吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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新元号 「令和」 No512

2019-04-04 22:27:48 | 神霊界考察
久しぶりにTVをつけて元号発表を見させていただいた。
菅官房長官の報告も興味深かった。
「令和」という漢字そのものには特に違和感が無かったが
これからの社会と文化は『技術発展の令和時代』と呼ばれることになる。
平成時代に根を張ったものが芽吹く時代の到来を予感させる。

万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」が出典という事で
それは喜ばしい事なのだが
筆者も岩波書店の万葉集注釈にも書かれている以下の詩の転用の件が気になった。
中国文選巻十五の張衡の「仲春令月、時和し気清らかなり」

これは早速ネットで当日夕方には話題となっていた。
しかしまあ漢字二文字で元号を表わす決まりがある以上
中国古典を完全に避けることは逆に至難である。

「令和」の読みはReiwaだそうだが
万葉の時代の参照であれば「律令」「令義解」「令集解」の読みに習い
Ryouとした方が馴染む。
令の呉音はリョウ 漢音はレイであるがレイという読みは「冷」に繋がり冷たい。

また和の呉音はワで漢音はカであるので
「令和」は漢音のレイと呉音のワが合わさったものとなる。
なぜ柔らかな響きのある「リョウワ」としなかったのかが残念な気もする。

和は聖徳太子の「和を以て貴しと為す」という憲法たる詔令(みことのり)があるが
これも『礼記』に「禮は之和を以て貴しと為す」という言葉が存在する。

「令和」を総じると和を大切にせよと云う詔令(みことのり)という意味であり
元号として非常にいい意味となる。

ちなみに令については『弓梓弓と水の女神 断片集12 No182』
零・霝は令と通じ「よい めでたい」と結んでいる。
令はliengで零・霝はlyengで声が近く同じ語系といえよう。








ulala様へ
見つけられた歌碑というのは以下写真の歌碑でしょうか?



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31 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しております (ulala)
2019-04-06 09:29:32
元号のreiwaという響きは今風でいいのですけど、漢字の「令」に違和感持ちました。
イメージが冷たいし、やっぱり命令されてる感じ。
せめて呉音で「りょう」と読めば、語感イメージはぬぐわれますよね。

ところで「山」も「サン」と読むか「セン」と読むかは呉音と漢音の違いなんでしょうか。
昔から、中国山地の大山や氷ノ山はなんでセンと読むのかなと民族が違うのかなと思ってました。

もう一つお尋ねしたいことがあります。
大神神社の末社である久延彦神社は、昔鳴宮と称されたとしおりに書かれてありました。
鳴宮の由来をご存じでなないでしょうか。
返信する
吉田一氣 (ulala様への御返信)
2019-04-06 21:48:48
コメントありがとうございます。
山の呉音はセン 漢音はサンですね。
呉系文化地域でセンと呼ばれる可能性が高いように思われます。
ところで久延彦神社が昔鳴宮と呼ばれていた事にについてはとても驚きました。
初めてこのことは知りましたが可能性として私見では二つ考えられます。
一つは三諸岳の神を少子部蜾蠃が捕らえてきますがそれは雷蛇神で鳴雷しました。
その後に少子部蜾蠃は少子部雷という名を賜っていますが
古い時代に少子部雷を祭祀していた可能性があります。
三輪山の東10km程度のところに雷神小部神社があります。
もう一つは智慧の神様として雷公=菅原道真を
祭った時代があった可能性です。
鳴宮神社といえば菅原道真公を祭った神社が存在します。
返信する
お返事ありがとうございます (ulala)
2019-04-08 10:21:43
鳴宮というのが気になってたのでうれしいです。
なるほどと、今朝拙ブログの該当記事のコメント欄でご紹介させていただきました。
後になりましたらご了承賜れば幸いです。
差し障りがあれば削除しますのでお知らせくださいますようお願いいたします。

ちなみに、昨日は奈良の桜巡りをしてきましたが、ツアーバスで談山神社へ向かうまでに、雷山を通過。
バス車中から柿本人麻呂の歌碑が気になって撮影し、帰宅したら調べようと思ってました。
コメントにお返事頂戴してるのを拝見し、雷繋がりで何か縁を感じました。
返信する
Unknown (小川)
2019-04-08 21:09:10
ふむ、やはり、訓読みが正しいのだろう。
神界の世界は、"詩"でできている。
もともと、万葉集など、
言葉は、神である。

"音"がキーポイント…。

は…。

キタ━(゚∀゚)━!。
yes。
yes。
yes。

扉が開く…。
アヒャアヒャ(゜∀。)。
返信する
Unknown (小川)
2019-04-08 21:39:36
令和は、古典から来ている。
中国は、命令の類いだが、
本来の令は、君子から来ているのだろう。
言語を呼ぶ音である。

真面目な話しだが、
吉田氏が呉音を気にする意味はわかる。
それは、音という鏡を認識するからだ。

ところで、もう少し、解説をわかりやすく
書いたほうがいいと思います。

もしくは、
知的能力が、
優秀すぎる反面、
他者への言語理解を変換できないか…。
返信する
Unknown (小川)
2019-04-09 20:02:42
日本人は、
他人による支配体制が強いから、
令和を、命令と感じるのだろう。

貴方が、言う天皇は、
支配者ではなく、
導くもの。

真の王。

天皇家を見れば、
王の系統ではない。

血筋ではない、
天武天皇までなら、認める。

だが、傀儡とされた王の末裔を、
…。

大化の改新。

藤原、天智、天武の考えがあったのだろう。

私たちは、感情で動く。

あれは、悪党だの、

善人だの、…。
返信する
Unknown (小川)
2019-04-09 21:00:00
ふーむ、君のは、わかりにくい。

言っている意味は、あとに、 なんとなく理解できる。

1%ぐらい?

やれやれ、私の偉大さが理解できたかな?

吉田さんのような、知的水準が高いわりに、

理解できて、構ってあげる人物は、

私以外いないと言うこと。

このブログを見て👀、コメントは、女性陣が

多いこと。

この意味がわかるには、

男と女の、脳にある。

釈迦か、マハヴィーラが、解脱しにくいとは、

女を捨てることができない。

マハヴィーラは、全裸で過ごしていた。

しょせん、どいつも、こいつも、口先だけである。

ひとりで、全裸になることもできない。

馬鹿であることでさえ、できない。

優秀さは、必要ない。

女性は、君のような優秀さへに惹かれているだけ。

本当に絶体に必要されている人物は、

名が知られることもない。

優秀さがゆえに、

…、

自分自身は、特別だと思ったかな?

認めろよ、

最低な自分自身をな…。

…。

自分自身をさらけだすこともできない、

輩を、私は、信用しない。

…。

認めることだ。

ただ、それだけだ。

…。

誰にしろ、どす黒い感情はある。

…、

もし、きずいてないなら、

君は、最低のままだ…。
返信する
雷山 (ulala)
2019-04-10 15:52:34
柿本人麻呂の歌は二首あり対になってるそうです。
235 皇は神にし座せば天雲の雷の上に廬らせるかも241 皇は神にし坐せば真木の立つ荒山中に海を成すかも
(歌碑では皇が大君となっています。)
この雷山は明日香ではなくて九州だというのを見つけました。
以前話題になった九州のサムハラお授け所である雷山千如寺がある雷山のようです。
私の理解を超えてまして、サラ~っと読み流せませんが、なんかありそうな気がします。
http://koji-mhr.sakura.ne.jp/PDF-4/4-3-1.pdf

返信する
鳴宮の竹の音 (さくら)
2019-04-10 19:04:04
ulala様
ご無沙汰しております。
先ほど、お昼寝の最中にulala様の夢を見まして、
ulala様が私に接待してくださるのです。
だされた料理は、一番下に木の塗りのお皿その上に色違いのお皿三枚、中でも、青緑色のお皿が綺麗でした。
「とても、お洒落な感じですね、でもお皿洗うの大変です。」とお気遣いに感謝しながら、主婦目線でお話ししました。
その最中に、電話が鳴り、夢は覚めました。

その電話には出れなかったのですが、また、すぐに電話が鳴り出てみますと、会社の部下男性二名から、我が家へ突撃訪問したいとのお願いでした。
快諾しましたが、夢と違い、現実では、私が接待することとなりました。

前置きが長くなりました。
雷山ですね。
三輪の神様については、最近の「財布に種銭」の私のコメントで、三輪の馬車の図柄が出てきていまして、気になっていました。馬(うま)、車(伊勢久留麻神社、太陽の道)
我が家の近くの八幡様に「武内宿禰」公とともに、
久延彦神が智慧の神様として、大きな丸い穴の石碑、つまり、知恵の輪があるのです。
このような知恵の輪の石碑がある場所で知っているのは、赤山禅院です。ここは、魚のような感じの石碑です。私は、少彦名神だと思っています。
この北摂辺りでは、久延彦神を頼りにして、智慧の輪で神様仕事をしていると感じています。
カバノキ科のシデの木から、同じ科目のハシバミのトール神、雷神として書きましたが、豊穣の神であり、智慧の神であり、性の神でもありました。
シデと言う言葉は、雷を表します。
吉田様の紹介された子部神は、蠶で、蛇の小さい感じかと想像しています。多氏、太陽の道に通じる、多神社にありましたかね。神八井耳神のなのです。
三輪山の頂上に、日向神が祀られています。
祭祀は大賀茂氏となります。
大物主の祭祀は、大三輪氏であり、雨増、少彦名神の祭祀は神宮部氏となっています。

太陽の道であり、神八井耳神であり、蘇我氏の末裔の石川氏の氏寺であり、美具久留御霊神社も関係すると思います。





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Unknown (小川)
2019-04-10 21:43:57
雷山は、福岡の伊都国にある、
雷山であろう。
だから、言ってるだろう。
三輪山のニギハヤヒは、
私の出身て…。
雷山豆腐とか、
高いけど、
地元では、聞く。

まあ、仕事から聞くことは多いだけどね。

だ~から~、
言っている。

ニギハヤヒさんとは、マブだちなる、マブオッチャンてな(笑)。

吉備団子を蒔いたかいがあったな。

ふぉぉおお、

ワカッタカナ、吉田君。

訳のわからない行動でも、意味はあるのだと。
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