9/2(水)。9月最初のウォーキングは、「糸島の広大な干拓農地を歩く」。
集合は、JR加布里駅。参加者32名。
福岡藩初代藩主黒田長政は、関ヶ原での功績を認められ、1600年筑前福岡に入国しています。黒田藩は、52万石といわれていますが、入国当初は、そんなに石数が多くありませんでした。
そこで藩主長政以来、新田開発には、特に意を用い奨励しています。糸島(当時は、怡土郡と志摩郡)の新田開発には、黒田二十四騎の一人「菅和泉正利」を郡代として派遣しています。
コースは糸島平野に入ります。可也山は、通称「糸島富士」365m。糸島市のシンボルです。
千早新田は、案内板(前原市による)によると、天保4年(1833)ここより北500m、東西約1kmにあった川洲が干拓工事により田園化されたという。
同案内板によれば、当時この地は天領で日田代官塩谷大四郎の訓令により天保3年に起工、 翌4年に築堤が完了した。総面積3768アール。 加布里の富豪東屋こと末松政右衛門と、岩本の油屋こと
牛原藤蔵が協力し、私財を支出して完成させたという。
地蔵堂前には完成を祝う博多聖福寺の仙厓和尚の歌碑がある。御年83歳の時の作という。
「千早振神代の海を田作りて民もゆたかなに歌ひ舞里」
ちなみに、この地の南側一帯の田園は「岩本」といい、元和3年(1617)、唐津藩主寺沢志摩守の命により干拓された集落である。その後、岩本地区とこの千早新田地区は天領となり
明治を迎えたという。
弁天橋を渡ります。
渡った後、産直店で休憩。
加布羅橋から泉川はまぼうロードを歩きます。雷山川下流(通称泉川)の加布羅(かぶら)橋から河口に向かう一帯は、730本以上のはまぼうが群生しており、九州有数、福岡県最大の
はまぼう群落であることから平成28年(2016)3月25日県の天然記念物に指定されました。また糸島市の市の花として市民に親しまれています。
はまぼうの花は、7月初旬に開花し、下旬まで花が楽しめます。朝咲いて夕方には萎む一日花です。はまぼうの説明はこちら
※はまぼう
下水道処理センターの横を通り、ゴールの糸島市役所へ。今日は雷山(らいざん)が良く見えます。雷山の説明はこちらです。
※雷山
11:35糸島市役所へゴール。
今日のGPS
台風9号が近づいているので筑前前原駅では、今日21時から便に運休が出ています。
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