おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

伊勢丹へGO!

2010-10-31 23:07:42 | 百貨店
 本日は京都伊勢丹でお買い物でした。今週は「アイカード会員の皆さまのためのスペシャルウィークス」で、年に二度ありますが、これが結構お得なので、雨の中行ってまいりました。まあ、雨のほうが近くからのお客さんは少なくなるので(遠くからの観光客は仕方ない)、お買い物するほうにはラッキーです。百貨店的には困るでしょうけど。

 催事場はカード会員限定のセール会場です。普通は、“限定”といっても、誰でも入れるセールが多いんですが、これは本当に限定で、アイカードを持っていないと入口でシャットアウトされます。傍から見ていると「せっかく売れるかもしれないのに」と思う一方、そういう徹底したところを見せられると、優越感というほどではないけれど(百貨店のカードなんて誰でも入れるから・・・)、ちょっとくすぐられます。まあ、これも伊勢丹の作戦なんでしょうね。“思う壺”のワタクシです・・・

 催事場ではさんざん迷った挙句、結局何も買いませんでした。Dott. Cicciolino様の奥様のようにAMEX使い放題で請求は旦那サマという身分なら、じゃんじゃん使いますが、請求は自分ですので、やはりそこは足し算しながらお買い物です。本当に、Dott. Cicciolino様の奥様がウラヤマシイです。

 伊勢丹滞在時間は4時間ちょいで、買ったのは、BOBBI BROWNでお化粧下地、imacでペンダントとピンブローチ、各階のセールでペールブルーのセーター、父のシャツ、母のベストでした。それとポルタのタータンショップヨークでスカートも買いました。こうやって書き出すとやっぱり買ってます? 確かに、両手にいっぱい紙袋を提げて自分でも久しぶりに「買い物したなぁ」と思いました。ほんと、お買い物ってHappyにしてくれます

 
 
 お買い物の途中で、5階にある「ブラウニーズクラブ」というカフェでお茶しました。ミニプレートセットで、シフォンケーキとブラウニー、ストロベリーアイス、生クリームがのっかっていました。普通に美味しかったです。コーヒーがお替り自由だったので、ゆっくりしたいときはいいかも、と思いました。私は一人だったので、食べ終わったらとっとと出てきました。
 
 
 夕食はお弁当を買って帰りました。京大和の季節弁当です。松茸ご飯でした。ちゃんと松茸の香りがしました。小さく見えて、結構しっかり詰まっていました。これで1000円はお得かと・・・。←どうも、関西人は“安さ自慢”をするクセがあってスミマセン。東京の人ってこういうの言わないんですってね・・・。

 PS 当然おやつもあります。ダニエルと仙太郎でした。
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杉浦康平のデザイン

2010-10-30 23:19:12 | 読んだもの
 臼田捷治さんの「杉浦康平のデザイン」を読みました。

 まずは内容紹介です。
杉浦康平はデザイン界の逸材と言われ、一貫して独創的な手法を切り拓いてきた。また、ウルム造形大学、インド旅行での経験から、アジアの伝統文化に目覚め、広くアジアの図像を探求し、曼荼羅のほか、余人の及ばない成果を展開している。その半世紀にわたる活動を浮き彫りにした初めての書。

 「杉浦康平」と聞いて誰?と思われる方も多いと思います。かく言う私も、この本を読むまでは全く存じ上げませんでした。あ、でも、この書き方は少し正確さに欠くかもしれません。“講談社現代新書のブックデザインをした人”といえば、「あぁ、あの本の・・・」と納得される方も大勢いらっしゃるでしょう。私も新聞の新刊紹介で「講談社現代新書の・・・」と書かれていたのを見て、それならと思い読みました。

 ということで、私はてっきり講談社現代新書のブックデザインについていっぱい書いてあるのかしら、なぜ講談社現代新書の装丁が変わったのかわかるかしら(ひょっとして揉めたから?と疑問に思っていたので)、と期待?しながら読み始めましたが、読めども読めども講談社のことは出てこなくて、ようやく出てきたのが139ページで、しかもわずか5ページほどの記述、あの装丁がいかに素晴らしかったのかという賛辞だけでした。まあ、確かに、他の岩波や中公みたいに単一の表紙に比べれば、圧倒的な存在感はありましたが、私の知りたかったことは書かれておらず、ちょっとがっかりでした。

 何かすごい人だったようです。「~ようです」というのは、デザインについて述べながら、ほとんど図版がなく、文字だけでデザインを説明しようとされるので、かなり無理がありました。文字で説明できないことをデザインして万人にわかりやすく示すのに、その反対の作業をしているのだから当然といえば当然なんですが。大体が、杉浦康平さんがデザインした本って、講談社現代新書以外は私のテリトリー外で、本の題名が出てきてもイメージできないせいもあります。「百聞は一見に如かず」ということわざを思い出しました。

 そんな中で、私が持っている本(新書以外)がありました。三省堂の日本語大辞典「大辞林」です。辞書なので、当たり前のことですが、言葉の意味を調べるために使っていたので、ブックデザインのことなんか全く何も思っていませんでしたが、実は、すごく凝った辞書だったんです。ちょっとびっくりしました。そういわれれば、他の辞書ではお目にかからないような、“あ”から“ん”まで見出し文字が、珍しい人文字になっていたり、巻頭にカラーの地図、間に季語や古典の紹介があったりして、なかなか充実した内容だとは思っていたけど、「大辞典だから」だとずっと思っていました。そうではなく、杉浦康平さんの力だったんですね。

 ブックデザインって、表紙を考えるだけだと思っていましたが、中味まで全てデザインされてるお仕事なんですね。そういう意味では目からウロコの本でした。

 
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レーブドゥシェフのザッハスペシャリテ

2010-10-28 23:16:08 | 食べたもの
 涼しくなると、って書こうと思っていたら、もうすっかり寒くなりましたが、↑こういう正統派、スポンジのケーキ、イチゴと生クリームがのっかったケーキが食べたくなります。で、買ってきたのが阪神のレーブドゥシェフの「ザッハスペシャリテ」です。

 ザッハはザッハトルテに由来しているんだと思うんですが、普通ザッハトルテといえばガシガシに固いケーキですが、こちらのはザッハとつきながら、ふわふわのシフォンケーキのようなチョコレートケーキでした。

 チョコレートクリームも生クリームが入っているんだと思いますが、こちらもふわふわで、口に入れるとすっと溶けます。

 非常に美味しかったです。見た目はごくごくフツーの、どこにでも売っていそうなチョコレートケーキみたいで、何がどう違うのかはうまく書けませんが、スポンジの具合とチョコレートクリームのコンビネーションが見事で、とにかく美味しいです。家族三人で「このケーキ美味しいねぇ」といいながらいただきました。でございます。
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四季ならぬ“二季”

2010-10-27 23:03:35 | その他いろいろ
 お寒うございます。大阪もめちゃめちゃ寒いです。今日は思わずコート(と言っても、初冬用の薄手のものですが)を着て出勤しました。

 日本の上空には真冬並みの寒気が流れ込んでいるそうで、一気に冬です。確か、小学校の社会科か理科の時間に「日本は四季のある国です」と習ったような気がしますが、今年に限って言えば、日本は二季の国ではないかと。夏と冬しかないのではないかと思ってしまう気候です。

 春先はなかなか暖かくならず、4月でもまだ季節外れの降雪があったりして(忘れもしません、私が歌舞伎座さよなら公演に出かけた時です)、「春がこないねぇ」と言っていたら、春を通り越していきなり夏になりました。そして、普通でも夏の暑さは日本一の大阪なのに、さらに輪をかけて猛暑が続き、9月でもまだ真夏日があり、「秋がこないねぇ」と言っていたら、もう冬です。

 この前、第一次衣更えをしましたが、まだタートルネックのセーターは早かろうと思い出さなかったら、いきなりのこの寒さで、さきほど慌ててセーターを取り出し、スチームでシワ伸ばしをしました。こんなウィークデイにそういう余分な仕事は勘弁して欲しいです。

 明日からは寒い上に、雨も降るみたいで、ユーミンの「冷たい雨にうたれて~」が頭の中でリフレインしそうです。

 皆様、お風邪などお召しになりませんようご自愛くださいませ。

 
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グラマシーニューヨークのモンブラン

2010-10-26 23:02:46 | 食べたもの
 “栗”つながりということで、本日はグラマシーニューヨークのモンブランです。モンブランというと、普通は、名前の由来にもなったアルプスのモンブランのように円錐形にクリームが搾り出された形をまず思い浮かべます。グラマシーニューヨークでも、その形のモンブランはありますが、今年はこういう四角いカップに入ったものも売っていました。通常のモンブランももちろん売っていますが、そちらは結構ボリュームがあり、私は少々大きくてもOKなんですが、ウチの親が最近大きすぎるケーキを嫌がるので、これなら小ぶりでちょうどいいかしらと思いお買い上げです。

 ショーケースに入っているときは「ちょっと小ぶり」ぐらいに思っていましたが、家に帰ってお皿にのせると「かなり小ぶり」で、私は一瞬がっかりしましたが、食べてみると想像していた以上に食べ応えがあり、食後のデザートには程よい大きさでした。お味のほうは、グラマシーニューヨークですので、外れることなく美味でございました。ただし、お酒がしっかり効いているので、残念ながらお子様には無理です。

 このケーキ、なかなかうまいことできています。黒い棒状のものが見えますが、これはスプーンでした。私はてっきりチョコレートだと思っていたんですが・・・。そして、紙カップに入っているので、お皿やフォークがなくてもいただけます(これは写真用にお皿の上にのせてありますが)。お手土産に持っていけば、その場であけて、お相手のお家の洗い物を増やすことなく、食べられるようになっているんですね。よく考えてあるなぁと、ちょっと感心しました。
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たねやの栗のお菓子

2010-10-25 23:05:56 | 食べたもの
 さすがにあと一週間で11月を迎える頃ともなると、すっかり秋めいております。この2日ばかりの雨で、明日は今年初の“冬型”の気圧配置になるそうで、この前買ったウールのジャケットもようやく着ることができます。

 「秋」といえば、栗ということで、先日も足立音衛門の栗のタルトの記事をアップしましたが、今日はたねやの栗のお菓子です。
 
  
 「栗子僧」と名付けられたお菓子で、梅田阪神限定だそうです。栗きんとんを餡子でくるんであります。↓下に栗きんとんがありますが、餡子が合わさっただけで、全く違うお菓子になります。

  
 「栗蒸きんつば」です。大粒の小豆が美味です。

  
 「西水木」と名付けられた栗きんとんです。ほろほろと口どけよく、ばくばくたべられそうですが、1個で我慢です。(それなりのお値段ですから・・・)

 これ以外にも栗大福と栗蒸羊羹がありますが、それは今年はまだいただいておりません。大福が好物なので、また近々大福も、と思っております。


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大阪平成中村座 試演会 ②

2010-10-24 23:47:44 | 観たもの
 さて、かんじんのお芝居です。演しものは「熊谷陣屋」と「弁天娘女男白浪」でした。私は、出演者は当然年齢とかキャリアとかを勘案して選ばれていると思っていましたが、中村座の試演会は、何と!くじびきで決まるそうです。びっくりしました。獅童さんのところのお弟子さんだったと思いますが、今年の3月に国立劇場の歌舞伎研修所を卒業したばかりという方もご出演で、勘三郎さんらしいやり方だと思いました。

 昨日も書いたように、開演が17時30分で、普通でも間に合わないのに、仕事の都合でさらに遅くなり、中村座に到着したのはたぶん18時半頃だったと思います。ひょっとしたら「熊谷陣屋」は終わっていて休憩時間かしらと思っていたら、まだ上演中でした。ほとんど終わりかけに見てもストーリーが全くわからず(番付も持って行くのを忘れた)、出ている人たちも全く存じ上げない方ばかりで、申し訳ないけど、お腹もすいていたし「休憩時間まだかなぁ」と思いながら見ておりました。でも、お隣にお座りのお嬢さんは、鼻をグズグズされていて「お風邪?」と思っていたら、目元もハンカチで押さえられていたので、感動で泣いていらしたようです。

 次の「弁天娘女男白浪」は勢ぞろいの場面だけで、20分くらいで終わりました。8月の秀太郎さんの上方歌舞伎会を見たときも思いましたが、普段ワキばかりされている方って、やっぱり“華”がないんですよね。顔の美醜がどうとかという問題ではなく、イマドキの青年たちですので結構“イケメン”もいるので、注目されるのに慣れていないというか、もうひとつこちら側も見ていて力が入りません。

 歌舞伎のお家の出の方でも、みんながみんな孝夫さんみたいに素顔から二枚目ではないし、いろいろな方がいらっしゃいます。歌舞伎のお家って、子供が生れるとまず「男か女か」、そして次に「鼻筋が通っているか」を聞くそうです。それくらい鼻は重要だそうです。小さい頃から芸事を習い、子役から楽屋があって、みんなに注目され続けると、自然に“華”が備わってくるんでしょう。

 私の“読書の師匠”によれば、吉右衛門さんって若い頃は見た目はもうひとつだったそうで、年をとってから「エエ男」になってきたそうです。それだけ精進を重ねられたんでしょう。演技力ではピカイチだと思います。何と言っても、あの「勧進帳」で、私が唯一感動した弁慶ですから。いまや、鬼平を見て、お若いお嬢さんでもファンって方いらっしゃいますからね。

 話がそれました。最後はお楽しみの座談会です(スミマセン、「熊谷陣屋」も「弁天小僧」もすっ飛ばしてしまって・・・。実際、よーわからんのですわ)。勘三郎さんはじめ、幹部俳優さん10名が出てこられました。背景は開けて、大阪城が見えるようにされていましたが、私の20列目では下のほうだけ見えました。 

 関西テレビのアナウンサーの方が司会で、順番に聞いていくんですが、皆さん真面目なことしかおっしゃらなくて、ちょっと肩透かし気味で、私は心の中で「えーーーっ、そんなこといつでも聞けるんやから、もっと面白いネタないん?こんなん、しょーもないわ」と思っておりました。途中でやっと「ではプライベートも」と、獅童さんに質問が飛ぶと、そこでようやく場内沸きました。夜な夜な七之助クンといっしょに大阪の街に繰り出していらっしゃるそうです。「おおぉ、これこれ。この調子でインタビューしてや」と期待していたら、試演会に出演された役者さんたちが出てこられました。

 まだ興奮冷めやらず、感激の面持ちの皆さんのコメントもよかったけど、途中で号泣された役者さんがいたりして、こちらも感動したけど、もうちょっと面白い(ゲラゲラ笑える面白さです)のを想像していたので、お芝居同様、よーわからんと思いながら帰ってまいりました。でも、試演会って、めったにあるものではないし、2ヶ月の公演中1回きりのものなので、それなりに「行った」という満足感はあって、まあそれでよしということで・・・。

 
 夜の劇場正面です。
 
 舞台の後ろ側です。こう開いていて、客席から大阪城が望めるようになっています。赤いのは劇場内の提灯です。
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大阪平成中村座 試演会 ①

2010-10-23 23:25:38 | 観たもの
 またまた大阪平成中村座でございます。今月の後半は例の“何もしない”仕事がつまっており、観劇も先週の大阪平成中村座で終わる予定でしたが、試演会の案内が届き「この日限りの特別企画です」というのを見ると、こういう限定モノに弱いワタクシは思わずポチッと切符を買ってしまいました。「試演会」というのは、いつもの役者さんではなく、若手俳優が本公演のお役を務めるというもので、いわばタカラヅカの新人公演みたいな感じですが、タカラヅカと違うのは、決して上には上がれない、ひょっとすると出演の俳優さんには一生に一度の晴れ舞台かもしれないということです。

 公演は22日の金曜日の17時30分開演で、ウチの会社は定時が17時30分で最初から遅刻決定でした。それでも行こうと思ったのは、料金が5000円なのと、後ろに「お楽しみ座談会」がついているからで、勘三郎さんなので面白い座談会になるのではという期待があったからです。

 でも、行く直前になって“何もしない”仕事が、この日に限って17時30分終了(通常は17時終了)で、それから会社に戻っていくと「いったい何時になるん?」とちょっとあせりました。まあ、それでも何とか18時には会社を出ることができました。

 秋分も過ぎ昼間が日に日に短くなっている今日この頃でございますので、18時というと既に真っ暗、そんな真っ暗な中大阪城に入っていくって、おっかなびっくりでした。幸い、遅刻者は私一人ではなく、まだ数名いらっしゃったので、あの西の丸庭園の芝生を一人で歩かないといけない、という事態は避けられました。一応、外灯があるとはいえ、だだっ広い西の丸庭園ですので、ほとんど暗闇状態でした。

 今回のお席は1階の竹席、前から20列目です。お大尽席以外は均一5000円で、それなら前方の松席、桟敷席がいいなと思っていたんですが、松竹Websiteでは全く取れず、仕方なく椅子席の竹席です。最初から遅刻とわかっていたので、通路側を取りました。中村座で初めて1階からの観劇です。「おおぅ、こういう景色が見えるのね」とお芝居も見ずにきょろきょろしてしまいました。

 椅子席、あまり良くありませんでした。“椅子”と言っても、ほとんどベンチで、薄いお座布団は敷いてあるけど硬いです。ベンチなので、いっしょに座っている人がゴソゴソすると、すぐに振動が伝わります。「なんだかなぁ・・・」って感じでした。これで通常公演なら15000円って、いいのか?と思ってしまいました。これで3時間超座っているのは、一種“苦行”のような気がしました。桜席も同じ椅子だと思いますが、もうちょっとしっかり固定されているように思いました。2階だから、なんでしょうか。

 
 
 完全に遅刻しているにもかかわらず、芝生の途中で立ち止まって写真を撮ってしまいました。上は大阪城(書かなくてもわかる?)で、右上の白い点はお月さんです。下は暗闇に浮かぶ平成中村座です。
 
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初さんま

2010-10-21 22:59:59 | 食べたもの
 今年もまた石巻のDott. Cicciolinoさまが三陸産のさんまをお届けくださいました。今年は異常に暑かったせいで、お魚が獲れないしお野菜も採れないし、なかなか“食欲の秋”を満喫できない(←ちょっとウソです。食欲は春夏秋冬ずっとあります。ありすぎて困るくらい?)状態が続いておりましたが、おかげさまで一気に食卓に“秋”がやってまいりました。

 写真を撮った場所が悪くて、画面が少し暗いんですが、でも、この銀色に輝く見事なさんまであることはおわかりいただけるかと存じます。

 三陸沖は寒流の千島海流と暖流の日本海流がちょうどぶつかるところで、さらにプランクトンの関係で脂のノリのよい味わい深いさんまが獲れるそうです。

 ということで「三陸産さんま」は“高級ブランドさんま”で、漁が順調な年でも引く手数多の中、今年のような異常気象のせいでなかなか獲れず、超貴重品になっている中お送りいただきました。

 本日の夕食は早速さんまの塩焼きでしたが、超美味でございました。身離れが本当によくて、するすると身だけがうまく取れます。食べた後は、マンガに出てくる魚の骨みたいに、骨だけがきれいに残ります。

 またまたDott. Cicciolinoさまにわが家の食卓をグレードアップしていただきました。本当にありがとうございます。ごちそうさまでした。
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十月大歌舞伎 大阪平成中村座 ③

2010-10-20 22:35:12 | 観たもの
 江戸時代の芝居小屋には、私が座った定式幕の中の席があったそうで、それでこの平成中村座にも設けたそうです。江戸時代は「吉野席」と呼ばれており、それにあやかって?今は「桜席」という名称になっています。そういえば、私は、8年前の大阪平成中村座でもこの横の席でした。別に、この席が好きなわけではなく、ここしか取れない、値段が安い、それだけなんですが・・・。

 横からなので、当然正面は見えません。役者さんの表情はわからない、昨日も書いたけど、店先のセットで、その店の中で芝居をされると、“声はすれども姿は見えず”状態になります。花道も身を乗り出さないと見えません。

 でも、最初にも書きましたが、この席の良いところは、幕間もずっと舞台を見ることができることです。これは桜席だけの特権で、桜席の入口には門番のようにスタッフの人が立っていて、他の席の人は入れないようになっています。
  
 お弁当を食べながら、大道具さんを見ていましたが、なかなか段取り良くちゃっちゃっと仕事をされます。まあ、そうしないと舞台を開けることができないからですが。大道具のチーフらしき人はストップウォッチを提げて、絶えず時間を見ていました。女の人も何人かいましたが、男の人と同じように重いものでもかついでセットを崩したり作ったりしていました。幕が開く何分か前になると、析を打つ人が析をちょんちょん鳴らしながら、開演を知らせてまわっていらっしゃいました。

 定式幕の中にある浅葱幕は「せーの」でみんなで引っ張って人力で振り落としているのかと思っていましたが、振り落とすのは機械?で、その後ソデに持っていくのは人がやってました。

 横から見ていて一番興味深かったのは、弁天小僧が算盤で額を打たれて額に傷をつける場面でした。後ろ向きになって、お化粧を変えるんですが、鬘も変わるんです。少し髪が乱れた鬘になります。ボーっと見ていたら、一瞬七之助クンの頭が白くなって、次の瞬間違う鬘が乗っていました。白羽二重の頭だったんですが、ちょっとびっくりしました。その後のお化粧も結構時間がかかっていて、私なんかは傷をつけたら終わりかと思っていたら、何本も筆を使ったりパフを使ったりして顔を直していたので、男っぽい顔に作っていたんでしょうか。とにかく私は正面が見えないので、結局どんな顔になったのかわかりませんでした。こういう場面で、後ろ向きになって何かやってるのはよく見ますが「どうなってるの?」といつも思っていたので、「あぁ、こうなってるんやねぇ」とミョーに納得しました。

 私は、下手側の桜席だったんですが、真下は下座音楽で、太鼓をドンドン叩かれると、座席の下から響いていました。義太夫は上座側にいらっしゃるんですが、こちらは正面から聞くせいか、いつもにも増して歌詞がよくわかりました。あと、面白かったのは、「俊寛」で皆さん下手側に引込むんですが、どうもそこで“ダメ出し”をやってるみたいで、何を言ってるかまではわからないけど、声の調子はそういう感じで、鶴松クンはその日が千鳥のお役の初日だったから、勘三郎さんからダメ出しされているのかしらと、ちょっと想像してしまいました。

 劇場内は、普通は上演中は撮影禁止ですが、ここは全面的に撮影禁止で風情ある芝居小屋の中を写そうと楽しみにしていたのに、残念でした。で、今回はお弁当の写真も撮れませんでした。今回のお弁当はRF1の野菜10品目弁当でした。おやつは、梅田阪急に9月から新しくできたたい焼き屋さんのたい焼きでした。餡子にも皮にも黒糖を使っているそうですが、少しくどいような気がしました。おはぎのサザエの薄皮たい焼きのほうが好みかも、です。

 
 番付(パンフレット)です。中村座の定式幕は柿色、黒、白となっています。

 
 入口で配っていました。McCafeのカフェラテ無料券が入っていました。無料券より、この写真入の袋のほうがちょっと嬉しかったです。


 
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