おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

簑助さん@読売新聞

2021-04-30 23:29:58 | その他いろいろ(文楽)
 簑助さんの引退にあたり、山川静夫さんが読売新聞に寄稿されていましたので、ご紹介いたします。いっしょにご本を出していらっしゃるくらい仲の良かった山川さんだからこそ書けるとてもお心のこもった文章です。

 ついでに文楽の豊松清十郎さんがご自身のブログで簑助さんの引退について書いていらっしゃいました。ココとかココとか。四月公演の直前に一番弟子の勘十郎さんに引退のことをお伝えになったようです。もちろん皆さんで説得されたようで、せめて「引退興行を」とお願いされたようですが、「静かに引退したい」とご意思を覆されることはなかったそうです。だから、あの“あっさりした”紙1枚のお知らせだけだったんですね。納得しました。でも、ファンとしては、簑助さんが遣われる人形に相応しい華やかなお送りをしたかったなとちょっと思ってしまいます。

 

 
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秀太郎さん 旭日小授章に!

2021-04-29 11:15:15 | その他いろいろ(歌舞伎)
 片岡秀太郎さんが春の叙勲で旭日小授章を受賞されました。誠におめでたいことでございます。心よりお慶び申し上げます。

 ↑超原始的?な画像で申し訳ありません。ネット上で探したのですが出てこなくて、これに落ち着きました。内閣府で発表されるようですが、まだ更新されていません。これは、府内版に載っていたので、おそらく大阪府外の方は目にされることはないかと思いまして。

 秀太郎さんのブログの更新がしばらくストップしていて心配していましたが、どうもスマホの方の調子が悪かったようで少し安心しました。7月の松竹座の夏歌舞伎、さらに上方歌舞伎会や晴の会でのお弟子さんたちへのご指導にぜひお出ましいただきたいと願っております。

 

 
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野田秀樹の演劇

2021-04-28 23:34:41 | 読んだもの
 長谷部浩さんの「野田秀樹の演劇」を読みました。長谷部浩さんは歌舞伎関係の本や劇評などもいろいろ書いていらっしゃるので、歌舞伎ファンの方も長谷部さんの名前はご存じの方が多いと思います。私も三津五郎さんの「歌舞伎の楽しみ」「踊りの楽しみ」、勘三郎さんと三津五郎さんのことを書いた「天才と名人」、菊ちゃんのことを書いた「菊之助の礼儀」を読んでいます。

 長谷部さんはご自身のWebsiteをお持ちで、野田さんのことを書いた本もあるなとチラ見しながら、そこまで「読みたい!」とは思ってなかったのですが、アウトレットブックとして半額で売ってたのでついポチッとしてしまいました。2014年出版となってますが、元々は2005年に出版された「野田秀樹論」の増補版だそうです。

 内容紹介です。
 約40年、演劇界を席巻し続けてきた野田秀樹。近年、多摩美大教授、東京芸術劇場芸術監督就任、話題作も次々に発表し益々進化する彼を、野田作品研究の第一人者が論じる、「野田秀樹論」決定版!

 ↑上を見て、野田秀樹ってもう40年も経つんですね、ってちょっと遠い目をしてしまいました。最初に見たのが大学を卒業してすぐくらいだったので、そのくらいになるんでしょうか。夢の遊眠社の関西初公演で、芦屋のルナホールで「野獣降臨(のけものきたりて)」を見ました。クロージングはみんなで「長崎は今日も雨だった」を合唱するのがお約束で、何となくまだ学生劇団のしっぽみたいなのがありました。それがあれよあれよという間に人気劇団となり、舞台装置や衣装もどんどん洗練されていき、「すっげー」と思いながら大阪公演はほぼ見てたような気がします。

 1992年に「劇団夢の遊眠社」を解散した後、ロンドン留学を経て、「NODA・MAP」となります。この本はNODA・MAP以降の活動を取り上げていらっしゃいます。引き続き、NODA・MAPも見てるんですが、大阪で拠点とされていた近鉄劇場や近鉄アート館が閉館してしまい、大阪での上演がなくなってからはしばらく私の野田さん観劇も途絶えます。もちろん、野田さんが「何かする」と必ず話題になるのですが、さすがに東京遠征するほどファンってわけでもなく、「あぁ、やったはるなぁ」って思いながらニュースを見ておりました。

 なので、本の中で取り上げられているお芝居も、見たのもあるし、見てないのもあるし、って感じです。それぞれのお芝居について俳優さんの名前やストーリーだけなく、演出の意図なんかも詳しく書いていらっしゃって、「見たかったなぁ」と思うのもいくつもありました。やっぱりお江戸ですよね。

 NODA・MAPだけでなく勘三郎さん(当時勘九郎さん)との歌舞伎も取り上げられています。「野田版 研辰の討たれ」と「野田版 鼠小僧」です。どうしても歌舞伎の箇所は熱心に読んでしまいます。「研辰」は勘三郎さんの襲名披露で、「鼠小僧」はシネマ歌舞伎で見ています。「研辰」の初演の初日は歌舞伎座でカーテンコールがあったそうで、野田さんも舞台に上がられたそうです。こういうのに出会えるといいですよね。

 「野田版」を見た後、「野田版ぢゃない研辰」も見ましたが、そんなに大幅にストーリーを変えてなくて「野田さん、そんなにめちゃくちゃしてないのね」と思った記憶があります。来月、シネマ歌舞伎が「野田版 研辰の討たれ」なので、見に行ってみようかと思います。

 「パンドラの鐘」以降、野田さんのお芝居には社会的・政治的メッセージが発信されるようになってるそうです。確かに「THE BEE」や一昨年の「Q」は私には難しかったような気がします。そういうのから目を背けちゃいけないんでしょうけれど、できればお芝居はお気楽に見たいと思ってるほうなので…。ただ、メッセージの伝え方が野田さんらしいというか、掛詞・同音異義語・比喩など日本語の面白さを駆使してて、「凄いなぁ」とひたすら感心しまくっています。今年はまた新作があるようなのでそれはぜひ行きたいと思っています。その前に、来月は「パンドラの鐘」がくるので、この本を読んだこともあり、ついポチッとしてしまいました。野田さんの演出ではないのですが。予習して臨みたいと思います。
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七月大歌舞伎(松竹座)

2021-04-26 00:54:32 | 先々の予定
 7月の松竹座の予定が出ています。昨年の顔見世同様、公演期間は短く、7月3日(土)から18日(日)までとなっています。役者さんやスタッフさんの移動・宿泊を考えると関西で一か月公演はまだまだ先になりそうです。座席は2階の後ろまで一等席、3階のみ二等席です。座席は結構変則的です。3階の座れる座席がかなり少なそうで、まともに取れるのかちと不安です。

 って、孝夫さんお出ましなんですが、既に3階で見る気満々です。だって、何だかイマイチそそられるものがないんですもの…。歌舞伎座の豪華な演目と出演者を見てしまうと、どうしても…、ねっ…。まぁ、こんな時節なのに、関西での歌舞伎の灯を絶やさないようにとわざわざお江戸から来て下さるんですから、文句言っちゃいけないんですが。

 役者さんの数をずいぶんと絞ってる感があるので、また上方歌舞伎のお弟子さんたちが活躍できる場面が増えるんでしょうか。そこは楽しみです。
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吉田簑助師匠@引退セレモニー

2021-04-25 23:44:22 | その他いろいろ(文楽)
【速報!!】<国立文楽劇場4月文楽公演>吉田簑助に引退の花束贈呈!!!

 政府がしっかりしぃひんから、三度目の緊急事態宣言が発令されてしもたやんかっ。松竹は昨日で全て打ち切り、文楽も今日の千穐楽を待たず、昨日で4月文楽公演が終わってしまいました。簑助さんの最後のお舞台も一日前倒しとなりました。終演後、引退セレモニーが行われ、その様子がYouTubeで公開されていますので、ご紹介いたします。簑助さんのメッセージを勘十郎さんが代読され、三味線の清治師匠から花束贈呈がありました。簑助さんを後ろから支えていらっしゃった簑二郎さんがずっとグスグス泣いていらっしゃって、こちらまでもらい泣きしそうになりました。

 今夜のEテレは文楽公演でしたが、勘十郎さんの八重垣姫を見ながら、「やっぱり、簑助さんの八重垣姫よねぇ~」と失礼なことを思っていたのはワタシです。Eテレはきっといっぱい記録映像を持っているはずなので、ぜひ簑助さん特集をお願いいたします。「にっぽんの芸能」がいいかなぁ、英樹さんの熱いコメントが聞けそうなので。ヨロシクでございます。

 
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帰ります

2021-04-25 15:05:42 | Tokyo
 帰りの新幹線です。駅ではアルコールの販売を中止しており、ノンアルコールのビールです。大丸で買おうかどうしようか迷ってたんですが、買えばよかったです。

 歌舞伎座は今日から休館です。私はギリギリ滑り込みで見ることが叶いましたが、ご覧になれない方もたくさんいらっしゃると思うと、複雑な気持ちです。東宝や四季は27日まで続けるそうなので、歌舞伎座も千穐楽まで続けても誰も何も言わないと思うのですが。

 役者さんたちのブログやTwitter を見てると、本当に残念無念のお気持ちが伝わってきて、切なくなります。去年のような何か月も劇場が閉鎖されるような状態は御免被りたいです。一日も早く劇場が開きますように。
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近頃のおやつ 27

2021-04-23 22:25:52 | 食べたもの
 仙太郎ばかり食べているわけではないので、それ以外のお菓子もupしておきます。

 
 鍵善のおせんべい「円々(まるまる)」です。黒胡麻入りの麩焼き煎餅で白胡麻入りの白餡を挟んでいます。おせんべいはパリッ、餡子はしっとりで美味しかったです。

 
 森のおはぎの「大納言雑穀もち、くるみ黒米もち、深煎きなこ雑穀もち、塩うぐいす雑穀もち」です。塩うぐいすが新鮮でした。

 
 名前失念、神戸の西のほうのケーキ屋さんのカヌレとビスケット?ルクアで期間限定で出店されていました。

 
 ヴィヨンのバームクーヘン
 こちらもルクアに期間限定で出店されてた東京の桜新町のケーキ屋さんです。フツーに美味しいバームクーヘンでした。

 
 ヴィタメールのエクレア(本当はもうちょっと小難しい名前でした)とシュートリュフ
 これはどちらも美味しかったです。シュー皮も中のチョコレートクリームも絶妙でした。つい先日もリピートしました。

 
 鍵善の「祇園団子」
 いかにも祇園って感じのお上品なお団子でした。もちろん、美味ですよ。

 
 鍵善の「京かのこ」
 最初お店で見た時「チョコレート?」って思ったのですが、いくら何でも鍵善でチョコは売らんやろうと思い、「餡子やね」と思い直しました。「ふっくらと炊き上げた小豆を砂糖で柔らかく固めました」だそうです。外がちょっとだけカリっとして、中は柔らかい小豆で、そういう食感好きなので、いくつでも際限なく食べられそうです。
 鍵善も最近のお気に入りで、南座へ行くと必ず寄ります。日持ちするお菓子があるのがいいです。

 
 いちりんの桜餅とうぐいす餅
 うぐいす餅って売ってる期間が短いみたいで、仙太郎のを食べ損ねてから、あちこち探しましたが全然売ってなくて「いよいよ今年はうぐいす餅を食べないまま年を越すのか…」と大げさではなく落ち込んでたのですが、文楽劇場の近くのいちりんにまだ売ってて、getしてきました。これで無事に年を越せそうです。
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お江戸へGO!

2021-04-23 12:11:08 | Tokyo
 お江戸へ向かっております、緊急事態宣言が発出されようかという時に「よりによって」というお声もあるかと思いますが、今回ばかりは孝玉コンビの「桜姫東文章」、大人の常識も社会人としての自覚もかなぐり捨てて上京することにしました。

 緊急事態宣言が出ると、百貨店への休業要請が出るといわれており、それって劇場や美術館も含まれるのでしょうか。どこも感染対策徹底していて、クラスターも出てないのに、何だか腑に落ちませんが。

 とりあえず、マスク、消毒、手洗いを徹底して、あまり動かないようにします。

 で、今日は1階三列目16番のお席です。このお席、これまでも何度も取りながら上京断念でボツにしてきました。今回ようやく座ることができます。かぶりつきで孝夫さんと玉ちゃんです。Twitter 等で拝見していると、とにかく「凄い!」そうなので、気を確かに持って拝見したいと思います。うふふふふふ

【5月8日追加】
 
 往きに乗った新幹線です。この電車が新車なのか、車内だけリニューアルしたのかはわかりませんが、とてもきれいな新幹線でした。オリンピックに向けて?、JR東海も頑張ったんでしょうか?
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近頃のおやつ 26 (仙太郎編)

2021-04-22 23:45:45 | 食べたもの
 久しぶりのおやつネタです。仙太郎が結構あったので、仙太郎だけまとめてみました。

 
 「桜もちひ」
 春の定番お菓子です。求肥が大好きなので、店頭で見るとつい買ってしまいます。うぐいす餅とどうしようかと悩んで、こちらを買ったら、次に行ったらうぐいす餅は販売終了、今年は仙太郎のうぐいす餅を食べ損ねました。毎年食べているので、逃すとちょっとショックでした。

 
 「ふと餅」
 よもぎの大福です。

 
 「麗らか」
 薯蕷饅頭です。菜の花と蝶々が描かれています。

 
 「かるかん」
 桜が載ってました。かるかん、結構好きです。

 
 「春団子」 
 三色団子です。季節によって変わります。今は茶団子になってると思います。

 
 「夜さくら」
 薯蕷饅頭です。買いに行った日が「本日最終」となっていたので、思わずお買い上げです。薯蕷は美味しいですよね。仙太郎には通年商品として「おまん」という1個125グラムの薯蕷饅頭があります。がっつりと食べてみたいです。

 写真はありませんが、「宝石箱」という琥珀菓子もいただきました。仙太郎の回し者のようになっていますが、お値段がお手頃な“おやつ”で、何より美味しいのでつい買ってしまいます。
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歌舞伎座のイヤホンガイド

2021-04-19 22:54:00 | その他いろいろ(歌舞伎)
 歌舞伎座第3部の開演時間の変更に伴い、イヤホンガイドの構成が一部変わったようです。内容はいっしょ、順番を変えられたようです。貸し出しも17:00ごろから始まるそうです。今月はイヤホンガイドも筋書も長蛇の列だそうで、時間に余裕を持って行動しないといけないようです。
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