり“無茶ぶり”されていらっしゃって、大体は絶対服従、よくお仕えになっていらっしゃるんですが、時々密かに“逆襲”したりして、なかなかお茶目な小山三さんです。

 「小山三十種」っていうのがあるそうで、小山三さんの代表作が書かれてありましたが、ほとんど拝見していないように思います。私が歌舞伎に入れ揚げたのがここ4、5年のことで、その間に勘三郎さんのお芝居をあまり見ていないせいもあるんでしょうが、何かひとつは見ておきたいなぁと思います。

 いろいろお話されている合間合間に、今の若手に対していろいろアドバイス(苦言?)されています。その中で吹き替えのことをおっしゃっています。
 「顔なんて似せたってしょうがないんです。どうせ見えないんだから。動きがいかに似ているかが大事なわけよね。そのためにその人の動き方の癖を観察する。
 まあ、言わせてもらえば、今の若い人たちはそれ以前の問題ですけどね。吹き替えなのに平気で顔を見せちゃうし、自分の動きで踊ってしまったりするんです。」
 これ、わかります。最近の吹き替えの人、顔が見えるんですよね。1月の松竹座でも七之助さんの早替わりの時に、チラッと顔が見えて、「なんだかなぁ」と思っていたところでした。昔の人はそんなこと、しなかったんですね。

 何度読んでもウルッとするのは、勘三郎さんがお亡くなりになった前後の玉ちゃんの件です。玉ちゃんに「親がいないのだからあなたがいなくっちゃ」と言われ、さらに本葬では抱きしめて「何かあったら相談してちょうだい。絶対よ」と。ただ、後でわかりましたが、玉ちゃんご自身も勘三郎さんが亡くなったことがすごいダメージで、かなり落ち込まれて精神的にも肉体的にも非常におつらい時期があったそうで、それを思うと、この件、よけい悲しく切なくなります。

 小山三さん、次の目標は七緒八クンの初舞台でしょうか。「かぶき手帖」には「中村屋の乳母」って書かれているくらいですから、お元気で初舞台に同座していただきたいですね。
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近頃のおやつ ②

2014-02-19 23:08:53 | 食べたもの
 最近のおやつです。

 
 
 阪急百貨店にある「ムッシュマキノ青の記憶」のケーキです。“関西パティシエ界の重鎮”(←お店のポップにこう書いてありました。ちょっと笑けた)の牧野眞一さんのお店だそうです。阪急が結構力を入れていて、お店のスペースもかなり広くとってあります。そのわりにお値段はリーズナブル、上のショートケーキは350円でした。下のタルトも300円前後だったように思います。最近、デパ地下のケーキ屋さんって、平気で500円超のケーキを売ってますから、その中では良心的なお店だと思います。“重鎮”のケーキですからレベルも高うございます。特にタルトは素っ気無い外観ですが、めちゃくちゃ美味しかったです。生地のしっとり感がたまりませんでした。

 
 リーズナブルというのであれば、こちらはもっとリーズナブルです。おそらくケーキを持ち上げた際に落としてしまったようなちょっと形がいびつになってしまったケーキだそうで、2個で315円でした。パティスリー菓響(かのん)のもので、京都伊勢丹のデパ地下です。この写真のいちごのタルトは持ち歩いている間にさらに崩れてしまっていますが、お店ではもう少しちゃんとしていました。オムレットのほうの黒豆がなかなか美味しかったです。いちごのタルトはこれだけいちごがのっかっていると、いちごの味で勝負!みたいになってしまいますね。

 
 ビスキュイテリエブルトンヌのガトーナンテのシトロンラムとオランジェです。しっとりほろほろした生地の焼き菓子系が案外好きなんです。

 
 七條甘春堂の桜餅とうぐいす餅です。急に和菓子が食べたくなって、天満橋で買いました。普通に美味しいお餅です。

 
 大阪三越伊勢丹のデパ地下の「菓遊庵」で買った竹隆庵岡埜の「とらが焼」です。毎週日曜に入荷します。こちらの菓遊庵でも人気のあるお菓子だそうで、一度買ってみたかったんです。どら焼なんですが、皮がトラの模様になっています。その皮ですが、かなりしっとり系で、手の指がペタペタするくらいでしたが、甘くて、って当たり前ですが、とても美味しい甘さでした。きっと餡子もいいから、両方が相俟ってさらに美味しくなるんでしょう。
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團菊祭

2014-02-17 23:05:02 | その他いろいろ(歌舞伎)
 5月の歌舞伎座は「團菊祭」だそうですね。今日、歌舞伎美人のサイトで発表されていました。「團菊」とは言わずと知れた團十郎さんと菊五郎さんのことで、昨年團十郎さんが亡くなられたので、エビサンが團十郎の名跡を継ぐまでは「團菊祭」もお休みかしらと思っていたところ、今年は「十二世市川團十郎一年祭」と銘打って開催されるみたいです。松竹株式会社はとにかくやりたいんですね、きっと。

 このブログでも何度かふれていますが、歌舞伎座建て替え中、「團菊祭」は大阪松竹座で開催されていました。團十郎さんと菊五郎さんの胸像も大阪へお引越ししてこられていました。歌舞伎座の工事が3年かかったので、3回見ました。それまで江戸歌舞伎にあまり触れたことがなくて、1年目は何となく違和感を感じながら見ましたが、2年目、3年目とだんだん慣れてくると江戸歌舞伎の演目も面白くなってきて、3年目は「あー、来年はもう見られへんねんねぇ~」とちょっと寂しく感じるほどでした。リップサービスもあると思いますが、團十郎さんも菊五郎さんも「大阪での『團菊祭』もなかなかよかったから、5月は東京でやらないといけないけれど、違う月で大阪で『團菊祭』をやりたいね」とおっしゃってくださっていて、私も漠然とあったらいいなぁと思っておりました。かと言って、東京まで遠征するほど熱烈なファンではないので、スミマセン、今回はパスです。

 今回の「團菊祭」とは言いながら、実質はエビサンと菊ちゃんが主にご出演のようで、将来的にはこのお二人が團十郎と菊五郎を継がれるんでしょうから(たぶん、何も問題がなければ…)、いいっちゃいいんですけれど、このお二人が中心ならば、いわば花形歌舞伎のようなもので、チケット代が一等18000円ってどうなんでしょう?ってちょっと思ってしまいました。←行かないのに文句書いてスミマセン。

 菊ちゃんの「春興鏡獅子」、とってもよろしゅうございます。玉ちゃんご指導だそうで、松竹座で拝見しましたが、あまりの素晴らしさにもう一度幕見で見たくらいです。これはオススメでございます。

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銀座のお茶&おみや

2014-02-16 17:51:30 | Tokyo
 1ヶ月以上前のことをダラダラ書くのもナンですので、お茶とおみやをまとめてUPさせていただきます。
 
 【お茶】
 
 
 今回のお茶は資生堂銀座ビル11階にあるファロ資生堂スロータイムでした。同じビルの3階には資生堂パーラーのカフェ「サロンドテ」がありますが、そちらは満席だったので、こちらに伺いました。以前にもお茶したことがありますが、天井が高くて窓が大きくて開放的でオッサレーな空間です。ただ、この日は団体さんとかが多くて、若干私の求めていた雰囲気ではなかったのがちと残念でしたが。

 
 
 デザート盛り合わせとコーヒーです。デザートはメニューの中から選べたんですが、ウェイターさんが「オススメです」とおっしゃったので、言われるがままの組み合わせでした。チョレートのケーキに何かのアイスクリーム(すみません、失念)のパルフェでした。もちろん、資生堂ですので、レベルの高いデザートでございました。これで1500円でした。銀座の真ん中で、しかも資生堂なら結構コスパは高いのではないかと思います。

 【おみや】
 
 空也の生菓子です。最中は何日も前から予約しないといけませんが、生菓子なら当日でもOKのようでした。私は東京到着の日にお店で予約して、翌日いただきました。お菓子は空也双紙と薯蕷饅頭です。あんこが美味しいお店ですので、当然のことながらGoodなお菓子でした。(生菓子は2個とかでも買えます)

 
 木村家總本店のパンです。左があんバターホイップ、右が黒糖レーズンパンです。あんバターは扇雀さんが昨年5月にブログで紹介されていて、5月は歌舞伎座へ遠征したので勢い込んで買いに行ったら、バタークリームを使っている関係で暑くなると販売は中止と言われ、がっくりした因縁の?パンです。フランスパンの生地のパンに粒餡とバタークリームが入っています。きっと恐ろしく高カロリーだと思うんですが、この美味しさの前にはそれには目をつぶってしまいました。レーズンパンのほうは、普通レーズンパンというと生地にレーズンを練りこんであるように思いますが、これは、あんぱんの餡子のようにレーズンが真ん中に「これでもかっ」ってくらい入っています。ちょっとびっくりしました。木村家さんは銀座松屋、銀座三越、東京大丸にもお店があります。(他にもあります。コチラをご覧ください)ぜひ一度お試しくださいませ。
 
 《オマケ》
 
 銀座ミキモト前です。お正月だったからでしょうか、紅白になっていました。
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金メダル!

2014-02-15 15:33:43 | その他いろいろ
 やっぱり今日の話題はこれでしょう。

 ロシアのソチで開催されている冬季五輪の男子フィギュアスケートで羽生結弦さんが見事金メダルを獲得されました。今回のオリンピックで日本人初の金メダル、日本男子フィギュアスケート史上初の快挙です。

 私は残念ながらLiveでは見ませんでしたが(スポーツをLiveで見るのが苦手なんです)、今朝からNHKとBSフジの録画で2回見ました。金メダルっていうのがわかっていても、演技開始すぐの4回転ジャンプが乱れ、その後もヒヤッとするところがあって、「えーっ、どうなん、大丈夫なん、えーっ」とドキドキしてしまいました。それでも金メダルを獲得したってことは、そういうミスをカバーする以上の技術力、審査員に高得点をつけさせる魅力を持っていらっしゃるんですよね。素晴らしい19歳でございます。本当におめでとうございます。

 正直なところ、今大会金メダル“イチオシ”の女子ジャンプの沙羅ちゃんがメダルを逃し、もう日本は金メダルを取れないのではないかと思ったこともありました。もちろん、男子フィギュアの羽生くんも女子フィギュアの真央ちゃんも金メダル候補であることは知っているし、期待もしているんですが、「オリンピックには魔物が棲んでいる」という言葉がね、沙羅ちゃんを見て実感してしまったので…。

 それにしても、フィギュアスケートの世界で日本がメダルに絡んでくるって、半世紀生きている人間からすると「隔世の感」があります。私が小さい頃は、どちらかと言えば最下位に近い順位、10位以内に入れば「まあ、すごい!」だったような…。まず体型の問題があって、それから技術力の問題があって、日本人には難しい種目かなぁと…。ソ連とかアメリカの選手って、顔が小さくて手足が長くて、どう贔屓目に見ても日本人は「うーーーーん」って思いましたから。それがねぇ、西洋の選手に全く引けをとらない体型と技術力、表現力を持った日本人がゴロゴロ出てきたんですから(フィギュアの国際大会に日本人が3人も出るようになったんですから!)。やっぱり、すごいことでございます。

 本当におめでとうございました。そして有難うございました。

 
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