おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

一月の松竹座

2023-09-30 01:36:59 | 先々の予定
 1月の松竹座の予定が出ています。

 
 1月18日(木)~20日(土)
 まずは玉ちゃんと小朝さんのコラボ企画です。落語「芝浜」と地唄舞「雪」はわかりますが、「越路吹雪物語」が謎です。コーちゃんのナンバーを歌いまくる?玉ちゃんがコーちゃん、小朝さんが内藤さんに扮して小芝居?コーちゃんと玉ちゃんの友情を描く?妄想は膨らみます。
 
 そうそうこれ「四等席2000円」というお席がございます。3階の左右の見切れ席か、一番後ろの席か、どっちなんでしょうかね?

 
 1月26日(金)~28日(日)
 続いて玉ちゃんのコンサートもございます。松竹座では初めてでしょうか。こちらも「四等席2000円」というお席がございます。そういえば、先日の小朝さんとのトークショーで「歌舞伎って高いから敬遠される。松竹にもっと安い席を作ってと言ってるんですが…」みたいなことをおっしゃっていたので、早速それを実行されました。“やること早い”玉ちゃんでございます。

 
 1月22日(月)~28日(日)開演時間はいずれも6時です(23日だけ3時の回もあります)。
 玉ちゃんのコンサートの日程と少しかぶっているのですが、歌舞伎鑑賞教室のようなものなんでしょうか。出演者が出ていないので、おそらく幹部さんのご出演はないのかと。上方のお弟子さんたちだと嬉しいけれど、それで集客ができるのかという疑問は残ります。まして、6時からっていうのがね。夜の部ってほんと売れないので。ただ、これも玉ちゃんが「お勤めの人でも会社が終わってから来れる時間帯に…」っておっしゃってたことがあるので、それを実行されたのかもしれません。

 今のところ、松竹座の予定は以上なんですが、1月前半がポッカリと空いているので、ひょっとしたら、前半に何かあるのかもしれません。お正月はNHKの「こいつぁあ春から縁起がええわい」の中継もありますし、大阪何もないっていうわけにもいかないでしょう。
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十二月の歌舞伎座(確定)

2023-09-29 23:03:23 | 先々の予定
 いろいろと先々の予定が出ているので、自分の備忘録としてupしておきます。12月の歌舞伎座でございます。超歌舞伎、松緑さんの講談歌舞伎、玉ちゃんの「天守物語」と情報はちょろちょろと小出しになっていましたが、それぞれの幕にもう一つ演目がつきました。

 第一部には猿翁さんの追悼演目「岡崎の化け猫」が出ます。これのフルバージョン?を以前春秋座で見ました。第二部には「爪王」、これも以前南座の顔見世で見ました。派手で面白かったように記憶しています。第三部は「猩々」、これも以前南座の顔見世で見ましたが、その時は千ちゃんと隼人クンでした。今回は松緑さんと勘九郎さんという踊りの名手のお二人なので、楽しみです。

 12月も定額制があるのでしょうか。あるようならそれで行ってもいいかなと思っています。複数回見る気はないのですが、8000円で2階で見られたらお得かと…。」

 

 
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帰ります。

2023-09-28 18:54:35 | Tokyo
昨日と同じような画像で恐縮です。帰りの新幹線でございます。お弁当は明治座の深川飯のお弁当です。八重洲の大丸でgetしました。アサリがこれでもかってくくらいいっぱいで美味しゅうございました。

一応、一泊二日とはいえ滞在時間は20時間ぐらい、慌しかったです。今朝は銀座と日本橋の三越へ行ってからの国立劇場、あんなに混雑している国立劇場は初めてでした。「俳優祭」は本当にお祭りでした。孝夫さんは最後の俳優協会専務理事としてのご挨拶のみ、まぁそれでもご尊顔を拝することができてよかったです。菊五郎さんと白鷗さんはご欠席だったので。古典歌舞伎の通し上演、一刻も早く!とますます思いました。

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お江戸へGO!

2023-09-27 20:42:48 | Tokyo
こんな時間ですが、お江戸へ向かっております。「俳優祭」は明日、12時からなので大阪からだと十分日帰りできるんですが、最近の新幹線を見ていると、遅れたり止まったりすることが時々あって、念のため前乗りすることにしました。今日は行くだけでいいので、しっかりフルタイム働いてきました。

ということで、本日の晩ごはんは阪急百貨店のデパ地下で買ったお野菜たっぷりのお弁当とエビスビールです。シニア割引利用なので、ひかり号ですが、案外混んでますね。すっかり人出は戻っています。

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【歌舞伎ましょう】第39回「俳優祭」開催のお知らせ

2023-09-24 23:19:26 | その他いろいろ(歌舞伎)
第39回「俳優祭」開催のお知らせ


 今週の「俳優祭」について梅玉さんが語っていらっしゃるYouTubeです。いつも、往年のNHKアナウンサーのように、立て板に水のように滑らかにお話されますが、これはカンペがあるみたいで時々目が泳いでいました。←見るとこ、そこじゃないと思うけど。

 実行委員の彦三郎さんがご自身のブログにいろいろ書いてくださっています。ココココです。

 公式グッズの5~6点の総額が15000円だそうで、お小遣いは10000円までにしようと思っているのになぁ~。あ、「俳優祭」のチケットが取れたのでまいります!今年の運は使い果たしたかしら…。
 
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帰ります。

2023-09-23 16:14:42 | お出かけ
帰りのバスです。バスなのでエビスビールはありません。そう言えば、今日の演目は「釣女」だったので、台詞に何度も「えびす様」が出てきました。

4年ぶりの永楽館での歌舞伎、芝居小屋は舞台が近くて客席も盛り上がります。今回のワタシのお席は二階後列の一番前、見切れがありました。ちと残念でした。でも、真横から見る感じになり、ワタシの好物の後見さんの仕事が見えたので、そこはよかったかな、と。なかなか面白いですね。

朝早かったので、帰りもバスは寝ます。おやすみなさい。

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出石へGO!

2023-09-23 09:29:25 | お出かけ
永楽館歌舞伎観劇のため出石に向かっております。新大阪駅に7時15分集合だったので、今朝は4時半起きです。眠い〜〜〜。新大阪駅からバスで3時間。毎度毎度書いていますが、3時間あれば、東銀座の歌舞伎座へ行けるんですよね。お隣の県なのに、近くて遠い出石です。

こちらもコロナで中止が続き、4年ぶりの開催です。出石も4年たてば、ずいぶんと変わっているんでしょうか。お芝居の前後の観光も楽しみです。お蕎麦食べて、おはぎを買って、オッサレーなカフェでお茶して、酒蔵で試飲して、って食い気ばかりですが。

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坂東玉三郎プレミアムショー

2023-09-20 23:11:52 | 観たもの
 南青山のバルーム(BAROOM)で開催された玉ちゃんのプレミアムショーです。バルームは昨年5月にオープンしたミュージックバーと円形ホールを併設したお店です。お店の方から玉ちゃんに「何かされませんか」というオファーがあったそうで、今回円形ホールでの「口上&衣装解説」と「スペシャルコンサート」を企画されました。100名限定の文字通り“Premium”なイベントでした。

 まず、床に緋毛氈が敷かれ、そちらに女形の正装で玉ちゃんがお座りになって「口上」を述べられました。私は着流しか何か拵えのない姿を想像していたので、ちょっとビックリしました。ご自身の拵えから説明してくださいました。お着物は振袖、頭には紫帽子をおつけでした。お着物のお色目が藤色で、それに合わせて染められたそうです。紫帽子の説明もあり、江戸時代の野郎歌舞伎で、今みたいな精巧な鬘がなく、頭に手拭いをのせて月代を隠していたことに由来するそうです。そうそう、この時に「今は、振袖って言ってもいつでも好きにお召しになっていいんですよ。例えば、コミケとか…」っておっしゃって、「え、玉ちゃんの口からコミケ?コミケって言った?」って少し会場がざわつきました。コスプレとして着てもいいってことをおっしゃっりたかったのでしょうか。

 その後、お衣装の解説が始まりました。お衣装は唐織が3枚、打掛が6枚でした。どれもこれもおそらく国宝級、一級の美術品のようなものばかりです。唐織は「葵上」の六条御息所、「船弁慶」の静御前のものでした。そのお役の年齢や立場によって「色あり」「色なし」となるけれど、六条御息所は生霊ということでその中間にされたそうです。身にまとって、どのお席のお客さんにもよく見えるように円形の会場をゆっくり一周され、それぞれの前で両手を広げてより柄行全体が見えるようにポーズも取ってくださいました。ステージが近いと聞いていたのでその距離でオペラグラスは失礼かしらと思って持って行かなかったのですが、持っていけばよかったです。確かに近いけれど、微妙な色とか柄とか織とかは肉眼では難しかったです。

 上杉家伝来の能装束の完コピが許され、作ろうとしたら、「何か違う?」となって、調べてみると機織りの機械が当時のものと違ってたことがわかり(縦糸の数が違う?)、玉ちゃん、機織り機から作られたそうです。絹糸もナントカというお蚕さんの絹糸を使われたそうで、気の遠くなるような工程を経て、あのお衣装が出来上がるんですね。縦糸の数が多い唐織と少ない唐織をいっしょに見せてくださいましたが、ぬめり具合が違うような…。京都の佐々木能装束さんでお作りになっているそうですが、「『玉三郎に聞いてきた』と言って何か注文されても結構ですよ」っておっしゃっていました。今、websiteを見ましたが、バッグがあって「これなら」と思ったけれど、85000円もしてました。無理ッ。

 打掛は「天守物語」のもので、龍の柄と御簾にくす玉の柄でした。初代のものはずいぶんとくたびれて、袖のところが切れていました。新しく作ったけれど、失敗作だったそうで、もう一枚作っていらっしゃるそうです。12月の七之助さんがお召しになるんでしょうか。掛け裏も見せてくださいました。きれいな日の出の柄でした。通常、裏地なんて見ることがないので、これもまた貴重な体験です。御簾にくす玉は25年前に全部手刺繍で作ってもらわれたそうです。

 「傾城」の紫に孔雀のお衣装は、牡丹の柄のところに綿を入れて立体的に見せるようにされていました。こんなのも舞台から遠い客席からではわからないですよね。

 続いて「吉田屋」の最後にお召しになる赤に鳳凰の刺繍の打掛です。その前に登場するときは枯れ柳に雪の打掛で、これも全て手刺繍、1年以上かけておひとりの方が刺繍を施されたそうです。こだわり?美への探求心はすさまじいものがありますね。

 ここで閑話休題じゃないけれど、歌舞伎のウソの世界のお話をしてくださいました。「吉田屋」なんて、伊右衛門と夕霧がじゃらじゃらしてるだけで、何かわからないけれど、最後に千両箱が届いてめでたしめでたしで終わる、「七段目」のおかるもあんな遠い場所から、小さい手鏡で手紙が読めるわけがない、と。確かに「へっ???」っていうのが多いけれど、それでお客様に清涼感を与えているのではないかとおっしゃっていました。

 最後は「雪持ちの枯れ柳に白鷺」の打掛が登場し、川瀬露秋さんのお琴の弾き語り「黒髪」が流れる中、簪をひとつ、ふたつ、みっつと挿して、ゆっくりと退場されて、お開きになりました。普通の舞台じゃない会場で、どうやって終わるのかなぁと思っていたら、とてもステキな終わり方で、最初から最後まで玉ちゃんの美意識に溢れた素晴らしい公演でした。これは続きますかねぇ~??? 続いてほしいですね。手を伸ばせば届くような近さ、貴重です。
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十二月の歌舞伎座 その2

2023-09-19 23:34:18 | 先々の予定
 12月の歌舞伎座の続報です。松竹株式会社も小出しにしますね。

 松緑さんの講談を原作にした新作歌舞伎です。12月は「俵星玄蕃」、1月は「荒川十太夫」の再演となります。「俵星玄蕃」と聞くとつい三波春夫さん、それもNHKの紅白で歌ってる三波春夫さんを思い出してしまいます。

 これで12月の歌舞伎座は獅童さんの「超歌舞伎」、玉ちゃんの「天守物語」、そして松緑さんの「俵星玄蕃」です。やっぱり3部制になるんでしょうか。お江戸はこれに演舞場の「ルパン三世」が加わります。いいのか悪いのか、よ―わかりませんが。一応、上京する予定です。
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通し狂言妹背山婦女庭訓 第一部

2023-09-18 23:01:47 | 観たもの
 いよいよ再来月末で一旦閉館となる国立劇場の掉尾を飾る歌舞伎公演でございます。「妹背山婦女庭訓」を二か月に分けて通し上演されます。今月はその第一部、前半の「春日野小松原の場」「太宰館花渡しの場」「吉野川の場」になります。

 2016年の秀山祭で吉右衛門さんと玉ちゃんの「吉野川」を拝見しています。同じ年の4月に文楽でも「妹背山婦女庭訓」通し上演がありました。トレンド?みたいなのがあるんでしょうか。歌舞伎での雛鳥は菊ちゃん、久我之助は幸四郎さんで、当代最高の顔合わせと言われました。本当に見た目も綺麗だし、お芝居もすごい迫力で、エエもん見せていただいたなぁと感動した覚えがあります。でもね、「妹山背山の段(文楽ではこうなる)」で簑助さんの雛鳥ちゃんはもっと凄かった!魂を持ってかれました。ということで、ワタシの中では雛鳥ちゃんと言えば、簑助さんが最高、best of bestでして、簑助さんを超える雛鳥ちゃんはおそらく見ることはなかろうと思っています。あ、これは個人の感想です。念のため。

 今回のお席は二等席、2階の一列目でした。当初は“いつもの”三階席だったのですが、評判がめちゃくちゃ良くて、1階より2階のほうが両花道が見えるからいいよと教えてもらい、急遽二等席を取りました。席を変えて正解でした。国立の2階って舞台が近くて、オペラグラス無しでもストレスなく見ることができました。

 雛鳥・久我之助の出会いの場から始まりました。春日社だったんですね。文楽で見ているはずなのに記憶がなくて、今回「あ、春日大社だ」って思いながら見ておりました。梅枝さんの雛鳥、萬太郎さんの久我之助です。萬太郎さんって梅枝さんより背が小さいので見る前はどうかしら?と思っていたのですが、全然そんなことは感じさせず、美男美女のお似合いのカップルでした。この二人「一目会ったその日から恋の花咲くこともある~」で、腰元のサポートもありますがなかなか積極的でございます。腰元のお笑い担当?の小菊は橘太郎さんでした。橘太郎さん、結構好きなのでいっぱい出て来られて嬉しかったです。実務担当の桔梗は玉朗さんです。テキパキと仕事をこなすクールビューティでした。先月に引き続き抜擢ですね。玉朗さん、どこかやっぱり玉ちゃんの面影があります。

 次の「太宰館花渡しの場」で時蔵さんの定高、松緑さんの大判事が登場です。時蔵さんは玉ちゃんに、松緑さんは白鸚さんにお習いになったそうです。本番前の舞台稽古には玉ちゃんが劇場へいらっしゃって、ダメ出しをされたようです。現役で定高を演ってるのは玉ちゃんだけなのでね。松緑さん、かなりの老け役です。でもそれが良かったです。いつもの台詞のクセがあまり出ません。聞きやすかったです。

 そしてクライマックスの「吉野川の段」です。今回、ご出演の皆様は全員“初役”だったそうですが、全然そんなことは感じさせず、さらにチームワークもバッチリで、とても安定しています。雛鳥ちゃんはとても可愛らしく健気で、久我之助は凛々しく立派で、お互いを思う気持ちが吉野川の流れのように迸っておりました。そして、定高と大判事でございます。それぞれの子供が命を落としてからの川を挟んでの場面、泣けて泣けて仕方ありませんでした。大仰な演技をされているわけではなく、淡々とコトを運んでいるだけなのですが、悲しくて切なくて涙腺決壊でした。ハンカチ必須の場面です。

 本当に佳い歌舞伎を見せていただきました。ただ残念なのはお客さんの入りがイマイチなこと。平日だと2割ぐらいしか埋まってないとか。ワタシが行った土曜日でも半分くらいに入りでした。「吉野川」だけを見るという特別チケットもあるそうです。ぜひご覧ください。です。

 
 客席です。そういえば客席の写真を撮ったことがなかったなぁと思いまして。

 
 先月でしたっけ、タクシーが国立劇場の喫茶室に突っ込んだそうで、グシャグシャになったそうですが、タダでは起きない国立劇場、「吉野川の段」の背景で事故現場を隠し、撮影スポットになっていました。
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