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災害はいつでもどこでも起こりうる・・・2005年スリランカ津波被災地速報転載

2016年04月19日 | studywork

 依然、強い地震が続いている。一方、報道では、避難所は飽和状態で、物資が届いていないそうだ。
 地震は不可抗力かも知れないが、避難施設、救援体制は人間力でかなりサポートできるはず。阪神淡路、中越、東日本・・・の経験を活かして欲しい。
 以下は、2004年12月に起きたインド洋大津波によるスリランカで行った被災地速報の転載である。
 災害は、いつでもどこでも起こることを肝に銘じたい。

2005年7月 スリランカ津波被災地速報 
 インド洋芋大津波の翌2005年1月から国際交流宮あじ会では「救えスリランカ・カレーチャリティパーティ」を毎月開き、被災支援を始めた・・いまでも毎月続けている・・。
 被災半年後の2005年7月、被災地を訪ねるとともに、被災地で被災支援について聞き取りをした。
 主な取材地を列挙する。
Panadura 海岸住宅被害
Bentota 海岸住宅被害
Ahungalle 線路被害
Balapitiya 仮設住宅/日本
Peraliya 列車被害、仮設住宅/デンマーク
Ambalangoda 住宅被害・仮設住宅
Akuraliya 仮設住宅/自力
Galle 仮設住宅/中国・韓国、自力再建住宅
Weligama 学校被害仮設・再建/ドイツ、学校全壊被害
Palana 住宅再建/イタリー
Matara 学校被害仮設・再建/香港上海銀行、仮設住宅/日本・スリランカ、被害小学校仮設・再建/スイス
Polhena 住宅被害、監視所/韓国
Kottengoda 被害小学校仮設/再建スイス
Kudawella 被害小学校再建/日本
Dikwella 住宅地建設/スロバキア
Tangalle 住宅地建設/アメリカ
Ambalantota 被害学校建設/日本
Hambantota 仮設住宅/クエート・ポーランド、住宅地建設/スリランカ仏教会・台湾仏教会
 
 未曾有の予想しえない緊急事態に世界中からの支援が集まっていて、頼もしい限りである。
 しかし、スリランカの住民、専門家が主導的に参加した復興再建ビジョンは皆無であり、支援国・団体の考えを反映した建物が次々に建ちあがっていくのは新たな課題となろう。
 その後、国際交流・宮あじ会・カレーチャリティパーティの募金は、Mataraの小学校の親を亡くした生徒、家を流された生徒13名に毎月1000ルピー(およそ1100円)を2年間、奨学金として贈ることになった。
 子どもは将来そして国の礎である。微力ながら力になれば嬉しい。 (2005.7記)

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