登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

祝瓶山荘口から祝瓶山

2019年10月12日 13時48分58秒 | 飯豊・朝日連峰
R1年10月10日、祝瓶山荘口から祝瓶山(いわいがめやま)を歩いてきました。

前日に一切経山不動沢口から車で、菅野ダム・木地山ダムを見ながら祝瓶山荘まで入り車中泊
祝瓶山は朝日連峰の前衛山の一つになり、山頂は鋭く標高のわりに目立つ存在
以前に大朝日岳を歩いた際に印象に残ったもので機会をみてと思っていた山であった。

祝瓶山荘駐車場6:15~桑住平分岐7:10~9:45祝瓶山10:00~11:15赤鼻分岐・昼食11:35~桑住平12:25~13:10祝瓶山荘駐車場 
約7時間の山散歩でした。

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祝瓶山荘口~祝瓶山~赤鼻~赤鼻尾根、時計回りの周回


祝瓶山荘口
祝瓶山荘のほかにも2棟ほど建っているが閉鎖されている様子。
山荘前には水場もある。広場には10台ほど駐車可能な駐車スペース


林道を少し歩くと朝日岳登山口の道標


つり橋に出た。
足場が傾いてるし、敷板は濡れて滑りそう、しかも結構揺れて危なっかしい


桑住平分岐まではほぼ平坦な道、木立の隙間からは際立つ山容の祝瓶山が見られる


道を塞ぐ倒木を越えて


桑住平分岐に出た
この分岐を左へ、下山は写真奥から。時計回りが最短ルート


そしてここから、山頂まで800mほど登り上げる急坂の始まり
ブナ林が綺麗ですね~紅葉していれば尚更でしょうね~


ザレてるところもあり、灌木つかみながら足元注意で通過


祝瓶山が大きくなってきた


赤い実、青い実


崩れた尾根を注意深く


山頂付近には点々と紅葉。だが急坂、胸突き八丁の尾根が続く


右手を見れば、大朝日へと連なる縦走路。手前が大玉山、奥が北大玉山かな。
大朝日を中心に朝日主脈が横たわる。絶景ですね~
手前の祝瓶山の岩壁が恐ろしいくらいに切り立ってる


両手を使って這い上る場所も随所にある急坂


登ってきた尾根を振り返る。遠方に西吾妻、磐梯山など


山頂から飯豊山方面


大朝日をバックに
山頂からは、どか~んと朝日連峰、飯豊連峰など360度の大展望
好天の日に登れて感謝、感謝です。




山頂からスタート地点の祝瓶山荘を確認、アップで


山頂から鈴振尾根方面へと下っていく。紅葉が綺麗な尾根だ


稜線から分岐してる赤鼻方面への尾根、下山路に使う尾根だ


鈴振尾根の紅葉










振り返って祝瓶山


鈴振尾根から赤鼻方面への分岐、道標もなく見逃しやすい


赤鼻方面への尾根もわずかだが紅葉している


赤鼻分岐までの尾根道は、上部は笹原、中間部は灌木の中


振り返って祝瓶山、切り立った斜面が迫力満点


振り返って祝瓶山、かなり下りてきた


赤鼻分岐で昼食。ここから赤鼻尾根を降る。


赤鼻尾根で一気に400m下って桑住平を目指す
赤鼻尾根はロープ、鎖が連続する急斜面


祝瓶山を何度も眺めて


沢を渡り


ブナ林を抜け桑住平分岐へ戻り


最後に祝瓶山を眺めて無事に山荘に戻った


登り応えのある祝瓶山でした。
紅葉は今一つでしたが余りあるほどの眺望に満足した山旅でした。


川入から飯豊・大日岳(その2)

2016年08月08日 21時17分11秒 | 飯豊・朝日連峰
川入から飯豊・大日岳(その1)からの続き

今日の行程は
8月7日:御西非難小屋4:10~5:10大日岳5:25~6:30御西非難小屋(朝食)7:00~御西岳7:05~8:00飯豊山頂8:05~8:15飯豊本山避難小屋8:30~9:45切合避難小屋10:00~11:00三国避難小屋11:15~水場12:00~登山口13:25~13:30御沢野営場
    約9時間20分の山散歩でした。

御西小屋を4:10、ヘッドライトを点灯しサブザックでスタート
尾根途中で夜明け、飯豊本山の肩付近から陽が登る。


約1時間で大日岳山頂。360度の大展望、素晴らしい眺めです。昨日無理せず今日にして良かったな~




西大日岳方面


牛頸山を中心としたオノベ松尾根。良い感じですね~


山頂から飯豊連峰主脈の雄大な景色。左に北股岳、中央に烏帽子岳


二王子岳方面


眺望を楽しんだ後、誰もいない山頂を後にする。飯豊本山へのウネウネとした尾根を見ながら


往路では薄暗かったこともあり気が付かなかったが尾根道の両側はお花畑




ニッコウキスゲの群生地も


文平ノ池周辺はお花畑




振り返って大日岳への雄大な尾根。左は牛首山


ニッコウキスゲと大日岳


御西小屋も大きくなってきた。


ハクサンイチゲもまだ見られる


御西小屋へ戻った。小屋前から見る大日岳をおかずに朝食とする。


御西岳。登山道からはちょっと外れているが折角なので寄ってみる。山頂は三角点があるのみ。


御西岳から見る大日岳方面


御西岳~飯豊本山の中間に位置する駒形山


駒形山から見る飯豊連峰主脈の雄大な景色


飯豊本山から見る大日岳方面。昨日はガスっていたが今日はスッキリと


飯豊本山から見る帰路の種蒔山への稜線


草履塚~切合小屋への稜線


切合小屋で小休止


三国小屋で大日岳をしっかり見て、名残惜しいが下山とする。


登山口


キャンプ場着。暑かったが予定より早く着いた。


二日間とも好天に恵まれ眺望も花もたっぷりと大満足な山旅でした。
飯豊山は期待通りの山、また機会を見て歩いてみよう。


川入から飯豊・大日岳(その1)

2016年08月08日 12時38分26秒 | 飯豊・朝日連峰
H28年8月6日~7日、川入から飯豊・大日岳を歩いてきました。

長い梅雨も開けジリジリとした暑い日が続く。二日間の夏休みを貰い久しぶりに単独で飯豊山へ。
大日岳は飯豊連峰の最高峰、盛夏でも残雪をきらめかせてそびえる巨体は、登山者を魅了する。縦走路の御西岳からは2時間ほどで大日岳山頂を往復できる。尾根途中には、断層地形の草原に清冽な水をたたえた文平ノ池があり、水面に大日岳を投影しお花畑に囲まれたすばらしい静寂境である。山頂からは、飯豊連峰主脈の雄大な景色を眺めることができる絶景ポイントでもある。

今回の行程は、
8月6日:御沢キャンプ場4:20~登山口4:25~水場6:30~剣ヶ峰7:10~7:30三国避難小屋7:40~種蒔山8:40~9:00切合避難小屋9:20~草履塚9:50~10:50飯豊本山避難小屋11:05~11:15飯豊山頂11:25~駒形山11:40~12:40御西非難小屋(泊) 
    約8時間20分の山散歩でした。
8月7日:御西非難小屋4:10~5:10大日岳5:25~6:30御西非難小屋(朝食)7:00~御西岳7:05~8:00飯豊山頂8:05~8:15飯豊本山避難小屋8:30~9:45切合避難小屋10:00~11:00三国避難小屋11:15~水場12:00~登山口13:25~13:30御沢野営場
    約9時間20分の山散歩でした。

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御沢キャンプ場から飯豊山~大日岳へ(往復ルート)。前回(6年前)の御沢キャンプ場から飯豊山⇒こちらから


自宅~御沢キャンプ場まで約209Km(一般道)。飯豊までは遠い感じはするが自宅からは尾瀬御池(約200Km)までの距離と大差ない。
御沢キャンプ場。トイレ、水場あり。テント泊、車中泊/1000円。車中泊とする。


林道を数分歩き登山口へ(下山時に撮ったもの)


展望のない樹林帯の中を黙々と歩き横峯小屋跡を過ぎると三国岳が見えてくる。


水場。水量豊富、冷たい水で美味しくお助け水である。


剣ヶ峰への岩尾根に取り付く。陽射しを避ける場所がない。暑いな~


剣ヶ峰


三国避難小屋。


三国避難小屋の裏からは目指す大日岳、御西避難小屋を見ることができる。まだ遠いな~


三国避難小屋周辺をウロウロする。この尾根は弥平四郎登山口へと続いている。


三国避難小屋を出発、まずは遠方に頭を出した飯豊山を目指す、


小さなアップダウンを繰り返し七森を過ぎ種蒔山へ。飯豊山の絶景ポイント。


ゆるゆると下って切合小屋へ。この砂地周辺はお花畑


大日岳をバックに今はマツムシソウ、ハクサンシャジンなど紫系の花が目立つ




切合避難小屋の水場。ここの水場も美味しい、身体にたっぷり補給する。


切合避難小屋の先もお花畑が続く




大日岳とマツムシソウを組み合わせた


草履塚


草履塚からは飯豊本山への尾根を一望できる。


鞍部に姥権現


お花畑越に御秘所の岩場


御前坂から。このジクザク登りが暑くてきついが花が多く癒される。




登りきるとテンバ、水場分岐。左奥に飯豊本山避難小屋


飯豊本山避難小屋。


飯豊本山避難小屋を過ぎると飯豊本山、その裏に飯豊連峰主脈の雄大な景色が広がる。


イイデリンドウも多く見られた。


飯豊本山


山頂からダイグラ尾根、次の機会には・・


大日岳はガスがかかってきてしまった。


尾西岳周辺のお花畑。平坦な尾根は一面の花で圧巻である。






御西非難小屋。13時前に着いた、予定では13時前に着けば大日岳を歩こうと計画していたがこれでは・・と躊躇していると管理人さんが「いつも今の時間はこんなもの夕方にはとれるよ。まだ早いし元気なんだから大日岳へ行ってきたら、今日ダメだったら明日また行けば」と他人事のように。やっぱり今日はよそう明日にしようと決める。今日の宿泊者は少なく手足ノビノビとラッキーであった。


取りあえず水場へ。小屋には行き5分帰り6分と書いてあった。


時間もあることから付近のお花畑をウロウロ。夕方にはガスもとれスッキリ。二王子岳へ夕日が沈んで行く。明日の天気も期待できるぞ~



川入から飯豊・大日岳(その2)へ続く


泡滝ダムから以東岳(その2)

2016年06月13日 07時57分56秒 | 飯豊・朝日連峰
泡滝ダムから以東岳(その1)からの続き

今日の行程は、
6月11日:大鳥小屋5:00~三角峰コル~オツボ峰7:20~8:15以東岳8:35~東沢出合10:00~10:30大鳥小屋11:10~13:20泡滝ダム駐車場 約8時間20分の山散歩でした。

周回で6時間の予定、天気は良いので最小限の持ち物を入れたサブザックで身軽に行く。
前日に管理人さんから稜線の水場2ヶ所は雪の下で使えないことを教えて頂いていたので水持参です。


朝の大鳥池は山並みを写した鏡面です。


すぐに直登ルート(右)とオツボ峰ルート(左)の分岐。迷わず尾根歩きのオツボ峰ルートを選ぶ。


ムラサキヤシオも花つきが良く鮮やかです。


マンサクも見られるとはね~


標高を上げ振り返ると大鳥池、大鳥小屋も確認できる展望の良さ


三角峰のコル(写真右上の鞍部)直下の残雪。今日のルートの中でここだけ残雪上を歩く。


三角峰のコル付近から見る以東岳(右端)。左からたおやかな尾根を歩くもの。


稜線のチングルマ。ピークを過ぎた感があるがまだ見られます


ヒメサユリはこれからです。ニッコウキスゲも同じ状態でこれからです。


水場の道標が立つ場所。稜線上とは思えないこの広さ、これが東北の山なんですね~


雪渓越に右に月山、左に薄っすらと鳥海山、写真からでは見にくいかな


三角峰のコルから先の稜線にはみねミヤマウスユキソウがびっしりと。
このピークは三角峰、ルートから外れている。


ハクサンイチゲも良い感じです


たおやかな稜線歩きは気分爽快。目指すオツボ峰、以東岳に続く稜線。こののびやかさ、雄大さ。
アルプスにはないこの感じ、東北の山ならではです。


オツボ峰(1650m)。


稜線に咲くシラネアオイ。


雪渓は後退し稜線には雪はない


大朝日(中央左のピーク)への稜線も雪はなさそう。大朝日岳、西朝日岳、竜門山、寒江山とつながる稜線が一望できる。いやぁ~、この主稜線ののびやかさ。そそられますねぇ


大きく口を開けた雪渓上を歩くカミさん


チングルマの群生地、素晴らしいですね


イルカ岩


以東岳山頂(1771m)。山頂には一等三角点が鎮座してますが、山名標識はなし。なんとも奥ゆかしい山頂。昨夜大鳥小屋に同宿した方が休んでいたので撮って頂いた。


大朝日へのルートとの分岐


展望を楽しんだあと直登ルートを下山です。


以東小屋は解体され更地になってました。予定では今年に基礎工事、来年は建屋工事とのこと。
水場は雪渓の下です。


大鳥池を目指して急降下。大鳥池は熊の毛皮のような形に見えますね。


標高を下げ東沢出合付近に近づくとお花畑、カタクリもイワカガミも・・多くの花が入り乱れて
ヒナザクラ


リュウキンカかな? 目が覚めるような花、今が盛りと群生してました。


アップで撮ってみるとさらに鮮やか


シラネアオイも元気、元気




渡渉場所の東沢出合。飛び石伝いにはちょっと危なっかしいのでルートを外れて倒木を足場に難なく超える。


東沢出合からは大鳥池沿いを行く。池沿いの道は平坦かと思いきや、意外と岩場があったりアップダウンがあったり。しかも道幅が狭いところも何箇所も。・・・ぼんやりしてると、池にどぼんです。


無事に大鳥小屋に着いた。所要時間は5時間半、身軽だったこともあり予定よりも早く着いた。ここでゆっくりと昼食


下山時には多くの方と交差した。その9割方は釣り目的で登山者の割合は以外にも少ない。


下山時にも5ヶ所の水場で水分補給、水が豊富な山でした。


天気にも水場にも花にも恵まれ良い花旅でした。東北の山も良いですね~また来よう


泡滝ダムから以東岳(その1)

2016年06月12日 09時37分18秒 | 飯豊・朝日連峰
H28年6月10日~11日、泡滝ダムから以東岳を歩いてきました。

梅雨の晴れ間をつき久しぶりの朝日連峰、以東岳へ。
以東岳は朝日連峰縦走路の起点として、または終点として決して高くはない山でありながら多くのハイカーにその名を知られている。花の山でも名が通っていることからハクサンイチゲ、チングルマなどを目的に歩いてきた。

今回の行程は、
6月10日:泡滝ダム駐車場10:00~大鳥登山口10:05~冷水沢橋11:20~七ツ滝沢橋11:45~13:00大鳥小屋(泊) 約3時間の山散歩でした。
6月11日:大鳥小屋5:00~三角峰コル~鉾立峰~オツボ峰7:20~8:15以東岳8:35~東沢出合10:00~10:30大鳥小屋11:10~13:20泡滝ダム駐車場 約8時間20分の山散歩でした。

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泡滝口から大鳥小屋(タキタロウ山荘)へ。オツボ峰ルート~以東岳~直登ルート、時計回りの周回


泡滝ダム駐車場。ダート道を走った終点の泡滝ダム手前の駐車スペースへ。自宅3:35発ー水戸ICー安達太良SAで朝食ー寒河江SAで給油ー庄内あさひIC下車ー(一般道33Km)ー9:50泡滝ダム駐車場着 408Km 


泡滝ダムを右に見て


すぐに大鳥登山口。


大鳥川にそって歩いて行く。


緑色濃くなった登山道の森は静かなものだったが、蛇が多いのにはビックリさせられた。


冷水沢吊橋。この橋はゆれることゆれること


ブナの巨木の森の中は爽やかで気分良い


登山口から大鳥小屋までの間に柄杓が置かれた水場は5ヶ所もありバシャバシャと流れていた。


二つ目の吊り橋の七ツ滝吊橋。


ブナの巨木、カミさんが「左足跡がついている」と。なるほど足形がくっきりと。


比較的緩やかな沢沿いの道から離れ、いよいよ”七曲”と呼ばれる急登にさしかかる。登山道のそこかしこから脇水が流れ出している。この冷たく美味しい水は多いに助かる。




鮮やかなスミレも多く見られた。


ひと際目立つのがタムシバ、綺麗に咲いてました。


大鳥小屋(タキタロウ山荘)、今日はここに宿泊。綺麗な避難小屋です。
協力金1500円/人、建物内にトイレ、水道あり。今日の宿泊者は自分達を含め3名、静かなものでした。




小屋の2階から見る以東岳(中央)


時間もあることから小屋附近を散策する。大鳥池から20分位の所に「三角池:みすまいけ」と呼ばれる池へ行ってみる。静かな佇まいだった


水が豊富で出しっぱなしの水場。左端に以東岳


標高963m(湖面標高)には、「タキタロウ」と呼ばれる幻の巨大魚が神秘の湖に住んでいるとのこと。




泡滝ダムから以東岳(その2)へ続く