おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

大阪締め

2013-08-15 23:47:13 | その他いろいろ
 先ほど、コメント欄に「大阪締め」と書きましたが、おそらく関西以外の地域の方には???だと思いましたので、一応記事としてUPしておきます。まあヤホーで検索してもらったらすぐにわかるんですが。

 「大阪締め」とは大阪独特の手締めのことです。東京なら三本締めとか一本締めとかになるんでしょうか。文楽や上方歌舞伎、上方落語はこの大阪締めで最後を締めますね。文字にするとかえってわかりにくいかもしれませんが、一応こんなんです。

   打ーちましょ パンパン
   もひとつせ  パンパン
   祝うて三度  パパンパン

 かなりゆっくりです。祝うて(いおぅてと読んでください)のところがなかなかリズムが取り難くて、合いにくいところです。ここがビシッと決まれば、成功!です。大阪証券取引所では年末と年始の手締めはこの大阪締めです。東証と大証が合併してしまったら、今年はもうこの風景は見られないんでしょうか。

 竹三郎さんの会で最後に孝夫さんが「そしたら手締めで終わりましょか」とおっしゃって、一瞬三本締めを想像してしまい「ちょっとイヤかも」と思っていたら、すぐに孝夫さんが「やっぱり『大阪締め』で」とおっしゃってくださって、ほっとしました。私の周りは関西以外から遠征してこられたお客さんのようで、「え、大阪締め?何それ?」みたいな、ざわざわとした空気が流れておりました。そんな中、「私は知ってるもん!」とひそかに優越感に浸っておりました。

 昔の活気のある大阪の“ゆとり”があの鷹揚な拍子を生んだのではないかなぁと私は勝手に想像しています。今の大阪はしょぼくれてしまってセコセコしてどうもいけませんね。大阪都構想でも何でも結構ですが、とりあえず“文化果つる地”という形容詞?枕詞?は返上していただきたいものです。
コメント (4)
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