おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

本日の芸能ニュース

2015-09-28 22:54:57 | その他いろいろ(歌舞伎)
 本日の芸能ニュースといえば、アレなんですが、歌舞伎ファンとしましてはまずは橋之助さんの八代目芝翫襲名披露のニュースでしょう。記者会見がありました。芝翫襲名と同時に三人のご子息、長男の国生さんが四代目橋之助、次男の宗生さんが三代目福之助、三男の宜生さんが四代目歌之助を襲名されることになりました。4人同時に襲名披露って、奥様の三田寛子さんもさぞお大変なことでしょうね。また、テレビで襲名の追っかけ番組あるんでしょうか。お子さんが小さい頃、追っかけ番組が年に一度あって、「まぁ、大きならはって」と親戚のおばちゃん気分でよく見てた記憶があります。

 これに先立って来年は芝雀さんの雀右衛門襲名があります。雀右衛門というお名前は大きな名跡ですが、世間一般から見ればお地味感は免れず、橋之助さんのほうが大河ドラマに出たり、奥様が芸能人だったりと知名度は高いので松竹株式会社的にはこちらに期待でしょうね。その間に勘三郎さんや團十郎さん、三津五郎さんの追善興行も入ってくるんでしょう。松竹株式会社、“襲名と追善で稼ぐ”ビジネスモデル?を完全に確立しましたね。

 芝翫襲名披露興行は来年10月、11月が東京歌舞伎座、2017年1月が大阪松竹座、6月が博多座、12月が南座の顔見世です。

 さて、アレのほうですが、福山雅治さんが吹石一恵さんと入籍されたことを発表されました。ほんと大ニュースで、NHKも7時のニュースと9時のニュースと二回取り上げていました(橋之助さんのニュースは7時のニュースでチラッと映ったけれど、9時のニュースではなかったです)。特に福山雅治さんに思いはないので、確かに男前だとは思いますが、孝夫さんと比べたら、ねぇ、奥さん。

それよりも、亀ちゃん、大丈夫かしら…。福山さんのラジオにファンレターを送られるぐらい、熱烈なファンだとお聞きしています。亀ちゃんの襲名披露の祝い幕やポスターのデザインは福山さんでした。紅白にも福山さんの出番の時に亀ちゃんが宙乗りしてましたものね。うーん、心配です。

 ところで、アレの影に完全に隠れていますが、千原ジュニアさんが一般女性と、布施明さんが森川由加里さんと結婚されたそうです。

 明朝のワイドショーはさぞ賑やかなことになるでしょう。
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お彼岸とお月見

2015-09-27 23:22:48 | 食べたもの
 昨日が彼岸明けで今日は十五夜。餡子のお菓子が続いております。って、相変わらず食い気に走っているワタクシ…。

 
 「奈良天平庵」のおはぎです。東京駅のエキュートで買って来ました。本当はグランスタの銀座甘楽で買いたかったんですが、夕方に行くとすでに売り切れていました。じゃあ「空いろ」で売ってるかしらと探したら前の場所になくて(帰宅して調べると東京駅一番街にありました)、新幹線の時間もあったのでとりあえず目の前にあった「奈良天平庵」で買いました。東京駅で奈良っていうのもどうかしらと思いましたが、「奈良天平庵」は大阪にはないしと自分に言い聞かせました。まあ、おはぎでそこまで考えなくてもいいんですけどね。せっかく東京なのにって思ったので。あ、美味しいおはぎでした。

 
 「鶴屋八幡」のおはぎです。中は道明寺でした。

 
 「高砂堂」の彼岸団子です。中がお団子でした。

 
 「仙太郎」の月見団子です。漉し餡とつぶ餡。

  
 「仙太郎」のうさぎ薯蕷饅頭。
 どれも阪急百貨店で買い求めました。それなりのレベルのお菓子屋さんばかりですので美味しいのは当たり前って感じです。阪急百貨店のデパ地下はいつ行っても本当に楽しいですわ。

 《オマケ》
 今回の東京土産の一部です。毎度おなじみのたちばなのかりんとうとウエストのクッキーももちろんありました。あ、木村屋の餡バターフランスもマストです。

 
 歌舞伎座の「かきのたね」は会社のお土産にしようと思って買ったんですが、製造者を見ると大阪の事業者さんだったので、家で食べることにしました。

 
 赤坂青野の「一つぶ(栗饅頭)」です。久しぶりにいただきましたが、大きな栗が一つ丸ごと入っていて、やっぱり美味しい栗饅頭でした。
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秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

2015-09-26 22:22:41 | 観たもの
 夜の部は「伽羅先代萩」の通し上演です。通しで見たのは初めてです。上演記録を見ると平成20年7月に松竹座で通し上演されていたようですが、私はパスしています。配役を見ると藤十郎さんの政岡に孝夫さんの仁木弾正・八汐、菊五郎さんの勝元という超豪華メンバーでした。惜しいことをしました。その前の平成16年11月の松竹座の「先代萩」は見ています。玉ちゃんの政岡ということで喜び勇んで行ったけれど、何せ超ビギナーでしたので、飯炊きが退屈で爆睡したような記憶が…。

 夜の部のお席は2階1列目10番、花道のすぐ上のお席でした。くるりんさんから“ナイスなお席”と太鼓判を押していただいていたので、見る前からワクワクしておりました。本当にそのとおりで、玉ちゃん政岡の出の場面は国宝級の打ち掛けと片はずしの鬘をしっかりチェック、「床下」の仁木弾正の引っ込みはろうそくの光がゆれる中、吉右衛門さんがふわふわと花道を歩くお姿をじっくり堪能、ポチッとした甲斐があったというものです。

 今月の歌舞伎座の感想はプロ・アマ問わずものすごい数になっていて、私なんかが「今さら…」って感じなんですが一応…。

 上に書いたように通しで見るのは初めて、序幕の「花水橋」はもちろん初めてで、ようやく話の流れを掴めました。孝夫さんが常々「通しでご覧頂きたい」とおっしゃっていますが、納得です。話の流れもですが、タイトルの「伽羅」の意味もわかりました。伽羅の下駄なんですね。頼兼を襲った諸士の一人が頼兼の下駄の匂いを嗅ぐ場面がありましたが、見ている時は筋書がなかったので、何でここで下駄フェチ?臭いフェチ?がいるんだろうと不思議に思っておりました。とんでもない誤解でした。

 「竹の間」「御殿」は玉ちゃんオンステージでした。玉ちゃんにあまり「母」というイメージがなくて、子役の鶴千代や千松への接し方ってどうなんやろうと思っていましたが(16年の松竹座の記憶が全く残っていないので)、「母」でした。(←スミマセン、何か偉そうな書き方になっていますが、他に書きようがなくて)特に千松を殺されて、舞台にその遺骸と二人っきりになった場面は、その姿を見ただけで泣けました。昼の部の吉右衛門さんと双璧でした。

 その前の飯炊きは“見所”と聞いていましたので、しっかりと2階からオペラグラスで拝見しました。文字通り“流れるような”動きです。玉ちゃんって、いつも思うんですが、手の先、指先がとてもエレガントなんです。女形さんって皆さん、女性らしく見せるため、世間一般の平均的な女性よりもずっと女らしく振舞っていらしゃって、手の動き、足の捌き、腰の向き、どれをとっても優雅なんですが、そんな中でも玉ちゃんは別格、舞台上の玉ちゃんの指先を見ながら自分の指先もその形にしようと客席で怪しげな動きをしてしまうことがあるんですが、全然似ません。同じ5本指なんですけどね。どこがどうなっているんでしょうね。その優美な姿をたっぷりと見せていただきました。

 歌六さんの八汐、菊ちゃんの沖の井、吉弥さんの栄御前、皆さん抜群の安定感で、よろしゅうございました。歌六さんは本当に何をなさってもすごい高レベルです。八汐はめちゃくちゃ憎たらしく、後半の外記はめちゃくちゃイイ人、どちらも“はまり役”に見えるんですからね。菊ちゃんは真面目なご性格がそのまま生かされたようなお役で、学級委員長みたいでした。吉弥さんの後ろにはたぶん純弥さんがついていらっしゃったと思うんですが、私の席からは影になって見られませんでした(秀太郎さんが栄御前の時は千壽さんが控えていらっしゃいました)。そうそう、竹之助さんが台詞のある腰元のお役で、上方歌舞伎贔屓としてはちとうれしかったです。

 玉ちゃんの政岡、確かに素晴らしく、涙涙で見たのですが、見終わった後に「でも、おととしの藤十郎さんの政岡のほうがもっとどーんとこちらに落ちてきたよなぁ」とチラッと思って、何でかなぁと思っていたら蘭鋳郎さまが解説してくださっていました。よくわかりました。さらさらっとしてるんですね。見る前に私が「母ってどう?」と思ったのも、そういうのを感じていたからなんでしょうね。

 後半の「対決」ですが、吉右衛門さんはそりゃふてぶてしく、「悪」がそのまま着物を着ているような、当代一の弾正でしたが、対する勝元が染五郎さんだったのが惜しいっ、残念でした。何か軽いんですよね。完全に位負けです。クライマックスの勝元が弾正に筆跡と印影を質す場面、勝元が「恐れ入ったか」って詰め寄るんですが、あれでは「恐れ入らん」ってなるでしょうね。私のお隣に座っていた男性、結構独り言が多くて見ている間中何かブツブツ言ったはったんですが、その人もその場面で「これでは恐れ入ることはできん」とボソッと呟かれ、隣で私も激しく同意いたしました。やっぱりお芝居は一人では出来ないものだと思いました。まあ、それでも吉右衛門さんの弾正はそういうハンディ?を超えて素晴らしく、今回の「先代萩」、急遽上京を決め、一等をはりこんで見てよかったとしみじみと思いながら歌舞伎座を出ました。

 
 終演後に撮りました。

 
 2階のドリンクコーナーでパニーニを売るようになったと桔梗さんのお座敷で伺ったので、早速いただいてまいりました。小さく見えるけど、なかなかボリュームがあって美味しかったです。これ1個で十分お腹がいっぱいになりました。ワインかビールでいただきたいところですが、寝てはいけないので、コーヒーにしておきました。種類が3種類あって、行ってすぐに予約しておくと、次の幕間に用意してくれます。パニーニ以外にもシュークリームとかクリームパンとかあって、次回のお楽しみにします。
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秀山祭九月大歌舞伎 昼の部(幕見)

2015-09-23 23:53:37 | 観たもの
 昼の部の「競伊勢物語」を幕見してきました。当初は昼の部はパスしようと思っていたのですが、歌舞伎座での上演が50年ぶりで吉右衛門さんが並々ならぬ意欲で臨まれたと聞き、やはりここは見ておかなければならないのかしらと思いなおし、幕見です。12時半から発売開始で、その15分くらい前に着いたら53番でした。幕見券を買って、次の集合時間は1時20分、時間が小刻みに寸断されるので、やっぱりちょっと面倒かなって思いました。

 
 上手側の最前列に何とか着席しました。

 
 ちなみにこれは夜の部の2階最前列からの景色です。まあ、幕見の観劇料金の10倍払ってますから…。

 「競伊勢物語」の配役です。
  紀有常        吉右衛門
  絹売豆四郎/在原業平 染五郎
  娘信夫/井筒姫    菊之助
  絹売お崎       米 吉
  同 お谷       児太郎
  旅人倅春太郎     井上公春(桂三長男)
  およね        歌女之丞
  川島典膳       橘三郎
  茶亭五作       桂 三
  銅羅の鐃八      又五郎
  母小由        東 蔵

 19日の時点では筋書にまだ写真が入っておらず、筋書は送ってもらうことにして、チラシの裏を頼りに観劇です。登場人物がそんなにいなかったし、ストーリーもそんなに複雑ではなかったので、何とかOKでした。

 タイトルが「伊勢物語」となっていたので、漠然と在原業平のLove affairを描いているのかと想像していましたが、全然違っていました。紀有常が忠義のために我が娘を手にかけるという、歌舞伎によくあるお話、って書くと身も蓋もありませんが、そこはほれ、歌舞伎界演技上手いツートップのお一人、吉右衛門さんがずっと上演したいと願われ、満を持して上演されたものですから、奥行きの深いとても上質なお芝居になっておりました。筋書を読むと(本日届きました)、原作は全7幕、今回は5幕目と6幕目にあたる部分の上演だそうですが、これだけで十分完結していました。

 吉右衛門さん、圧倒的な存在感です。紀有常は高貴な身分なんですが、17年前に兄から勘当され陸奥へ下り、太郎助と名乗って百姓暮らしをしたことがあるという人物です。織物の長裃姿で登場、立派な人物であることはわかるんですが、昔なじみの小由に会うと途端に打ち解けて手ぬぐいを頭にのせておどけたりします。十分威厳はあるけれど、威張ってるわけでもなく、小由に頼みごとがあるからと言って媚びるわけでもなく、これはなかなか演技上手いツートップでないと演じられないお役ですね。

 後半、実の娘である信夫(菊ちゃん)の髪を梳く場面から、井筒姫の身替りになるよう言う場面、さらに小由と信夫が衝立を隔てて琴と砧を演奏する場面、と涙無しでは見ていられません。最後、吉右衛門さんが紅白の布にくるんだ信夫と豆四郎の首を持って登場すると、涙腺は完全に決壊してしまいます。両手に首を持った姿を見ただけであんなに泣けるとは、我ながら不思議な感じでした。4階から見てそうなったので、1階の間近でご覧になる方はもっと大変なことになっているでしょうね。

 菊ちゃんの女形は久しぶりに拝見したような気がします。やっぱり女形のほうがいいような気がするんですが。染五郎さんと並ぶと本当に美男美女、お似合いでした。小由の東蔵さんの存在も大きいと思います。こういう「母」のお役、適任ですよね。

 本当に幕見した甲斐がありました。あと3日ですが、お時間のある方、です。

 
 おやつ(幕見でも食べてるワタクシ)は銀座甘楽の豆大福です。(苺大福は夜の部のおやつでした)
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銀座ウエスト

2015-09-22 23:58:26 | Tokyo
 文楽を見た後、東京駅へ向かうべく劇場バスに乗ったんですが、案外まだ時間も早く、それによく考えるとこの2日間でちゃんと座ってまともなものを食べてないことに気づき、そうなると無性に何か食べたくなり、有楽町駅で途中下車して銀座ウエストへまいりました。東京駅まで行ってしまったほうが楽っちゃ楽なんですが、東京駅のあの混雑を思うと“ゆっくり”っていうのが無理っぽかったので。

 で、それでなぜ銀座ウエストなのかっていう疑問もおありかと思いますが、先日孝太郎さんのブログで見て、久しく銀座ウエストにも行ってないなぁとちょっと頭の片隅に残っていたもので…。

 
 お店限定のツインシュー(生クリームとカスタードクリーム両方入ってる)をいただきました。やっぱり美味しかったです。めちゃ満足しました。それと今「北関東水害被災者支援シュークリームプロジェクト」実施中で、1個食べると50円が寄付されるそうです。こういうのいいですよね。ちょっと嬉しかったです。

 銀座ウエストって思ってたより新橋寄りでした。そこからまた外堀通りを東京駅に向かって歩いたんですが、結構時間がかかって(丸の内線に乗ればいいんですけど)、「こんなんやったら新宿行きのバスに乗って伊勢丹へ行けばよかった」とふと思い、来月上京したときは「絶対に新宿伊勢丹へ行こう!」と固く心に誓いました。来月は伊勢丹へGO

 《オマケ》
 
 数寄屋橋阪急の跡地に建ってたビルです。銀座松坂屋の跡はまだ何にも建ってませんでした。工事はしていたけれど。銀座ヒルズらしいので、きっと背の高いでかいビルが建つんでしょうね。
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九月文楽公演

2015-09-21 23:47:26 | 観たもの
 今回の上京は急に決めたので、チケットの手配も出遅れてしまいどうしようかなぁと思っていたら、ラッキーなことに歌舞伎も文楽も「戻りチケット」が取れました。

 文楽は上京が決まった時点では第一部は全日Sold outになっていましたが、8月末になってチケットが戻り始め、5列目の通路側という超良席を無事予約することができました。

 国立劇場小劇場での文楽公演は初めてです。「あぁ、大阪の文楽が東京で公演したはる…。うっ、すごいんちゃうん」ってなんだかわからないけれど、ちょっと感動してしまいました。あ、この“感動”は的外れなのはわかっています。ずっと前から東京で定期公演があって、本家本元の大阪よりもずっとお客さんが入っていて、いっそ東京を本拠地にしたらという話まであるとか、ないとかまで聞いていて知ってるはずなんですけど、何かそういう感情が沸きあがってきたんです。

 東京の国立劇場小劇場が文楽に最適なサイズだと、大体の文楽の技芸員さんがおっしゃるんですが、本当にそのとおりで、間口もコンパクトで端から端までが、顔を動かすことなく、視界の中にすっぽりと納まります。舞台の高さもちょうどよくて、5列目からでも、前の人の頭が邪魔にならず見渡すことができました。ただ、字幕の位置は、文楽劇場みたいに上のほうが見やすいような気がしました。

 演目です。
 
 「面売り」

 「鎌倉三代記」
    局使者の段
    米洗ひの段
    三浦之助母別れの段
    高綱物語の段

 「伊勢音頭恋寝刃」
    古市油屋の段
    奥庭十人斬りの段 

 「面売り」は幕開きの肩慣らし?、明るくて楽しい演目でした。赤坂見附の駅から必死で歩いてきたせいか、ちょっとお疲れでちょっと休憩していましかたが。

 「鎌倉三代記」は歌舞伎でも見たことがなくて、本当の初見です。八重垣姫・雪姫・時姫が三姫と言われますが、関西ではあまりこの系統の歌舞伎の上演がないように思います(私が見てないだけかもしれませんが)。八重垣姫も松竹座での團菊祭で初めて見たし、雪姫は関西では見たことがなくて新橋演舞場で菊ちゃんのを見ました。

 時姫、なかなか面白いお姫さまです。錦の振袖に前垂れ、たすきという不釣合いな格好で、しかも従者を何人もひきつれて、徳利とお豆腐を持って買い物から帰ってきます。歌舞伎も文楽も荒唐無稽、突拍子もない設定のお芝居が多く、多少の“変”は慣れたつもりでしたが、この登場は久々に「すっげー」って思いました。近所のおらちさんっていうのも強烈なキャラで、「すっげー」が倍増です。歌舞伎のほうはどうなっているんでしょうか。やっぱりこんなに滑稽なやりとりがあるんでしょうか。ものすごく見たくなりました。

 玉男さんの佐々木高綱はかっこよくて、こういう武士のお役はよう似合わはると思いました。

 「伊勢音頭」は歌舞伎とまたちょっと違うんですね。万次郎+お岸という名前は出てきますが、姿はありませんでした。貢とお紺の話がより際立つと言いましょうか、簑助さんの出番が想像以上に多くて、うれしかったです。役柄的にもお紺さん大活躍!って感じでした。

 今、ドナルド・キーンさんの「能・文楽・歌舞伎」という本を読んでいるんですが、ドナルド・キーンさん、来日する前に、能も文楽も歌舞伎も実際を見ないで、論文をお書きになったそうです。その際に、文楽の資料に「人形遣いの存在が消える。人間が人形に引っ張られているように見える」という件があり、「そんなのウソでしょ」と思われたそうですが、日本に来られて実際に文楽をご覧になったら本当にその通りだったと書いていらっしゃいました。

 簑助さんの人形はドナルド・キーンさんがご覧になったそれですね。他の人形遣いさんは存在は気になりませんが、人形が先に動いて人間があたふたしているってところまではいかないんですよね。ちょうどそこを読んだところだったので、よけいにそんなことを思いました。

 勘十郎さんの万野はひたすら意地悪でイケズでした。それに対し和生さんの貢は煮えきらん、それでいてすぐカッとなる人であまりお近づきにはなりたくないなぁと思いながら見ていました。孝夫さんの貢ほど感情移入して見ることができなくて。最後の十人斬りも孝夫さんのほうが美しく、なんかこう納得できたんですが。孝夫さんのファンだから、こう見えるってことなんでしょうか。昨年は勘九郎さんの貢でしたが、やっぱり孝夫さんの貢を見てみたいなぁと、文楽の皆様には失礼な客でした。スミマセン。

 本当に見やすい劇場で、また機会があればと思いました。

 
 もちろん「満員御礼」でした。

 
 お弁当は国立劇場製のおにぎり弁当でした。前回の「伊賀越」もこれでした。選択肢がないので仕方ありません。

 
 終演後は劇場バスが出ています。

 《オマケ》
 
 赤プリの跡地に建ってました。ホテルのようです。
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シルバーウィーク

2015-09-19 09:35:57 | Tokyo
お江戸へ向かっております。世間は「シルバーウィーク」なんですね。以前はシルバーウィークと言えば、11月3日の文化の日あたりの連休を指していたと思うんですが、最近はこの9月の敬老の日➕秋分の日を指すようです。

駅も新幹線もすごい人出です。指定もほぼ埋まっています。自由席はあふれているそうです。できれば、こういう時に移動はしたくないんですが、5連休があるのに、平日に休暇を取るのもいかがなものかと思い(連休明けに会議もあるので)仕方なく、世間の皆さまと同一行動をとっております。

歌舞伎座は夜の部なんですが、幕見で吉右衛門さんを見ようかと思っています。座れたらいいんですけど。昼夜とも評判は上々なので楽しみです。

明日はお江戸で初めての文楽。今回は歌舞伎座の夜の部だけにして、ゆっくりお江戸見物をするつもりだったのに、結局目一杯予定を入れてしまいました。根が貧乏性なんですね。まあ、お江戸見物といっても、どこもかしこも混雑していると思うので、座るところが確保されているっちゅうのは、かえっていいかもしれません。

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図書館戦争タイアップ

2015-09-15 23:43:47 | その他いろいろ
 岡田クン主演の「図書館戦争 THE LAST MISSION」の公開を記念して、ひらかたパークでコレボレーション企画があるそうです。詳細はコチラ

 駅でこのポスターを見たとき、「あ~ら~まぁ~、岡田クン、またやっちゃいましたね」って思ってしまいました。
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12月の歌舞伎座(速報)

2015-09-14 23:53:56 | その他いろいろ(歌舞伎)
 先日、南座の「顔見世」の出演者と演目が発表になりました。そのときにも書きましたが、残念ながら玉ちゃんの南座へのご出演はなく、おそらく歌舞伎座ではないかと言われておりました。松竹株式会社からの正式な発表は10月1日の十月大歌舞伎初日になろうかと思いますが、出演者情報が昨日からネット上で話題になっております。ソースは三菱UFJニコスカードのチケットサービスです。

 それによりますと、十二月大歌舞伎の出演者は「坂東玉三郎、尾上松緑、中村七之助、市川中車、尾上松也 ほか」だそうです。なんだかとっても不思議な?座組みです。共通点を探すとすれば、皆さん、親御さんを早くに亡くされて後ろ盾がないってことでしょうか(中車さんは猿翁さんというお父様がいらっしゃいますが、いろいろ複雑な家庭のご事情がありますから)。

 どういう演目になるんでしょうね。7月に玉ちゃんと中車さんの「牡丹燈籠」を見て、お二人のイキと間がピッタリだったので、私は個人的には歌舞伎の「ふるあめりか」を見たいなぁと。中車さんは勘三郎さんがなさっていたお役で。

 って、またまたすっかり行く気になっています。一応、ホテルと有休申請だけはやっておきましたが、演目を見てあんまりだったら諦めます。って、諦めないといけないんですけどね。12月も上京すると、今年の上京回数は6回になります。二ヶ月に一度行ったことになります。それは私の身分では“身分不相応”なふるまいですからね。ぼちぼち考えます。
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あらしのよるに

2015-09-13 23:57:00 | 観たもの
 南座で「あらしのよるに」を見てきました。原作はきむらゆういちさんの絵本です。平成6年に刊行され、国内外において世代を超えて幅広い支持を得て、映画、テレビ、小説など様々な分野で取り上げられているそうです。

 最初、「絵本」と聞いて、オオカミとヤギが主役と聞いて、それをシドサンと松也さんが演じると聞いて、「来年のゴールドの権利もできたし、もう止めとこか」と思ったのですが、関西での数少ない歌舞伎公演、やはりここは集客に協力せねばと思いなおし、3階6列目で拝見しました。

 見終わった後、しっかりと「歌舞伎見た感」がありました。オオカミもヤギも着ぐるみではありませんが、衣装も(ひびのこずえさんのお衣装でした)、鬘も、化粧も普通の歌舞伎とは違います。でも、“KABUKI”ではなく“歌舞伎”なんです。番附に演出・振付を担当された藤間勘十郎さんの言葉がありましたが、それによれば、「『古典歌舞伎・あらしのよるに』を目指して、昔からある歌舞伎の演出法に基づき、古典の新作として」成立させられたそうです。確かに、義太夫や鳴物、ツケがふんだんに使われ、ご出演の方々も姿かたちは異形?だし台詞も現代語なんですが、演技や仕草は完全に歌舞伎で、「はぁ~、なんだかすごいお芝居やねぇ~」と感心しながら見ておりました。勘十郎さん、凄すぎです。

 獅童さんも松也さんもぴったりはまり役でした。これまで見たどのお役よりもよかったような気がしました。お二方ともこの公演の宣伝のためにいろいろなテレビ番組に出演されています。松也さんの横には必ず古参のお弟子さんの徳松さんがいらっしゃって、中村屋の小山三さんをずっと若くしたような感じの方なんですが、「ウチの若旦那、よろしく」オーラが半端じゃなくて、こういう方がついてくださっていたら、松也さんも安心やねぇと思います。

 梅枝さんはヤギさんチームのお姫様というお役で、演出の勘十郎さんから「完全に歌舞伎のお姫様で」とご指示があったそうですが、「歌舞伎見た感」を強くしたのは梅枝さんのお姫様によるところも大きいような気がします。本当に切って嵌めたようなお姫様でした。ますますお綺麗にそして強く大きくなっていらっしゃいます。若手の中で完全に頭一つ抜け出ましたね。

 そして何がうれしいって、松嶋屋さんのお弟子さんが大挙してご出演なさってるんです。しかも結構重要な役どころで、大向うからも何度も「松嶋屋っ!」ってかかりました。さすが南座ですね。

 晴の会のメンバー、松十郎さん、千壽さん、千次郎さんはオオカミさんチームの中堅どころ、特に千壽さんはバリバリ関西弁のオオカミ・バリーで、出番が多くて、いつもの女形とは違うエエ味出したはりました。で、思い出すのは「伏見の富くじ」、関西の歌舞伎ファンの間では“伝説の舞台”となっています。ぜひ再演していただきたいのですが…。

 この「あらしのよるに」はたぶん来年あたりに新橋演舞場で再演があるのではないかとチラホラ言われております(でなければ、松竹株式会社がここまで肩入れしないでしょうね)。そのときに松嶋屋さんのお弟子さんたちが出られるのかどうか…。今月は秀太郎さんも孝夫さんもお休み月なので、自分たちの舞台に立てますが、師匠の出番があればやはりそちらにつかないといけなくなります。松嶋屋さんのお弟子さんたちの力で結構成り立っている部分もあると思うので、「どうしゃはるんやろうか」と他人事ながらちょっと心配してしまいました。東京は東京で菊五郎劇団のお弟子さんたちが出られるんでしょうか。それはそれで立ち回りがすごいことになりそうですが。

 お客さんには小さい子どもさんも大勢お見えでした。楽しんでくださったらいいなぁと思いながら3階から見ておりました。私立中学・高校の貸切公演もあったようで、そのときは松十郎さん、千壽さん、千次郎さんが前説をなさって大ウケだったそうで、普通の公演のときもあったらいいのにと思いました。

 南座の花形ってあまり入りがよくないのが多いんですが、今回はよく入っているようです。お話が面白くて最後ちょっとほろっとできて、しかも「歌舞伎見た感」が味わえるという非常にお得感満載のお芝居です。26日(土)まで、連休の行楽にいかがですか。ぜひです。

 
 絵本やぬいぐるみが飾ってありました。

 
 進々堂のフルーツサンドです。
 
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