おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

今年の上方歌舞伎会

2017-05-30 23:04:57 | 先々の予定
 今年の上方歌舞伎会(上方歌舞伎のお弟子さんたちの研修発表会)の演目と配役が発表されました。

 「菅原」の「加茂堤」と「賀の祝」と舞踊の「棒しばり」です。千壽さんが桜丸ですね。吉太朗クンが「加茂堤」の女房八重です。「賀の祝」のほうの八重はりき彌さん、千代は當史弥さんと綺麗どころがお勤めになります。

 ご指導に我當さんが復活されました。よろしゅうございました。

 25日の最後には吉例によれば、「指導者ご挨拶」があるはずです。孝夫さんもご挨拶されます。それも目当てで8月25日はずいぶん前から有休申請をしていたのですが、どうしてもその日でないといけない仕事が入ってしまいました。仕方ないので、「5時ジャストに終わらせて」とお願いしております。ダッシュします。ご挨拶には間に合うと思いますが、お芝居が拝見できないので、前日の24日に半休を取って見に行こうかと思っています。
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仁左さま@松竹座特別ポスター

2017-05-29 23:58:04 | その他いろいろ(歌舞伎)
 松竹座の七月公演の仁左さまonlyの特別ポスターでございます。キャーなポスターでございます。松竹座、がんばりました。松竹座も“やれば出来る子”なんです。

 コチラに「仁左衛門が語る『盟三五大切』」ということでインタビュー記事が掲載されています。こちらの素の孝夫さんも超絶ステキです。とってもおやさしいお顔で、同一人物?って思ってしまうほどですが、紛れもなく同一人物です。新しく考えていらっしゃる演出もあるそうで楽しみです。地元大阪なので毎週でも通いたい気分なんですが、7月は他にもいろいろとお楽しみがあって(玉ちゃんトークショーっていうのもあります)、どうやって行こうか悩んでいます。
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團菊祭五月大歌舞伎昼の部

2017-05-28 23:35:29 | 観たもの
 久しぶりの歌舞伎の記事です。拙ブログは、何度も書いておりますが、私の「老後の楽しみ」でもあります。観劇記録がないとせっかくのブログが楽しくなくなるので、「書かなきゃ」とは思っているのですが…。

 今月の歌舞伎座は「團菊祭」です。「七世尾上梅幸二十三回忌・十七世市村羽左衛門十七回忌追善」に加え、「初代坂東楽善、九代目坂東彦三郎、三代目坂東亀蔵、六代目坂東亀三郎襲名」と「寺島眞秀初お目見得」もあって、松竹株式会社の「襲名と追善で稼ぐ」お手本のような公演でございます。でも、私は20日(土)の昼の部に行きましたが、満員御礼ではなかったように思います(お手洗いがそんなに混んでなかったので)。お地味な感じの襲名ですからね。

 今回は昼の部だけです。夜の部に菊ちゃんの政岡がありましたが、仁木弾正がエビサンだったのでパスしました。細川勝元が梅玉さんだったので、それはちょっと見たかったけれど…。

 昼の部は「石切梶原」「吉野山」「魚屋宗五郎」でした。「石切梶原」が楽善さん・彦三郎さん・亀蔵さんの襲名披露狂言、「魚屋宗五郎」が眞秀ちゃん初お目見得の狂言でした。

 「石切梶原」は、私が初めて見たのは24年12月の南座の顔見世での團十郎さんでした(これが最後の舞台だったと思います)。それ以前に桔梗さんがブログで「もう『石切梶原』はいいから」とよくおっしゃていたのですが、見たことがなかったので「どんなお芝居なんやろうか」とずっと疑問に思っていました。初めて見たとき、おおらかな團十郎さんによくあったお芝居だなぁと思い、そのときはそんなに嫌いではありませんでした。それから4年、いやぁ、よくかかりますね。「もういいから」とまでは思いませんが、「何か他にないんかいっ」ぐらいは思います。(って言ってることいっしょ?)いろいろな登場人物がいて、舞台面が華やかで、歌舞伎らしいHappyendで万人受けするんでしょうか。

 前置きが長くなりました。新・彦三郎さんの「石切梶原」でございます。襲名披露だからのお役なんでしょうね。ふだんは、あまり主役でご出演のイメージがないので。でもとても良かったですよ。お声も台詞もお姿もなかなかのものでございました(たぶん、エビサンよりはずっと良いと思う)。朗々とよく通るお声で、聞きほれます。右近さんの梢も初々しい感じで、よくお似合いでした。あまりこういう“娘”のお役ってなさったことがないそうです。松緑さんが囚人の剣菱呑助のお役で、おそらく襲名を寿ぐ台詞をおっしゃったと思うのですが、松緑さんってどうも苦手で、反射的に意識を失うようで、スミマセン、聞いておりません。残念です。

 「吉野山」はエビサンの忠信、菊ちゃんの静御前です。美男美女のナイスカップルで、例の男雛女雛のところでの「ご両人!」の大向こうもピッタリでした。ただ、一瞬ですが、エビサンが台詞をおっしゃるところがあって、それを聞くとイケマセン。脱力です。藤太は男女蔵さんでした。藤太はね、ついね、孝夫さんがなさった時を思い出してしまうんですよね。脳内変換してしまった失礼な客はワタシです。

 「魚屋宗五郎」は菊五郎劇団のテッパン演目で、楽しく拝見しました。菊五郎さんの宗五郎、完全に一体化してますよね。江戸っ子の台詞も、江戸歌舞伎のお人ばかりなので、気持ちよく聞きました。東京の歌舞伎座で見る演目です。お目当ての眞秀ちゃんですが、たぶん、昼の部でいちばん大きな拍手だったような気がします。人間国宝もここまで拍手はなかったです。私が見たのは19日目、ずいぶんと慣れた感じになっていました。菊ちゃんによれば「歌舞伎らしくなってきた」ということのようですが、私は初日の子役らしい台詞回しのほうで聞きたかったです。歌舞伎の子役の台詞って、いつもあの一本調子で、「どうよ」って思っていましたが、あれって重要だと今回思いました。ああ言わないといけないと思いました。来月、市川右近ちゃんが亀ちゃんと共演しますが、ちゃんと“子役”してほしいと思います。

 充実の昼の部でした。「歌舞伎見たぁ」感、いっぱいでした。

 
 追善です。

 
 
 襲名の祝幕。オーソドックスな幕です。

 

 初舞台、初お目見得のご挨拶
 
 
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振替輸送

2017-05-26 09:53:31 | その他いろいろ
おけいはん(京阪電車)が人身事故の影響でストップしていました。京阪電車って、止まっても すぐに動くので、これまでは止まっても駅で待ってたのですが、今日はどうもしばらく動きそうになかったので、振替輸送にしました。人生初かもしれません。

通勤だけで、もう今日の仕事が終わったような気分ですが、お仕事頑張らないといけませんね。頑張ります。
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富士山

2017-05-22 23:41:04 | Tokyo
 往きの新幹線からデジカメで撮った富士山です。って、全然わからないですよね。PCの全画面で見ると、真ん中より少し右よりの雲の間に雪の頂上がほんの少し頭を出していました。一応「撮った」ということで…。スミマセン、自己満足です。

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帰ります

2017-05-21 18:30:16 | Tokyo
新幹線代を出してもらえたので、つい気が大きくなって、東京には二泊しました。今は帰りの新幹線の中です。明日は仕事に行かないといけないので、いつもよりは少し早めです。まだ日があるので、座席はE席を取りましたが、瞬間的に見えたのですが、写真は撮れませんでした。往きも下界は快晴なのに、富士山のてっぺんは雲がかかっていて拝めませんでした。残念です。


代わりに、っていうか、夕焼けを撮りました。
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今日はここ

2017-05-20 13:55:54 | 観たもの
すっかりご無沙汰しております。サボり癖がついてしまいまして…。元気にしております。

昨日から研修でお江戸に来ています。研修は1時半から4時まで、大阪からは十分日帰りできます。当然のことながら出張費は日帰り分しか出ませんが、そこはほれ、せっかくですので宿泊して、今日は歌舞伎座でございます。お目当ては寺島しのぶさんのご子息眞秀ちゃんです。今からその「魚屋宗五郎」です。「石切梶原」の新・彦三郎さん、「朗々と」という形容詞がぴったりのよく通る素晴らしいお声でした。

ちなみに、昨日はこことここでした。


国立近代美術館と新宿伊勢丹に行って来ました。久しぶりに伊勢丹へ行きましたが、やっぱり“百貨店の聖地"でした。
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今日はここ

2017-05-13 11:46:45 | 観たもの
本日は松竹座の昼の部です。亀ちゃん宙乗りということで、三階1列目を取りましたが、わかっていたこととは言え、手すりが視界を遮ります。う~~~~~~。ストレスかかります。

今から、その亀ちゃんです。満喫するぞ!
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海北友松展

2017-05-07 23:50:31 | 見たもの
京都国立博物館で開催されている「海北友松展」を見てきました。

海北友松(「かいほうゆうしょう」と読みます)という人は、狩野派、長谷川等伯と並ぶ桃山時代の巨匠なんだそうですが 、恥ずかしながら、ワタクシ、今回の展覧会があるまで全く存じ上げませんでした。と思っていたのですが、実は意外なところでつながりがありました。国立文楽劇場の3本の緞帳のうちの1本が海北友松の「浜松図屏風」を基に製作されたものだったそうで、先日文楽を見に行った折に、幕間の緞帳紹介のところで「かいほうゆうしょう」という単語が聞こえてきて、「えぇっ、ここで『かいほうゆうしょう』の名前を聞くなんて!」とビックリしました。特に見に行く予定もなかったのですが、いつも見ている緞帳の元の絵ならばと思い、ちょっと行って来ました。

 展覧会のWebsiteはコチラ。Websiteを見ていただいたら、特にそれに付け加えることもないのですが…。

 屏風絵とか襖絵とかひとつひとつが“大物”なので、パッと見てわかるっていうのがいいです。展示の仕方も凝ってました。この展覧会、京都でしか開催されないそうなので、京博が企画運営されているんでしょうかね?京博ってこれまでも「あっ」と思うような展覧会をいろいろ企画されてきています。ユニークな視点に立った展示も多いです。京博の若干自己陶酔が入ったような展覧会、結構好きです。

 今回も龍の絵ばかり集めた「Dragon Room」があって、照明を真っ暗にして、おどろおどろしい龍を際立たせるようにしてありました。ワタシ的には、龍のあのどんぐり眼が案外お茶目に見えて、そんなに怖くはなかったのですが。

 もともとは墨絵のほうだったようで、最初は白黒の世界でしたが、途中から桃山時代のゴージャスな絵になっていきました。すごいきらびやか花や松の絵がありました。「いろいろな絵が描けた人やってんねぇ」と巨匠に対してとても失礼な感想を持ってしまいました。スミマセン。

 そうそう、春日局とお知り合いだそうで、トリビアでした。石田三成とかも年表に登場し、山本耕史クンの顔が浮かんでしまいました。そうなると春日局は大原麗子でしょうか。どんどん違うほうへ行きますね。重ね重ねスミマセン。

 土曜日の4時半ごろに行きましたが、それほど混んでなくてよかったです(京博的にはよくないでしょうけれど)。会期は5月21日(日)まで、夜間開館は金曜と土曜で8時まで開いています(入館は7時半まで)。

 
 さつきと旧館。お天気が曇っているのがイマイチですが。

 
 次回は「国宝展」だそうです。志賀島の「金印」(漢委奴国王)も出品されるそうです。楽しみです。
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ハムレット

2017-05-05 22:22:18 | 観たもの
 兵庫芸文センターで「ハムレット」を見てまいりました。

 拙ブログでも何度か書いておりますが、私が生まれて初めて見たお芝居が文学座の「ハムレット」でした。江守徹さんのハムレット、太地喜和子さんのオフィーリア、新橋耐子さんのガートルード、金内喜久男さんのクローディアスでした。もう40年前のことになります。それ以来、幾度となく「ハムレット」は見ています。数えたことはないけれど、おそらく10回近くは見ているような気がします。孝夫さんの「ハムレット」もありました。遥くららさんのオフィーリアでした。

 今回の「ハムレット」は内野聖陽さんのハムレット、貫地谷しおりさんのオフィーリア、浅野ゆう子さんのガートルード、國村隼さんのクローディアス、北村有起哉さんのホレイショー、壌晴彦さんのポローニアス、村井國夫さんの墓掘りでした(役名は一つしか書いていませんが、今回は全部で14名の出演者で、一人で何役かこなしていらっしゃいました)。

 「ハムレット」って見るたびに違います。演出家が変わり役者さんが変われば、印象が変わるのは当たり前っちゃ当たり前なんですが、それでも、同じ戯曲であれば何となく相通ずるものがあるように思うのですが、「ハムレット」だけは全く別物を見ている感じです。“歌は世につれ世は歌につれ”という言葉をもじって“ハムレットは世につれ世はハムレットにつれ”って言葉を思いつきました。昔のハムレットは陰鬱な悩み多き若者でしたが、最近はたぶん深い部分では悩み苦しんでいるんだろうけれど、表面的には明るいというか軽いというか調子がいいというか、何かそんな感じなんです。スタンダードな演出を知らないので、何がいいとか悪いとかは判断できないんですが、最近の描かれ方は変わってきてるよなぁ、って思いました。好き嫌いでいえば、嫌いではありません。っていうかそういう軽い人、好きです。昨日も「内野さんってこんなにお茶目な方だったんですね」と認識を新たにしたくらいです。

 スタンダードな「ハムレット」って書きましたが、どういうのなんでしょうね?私が最初に見た文学座の「ハムレット」は、小田島雄志さん翻訳の脚本を木村光一さんが演出なさったということで、当時としては“新しい”部類だったと後で聞きました。高校一年生の小娘でしたので、何が何やら全くわかりませんでしたが、舞台装置が鏡を使っていて、それを回転させて場面転換するっていうのは子供心にも「ほんまの舞台ってこんなんやねんね」って感心したのを覚えています(それまで舞台といえばテレビで見る吉本新喜劇か松竹新喜劇、あれって超写実的な舞台セットですから)。

 話が横にそれました。今回の演出はジョン・ケアードさん、翻訳は松岡和子さんとなっていますが、上演台本はそれをもとにジョン・ケアードさんと今井麻緒子さんがお作りになったようです。舞台は能舞台のようでした。衣装も何とな能衣装っぽいような気がしました。照明も登場人物に寄り添っているような(←日本語おかしいかもしれませんが、こんな感じなんです)、今まであまり見たことがない照明の使い方だったように思いました。最後のハムレットとレアティーズの決闘の場面はなんと!竹槍をお使いで、だいぶ「日本」を意識なさっているのかなぁとお見受けしました。竹槍は2メートルぐらいあるもので、この殺陣はすごい迫力でした。ご出演の山口馬木也さんが担当されたそうなんですが、GJでした。

 内野さんはじめもともと舞台をなさっていた役者さんがほとんどの中で、浅野ゆう子さんのキャスティングはちょっとビックリでした。ご本人も「ストレートプレイでシェイクスピアでジョン・ケアードさん演出の舞台に声をかけていただくなんて…」とパンフレットでおっしゃっています。でも、案外、といっては失礼なんですが、違和感なく演じていらっしゃって、とても良いガートルードだったように思います。これまであまりガートルードに注目して見ることがなかったのですが、「あぁ、こういう人だったのね」と納得しました。

 上演時間3時間の長丁場でしたが(途中15分の休憩あり)、見ごたえのある面白い舞台でした。「ハムレット」、やっぱり良いです。シェイクスピアって、ちかえもんの頃から上演されているんですよね。400年残ってる、続いているお芝居なだけはあります。歌舞伎ぢゃないお芝居もよろしゅうございます。兵庫芸文センターは変にがちゃがちゃしていないステキなお芝居がかかるんですが、前売り発売が半年以上前で、なかなか予定が立てづらく前売りを買いそびれてしまいます。「ハムレット」ということでエイヤッと予約したけれど。反対にそれぐらい前からのほうが後の予定が立てやすいのかもしれませんが。歌舞伎の前売りってギリギリなので、ワタシの場合、そっちとの兼ね合いがあるもので…。

 東京公演は既に終わっており、あとは地方公演を残すのみのようです。これだけのカンパニーでの再演は難しいとは思いますが、内野さんにはまたぜひ演っていただきたいですね。シェイクスピアの他の作品でもOKです。華のある役者さんですから。
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