登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

花名山・窓明山

2018年06月27日 07時06分59秒 | 会津の山
H30年6月26日、南会津の窓明山を歩いてきました。

窓明山の山開き(24日)が終わり多くの情報が公開されている。
花もそれなりにみられそうと晴れ間を狙って歩いてきた。今回はソロ

国体コース三ッ岩岳登山口7:05~8:25黒桧沢ルート出合(旧道分岐)8:30~9:50避難小屋10:05~11:05窓明山・昼食11:30~家向山の西峰ピーク12:20~巽沢山12:50~13:15窓明山登山口 時計廻りの周回
6時間10分の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  窓明山記録  


国体コース三ッ岩岳登山口~避難小屋~窓明山~巽沢山の周回


三ッ岩岳登山口と窓明山登山口の中間付近の路側帯に駐車。4時発、7時ちょっと前に着く。166キロ一般道


国体コース三ッ岩岳登山口


気持ち良いブナ林の尾根道だが急登が続く


きつい斜面を登り切り黒桧沢ルート出合(旧道分岐)へ。避難小屋までの約半分の位置、ここで小休止


リスタート。まだブナ林が続く


標高を上げるにつれ花が多くなる。
ツバメオモトや


サンカヨウも


オオバキスミレも


嬉しいことにハクサンコザクラも




そしてカミさん一押しのキヌガサソウ群生地へ寄り道。サンカヨウやベニバナイチゴなども咲く花園だがまだ多くは雪の下
残雪廻りに花芽を出しているキヌガサソウを撮ってきた。






避難小屋。小屋を覗いたが今日の利用者はいないようだ。


避難小屋から窓明山へのフラワーロードへ
避難小屋付近に咲くシラネアオイはまだ蕾、これからのようです。
コミヤマカタバミが元気です。


そして一番期待していたシナノキンバイは咲き始め、蕾も多くこれからのようです。






鮮やかなエンレイソウ


たおやかな尾根の先に窓明山、尾根の斜面にはシラネアオイなどの花が切れ目なく咲く


現在の尾根の主役はシラネアオイ、見事な咲きっぷりです。










タニウツギも鮮やか


コバイケイソウも良い感じ


尾根の花の締めはワタスゲ


ワタスゲ越に三ッ岩岳


窓明山。昼食とする。窓明山頂付近にもシラネアオイが咲くが今はない、これからなのかな。


家向山のピークを目指し下山とする。


山頂直下に、イワイチョウかな


ミツバオウレンも群生している


下山路の主役はシャクナゲ、今や盛りと咲いている。




下山路もブナの巨木の中をゆうゆうと、窓明山登山口に下山した。


花名山の看板に偽りなし、多くの花に出合えた。
まずまずの天気に恵まれ、花の最盛期にはちょっと早かったが良い一日だった。


ニッコウキスゲ・雄国沼周遊

2018年06月23日 09時46分13秒 | 安達太良・磐梯・吾妻
H30年6月22日、雄国沼のニッコウキスゲをみてきました。

「雄国沼湿原植物群落」として国の天然記念物に指定されている。
ニッコウキスゲの面積当たりの生息株数は、なんと尾瀬を上回るとか
ニッコウキスゲが咲き誇る時期は、黄色の絨毯を敷きつめたような景色となる。
見ごろを迎えているとのことで訪れてみようとなった。9年ぶりとなる。

雄子沢登山口6:55~8:05休憩舎8:10~8:30ニッコウキスゲ群生地散策9:10~金沢峠9:20~猫石(分岐)10:45~猫魔ヶ岳11:10~11:35猫石(昼食)12:00~13:10休憩舎13:25~14:30雄子沢登山口
7時間半の山散歩でした。

 山行記録  地域別山行記録  安達太良・磐梯・吾妻山行記録
 
自宅 3:50発~雄子沢登山口駐車場6:50着。一般道185.7Km


雄子沢登山口駐車場。トイレ有り


雄子沢登山口。雄国沼まで3.3キロ


雄国沼せせらぎ探勝路はなだらかで歩きやすい


綺麗な休憩舎に着く。トイレ休憩とする。


湿原へ向かう探勝路から群生地の一角が望める。


湿原に入るとニッコウキスゲの群生地が広がる。


素晴らしい~まさに絨毯ですねぇ


アップしてみると凄い密集度です。


でもまだこの附近は蕾が多くこれからですねぇ




陽に映え光り輝く群生地


好天のこの日でしたがハイカーはわずか、大方はカメラマン
「良く撮れましたか」と聞くと「バッチリです」と満足そ~


湿原の一角にワタスゲ群生地もみられる。


広くなった木道に腰を降ろし小休止、ここからの眺めも素晴らしい~


木道の下には大きな魚、鯉かな?今までこの場所で見たことがなかった


湿原には数は少ないがヒオウギアヤメも


湿原を離れて金沢峠へ
金沢峠の展望台から雄国沼を一望する。湿原の木道廻りに薄っすらと黄色くみえる。
磐梯山も頭だけちょこっとその手前が猫魔ヶ岳


金沢峠からは雪が残る飯豊山が大きい


金沢峠からはしばらく舗装された林道を行く。樹木が切れた林道からは雄国沼が見られる。
右に大きくなった磐梯山、その左に猫魔ヶ岳


林道を行くと野ウサギが飛び出してきた。カメラを向けると同時に森の中へ。辛うじて後ろ姿をとらえる。


分岐。直進は古城ヶ峰、左の下草が生える林道へ、古城ヶ峰のトラバース道。この道を歩くのは15年ぶり。


途中から山道となるが花もなく展望もなく単調な道が続く


厩岳山への分岐を過ぎ急な斜面を登ると猫石直下の登山道に出る。
ザックをデポし猫魔ヶ岳を往復する。


飯豊山の展望台の猫魔ヶ岳三角点。山頂はこの先に


猫魔ヶ岳山頂。この場所から磐梯山がスッキリと拝めたのは初めてかも、右は猪苗代湖


桧原湖も西吾妻山も


猫石に戻り昼食。ジッとしていると肌寒くなるほどのものだった。


猫石から見る雄国沼。
最盛期はここからでも湿原がニッコウキスゲで真っ黄色になるが、今日は色が薄いですねぇ満開はちょっと先かな


ブナ林を抜け雄国沼湖畔へ出る。歩いてきたルートが見渡せる。


休憩舎に戻り小休止。雄子沢登山口へ戻る。


帰路、道の駅猪苗代でトイレ休憩。磐梯山が大きくスッキリと見える立地条件である。


久しぶりの雄国沼、好天に恵まれニッコウキスゲにも恵まれ良い一日であった。


コウシンソウ・日光男体山

2018年06月18日 08時39分05秒 | 日光連山
H30年6月16日、日光男体山のコウシンソウを見てきました。

コウシンソウを目的に徹也さん和子さんひろさんようさんと一緒した。

車でいろは坂に入ると霧雨となり心配したが二荒山神社駐車場で皆と合流し志津林道に入ると天気は急転、山日和となった。

志津林道P7:15~8:30志津乗越8:40~11:20男体山(昼食)11:55~14:45二荒山神社 
7時間半の花散策でした。

 山行記録   地域別山行記録   日光連山記録

二荒山神社登山者駐車場に車を1台デポし志津乗越へ向かう。
志津林道は途中通行止め。ここから志津乗越まで歩くことに。


整備された志津林道を「何で・・」ブツブツ言いながら。天気はピーカン、何はともあれ良かったな~


志津乗越着。小休止とする。


志津避難小屋を過ぎ山道へ。二合目付近から振り返ると太郎山、大真名子山が大きい


まだシャクナゲが観られるとは・・・


崩落地からは大真名子山~女峰山~赤薙山がクッキリ


標高を上げると鮮やかなイワカガミが群生している。




イワカガミを撮る和ちゃん
廻りから「もっと下からが良いよ」「こっちからが良いよ」とか茶々を入れるが動じない和ちゃん(笑)


素晴らしい展望で~す。今時期にこれほどスッキリとした眺望が得られるとは




コウシンソウ群生地
まだ早いかと多くは咲いてはいないだろうと思ったが結構咲いていた。良かったな~
庚申山のものよりも花が小さいな~足元がグズグズで花に近づけない所もあり撮るのは難しい
















男体山山頂




雲海テラスが広がる。陽に映え実に素晴らしい~ 気象条件が揃わないと発生しないとか




雲海の先には富士山まで見られる。




気持ち良い山頂だが・・下山とする。


ゴロゴロした石が転がる歩きにくい山道を降る


二荒山神社に戻った。


久しぶりの仲間との山行、好天に恵まれ良い山行となった。
次の機会もよろしくです。


森林浴・小太郎ヶ淵から大沼

2018年06月14日 20時24分16秒 | 大佐飛・高原山・塩原
H30年6月14日、塩原に所用があり、ついでに小太郎ヶ淵から大沼まで散歩してきました。

塩原温泉郷には、「小太郎ヶ淵」というちょっと変わった名の渓谷がある。
塩原温泉郷から車で山道を越え、急な崖を超えた山の奥地にその渓谷がある。
小太郎ヶ淵から大沼へは22年前に歩いた記録があるが、小太郎ヶ淵以外はどこをどう歩いたのか覚えてない。
車でウロウロし小太郎が淵のわずかなスペースに駐車。
この附近を散歩しようとスタートしたが、道標で「大沼まで3.5キロ」とあり、行ってみようとなった。

小太郎ヶ淵~大沼~須巻富士~小太郎が淵の往復
約3時間の散歩でした。

大沼湖畔にたつ案内板(右端の小太郎ヶ淵から左端の大沼めでの往復)


小太郎ヶ淵。晴天であるがここまで陽が届かず鬱蒼としている。


岩と清流がマッチしなかなかな景観です。
淵には「小太郎茶屋」があり草団子が名物とかでリピーターが多いとのこと


緑が濃くなった森の中をゆるゆると森林浴。ハルゼミの鳴き声が響いていました


大沼に着いた。今時期は花もなく緑一色、閑散としている。


湖畔のベンチで休憩、肌寒くなるほどの気温でした。


新湯冨士。新湯冨士は昨年の11月に歩いた⇒こちらから


小太郎ヶ淵に戻る時に須巻富士に寄り道、「塩原温泉川崎大師厄除不動尊」が仁王立ち


好天の下での森林浴、わずかなものでしたが癒しの時間でした。


フラワーロード・南蔵王

2018年06月08日 10時27分34秒 | 蔵王・月山・鳥海山
H30年6月7日、刈田峠から南屏風岳を歩いてきました。

今回は花の蔵王へと予定していたところセとナさんが南蔵王の花レポを発信した。
これは良いタイミング、確かな情報で参考とさせて頂いている。
歩いたことがない刈田峠からの南蔵王縦走コースとした。

刈田峠P7:15~前山8:00~杉ヶ峰8:20~屏風岳9:15~南屏風岳10:00~1732mP10:15~13:35刈田峠Pの往復
6時間20分の山散歩でした。
前回の南蔵王レポは⇒こちらから

 山行記録  地域別山行記録  蔵王・月山・鳥海山山行記録
 
自宅 3:20発~安達太良SA(朝食)~白石IC~刈田峠。7:10着。273.1Km
刈田峠エコーライン沿いの登山口から約100mのところにに10数台分の駐車スペースがある。
刈田峠は18年前の熊の岳以来、懐かしい~


エコーライン沿いのミネザクラはまだ見られる。


エコーラインから見る蔵王連峰。左奥は屏風岳、不忘山は見られない。


南蔵王縦走コース登山口
エコーライン沿いにある案内板。この案内板の左脇が登山道入り口


登山口から歩いて間もなくするとチングルマなどが咲く小湿地となる。
湿地の植生保護と登山者が歩きやすいよう木道が整備されている。
右側の山は前山,左奥が屏風岳


登山道沿いは雪解け水が流れいろいろな花が多く咲く
サンカヨウが


ショウジョウバカマも


ハクサンチドリも


ミツバオウレンも


イワカガミも鮮やか


杉ヶ峰山頂付近から見た刈田岳
その手前の小ピークが前山


杉ヶ峰山頂(復路で撮ったもの)


屏風岳(左)、南屏風岳(右)を前方に見ながら芝草平へ


杉ヶ峰と屏風岳の間に芝草平という高層湿原がある。


芝草平の今はチングルマ、ヒナザクラなどが咲いている。








水引入道への分岐。この附近からシャクナゲロードとなる。


鮮やかですねぇ


屏風岳(1817m)。この附近から急にガスが濃くなり周囲は真っ白
山頂部は平坦で笹や低樹木で覆われている。
西側(山形方面)は樹木で見えないが,東側(宮城側)は斜面が切れ落ちており眺めがよいはずであるがガスで何も見えない。


屏風岳から南屏風岳の尾根はシャクナゲに埋め尽くされる花園
シャクナゲはベストタイミング、ピッチピチで素晴らしい~
緑色のハイマツなどの低木に取り囲まれるように咲くシャクナゲは映えますね~




この附近はシャクナゲ園そのもの


青空が欲しいものだが・・


ガスの中から不忘山(左)と南屏風岳(右)










南屏風岳(1,810m)


ハクサンイチゲもカミさんのお気に入り




ミヤマキンバイの黄色は鮮やか~




1732mPからの不忘山。
このピークから不忘山まではハクサンイチゲ祭りであるが足に不安が残るカミさん今日はここまで、往路をゆっくりと戻る。


今回の主役はシャクナゲ、今がベストのピッチピチの花園
期待通りのお花見山行だった。


オトメユリ・塩喰から竜ヶ岳

2018年06月03日 11時58分55秒 | 会津の山
H30年6月2日、塩喰(しおばみ)登山口から竜ヶ岳を歩いてきました。

石川@さんのオトメユリ情報から、これは良さそうと竜ヶ岳へとなった。
調べてみると竜ヶ岳は安座コースと塩喰コースがあり周回できるが、比較的穏やかな尾根歩きの塩喰からとする。

西会津町や只見川流域の会越国境は、雪崩によりスラブの発達が顕著な山々が連なり特異な景観を有している。
竜ヶ岳もそんな山の一つである。
この山は穴沢川を馬蹄形に取り巻くヤセた稜線に特徴があり、今回はその稜線を周回した。

塩喰登山口付近に駐車7:10~竜ヶ岳8:10~8:35ナイフリッジ(蟻の戸渡風のヤセ尾根)の岩場・休憩8:55~・449mP9:30~大岩10:05~民家の裏庭10:15~車道に出る10:20~(車道)~10:45塩喰登山口に戻る
3時間半の山散歩でした。その後、安座オトメユリ群生地散策

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自宅4:00発~水戸IC~阿武隈高原SA(朝食)~西会津IC~安座地区7:00着 235.5Km


塩喰登山口付近に駐車(駐車場はない)。地元の方に了解を得て駐車する。
朝霧でどんよりとしている。露っぽいのではとあまり使用したことがないスパッツを着用しスタート。


登山口の案内は見られないが石川@さんの情報からここからだと取り付く


露を含んだ雑草が生い茂りスパッツ着用が正解であった。


登り始めてわずかで踏み跡も明瞭になり、早くもオトメユリが出迎えてくれた。
別名ヒメサユリとも呼ばれているが、西会津町 ではオトメユリと呼んでいるそうな


登るにつれオトメユリも多くなり、この附近の密集度が凄い






その清楚可憐な姿に癒されながら・・




竜ヶ岳山頂(532m)。この付近までガスで眺望はない。


竜ヶ岳山頂から先はこのようなヤブ尾根。踏み跡はないに等しく尾根を外さないよう注意深く


ヤブの中にもオトメユリが点々とみられる。




ウラジロヨウラクかな・・


ナイフリッジ手前の岩場で休憩。急速にガスがとれ絶景を見ることができた。
西側に目指岳の姿が見える。均整の取れたスマートな山容が目立つ。


馬蹄形に広がったスラブ状岩壁の連なり。この連なりを歩くことになる。
まるで爆裂火口を思わせる地形が、このような低山に存在するとはビックリです。


ナイフリッジを歩く。ミニ蟻の戸渡、わずかな距離であるが左右は切れ落ちている。




ナイフリッジを渡りきり振り向くと大絶壁。この絶壁の岩場で休憩した。


尾根はほとんどがヤブ尾根だが所々にザレた所もあり一息つく


歩いてきた尾根を振り返り見る。右端に竜ヶ岳、尾根の奥に真っ白な飯豊山かな?


稜線上のザレ場でトキソウを見つける。
高層湿原や雪田草原で生える花のイメージからすると、この場所に咲いているのは意外な感じがした。




尾根の右手に水沢地区がみられる。
写真中央部の青い屋根の所がオトメユリ群生地へのシャトルバス発着場


まだヤブ尾根が続く。踏み跡はなく尾根を外さないよう注意深く


大岩に突き当たる。左から巻きながら急斜面を通過するが見上げるほどの大岩だった。


さらに降ると民家の屋根が見え裏庭に降り立つ。一声かけてと思ったが不在のようでした。


橋を渡り車道に出る(振り返って撮影)
自分はここから塩喰登山口付近に駐車した車を回収に向かう(約2キロ)
この橋の下の川には魚が多くみられ、カミさんは釣り人と談笑しながらここで待つ。
車を回収し戻ると、釣り人がイワナを「持ってきな」と。この場でさばいて頂き4尾頂いた。
この後、オトメユリ群生地へ向かう。



6月2日、3日「安座おとめゆり祭り」開催。群生地附近までの林道は通行止め。シャトルバスが出ていた。
群生地への入園料もシャトルバスも無料、スタッフの方達も親切で町あげてのおもてなし。
水戸からと言うと「登山好きな石川さん」の話をされてました。

群生地への150段の階段沿いにもオトメユリがぎっしりと


階段を登りきると衝立のように立ちはだかる絶壁が群生地を抱くように・・ロケーションが良い場所だ。
先ほどまでこの絶壁の上を歩いてきた尾根道です。
この群生地、自然のままの状態を限りなく保っているものであった。
保護用のロープ柵はあるが、人の手で植えられたり、作られたりした公園臭さが全くない。


群生地は8分咲とかでジャストタイミング、素晴らしい~花園でした。











家に戻り早速、頂いたイワナを塩焼きで頂きました。
鮮度の良い川魚を食べる機会は少なく凄く美味しかった~ありがとうございました。


オトメユリ、期待通りで存分に楽しめました。
石川@さん情報ありがとうございました。