おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

わが心の歌舞伎座 ②

2011-01-31 23:36:19 | 観たもの
 登場する歌舞伎俳優さんたちですが、こういう記録映画に出られるくらいですから、当たり前といえば当たり前のことながら、今の歌舞伎界を代表する方たちばかりで、“素”の語りの部分も断片的に映し出される舞台もそれはそれは素晴らしく、2時間47分ずっと感動しっぱなしでした。実は、前夜に「ろくでなし啄木」を見に行き、で、翌朝9時55分に間に合うように出かけ、「寝たらどうしよう、もったいないなぁ」と思っていたんですが、杞憂に終わりました。

 トップは芝翫さんです。役者になって70年超だそうで、舞台は「藤娘」でした。ナレーション(倍賞千恵子さんです)では「娘に見える」とおっしゃっていましたが、やっぱりなかなか厳しかったです。もうひとつは5人のお孫さんと共演している舞台でした。「子供よりは孫のほうが気が楽」とおっしゃっていました。

 吉右衛門さんのパートでは「義経千本桜大物浦」「俊寛」「熊谷陣屋」の3本で、いずれも私が昨年見た演目ばかりで、演じる役者によってこんなに違うものかと思いました。特に「熊谷陣屋」は平成中村座のお弟子さんたちの試演会の演目で、途中から見たせいもあったけど「よーわからん」と思っていましたが、吉右衛門さんだって、ほんの数分しか映っていないんですが、その短い時間でも感動しました。ちょっと、ほろっとしかけましたもの…。

  團十郎さんは「勧進帳」の弁慶が花道を飛び六方で引っ込む場面を揚幕の内側のカメラから撮ってあったんですが、すごい迫力で、團十郎さんも息が上がって、楽屋に戻って「ハーハー」と呼吸がなかなか整わず、それだけ体力が要るんですよね。團十郎さんは以前白血病を患っていらっしゃるので、よけいそうなのかもしれませんが、反射的に思い出すのは海老サマです。お父様がこんなに身を削って舞台を勤めていらっしゃるのに、とつい思ってしまいます。

 玉ちゃんは、登場は奈落からでした。スーツ姿での楽屋入りも映っていました。ファンの皆様によると、玉ちゃんの楽屋入りは結構“なぞ”だそうで(どこから入ってどこから出ているのか皆さん知らないそうです)、おそらく撮影用に正面から入って来られたんでしょう。楽屋口のところに神棚があって、皆さん、その前で拍手を打ってお参りされていましたが、さすがに玉ちゃん、拍手を打つ姿も優雅で美しゅうございました。指先まで神経が行き届いているって言うんでしょうか、「まあ、ステキ」でした。

 玉ちゃんの舞台は「天守物語」「海神別荘」「阿古屋」でした。「吉田屋」とか「籠釣瓶」とか「助六」とか豪華絢爛な傾城もあるのに、と思いましたが、そちらは主役ではないので、玉ちゃんが主役のこれらの作品が選ばれたんでしょうね。「天守物語」「海神別荘」はいずれも泉鏡花原作で、非常に幻想的な舞台でした。お稽古風景も映っていましたが、玉ちゃん自ら演出もされていました。

 今や、歌舞伎界の「立女形」である玉ちゃんですので、他の演目でもそこかしこにご登場で、「ウォーリーを探せ」ならぬ「玉ちゃんを探せ」状態になっていたワタクシです。「菅原伝授手習鑑 道明寺」で老け役の覚寿をなさったと話題になっていたんですが、そちらも拝見することができました。本当に、真っ白なお婆さんでした(白髪でお衣装も白っぽいので)。

 先だって亡くなられた富十郎さん、とてもお元気なお姿で登場されていました。ご自分の舞台には鷹之資さんを出演させていらっしゃったようで、お稽古の場面では、富十郎さんの後ろに必ず鷹之資さんが映っていらっしゃいました。印象に残った舞台として、昨年5月の矢車会をあげていらっしゃって、皇太子殿下の前で鷹之資さんといっしょに連獅子を踊り、その後貴賓室で殿下とお話されたそうで、それが本当に嬉しそうにおっしゃっていて、思わずぐっときました。
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わが心の歌舞伎座 ①

2011-01-30 23:49:19 | 観たもの
 歌舞伎座さよなら公演の記念ドキュメンタリー映画「わが心の歌舞伎座」を見てまいりました。幕間(休憩)10分を含む3時間あまりの大作でした。↑写真の特別鑑賞券と袋は昭和26年1月3日の第四期歌舞伎座開場式のチケットと袋をもとに新しくデザインされたものです。

 シネマ歌舞伎同様、この映画も上映館が非常に限られており、ウチの最寄映画館は京都三条のMOVIX京都かなんばパークスシネマで私は京都へ行きました。上映開始が9時55分でした。そんな時間だったので、お客さんも10人ほどしか入ってませんでした。

 内容紹介です。
2009年、歌舞伎座の建替えによる休場が決まり、歌舞伎座さよなら公演が始まった。その舞台に出演した名優たちが歌舞伎座への想いを語る。役への一念、受け継がれてきた名跡と芸、初舞台や思い出の舞台、先達の言葉、さらなる目標へと向かう志......。本作で初公開となる稽古風景や舞台の制作現場、楽屋の様子などと共に、歌舞伎の真髄に迫る。

 
 出演俳優は登場順に、中村芝翫、市川團十郎、中村吉右衛門、坂東玉三郎、中村富十郎、中村勘三郎、松本幸四郎、中村梅玉、片岡仁左衛門、坂田藤十郎、尾上菊五郎で、映像のみで市川猿之助と中村雀右衛門となっていました。

 それぞれの俳優さんが主演されている演目2~3本の舞台映像が映し出され、それぞれが自分の思いを語るという構成でした。その語る場所も、楽屋だったり、舞台上だったり、客席だったり、奈落だったり、ロビーだったりと歌舞伎座のいろいろな場所が使われていました。

 俳優さんや舞台映像だけでなく、衣装さんや床山さん、長唄や常盤津、鳴り物の方たちの楽屋、大道具の背景を描いているところ、大道具の組み立てや場面転換、など、裏方さんも一挙公開で、非常に興味深かったです。1回の舞台に総勢300人くらいかかわったいらっしゃるそうです。

 お稽古の場面もありました。勘三郎さんの追っかけ番組で何度かお稽古している場面は見たことがありましたが、当然、お稽古場があってそちらでお稽古されていると思っていたんですが、実は、歌舞伎座のロビー(いつもは売店があるところ、その売店を取っ払ってある)に、ござ?を敷いて、そこで顔合わせがありお稽古されていました。歌舞伎は大体が休みなしの25日興行で、お稽古は月末の数日しかありません。顔合わせ即仕上げのような感じです。そこに、全て集合して(音楽やツケも)、段取りしながら完成させていきます。その合間に、俳優さんは舞台の大道具も見に行き、それのチェックもされていました。

 
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ろくでなし啄木

2011-01-29 23:22:23 | 観たもの
 シアターBRAVAで「ろくでなし啄木」を見てきました。劇作家の三谷幸喜さんが今年50歳を迎えるそうで、それを記念して「大感謝祭」と銘打って、今年は舞台4本、映画、ドラマ、小説の計7本の新作を発表するそうで、これはその第一作目の舞台です。

 タイトルからもわかるように石川啄木を取り上げています。お話は、
才能がありながら、貧しさの中で不遇をかこつ啄木のもとに、借金取りを手伝うテツがやって来る。意気投合した2人は、カフェーで飲み明かすようになり、その店の女給トミと微妙な三角関係に。ここで起きるある夜の出来事が、三人三様に語られる。

 配役は、啄木に藤原竜也、テツに中村勘太郎、トミに吹石一恵となっています。

 石川啄木って、例えば「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」という短歌から、繊細でピュアな歌人のイメージですが、実は結構金と女にだらしない、“ろくでなし”でした。そういう“ろくでなし”な一面を知ることも、このお芝居のポイントだったような気がしますが、私は伊藤整さんの「日本文壇史」を読んで、「たいがいなヤツやなぁ」ってことを知っていたので、「えー、そうやったんやぁ」という驚きはありませんでした。1か月分の給料が入るとその日のうちに女郎買いで使ってしまう、函館にいる妻には地元の有力者に金の無心をさせる、友人の金田一京助(あの国語学の権威です。同郷だったようです)には借金や女の後始末をさせる…ほんと、ひどいヤツでした。(私は勘太郎さんはてっきり「金田一京助」のお役かと思っていました。)

 お芝居は、芥川の「藪の中」のような構成になっていました。それぞれが「ある夜の出来事」について語ります。微妙に細部が違っていて「さて、真実は何処に?」という終わり方です。3人が同じ出来事を語るので、同じ場面が3回出てきます。これが映像なら前の映像を使えばいいんですが、生の舞台なので、そういうことができないので、役者さんは3回同じ演技をすることになります。よく混乱しないよなぁと感心しながら拝見していました。

 藤原竜也クンは相変わらず「藤原竜也」でした。でも、今回も脱ぎませんでしたね。足は太ももをあらわにしていらっしゃいましたが…。勘太郎さんの現代劇は初めてでしたが、歌舞伎の舞台で慣れていらっしゃるので、安心して見ておりました。歌舞伎の舞台でもそう思うんですが、本当にお父様の勘三郎さんそっくりで、声だけ聞いていたら聞き分けられないくらいです。吹石さんは初舞台だったそうですが、ベテラン舞台俳優のお二人を相手に堂々と演じていらっしゃいました。

 今回、お席は10列目左の端のほうだったんですが、役者さんは舞台で座ってお芝居する場面が多く、前の人の頭で非常に見づらい席で、しょっちゅう頭を右や左に動かさないといけなくて、何だか疲れた観劇でした。なので、もうひとつ素直に「面白かったわ」とは言えないですね。
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壽初春大歌舞伎 夜の部

2011-01-27 23:24:09 | 観たもの
 そういえば、先週の土曜日に松竹座の歌舞伎の夜の部を見たのに、記事をUPするのを忘れていました。

 夜の部の演目と配役です。

 一、八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
   湖水御座船の場
佐藤正清  片岡 我 當
斑鳩平次  片岡 進之介
正木大介  坂東 薪 車
鞠川玄蕃  松本 錦 吾
雛衣    片岡 秀太郎

 二、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
   吉田屋
藤屋伊左衛門  藤十郎
扇屋夕霧  扇 雀
女房おきさ  吉 弥
吉田屋喜左衛門  我 當

 さらに、新作歌舞伎の「江戸宵闇妖鉤爪」がありましたが、これはJ嬢とごはんを食べに行ったのでパスしました。幕見で見ようかどうしようかと思っているうちに、昨日千穐楽となりました。高麗屋さんがもうひとつ苦手なので「ま、いいか」ということで・・・。

 「八陣守護城」はめったに上演されない演目だそうで、番附の上演記録でも過去に5回しかありませんでした。物語は太閤秀吉没後、加藤清正(役名は佐藤正清)を主人公にして豊臣家の没落を描いたものです。毒酒を飲まされたにもかかわらず、なぜか死なないという、いかにも歌舞伎らしいお芝居です。我當さんのお父様の十三代仁左衛門丈が平成5年に30年ぶりに上演し、その後、我當さんが平成20年に15年ぶりに上演しています。
 
 サブタイトルに「湖水御座船の場」とあるように、舞台には水色の浪布が敷き詰められ、その上に巨大な朱塗りの船が浮かんで?います。水色と朱色のコントラストがとても美しかったです。

 我當さんは座ったままほとんど動きません。というか、巨大な船とはいえ、その上に大人が4人も乗っているので、皆さん、ほとんど動きませんでした。秀太郎さんはピンク色のお着物をお召しになったうら若いお姫様役で、3階から見ている分にはOKでした。お琴を演奏する場面がありましたが、もちろん、吹き替えなどではなくご本人が実際に演奏されていました。下座音楽ともイキがぴったりでした。
 
 わずか30分ほどのお芝居で、最後に回り舞台をいっぱいいっぱい使って船が90度動きます。なかなかすごかったです。

 「廓文章吉田屋」は上方歌舞伎の代表ともいえる狂言で、私は7年前の南座の顔見世で、孝夫さん玉ちゃんのコンビで見たことがあります。主人公の藤屋の若旦那・伊左衛門は大阪新町の傾城夕霧に入れ揚げ、莫大な借金をしたため、親から勘当されます。すっかり落ちぶれ紙衣姿で店先へ現れた伊左衛門は主人の計らいで奥座敷に通され、夕霧に会います。最後は親からの勘当も解かれ、夕霧を身請けするお金もでき、ヨカッタヨカッタというHappyendのお芝居です。この若旦那、大店の若旦那ですから、いわゆる二枚目なんですが、夕霧が他の客の相手をしていると聞いては拗ねたり、その夕霧に意地悪したりとちょっと三枚目も入ります。孝夫さんが演じるとそれはそれはチャーミングな若旦那なんです。そして、玉ちゃんは輝くばかりの美しさは当然ですが、若旦那をかき口説く姿は本当に可愛らしく、二人の間に漂うなんともいえない艶っぽい空気がたまりませんでした。さすがゴールデンコンビです

 というような(私にとって)最高の「廓文章」を先に見てしまったので、もちろん、藤十郎さんもお上手だし、扇雀さんもおきれいなんですが、「あー、これが孝夫さんと玉ちゃんだったらなぁ」とずっと思っていて、もうひとつ入りきれないまま終わりました。ゴメンネ、って感じでした。

 最後の、見なかった「江戸宵闇妖鉤爪」は江戸川乱歩原作の「人間豹」を江戸時代に置き換えて脚色したお芝居で、平成20年に初演、今回が二度目だったそうです。昨年見た「竜馬が行く」も最近の新作でしたが、どうも歌舞伎らしくないので、歌舞伎興行で見るとちょっと???になります。また、どこかでかかるかもしれないので、機会があれば、ということで。

 今月は、昼の部のほうが、個人的には好みでした。派手さはなかったけど、良いアンサンブルになっていました。
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坂東玉三郎特別公演のパンフレット

2011-01-26 23:01:33 | その他いろいろ
 何かと話題になった、ル・テアトル銀座の初春公演「坂東玉三郎特別公演」のパンフレットをGetしました。私が最近ちょくちょくお邪魔しているお座敷「まっぴら御免なすって」の桔梗さんから送っていただきました。

 玉ちゃんの「阿古屋」はもちろんのことながらとても評判がよかったんですが、その公演のパンフレットもすばらしいと聞き、どうしても手に入れたくてル・テアトル銀座に電話したら「全日程が終了して残部があればお分けできます」というつれないお返事。そんな言われ方をすると猛烈に不安になり、そのことを桔梗さんのお座敷で訴えたら、桔梗さんが「買ってきてあげましょうか」とおっしゃってくださり、お言葉に甘えお願いいたしました。文字通り“見ず知らず”の人間なのに、有難かったです。コンピュータの世界って冷たいとか、他人とかかわらないとか、いろいろ言われますが、結構あったかい、血の通った世界だなぁと思います。

 さて、届いたパンフレットですが、評判どおりのものでした。歌舞伎のパンフレットって実際観劇する際のガイドブック的な色合いが強いんですが(まあ、そのために作られているんですから当然といえば当然ですが)、これは見なくてもこれだけで楽しめるものでした。非常に読み応えがありました。この公演の演しもの「阿古屋」と「女伊達」の解説以外に、いろいろな方々が寄稿されていました。皆さんの文章に玉ちゃんLoveがあふれており、ちょっとぐっとくるものもありました。

 それにしても、この公演が決まったのが12月の顔見世出演中。顔見世の千穐楽が12月26日で、この公演の初日が1月1日でした。顔見世に出演しながら、お稽古もし、パンフレットも作り、ル・テアトル銀座の設え(←お正月らしい、華やかな明るいロビーだったそうです)を考え、って超人です。

 超人といえば、↑表紙のお写真が「阿古屋」ですが、これは鬘だけで5キロ、お衣装は40キロだそうで、それを身に着けて演技をし、琴、三味線、胡弓を完璧に演奏されます。これは、今では玉ちゃんしかできないお役で、若手も何人かチャレンジしたそうですが、楽器のお稽古だけで音を上げてしまうそうです。福助丈あたりは、おそらく将来の歌右衛門なんでしょうから、この「阿古屋」はできないといけないと思うんですが。

 
 玉ちゃんの口上のお姿です。劇場ロビーには等身大?のこのパネルが置かれ、お客様を出迎えていたそうです。

 
 表紙裏です。凝ってます。
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有朋自遠方来 不亦楽 ②アルション 

2011-01-24 23:43:17 | 食べたもの
 ごはんを食べたら、甘いものです。法善寺横町近辺は飲み屋さんばかりでお茶するところなんかあるのかしらと思っていたら、すぐのところに「アルション」ができていました。確か、以前は、もう2筋ばかり南に下ったところにあったかと思うんですが。

 
 1階でケーキを売っていて、2階がカフェになっていました。

 
 私たちがいただいたケーキです。奥はチョコレート、手前は洋ナシのタルトです。こちらはお紅茶の専門店で、コーヒーはありませんでした。私はストレートティでダージリンを注文しました。もちろん、ポットサービスでしたが、そのポットが銀製(?)で、持ち手のところまで熱くなっていて、ちょっと注ぎにくかったです。てっちゃんに聞くと、ちゃんと持ち手に熱が伝わらないようになった銀製のポットもあるそうで、「専門店です」と胸を張った割りに、どうなん?って感じでした。お紅茶のほうも不味くはないけれど、格別おいしいものでもなかったです。差し湯もくれなかったし。京都大丸のフォートナムアンドメイソンのほうが美味しかったです。ケーキも、まあアルションレベル(って何?ですが、美味しいといわれているケーキ屋さんぐらいの意味?)の美味しさでした。

 私たち、アラフィーともなると“寄る年波には勝てない”、話題が「病気・介護・老後」に集中しておりました。ハッと気づき「情けないわねぇ~」と二人で言い合っておりました。これまでは、お互い所帯を持たなかったこともあり、所帯じみた話題(夫、子供、姑、学校問題等々)はほとんどなかったんですけどね。年を取るってこういうことなんですね。

 さすがにそういう話題ばかりではいけないということで、流通業、百貨店話題もございました。私がJR大阪駅の伊勢丹の内覧会に行きたいと言ってたら、たぶん、その商圏に入っていれば、アイカードもあるし呼んでもらえるんじゃない?と言われました。そうだったらウレシイけど、今度京都の伊勢丹へ行ったら、確認してこようと思います。←我ながら根性ありますね。

 その伊勢丹ですが、5月4日にオープンするなら、もう少し早めてGW前に開業したほうがお客さんは来るんだけど、あえてこの日なのは、福知山線脱線事故に配慮してのことだそうです。流通業界にお勤めのJ嬢からのぷち情報でした。

 3月にお江戸へ歌舞伎を見に行こうと画策中なので、たぶん、そのときにまたJ嬢とごはんを食べることになると思います。今度こそ、楽しい話題にしたいと思います。

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有朋自遠方来 不亦楽 ① 「和乃子」

2011-01-23 23:21:16 | 食べたもの
 昨夜は、このブログにも何度か登場しております高校時代の親友J嬢と会いました。何でも、以前いた広島時代の友人と会って京都へ行くそうで、その前に大阪に来たそうです。連絡があったのが木曜で、土曜日は歌舞伎の予定があったんですが、いつも東京に行くと「貴女に一人で晩御飯を食べさせるわけにはいかない」と言ってずっと付き合ってくれているのに、私が断っては女が廃る、ここはやはり万難を排し会うべきだろうということで、歌舞伎は半分だけ見て出てまいりました。今月の歌舞伎は特に思い入れもなく、お席も4000円の三等席だったので、後ろ髪引かれることも全くありませんでした。これが先月の顔見世だったら、いくら親友のJ嬢でも「スミマセン」だったと思います。

 寒い季節ですし、大阪らしいところで(と言っても彼女も大阪にいたんですが)、法善寺横町の「和乃子」というおでん屋さんにまいりました。白木のカウンターだけの小さいお店で、大鍋でぐつぐつおでんをたいているのではなく、ちょっと一手間かけておでんを出してくれます。

 
 お通し

 
 銀杏

 
 地鶏の塩焼き

 
 白ねぎの焼いたん

 
 大根

 
 糸こんにゃく

 
 自家製ひろうす

 
 小芋

 どれも薄味の関西煮(かんさいだき)で、お上品なお味付けでした。薄給のワタクシでもごちそうできるくらい、お値段も非常に良心的でした。
 
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新しいPCと光ネット

2011-01-22 12:56:32 | その他いろいろ
 ようやくわが家のネットも光になりました。それに合わせて、PCも買い換えました。前のはもう10年以上使っていて、起動のたびに変な音がするし、反応もめちゃくちゃ遅いし、何よりもメールがおかしくて、受信しないといけないメールを勝手に消していて、ひょっとしたらこのブログをごらんの私の友人知人の皆様のなかで、メールを送ったのに“なしの礫”という方がいらっしゃったら、そのせいかもしれません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。どうぞ、懲りずにメールを送ってやってくださいませ。

 とりあえず「いつつぶれるのか」とロシアンルーレットのような日々からは解放されそうです。

 ネットはやっぱりつながるのがめちゃ速いです。オペレーターの人に確か、何百倍とか何千倍とか言われたけど、ほんまです。

 ただ、新しいパソコンはやっぱり使い勝手がわからず、さっきから何べんも同じことをやっていて、ちょっとイラッとしてしまいました

 まあ、ぼちぼちやります。


 
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枝雀カムバック

2011-01-21 23:42:25 | その他いろいろ
 サンケイホールで枝雀さんの落語会があるそうです。と言いましても、枝雀さんがアノ世から戻ってくるわけはなく、朝日放送で放映されていた「枝雀寄席」を大画面で見る“落語会”です。

 スケジュールは以下のようになっています。チケット代は2500円/回で、6回通し券12000円もあります。
【2/28(月)14:00】鷺とり/天神山 ほか
【2/28(月)18:30】延陽伯/寝床 ほか
【3/1(火)14:00】時うどん/高津の富 ほか
【3/1(火)18:30】道具屋/鴻池の犬 ほか
【3/2(水)14:00】七度狐/一人酒盛 ほか
【3/2(水)18:30】代書/貧乏神 ほか

 サンケイホールもビデオ上映だけでは悪いと思ったのか、一応日替わりゲストが来て、トークもあるみたいです。

 確か、昨年の枝雀さんのお誕生会を見に行ったときに、無理矢理お弟子さんたちの落語を聞くくらいなら、枝雀寄席のビデオ上映会をしてほしいと書いたような覚えがあるんですが、ほんまにこういう企画ができたんですね。私が思ったくらいだから、結構そういうリクエストがあったんでしょう。

 でも、この案内を見たとき、すぐに「行きたい!」とは思わなかったんですよね。何となくビミョーな感じです。今年はべかちゃんの落語会もパスする予定(どうも、お弟子さんのこごろうさんが苦手です)なので、このくらい行ってもいいかなぁと思いつつ、やっぱり2500円ってぼったくりのような気がします。ビデオ上映会なら、1000円くらいが妥当じゃないでしょうか。ほんと、ビミョーです。
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JR西日本三越伊勢丹が5月4日に開業

2011-01-20 22:50:02 | 百貨店
 JR大阪駅北側に建設中のノースゲートビルディングが5月4日(大安吉日)に正式に開業、同ビルに入る百貨店「JR大阪三越伊勢丹」とファッションビルの「LUCUA(ルクア)」も同日にオープンするそうです。

 いよいよ、伊勢丹が開業するんですね。非常にわくわくします。どういうブランドが入るのかは、順次発表されるそうです。とりあえず「資生堂美容室」はできるそうです。ということは、梅田阪急には「資生堂美容室」は戻らないんでしょうか。私を担当してくれている美容師さんはいずれにしても心斎橋大丸なので、あまり関係ないっちゃないんですけど。私の美容師さんに「伊勢丹へ行けへんの?」と聞いたら、まだ転勤してきたばかりだから無理だろうと言ってました。

 こちらの伊勢丹は、聞くところによれば、売り場面積はそんなに広くないそうで、新宿の伊勢丹をイメージするとちょっと違うんでしょうね。銀座三越のイメージかしらと勝手に想像しています。OLさんをターゲットにしているみたいだし。

 梅田阪急は、先手?を打って、あんなに売り場面積が狭くなっているにもかかわらず、インターナショナルブランドだけは「これでもかっ」ってくらい取り込んでいて、伊勢丹はそのうちどれくらい誘致するのか、ドキドキします。ブランド側も伊勢丹か阪急か、ってある意味“究極の選択”のような気がします。

 京都の伊勢丹が出来たときは、開業前に(京都伊勢丹の)アイカードに入会、オープンの前日の「内覧会」に呼んでいただいたんですが、こちらは、JRアイカードがまた新たにできるそうで、それに入らないと「内覧会」には行けないんでしょうか。開業すればいつでも行けるんですが、一般の人より先に見ることに値打ちがあるんですよね。でも、同じアイカードを二つも持っていても仕方ないし、今回は無理かもしれませんね。

 
 
 駅ビルには既に伊勢丹のロゴマークがありました。
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