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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

人間国宝 竹本住大夫 わが芸と人生を語る

2015-01-31 23:07:37 | その他いろいろ(文楽)
 ちょうど1週間前になりますが、住大夫師匠のトークショー「人間国宝 竹本住大夫 わが芸と人生を語る」に行ってまいりました。会場に行くまで、朝日カルチャーセンター主催だと思っていたのですが(住師匠のお教室があったので)、NHK文化センターの主催でした。そういえば、住師匠の引退のドキュメンタリーを撮ったはりましたからね。そのつながりなんでしょうか。

 NHKということで、司会進行は元NHKの葛西さんでした。古典芸能関係の番組をずっと担当されていた方です。もちろん住師匠ともお顔馴染みです。

 住師匠、意外に小柄な方でちょっとびっくりしました。いつも座ったはる姿しか見ていないっていうのもあるかもしれませんが。

 お話の内容は住師匠のご本「人間、やっぱり情でんなぁ」や「文楽のこころを語る」に書かれてあったことや引退時のドキュメンタリー番組で見たことで、「その話、知ってるわ」と思いつつも、やはりご本人の口から、それもあの“正しい”大阪弁で聞かせていただくとずずーっと引き込まれます。語り口の上手さなんでしょうか。

 特に体系だててお話されたわけではなく、本当にアトランダムでした。なので、私もメモをそのまま書いていきます。

 ①引退のこと
 脳梗塞で82日間入院し、その後リハビリを経て半年で復帰されました。そのときの拍手はすごかったそうです。でも、1月の文楽劇場、2月の国立とご自分では非常に不本意な出来で、「もう無理」と思われ急遽引退を決意されました。言語のリハビリでは、芥川とか太宰の小説を声に出して読むというプログラムがあったそうですが、それは全然出来なかったそうですが、浄瑠璃の本を持ってきてもらってそれを読むとスラスラ読めて、病院の先生もびっくりされたそうです。身体に染み付いている、身体の一部になってしまっているのでしょうね。

 ②天皇陛下と皇后陛下
 心安うしたはるそうです。5月の国立での引退公演には両陛下がいらっしゃいました。皇后陛下は住師匠の「人間、やっぱり情でんなぁ」の本をお読みになったそうで、住師匠が恐縮したはりました。文化勲章受賞は本当に嬉しくて、その前にフランスのコマンドールも受けていらっしゃいますが、それよりもずっと嬉しかったとおっしゃっていました。

 ③お稽古
 舞台にはお立ちになりませんが、若い人にお稽古はつけていらっしゃいます。あのテレビのとおり「アホ、バカ、目ぇ噛んで死んでまえ」と言いながらお稽古したはるみたいです。「わしが代わりに出たろか」と思われることもあるそうで、若い人にはもっと文楽を好きになってほしいと。100点満点はない、基本に忠実に、あとは人間性の問題。最近のお客さんは何でも拍手してくれるけれど、「良かった」という拍手か、「やっと終った。せいせいした」という拍手か、聞き分けるようにならないといけない。

 ④国立文楽劇場
 出来たときは「我が家」が出来たみたいで嬉しかった。でも、最初は音の反響?が悪く、やり直ししてもらったそうです。語りやすいのは東京の国立小劇場。

 ⑤引退公演
 急に引退することになったので、演目のほうが先に決まっていた。「桜丸」は兄弟子の越路大夫さんの引退公演、「沓掛村」がお父様の六世住大夫さんの引退公演だったそうで、偶然とはいえ、すごい因縁です。「沓掛村」という演目は陰気くさい、貧乏くさいお話なんだそうですが、語るほうは登場人物が多くていろいろ語り分けられるので面白いとおっしゃっていました。

 ⑥薬師寺
 薬師寺の高田好胤管長と親しくされていた関係で、住師匠は「奘宝」、奥様は「浄光」というお名前を頂かれています。

 ⑦「音(オン)」
 住師匠がよくおっしゃっている「音(オン)」、葛西さんが質問してくださいました。例えてみれば、大阪駅のアナウンスで、昔は駅員さんが「おおさかぁ、おおさかぁ」って言ってたけれど、今は人工音声の「オオサカ、オオサカ」、この小さい「ぁ」が大体それに当たるそうです(厳密にはピッタリの例ではないようですが、素人さんにわかりやすくおっしゃったのだと思います)。ここで住師匠が「それは聞こえぬ伝兵衛さん~」とオンを使った場合、使わない場合で語ってくださいました。ラッキーでした。

 声色を使ってはいけない、語り分けないといけない。のどの奥から鼻に抜けさせ、眉間から声を出す。

 ⑧大阪弁
 浄瑠璃は大阪弁。三味線の節付けも大阪弁。楽屋で東京弁を聞くと腹が立つ。

 ⑨玉女さん襲名
 先代の玉男さんの「熊谷」は動かないけれど品のあった。そういうのを目指してほしい。

 ⑩「人間、やっぱり情でんなぁ」
 
 表紙は「喜怒哀楽」の顔。ご本人はあまりお気に召していないようです。会場ではサイン入りの本の販売もありました。私は既に読んでいたのでパスでしたが。聞き書きで、インタビューされた方が文字に起こされていますが、住師匠の実際の語り口よりはちょっとあっさりめのような気がしました。これより前の「文楽のこころを語る」のほうがもっと“大阪弁”だったように思います。

 ⑪最後に
 「文楽をおたのもうします」
 今年は観客動員数が目標を上回り、来年の補助金は確保しましたが、その次の年からは補助金ではなく、事業ごとの助成になるそうで、ってことは事業ごとに申請をしないといけなくなり、それって技芸員さんの仕事ではないし、もうちょっと何とかならないものでしょうか。
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東京駅開業100周年Suica 

2015-01-30 23:28:29 | その他いろいろ
 昨年12月20日に東京駅が開業100周年を迎えたことを記念して製作された記念Suica、1枚2000円(記念台紙付き)で1万5000枚限定のところ、徹夜組も含む購入希望者が殺到して大混乱になってしまい、結局、「安全確保のため」として途中で販売が打ち切られ、その後、増刷して希望者全員に販売されることが発表されていましたが、本日よりその受付が始まっています。

 申し込みのページはコチラ

 インターネットあるいは郵便での申し込みのみで、駅では買えません。一人一回の申し込み、最高3枚まで買えます。締め切りは2月9日となっています。ネットまたは郵便で申し込むと、2月下旬に専用の振込用紙が送られてくるそうで、コンビニで支払い(3月9日締め切り)、その後JR東日本で入金確認作業を行い、順次発送されます。希望者が多ければ増刷もあります。コンビニの振り込み手数料と送料(簡易書留)はJR東日本が負担、JR東日本太っ腹です。

 早速申し込みました。特に“鉄子”というわけでもないし、こういう珍しい切符やカードをコレクションする趣味もないんですが、話題になっていたので一応ちょっと乗ってみようかと。デザインもきれいですしね。手元に届くのは2ヶ月ぐらい先ですが、楽しみです。
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近頃のおやつ(石川編)

2015-01-28 23:16:25 | 食べたもの
 先日拙ブログで盛り上がった金沢のお菓子ですが、ちょうど阪急百貨店で「旨し、美し。金沢・加賀・能登展」をやっていたので、いくつか買ってまいりました。

 
 柴舟小出の「ふくさ」です。若草色のほうはいつも買ってる定番なんですが、今年はピンク色の「さくら山」という新製品もありました。こうやって並べてみると、可愛らしい感じです。ふくさの中はつぶ餡、さくら山のほうは抹茶餡でした。どら焼きっちゃどら焼きなんですが、皮を両面焼いていないので、ちょっと食感が変わります。それでよけい美味しく感じると思います。

 
 実演販売されています。焼き方・包み方、結構インパクトあります。これにつられて買う人、多いと思います。

 
 ついでに柴舟も買いました。ちょっと辛めの生姜せんべいです。

 
 森八の「千歳」です。漉し餡を求肥で包んだお菓子です。餡子に飴が入っているせいか、最近の“甘さ控えめ”のお菓子が多い中ではしっかりと甘いです。ちょっと懐かしい甘さでした。

 森八さんでは先日の「おじゃマップ」で取り上げられた長生殿の生〆(なまじめ、乾燥させていない長生殿です)というのも販売されていましたが、4枚で1080円もしたのでパスです。また、金つばの中田屋さんではおはぎがありましたが、こちらは4個入りでの販売で賞味期限はその日限りと言われたので、それはさすがに無理でこちらもパスです。

 
 
 こちらは阪急ではなくJR大阪三越伊勢丹で買った小松市の松葉屋さんの「月よみ山路」です。クリスさんに教えていただきました。栗蒸し羊羹で、断面を見ていただいたらお分かりになるように栗がたっぷりです。甘さ控えめで美味しいです。お値段も648円とコスパもよろしゅうございます。三越の菓遊庵、高島屋の全国銘菓のコーナーにおいているようです。
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文化勲章!

2015-01-25 23:42:21 | その他いろいろ(文楽)
 皆ちゃま~(左團次さんのところのたーじーの真似です)、こちら本物の文化勲章でございます。昨日、住大夫師匠のトークショーにまいりましたところ、住師匠がお持ちくださっていて、演壇の前に飾ってありました。本物の文化勲章をこんなに間近で拝見できる機会はまずないのに、さらに写真まで撮らせていただけて恐縮です。大阪の造幣局で制作されるそうです。住師匠はこの日はお洋服で登場でしたが、襟元には文化勲章の略綬、ピンバッジをおつけでした。

 
 こちらは賞状、これはコピーです。天皇陛下のお名前「明仁」も総理大臣の「安倍晋三」も印刷ではなく自著だそうです。当然っちゃ当然ですが、住師匠がおっしゃっていたので。 

 トークショーの内容はまた書きます。
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今日は忙しい

2015-01-24 11:10:42 | その他いろいろ
 本日は盛りだくさんな土曜日です。

 まず、チケットの前売りがございまして、亀ちゃんと愛之助さんの花形歌舞伎@中日劇場とターコさんのお芝居@西宮芸術文化劇場でした。中日劇場の前売りは勘違いしておりまして、チケットWeb松竹でも予約できました(チケットホン松竹が不可)。ただ、お席はおまかせなので、いつもの通路側が取れず…。中日劇場直接のチケット予約なら座席選択ができるんですが、ナントカ手数料をオンされ、コンビニにまで発券しに行かないといけないので、それを思うと、自宅まで送ってくれるので手間はかかりません。

 西宮芸文劇場はいろいろな公演10個ぐらい?を一斉に前売りが始まるので、アクセスが集中してなかなかつながりませんでした。こちらも通路側はダメでしたが、芸文劇場は座席間が広いのでたぶんそんなにストレスにはならないと思います。

 午後からの予定ですが、梅田で住大夫師匠のトークショーが2時から3時半まであって、そのあとダッシュで4時からの松竹座へまいります。予定を入れるときは何かわかりませんがテンションが高くなっていて、一気に詰め込んでしまうんですが、いざ当日になると「ひょえ~、こんなんいけるんかいなぁ。無理ちゃうん」と自分で自分に突っ込んでしまいます。まあ、でもどちらも予約済みですので、がんばって行ってまいります。

 そういえば、玉ちゃんのシネマ歌舞伎も上映中なんですよね。う~~~ん
 
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初春文楽公演 昼の部

2015-01-23 23:13:43 | 観たもの
 10日に初春文楽公演を見ました。どうも文楽の感想を書くのは苦手です。後回し、後回しになってしまいます。私の中ではいつまで経っても「文楽=人形劇」なんです。浄瑠璃を聞く、浄瑠璃を味わうレベルではありません。でも、浄瑠璃は好きです。11月の公演を見てから、2ヶ月近く文楽を見てなくて、今回久しぶりに文楽劇場へまいりましたが、あの太棹三味線のベーン、ベーンという音を聞くだけでとても懐かしく、何だかワクワクしてきて、歌舞伎もいいけど文楽もいいよね、って思いながら見ておりました。

 第1部の演目です。
 花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)
  万才・海女・関寺小町・鷺娘

 彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
 杉坂墓所の段/毛谷村の段

 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  道行初音旅

 「花競四季寿」は舞踊です。タイトルに「四季」と入っているとおり、春夏秋冬にちなんだ内容になっています。文楽の舞踊って、最初は人形が踊る?ってびっくりしたけれど、慣れれば人形にしかできないアクロバティックな動きがとても面白く、歌舞伎の舞踊は苦手ですが、文楽はOKです。「鷺娘」というと、玉ちゃんの幻想的で優美なお姿を思い出すんですが、文楽はもう少し現実に近づいているような感じでした。

 「彦山権現」は歌舞伎のほうで何年か前に松竹座で孝夫さんが通し上演されました。それがかすかに記憶に残っているようで、文楽を見ながらいろいろな孝夫さんを思い出しておりました。ある程度筋がわかるので、それは助かりました。

 「道行初音旅」は静御前が勘十郎さん、忠信は幸助さんです。忠信は狐が先に登場します。幸助さん、白地に火焔柄のお着物です。ひとしきり踊った後、幸助さんも早変わりで黒紋付にお着替えです。吉野山なので、舞台全体に桜が咲き、明るくて華やかでした。「もぅちょっと見てたいなぁ」と思うところで、終りました。

 今頃になってナンでございますが、文楽劇場のお正月の飾り付けです。
 
 立派な門松です。猿三郎さんのブログで知ったんですが、門松も関西と関東では違うんですね。これはもちろん関西式です。関東のは真ん中の3本の竹がカットされていないそうです。

 
 にらみ鯛

 
 お鏡餅

 
 舞台上のにらみ鯛と大凧です。凧の文字は智積院の寺田信秀化主のご揮毫だそうです。

 
 床にもお鏡餅です。
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日本の文化に親しむ「花の賑わい」

2015-01-21 23:46:41 | その他いろいろ(歌舞伎)
 「日本の文化に親しむ『花の賑わい』」が3月3日に開催されます。これは関西・21世紀協会が平成25年度に財団法人上方文化芸能協会から上方文化芸能振興事業及び上方伝統行事を承継され、様々な上方文化芸能事業を実施、協賛されている事業の一環で、一昨年は玉ちゃんご出演の「上方花舞台」、昨年は愛之助さん・壱太郎さん・吉弥さんご出演の「ことぶき花舞台」という公演がありました。その続きみたいです。

 今年のメインゲストは亀ちゃん(四代目市川猿之助丈)で、舞踊清元「流星」を踊られます。この演目って、3月の南座「花形歌舞伎」でもかかります。南座のほうは巳之助さん、隼人さん、右近さんの3人で踊られますが、こちらは亀ちゃんが一人で踊り分けられます。

 さらに、日本の伝統芸能の神楽を取り上げられ、石見神楽の「大蛇」と浪速神楽の「花湯」の違いを拝見できる模様です。石見神楽の「大蛇」は鼓童の「ワン・アースツアー神秘」でも取り上げられていました。また、宮川町芸妓さん舞妓ちゃんの華麗な踊りもあるそうです。

 見に行きたいのは山々ですが、残念ながらこの日は絶対に外せない仕事が入っています。ご興味のある方はぜひどうぞ。

【日程】  2015年3月3日(火)
【時間】  14時30分開演(14時開場)
【場所】  国立文楽劇場 (大阪市中央区日本橋1-12-10)
【出演者】 葛西聖司(ご案内)、市川猿之助、
      関西雅楽松風会、石見神楽久々茂保存会、宮川町芸妓・舞妓(敬称略)
【入場料】 5,000円 (全席指定席)

申し込み方法はこちらにあります。申込書をダウンロードしてFAXで申し込むようになっています。
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踊るうどん

2015-01-20 23:20:03 | 食べたもの
 「踊るうどん」とはお店の名前です。本店は京阪電車の滝井駅前にあって、ずいぶん以前に行ってます。そのときの記事はコチラ。今回は大阪駅前第3ビルのほうへ行きました。

 
 「まいたけ天わかめうどん」の生醤油味(温)です。これで普通盛です。とにかくまいたけ天がさくさくでめちゃくちゃ美味しいんです。もちろんおうどんもコシがあるし、生醤油もたぶんスペシャル?、変なつんとしたきつさはなく、非常にまろやかでした。

 こちらでは、食べ方として生醤油・ぶっかけ・かけ・かまたま、トッピングがまいたけ天・わかめ・肉・温玉とあって、それらを組み合わせて注文します。結構悩みます。お店の人は生醤油の冷がオススメとおっしゃったんですが、寒かったので温のほうにしました。

 この第3ビル(かなりディープなところです)、うどん激戦区だそうで、他にもいろいろあるみたいです。ちょっとまた探検してみたいと思います。

 《オマケ》
 大阪は18日までイルミネーションがありました。クリスマスの頃はすごい人出でしたが、さすがにこの時期になるとチラホラでした。

 
 大阪市役所
 
 市役所の南側
 
 御堂筋


 
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ルクア1100

2015-01-19 23:54:46 | 百貨店
 JR大阪三越伊勢丹の跡地(ってニュースに書かれていた。“跡地”って…。伊勢丹LOVEなワタクシはちと悲しゅうございます)にできる「ルクア1100(イーレ)」の詳細が発表されました。4月2日新開業です。

 既に発表されているとおり、専門店と百貨店を融合した商業施設として開発され、150店舗の専門店に加えて、ジェイアール西日本伊勢丹が運営する中型百貨店「isetan(イセタン)」が6フロアに8店舗入るそうです。開業すると既存の「ルクア」と新設の「ルクアイーレ」の2館からなる「ルクア大阪」全体で店舗面積5万3000平方メートル、店舗数360となり、駅のショッピングセンターとしては日本最大規模となります。NHKのローカルニュースでも取り上げられていましたが、JR西日本SC開発の山口正人・社長が前面に出た記者会見でした。

 ルクアのプレスリリースはこちら。それを見ると「敷居の高さを払拭し気軽に入店いただける工夫」「LUCUAでご評価いただいている、旬の洗練されたライフスタイルを提案」ってあって、JR大阪三越伊勢丹へのイヤミもチラホラ。JR西日本としては、京都伊勢丹でのせっかくの華々しい成功体験をぐちゃぐちゃにされたっていう、うらみつらみがあるのかなぁと勝手に想像してしまいました。

 でも伊勢丹だって負けていません(三越は置いてけぼりです)。早速<isetan>ショップのwebsiteを立ち上げています。一番力が入っているのが4階フロア全体を使った「isetan Closet」です。新宿伊勢丹の2階、3階と連動して、その強みを凝縮して展開するそうです。新宿伊勢丹で行われるイベントもいっしょにやるみたいです。

 期待したいと思う反面、本当に新宿伊勢丹をそのまま持ってきただけで大丈夫なん?と思うんですけどね。以前のJR大阪三越伊勢丹だって、新宿伊勢丹にあったブランドは入っていました。新宿伊勢丹に行ったときに「あ、これ大阪でも見たわ」っていうのが結構ありましたから。シューズ&バッグ売り場の主要ブランドもあまり変わり映えしていないんですけど。ただ、売り場のスケッチ図なんかを見ると、かなり新宿伊勢丹に近いので、あの天井からいろんなオブジェがぶら下がっている売り場になるんでしょうか。あのなぜか無駄に広いお手洗いもできるんでしょうか。一見の価値はあるのかもしれません。ごくごく個人的な希望なんですが、バッグ売り場に三越伊勢丹オリジナルのmade in JapanのAPUDを入れてほしいなぁ。上京するたびに買おうかどうしようか迷いながら、バッグなんて嵩張るのでいつもパスしています。それ、是非、ヨロシクお願いしたいです。



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壽初春大歌舞伎@松竹座 昼の部

2015-01-18 23:44:17 | 観たもの
 いきなり、舞妓ちゃんのお写真でございます。本物の舞妓ちゃんです。昨日、松竹座へ行っておりましたが、昼の部は「先斗町御連中」の総見でした。休憩時間にはロビーで舞妓ちゃんや芸妓さんを間近で拝見することができ、厚かましくも「1枚だけどすえ」と撮らせていただいたお写真です。

 
 
 松竹座は桟敷席がないので、1階の左右の席にずらーっと並ばれます。こういう日に当たると何かちょっと得した気分でした。

 さて、かんじんのお芝居ですが、昨日のお席が3階右列14番、サイドのお席でした。舞台を見ようとすると身体をひねらないといけなくて、その姿勢でずっと見るのはなかなかの苦行で、とりあえず「河内山」の孝夫さん登場の場面だけはしっかりと見ましたが、それ以外は見たり見なかったり、そんな感じでした。

 番附はまだ舞台写真が入っておらず、昨日も番附なしでの観劇でした。主役級の人たちはわかりますが、大名とか仲居とか腰元とか、そういうお役の人たちを確認したかったので、ちょっともどかしく思いました。松嶋屋さんの千壽さん、りき彌さん、松十郎さん、千次郎さん、成駒屋さんの扇之丞さん、橋吾さんあたりまではわかりますが(あ、當十郎さんも声でわかります。松之助さんは声でもわかるし「緑屋」の大向こうでわかります。)、それ以外の方たちが不明でした。

 「寿曽我対面」は橋之助さんの工藤に、五郎が愛之助さん、十郎が扇雀さん、大磯の虎が吉弥さん、朝比奈が亀鶴さんです。中堅どころでかためた舞台です。様式美を見せるものなので、特に何かあるわけではないのですが、大幹部のどなたかが工藤をお勤めになったら、もう少し大きく感じられたような気がします。

 「吉田屋」は、鴈治郎さんには申し訳ないけれど、つい孝夫さんの伊左衛門と比較してしまいます。かいらしい伊左衛門さんなんですけどね…。梅玉さん、橋之助さんはやっぱり大阪弁が気になります。残念です。

 「河内山」は孝夫さんしか見ていないので、「スミマセン」なんですが、亀蔵さんのベリベリ感、結構好きです。ああいうお顔、似合われますよね。

 
 お弁当は道頓堀中井の季節弁当です。ごはんは貝の炊き込みごはんでした。

 
 ロビーには胡蝶蘭がいっぱいでした。
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