おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

シネマ歌舞伎「桜姫東文章」上下巻同時上映!

2022-04-30 17:46:33 | その他いろいろ(歌舞伎)
 シネマ歌舞伎「桜姫東文章」ですが、29日から「下の巻」の上映が始まりましたが、以下の7館で引き続き「上の巻」が上映されるそうです。

 
 なぜか関西が多いです。

ってことは、上下を通しで見られるってことですね。上の巻は既に見ているのですが、せっかくなら通しで見たいなぁと思っていたので、もう1回上の巻も見ようかと…。体力が持つか一抹の不安がありますが。チャレンジしてみます。

 
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四月大歌舞伎

2022-04-29 22:49:40 | 観たもの
 歌舞伎座の「四月大歌舞伎」も一昨日無事に千穐楽をお迎えになりました。3月にマンボウが解除され、そのままコロナも収まっていくのかと思いきや、4月に入ってまた少し感染者数が増え、昨年の4月のことが一瞬頭をよぎりましたが、最後まで幕が開き本当によろしゅうございました。おめでとうございます。

 孝玉コンビの「ぢいさんばあさん」ということで、何があっても「絶対行く!」と固く決意しておりましたが、日々の感染者数の数字に一喜一憂、薄氷を踏む思いでした。一方、自分がかからないという保証もないわけで、遠征の前になると自分の体調がとても気になって、ちょっとくしゃみをしただけで「大丈夫?」って思うし、早くこういうことが気にならない状態になってほしいと思います。

 その「ぢいさんばあさん」ですが、演目が発表された時、正直なところ「え、また『ぢいさんばあさん』ですか?」って思ってしまいました。筋書の上演記録を見るとこの10年間で5回見てました。そのうち孝夫さんは2回あります(るんは時蔵さん)。それとせっかくの孝玉コンビなんだから、もうちょっと何かないのかなと…。お二人が共演してくださるだけで十分有難いのですが…。

 でも、実際に拝見して、前言は撤回、罰当たりことを思ってお詫び申し上げます。“直球ド真ん中ストレートなラブストーリー”、まことに結構でございました。皆さんがよく「尊い」とおっしゃっているのですが、本当にラブラブなお二人を見ていると拝みたくなりますね。

 それにしてもお二人とも若い!なんなんでしょうね、瑞々しいお姿、透明感溢れる声、かいらしい仕草…。それがまたとてもナチュラルなんです。年取ってからのお役のほうが演技してる感がバリバリです。実年齢はぢいさんばあさんより上のはずなんですが。「おかしい…」とマスクの下で何度も呟いてしまいました。

 お目当て?のデレデレ・いちゃいちゃ・じゃらじゃらの場面、舞台上は完全に二人だけの世界になっていました。孝夫さんの頭のてっぺんへ抜けるような鼻にかかった甘えた声、玉ちゃんのちょっと拗ねたように伊織に甘える声、いちいちキュンキュンしてしまいます。自分に言われているわけではないのに(当たり前!)、何だかドキドキしたり…。客席はおそらく皆さんニタニタしてたと思います。1日目は2列15番の席でしたが、その「ニタニタ」の空気を背中にすごく感じました。全員でニタニタすると客席の空気がそういうふうに流れるんでしょうか。不思議な感覚でした。弟役の隼人クン「いたたまれない…」って何とも言えない顔で帰りますが、その気持ちわかるよ、って言ってあげたかったです。孝玉コンビのラブラブ場面は確かにこちらが待ちに待った場面ではあるのですが、こちらの想定以上にいちゃいちゃ、「勝手にやってろ」ってちょっと思ってしまったことも告白します。と言いつつ「この場面、永遠に続いて~」って思ってたんですけどね。本当にゴールデンコンビでございます。インタビューでお二人ともおっしゃるのは打ち合わせなんかしなくても、言わず語らずで自然にできるということで、50年超の積み重ねってすごいなぁと思います。

 ぢいさんとばあさんになってからもラブラブでした。新婚時代とは違って、よりお互いを思いやるラブラブで、しみじみと「良い芝居だなぁ」と涙しました。「ぢいさんとばあさん」なのか、「孝夫さんと玉ちゃん」なのか、境目がわからないっていうか、お二人の人生も重なっているような、そういうふうに見てしまいます。ステキに年を取ってますよね、伊織も孝夫さんも、るんも玉ちゃんも…。

 ばあさんの後、たった30分で玉ちゃんは粋で鯔背な「姐さん」に変身です。松竹座では“安定の”三階席だったのでよくわからなかったのですが、今回はお着物の柄やかんざしもしっかりと拝見しました。2列目からオペラグラスでガン見してしまいました。2列目からなんて失礼かなと思ったのですが、結構周りの方もご覧になっていたので…。ただ、舞踊は少し後ろに下がった方がよかったです。2日目は12列目で、そちらからのほうが全体が見えて、福之助クンも歌之助クンもあまり気にならず見ることができました。至近距離だと見なくていいことも見えるので。4月の第3部は本当に全てが見どころ、一瞬たりとも見逃せない、充実のお舞台でございました。

 第1部と第2部も見たので、一応ちょろっと書いておきます。

 第1部は亀ちゃんと松緑さんと愛之助さんの組み合わせ、あまり見ない座組みでとても楽しみにしていたのですが、前半ちょっと意識を失いかけました。ただ、亀ちゃんの台詞で「お誕生の日を祝ってもらった」っていうのがあって、江戸時代ってお誕生日とか意識していたのかとちょっと不思議に思いました。と言うのも、玉ちゃんのお誕生日が今月の25日で、その日の「ぢいさんばあさん」で、伊織が「今日はるんの誕生日だから」とか「るん、誕生日おめでとう」とか入れ事がある?って期待しながら、江戸時代に「お誕生日」なんて言わないから、言う訳ないよね~って思ってたので、言ってもOKなら、孝夫さんにも一言言ってほしかったなってちょっと思いました。「お誕生日おめでとう」なんて台詞を孝夫さんから聞いたら、客席の御婦人方は悶絶死しそうですが。

 スミマセン、話がそれました。亀ちゃんが天一坊のお役ですが、怪しげな胡散臭いお役本当によくお似合いです。文覚上人に通ずるところがあるように感じました。

 第2部は幸四郎さんの「荒川の佐吉」です。泣けるお芝居です。これ、10年前に孝夫さんで見ております。いつもなら幸四郎さんを見ながら孝夫さんに脳内変換するところなんですが、あまりそれはなく、今回は政五郎を白鸚さんがお勤めだったのですが、10年前は吉右衛門さんでそちらを思い出しました。「孝夫さんと吉右衛門さんが同座してたんやわ」って遠い目になってしまいました。

 「義経千本桜所作事時鳥花有里」は30分弱の演目、ボーッとしているうちに終わってしまいました。梅玉さんが義経で、貴公子のお役が良くお似合いでした。壱太郎さん、種ちゃん、マシュマロ米吉クン、虎ちゃんが白拍子のお役、皆さんとてもお綺麗でよろしゅうございました。

 遠征するたびに思うことですが、本当にお江戸は充実しています。松竹座もここまでは求めないけれど、もうちょっと頑張ってくれるとウレシイのですが。

 
 1日目は春らしい良いお天気でした。

《オマケ》
 
 往きの新幹線からです。デジカメの方に、富士山のてっぺんが写ってました。一瞬だけ見えました。
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第七回翔之會

2022-04-28 23:22:10 | 先々の予定
 
 
 

 鷹之資さんの勉強会「第七回翔之會」が7月に開催されるそうです。“勉強会”とは思えない豪華な出演者でございます。歌舞伎座でも十分に成立する演目と出演者です。歌舞伎座の「七月大歌舞伎」の記事をupしてすぐにtwitterで見かけて、「おぉ、これは!」と反応してしまったのですが、twitter情報だったので正式な発表を待っておりました。

 ワタクシ、実はこっそりと鷹之資さん贔屓なので、その贔屓目があるのかもしれませんが、↑静御前の立ち姿、これを見ただけできっとすごい舞踊になるんだろうなと思ってしまいました。これならば、遠征の価値はあるかも…と思っているのですが、その前にチケットが取れるんでしょうかね。チケットWeb松竹でも国立劇場チケットセンターでも発売がありません。鷹之資さんの後援会のみです。「竹三郎さんの会」の時の“苦節48時間”のチケ取りを思い出しました。取れるといいのですが…。

 【訂正】チケットは後援会以外に国立劇場の窓口とチケットWeb松竹でも予約できます。
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七月の歌舞伎座

2022-04-26 23:56:17 | 先々の予定
 7月の歌舞伎座の演目と出演者が発表されました。いつもより早いですね。

 孝夫さんは松竹座だし、玉ちゃんは南座なので特に期待もしてなかったので、見ても「あぁ、そうですか」という薄い反応になってしまいました。Twitterでは「ナウシカ」で盛り上がっていたようですが…。ジブリは見てないもので…。あ、でも「アルプスの少女ハイジ」のアニメはウチの母が好きだったので何となく見てました。「ハイジ」が宮崎駿だと知ったのは、つい最近なんですけどね。

 話がそれました。その第3部には彌十郎さんが15か月ぶりに舞台に立たれます。“パパ上時政”ですっかり有名になられて凱旋公演ですね。6月は“よいお顔立ち”の染五郎クンが第2部にご出演です。松竹株式会社、「鎌倉殿の13人」を推してきます。

 7月は遠征はないかなぁ。セールのシーズンなのに残念です。
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帰ります。

2022-04-24 17:18:48 | Tokyo
ぢいさんとばあさんと姐さんをたっぷり堪能しました。帰りたくないけれど、帰ります。新幹線のおともは東京の歌舞伎お友だちに教えてもらった「塩パン屋パン・メゾン」のあんバター塩パンです。歌舞伎座の近くにあります。今朝買ってウロウロと持ち歩いていたので、ペタンコになって見た目イマイチになっていますが、めちゃ美味しかったです。塩パン生地のバターとトッピングのバターが合わさって、とても幸せなお口になりました。

孝夫さんと玉ちゃんのコンビ、今さらですが、改めて言うまでもなく、万人が認めるエクストラスーパーパワーカップルでございます。孝夫さんったら、隙あらばって感じで、すぐ玉ちゃんと手を繋ごうとされるんです。絶対このふたり愛し合ってるよねって、思いますよね、奥サン。

次は6月です。頑張って働きます。
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今日はここ

2022-04-23 13:16:04 | Tokyo
今日は第3部だけで、昼間はフリーなので、根津美術館へ行ってきました。尾形光琳の「燕子花図屏風」とお庭の杜若を同時に見られます。昭和12年5月の茶会が再現してありました。なかなか壮観でした。
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お江戸へGO!

2022-04-22 11:53:16 | Tokyo
お江戸へ向かっております。年度末の会計処理でグタグタして果たして上京できるのかと一瞬心配しましたが、何とかくぐり抜け(たぶん…)、新幹線に乗ることができました。お天気はいいのですが、残念ながら富士山は雲の中でした。雲の流れはとても速かったので、新幹線がちょっと止まってくれたら、見えたかもしれません。

いよいよぢいさんとばあさんと姐さんに御目文字叶います。楽しみ、それしかありません。うふふふふふふ……………。

《オマケ》

10時のおやつです。地元の餅パイです。
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七月の松竹座

2022-04-19 23:41:42 | 先々の予定
 松竹座の夏歌舞伎の演目と配役が出ました。

【昼の部】
一、八重桐廓噺 嫗山姥
  荻野屋八重桐        孝太郎
  煙草屋源七実は坂田蔵人時行 幸四郎

二、浮かれ心中
  栄次郎           勘九郎
  おすず/三浦屋帚木     七之助
  太助            幸四郎
  佐野準之助         扇雀
  伊勢屋太右衛門       鴈治郎

【夜の部】
一、堀川波の鼓
  小倉彦九郎         仁左衛門
  おゆら           孝太郎
  宮地源右衛門        勘九郎
  お種            扇雀

二、祇園恋づくし
  大津屋次郎八/女房おつぎ  鴈治郎
  岩本楼女将お筆       七之助
  指物師留五郎/芸妓染香   幸四郎

 昼夜ともに2演目ずつ、短縮バージョンです。でも、一等席が17000円って、なかなか強気です。まぁ、役者さんは皆さん東京にお住まいなので、その交通費や滞在費を思うと仕方ないのかな…と思いますが。

 孝夫さんは夜の部の「堀川波の鼓」にご出演です。ちかえもんのお芝居です。昼の部の「姥山姥」もちかえもんです。「堀川波の鼓」は何年か前の南座の顔見世で見ております。拙ブログでも感想を書いておりますが、個人的にはイマイチな感じでして、1階には下りずに“安定の三階席”でいいかなと思っています。1時間15分のお芝居で、孝夫さんが登場されるのは最後の20分ぐらいで、それもイマイチの理由かもしれません。妻のお種は扇雀さんです。孝夫さんと扇雀さんの組み合わせって初めて見るような気がします。今から扇雀さんのブログが楽しみです。扇雀さんのブログって、理路整然としているので、孝夫さんとの夫婦役をどういうふうに記されるのか興味津々です。同じ「堀川」ならば、「堀川猿回し」を見たかったと孝夫さんファンにあるまじきことを言ってるのはワタシです。スミマセンです。

 それ以外の演目はおそらく初見かと…。幸四郎さんに加え中村屋兄弟もご共演って珍しい座組みです。中村屋兄弟は中村屋の自主公演ではよく関西にもお見え、昨年秋はワタシの地元のホールにもいらっしゃってるんですが、中村屋兄弟の舞踊と口上に結構な金額設定になっているので、いつもパスしています。ガッツリ歌舞伎を期待します。
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KABUKI TUNE

2022-04-17 23:47:16 | その他いろいろ(歌舞伎)
 「KABUKI TUNE」はNHKFMの音楽番組で、以前は「邦楽ジョッキー」と呼ばれていた番組です。玉ちゃんが初代のパーソナリティ―をお勤めでした。この4月から莟玉さんが新しく登場されました。

 先週金曜の放送では、ゲストとしてご養父の梅玉さんをお呼びになりました。ワタクシ、いつも梅玉さんのことを“往年のNHKアナウンサー”のようと申しておりましたが、今回NHKのラジオでお話されているのをお聞きし、「ほんと、その通り!」でございました。山の手の東京弁って言うんでしょうか、ゆったりと上品な語り口でとても聞きやすかったです。

 内容は莟玉さんの入門から養子になるまでのお話や、梅玉さん自身のこれまでのことなど非常に盛沢山でした。梅玉さんって、世間一般的にはあまりメジャーではないので、こういう身の上話的なことってご自身の口から聞くことってまずなかったので、全てとても新鮮でした。番組の冒頭で「今日は、莟玉のことは褒めないぞ」って宣言されたにもかかわらず、「お稽古熱心で良い子」と褒めたはりました。それだけ認めていらっしゃるんでしょうね。

 莟玉さんからは「もっと共演する機会が増えてほしい」という要望が出され、演目としては「連獅子」を挙げていらっしゃいました。梅玉さんは「うーん、毛振りがなぁ…。でもこの前松嶋屋のアニキもやったしなぁ」とおっしゃって、“松嶋屋のアニキ”にちょっと反応してしまいました。そういえば、梅玉さんが隈取をしているお役って見たことがありません。もし「連獅子」が実現したら、ぜひ拝見したいと思います。

 聞き逃した方もこちらのページの中の「聴き逃しはこちら」と言うボタンがあるので、そちらをポチッとすれば聞くことができます。個人情報を入力する必要はありませんでした。
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かもがわカフェ

2022-04-15 23:49:50 | 食べたもの
 「京おどり」のランチです。久しぶりにかもがわカフェへ行きました。

 
 
 休日ですのでビール付きです。何となくヘルシーな朝食っぽいんですが、この日は“がっつり”の気分ではなかったので、ランチメニューでいちばん軽そうなのを選びました。カリフラワーのスープとパンです。こちらのカフェ、出来合いのものを使うのではなく、ちゃんと調理されてます。スープもとても美味しかったのですが、供されるまで時間がかかるのが玉に瑕です。食べてる時間より待ってる時間のほうが長かったような…。

 
 お店の中です。なかなか居心地の良い空間です。

 
 
 ランチの後、寺町通を南下、「プティ・タ・プティ」というお店です。この何日か前にネットのことりっぷで紹介されていました。オリジナルデザインのテキスタイルを使ったバッグや小物を販売されています。せっかくなので、絵葉書と一筆箋を買ってきました。

 
 おみやは鍵善の花見団子です。お上品なお団子でございます。
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