吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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霝の御神氣と河川の祭祀

2024-05-16 22:37:49 | 神霊界考察
『弓梓弓と水の女神 断片集12 No182』に記載していることだが
今回の記事の序章として再度転記して記載する。
雨の中でも神霊の氣を宿し静かに降る雨を霝と呼び
雨粒ひとつひとつに神霊の氣が宿る。
この霝という文字は雨のしずくに神霊が宿っていることを
表していてこれより靈(霊)の字が生まれる。
これは巫が御神霊を呼ぶさまである。
そしてこの霝の御魂魄とは一寸法師とも比喩される少彦名神のことである。
この少彦名神はフェーズとしては女性性となる。
雨滴の神力とは法雨の雫であり甘露といわれている。
神霊の氣を宿す雨は酸性雨ではなく、実際に甘くふくよかな香りがする。
この少彦名神の神霊の氣=御魂魄を宿した雨は
地上で水となりまた御神氣は靄(もや)となり立ち込める。
この靄はやがて結集していき
そこに現われる神霊が河川の神サラスヴァティーである。
日本では弁才天と呼ばれ親しまれている。
裸形の女神であるがこの裸形はラ行ということを現している。
ラ行の意味は深いがその基本の「ラ」音は中心音である。
この弁才天は地上での役割のことであるが
この御魂はやがて天へ還る。この様を龗と書く。
龗は地上に降り立った魂魄のうち御魂が天に昇る様であるが
この時に現われた神霊が八大龍王神である。
従って八大龍王神は少彦名神の御魂を宿す神霊であり女性性である。
空海はこの御神霊を善女龍王として祭祀したが
実体は娑竭羅龍王の八歳の娘でありマハーナーガ大龍菩薩ということになる。
それゆえに万物を産む神として龍樹や役の小角は大乗の八大龍王神を
まず第一に祭祀したのである。

当時こういう訳を理解したので熊本西区の井芹川・坪井川合流後の河川流域に住む筆者は
この河川を通じた流域の安寧祈願を執り行い源流探訪などをしてきた。
井芹川は金峰山の御神氣を運びこれが熊本霊ラインの起動とも深く関わっている。
坪井川は加藤清正が相当に手を加えており両河川は熊本城を挟み込むように流れている。
熊本市の一級河川の白川と平行しながら交らないのは加藤清正の考えによる。
坪井川は途中で堀川・上井出川と名前を変えるが
白川と並行して流れ阿蘇ゴルフクラブの近くの白川沿いの瀬田神社の前を流れ
九州電力黒川第三発電所の近くで白川より分水して水を引いている。

  瀬田神社の前の由緒書き

坪井川にはいくつもの源泉が存在する。
その中でも名が知れているものが八景水谷 (はけのみや)水源であり
熊本市の上水道発祥の地として「近代水道百選」に選ばれている。
それ以外に「小清水の池」 坪井川源水点「水口」「万石池(サクラ池)」
「桧垣の水」などが知られる。
そして坪井川の河口ぎりぎりのところにあるのが「いんの川湧水」である。
この「いん」は古い時代には「ゐぬ」の川と呼ばれていた可能性がある。
西区高橋の道君首名公を祀る高橋東神社(天社宮)で坪井川に合流する井芹川は
金峰山山系の東側から北側に回り込むのでさらに数多くの湧水がある。
「くまもと水の迎賓館湧水」「長命水」「延命水」「太郎迫神社境内湧水」
「五丁の妙見さん」などが知られている。

これら流域をざっとではあるが知る地図がある。

  
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/river/resource/430037/

流域の安寧祈願を執り行う上ではその源泉と分水嶺を把握することは大切な基本条件となる。

さて最近熊本を賑わせているTSMCの誘致の件であるが
これについては以前『TSMC誘致 獅子身中の虫を腹に宿す No586』を記載している。
斎姬山門五音大神はTSMCの熊本への誘致に霊的に働いたということは
本来は坪井川水系内であると考えてよい。
これはかなり以前にセミコンテクノパーク造成の際に調べたことがあるのだが
ソニー熊本や東京エレクトロンがあるセミコンテクノパークは
菊池川水系の日向川流域内にあるのだが
今回誘致されたTSMCはその南側の県道30号大津植木線に面している。
セミコンテクノパークの東側にあるソニー熊本の標高は136m~137mで
北に隣接して流れる菊池川系日向川は126m程度となっている。
セミコンテクノパークの西にある東京エレクトロンは139mで
もともとの地形的にセミコンテクノパークは西低東高となっている。
TSMC誘致位置は地盤調整前で西側の低いところが140mで東側は150mとなっている。
TSMC誘致位置に一番接近している部分の坪井川系上井出川の標高は100mとなっている。
このあたりは地盤の浸透力が高いので少々の雨なら浸透すると思うが
大雨の場合は以下のように流れると予想される。

 

 西側業者用プレハブ棟側が低い。

今や外圧でしか方針を変えることが出来ない日本国政府であるなら
ある意味外国企業の受け入れも必要なのかもしれない。
ただ筆者は移民には反対の立場である以上、
日本国民の最後の踏ん張りに期待したいと思う。

ちなみに四神相応の地とは以下の図のような地形である。


金峰山系の龍穴からの氣と北側河川の水氣である甘露と
中央構造線の磁場をもって熊本霊ラインは稼働しているといえる。

   中央構造線

  熊本霊ライン

後記:この記事を書き上げたのが2024-05-17の午前4時で
せっかくだから日の出を拝んでから寝ようと思いプライムビデオをONした。
そこでさっきまで見ていたアニメの続きを見て直ぐに驚くべきことを確認した。

筆者は頭に直接響く言葉は基本的に自分の譫妄ということにして
大半は片づけているのだが、
今回久しぶりに少彦名神の霝≒雫を取り上げたので
茶目っ気のあるこの御神霊が反応して現実世界で啓示をしめされたようである。
上記の霝の表現で重要な部分の抜けがあったので
それをご指示に従い追加したい。
『御神霊の氣を宿した甘露の霝は集まりやがて河川となるが
甘露の河川はあまたの生命(いのち)を育む。

観たアニメについては
バーテンダー 1期5話「始まりの一滴」11分14秒~11分33秒
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9 コメント

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吉田一氣 (はいせ様への返信)
2024-06-14 21:40:07
本当に失礼な言い方になりますが
残された命の期間は余命と思って
最後の最後まで悔いのないように生きていきたいものです。
そうすれば御神霊の加護もさらに強力になるでしょう。
体調の改善とりあえずホットいたしました。
返信する
箱庭の世界 (はいせ)
2024-06-14 21:31:11
ご返信ありがとうございます。
機会があれば武甲山は是非どうぞ。
私は次は秋に登拝します。登山口まで次はタクりますので、頂上の御嶽神社にも御参拝できるでしょう。
雨は降らない予報でしたが、降って、でも下界は降っていなかったのです。そのため里宮には御参拝し秩父絹発祥の地の井戸を見学しました。

喉が焼けるように痛かった体調不調は本日ようやくおさまって来ました。
太陽フレアもバシバシ発生しましたし、変革の様が過激ですよね。
やり残しがないように活動していきます。
返信する
吉田一氣 (はいせ様への返信)
2024-06-13 00:11:21
お疲れ様です。
私も今月初めから季節の変わり目で体調崩していましたが
かなり回復してきました。
武甲山ですか。
標高差600m超えているので頂上までは結構ハードな登山ですね。
雨が降り出したとのことで
頂上まで無理しなくて良かったと思います。
でも私も行ってみたい山です。
返信する
障りなのか護りなのか (はいせ)
2024-06-12 19:48:28
GW開けに風邪ひいて体調を崩したと上のコメントに残していますが、武甲山調査の障り?苛烈な護り?と判断しかねています。

先日、武甲山登拝に赴きましたが、頂上までは行けず。古い地層の石灰の山で、秩父神社に合祀された妙見社は元々武甲山の滝を龍として遥拝していた歴史があり武甲山の男神と秩父神社の女神は年に1度逢瀬を楽しむと言われています。
香春岳のように削られまくっていますが、

人魚の大地母神の気配がします。
登山口まで2時間、セメント会社のすぐ横の道を歩いていくと登山口手前に延命水という水場があります。さらさらとした美味しい水です。御嶽神社が祀られていることからおいぬ様に迎えられて登拝開始です。
山中は水が溢れています。とりあえず、武甲山起源の生川のはじまりの場所と滝を目指してレッツゴーです。しかし滝を通り越してもまだまだという感じで進んでいくと、静寂の場に出ます。登山道(参道)の両脇の杉はまっすぐで今まで響いていた水音は遠ざかり木の軋む音が聞こえます。突然ここだと思い至り、石笛を吹き霝を意識して神恩感謝の祈願です。
そしたら雨が降りだしました。ということで早々に撤収です。無事帰宅しましたが、翌日はぶっ倒れており、お腹くだすわ喉痛だわ咳に苦しむわで今週は敢えなくテレワークです。
でも吉田様も以前、ホントの障りなら一撃必殺とおっしゃっていたので、何とか生きていますからキツい護りだったと思っておきましょう。
武甲山は何度も名前を変えているお山だそうで。武甲山資料館様の情報によると、『古い順にタケ・ダケ(嶽)、タケヤマ(嶽山)、秩父嶽、祖父ヶ嶽、武光山、妙見嶽(名剣山)、妙見山、そして武甲山と、歴史の曲折点とともに変遷してきています。』とのことです。

秩父もまさに類い稀な地勢だと感じたのでした。
しばらく府中引きこもりで養生します。
返信する
したたれは (はいせ)
2024-05-20 22:07:12
スゴい地形ですね。山の際を這うように川が流れているのですね。芭蕉のパクりで『玉霝、集めて清し 肥後の川』と浮かびましたが、あんまりなので真面目に考えました。
・したたれは甘露 苔むす岩屋窟
・芹の谷 はじめの霝 福ふくし
世界観が刺激される地形です。
東京も意外と湧き水は多いので、川のはじまりの一滴を求めて、この時期は源泉巡りしたくなります。歩くと丘を挟んで隣あっていたとか川に狭まれて行きたいところに行けないとかよくわかります。

寒暖の差が激しくて体調を崩す人が増えているようですが、私も先週5年ぶりくらいに風邪?を引き、鼻水、喉痛、咳、腹痛、膀胱炎とえらい目にあいました。熱は出ず、コロナも陰性でしたが、体力を削られました…。弱ると洞窟の夢を見るんですよね…。
吉田様もどうぞご自愛くださいね。
返信する
吉田一氣 (さくら様への返信)
2024-05-20 15:16:08
追記しておきます。
ささは酒で少彦名神のこと
さくらはさくら
アワは粟で淡で阿波で泡で少彦名神の御神徳を
意味していますね。
あと私からのアドバイスとして
龍体文字の「さ」が気になり今調べましたが
「さ」は『死の恐怖に打ち勝つ』
https://ryuusan-kakurenbo.com/ryutaimoji-sa/
この文字が縁者様の護符となりそうです。
返信する
吉田一氣 (さくら様への返信)
2024-05-20 14:58:18
さすがさくら様ですね。
主人公のお名前に気づかれましたか。
日頃の研鑽に敬意をはらいます。
御縁者さまの回復を願っています。
八代龍王神については主催者様がおられますので
直接のアドバイスは出来ませんが
陰ながら加護を願っておきます。
昨日ある占いイベントで何故か三瀧山不動院の不動明王の御札を
ビンゴゲームの景品としていただきました。
不動明王の救いについて考えさせられます。
返信する
ご神霊の茶目っ気を感じる (さくら)
2024-05-19 22:17:50
一粒の水の霝から始まるアニメに導かれた経緯を有難うございます。すぐに感応があり嬉しいですね。
バーテンダー「神のグラス」を検索してみました。
私の耳には真髄の部分「アワの命をはぐくむ」と聞こえますが、画像は粟でなく、麦に見えます。
アワとは粟で泡のことで、それが「あまた・数多・雨田」の命と掛けているのでしょう・・
主人公の名が「ささくら」さんですね。
神功皇后の御歌「この御酒(みき)は 吾が御酒ならず
酒の神 常世にいます
石(いは)立たす 少名(すくな)御神の  
神祷ぎ 寿ぎ狂ほし
豊寿ぎ 寿ぎ廻し(もとほし)
献(まつ)り来し 御酒ぞ
乾(あ)さず飲(を)せ ささ。」ですね。

私は本日、奈良の薬師寺と唐招提寺に行き、薬師寺では牛玉宝印(本物の牛黄が見本でおいてあり)と如意の鈴(吉祥天の持ち物)を見て、弥勒如来の脇にいる妙相菩薩像の色気にビビり。
唐招提寺では、ハートのうちわ・宝扇のもらい方を随時聞き取り、そこに書かれているサンスクリットの文字は二種類千手千眼観音菩薩と烏枢沙摩明王の真言でした。
帰りに西大寺に寄りますと、そこに少彦名神がお祀りされていました。
西大寺石落(しゃくらく)神社 
鎌倉時代に西大寺を再興した叡尊は、石落神(少彦名命)から薬の製法を授かり・・・
ここの少彦名命は薬で石、鉱物と関係するようで、植物のシャクヤク、芍薬との関係も気になります。
この「落・オチ」という字が、妙見神を調べていて
京都の小野郷にある「岩戸落葉神社」
天津岩戸別稚姫が天御衣織女稚姫神と同神となっています。
このことはこれからの私の課題です。

今回は延命要請の物語の組み立てを決め
不動供を調べていて「泣不動縁起絵巻」がでてきて、「御伽草子」の護法童子登場譚とよく似ています。
内容は安倍晴明と泰山府君。不動明王の救い。
安倍晴明が不動明王尊を信仰していたようで
真如堂御本尊の脇侍の不動明王は、安倍晴明の念持仏(自邸にまつっていた仏像)といわれています。
これの本意をふみつつ考えています。
吉田様からのさりげない水の女神(少彦名神の茶目っけ)アドバイス有難うございます。助かります。
返信する
 (さくら)
2024-05-18 08:16:26
中央構造線上に位置する河川の祭祀を有難うございます。
私も住居現在地周辺の状況で勉強しております。
流域図は柄杓のような。北斗七星のような形状を示していますね。神の手にも見えます。

それと同時なのですが、仏縁(不動明王)のある癌患者の延命要請を受けておりまして、祈願する予定です。それは熊本八代の龍王神社の御神霊が動いていると感じています。
何かアドバイス等ございましたら、御教授ください。
龍宮の亀からの招待状は期限切れましたので、こちらで破棄させていただきました。
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