登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

丸沼高原スキー場から錫ヶ岳

2018年07月27日 12時20分10秒 | 日光連山
H30年7月26日、群馬・栃木県境に位置する錫ヶ岳(2388m)を歩いてきました。

今週は東北への山旅を予定していたが台風12号が接近するとのことで中止、日帰りできる錫ヶ岳へとなった。
錫ヶ岳は奥深い山、いくつかのルートがあるがいぜれもロングルートである。
その中で最短ルートと言われている丸沼高原スキー場からのアプローチを選択する。
錫ヶ岳は2回目、前回は6年前で湯元スキー場から⇒こちらから

金精道路脇駐車6:20~丸沼高原スキー場口~蛍塚山への道標6:55~大広スキー場リフト下7:05~大広河原7:15~取水口(林道終点)7:30~二俣8:25~水場8:55~9:35錫ケ岳10:00~水場10:30~二俣11:00~取水口(林道終点)11:40~大広河原~大広スキー場リフト下12:05~丸沼高原スキー場口~12:35金精道路脇駐車
6時間15分の山散歩でした。

 山行記録  地域別山行記録   日光連山記録

丸沼高原スキー場から仁下又沢を遡行し錫ケ岳に直登した。


丸沼高原スキー場口付近から20m程先の林道入口に駐車する。


丸沼高原スキー場口から取り付く。
数台分のスペースがあるが駐車禁止の看板が立っている。下山時にパトカーがウロウロしていた要注意


スキー場内の作業道を利用し登って行く。途中からロープウェイ駅が見降ろせる。


作業道はず~と続くが近道しようと左手のゲレンデを登っていく。


ゲレンデ一面に咲くハマギク?


ゲレンデ上部で作業道に出て、作業道はさらに蛍塚山を巻くように続いている。


蛍塚山への道標


作業道を直進すると白根山へ、ここは右の作業道へ降る(ここから錫ヶ岳までは道標ナシ)


ズンズンと下って行くと大広スキー場リフト下へ出た。
道は右手の車止めを越え大広河原へと続いている。


この附近を大広河原と言うのかどうかわからないが


道は仁下又沢沿いに付けられていて輪達がある。


取水口付近で見られたハクサンシャジン


道はこの取水口までついている。取水口のメンテナンスのためか


この先は仁下又沢沿いに右岸へ左岸へと繰り返し上流へ、堰堤をいくつも越えて行く






二股。ここで仁下又沢を離れて左の支流に取り付く。


踏み跡はこの沢筋の左手の斜面についているが、この沢を詰めた方が近道と登るが上流になると急斜面で行き詰まる。
仕方なくガレ場の急斜面を登り踏み跡がある山道に出る。


山道からは錫ヶ岳が大きく近づいてきたのがわかる。


稜線直下の水場、チョロチョロと流れていた。


稜線に出た。ここからは以前に歩いているので尾根道も所要時間もよめる。


前方には錫ヶ岳が見えテンションアップ


右手には遠方に四郎岳~燕巣山、その手前の尾根は丸沼高原スキーロープウェイ駅が。肉眼では分かるが・・


この尾根の笹がうるさい。笹の下には倒木が隠され危なっかしい。


振り返ると日光白根山


錫ヶ岳山頂。登山口から3時間15分と思っていたよりも早く着いた。たしかに最短ルートかも。
日光方面はガスがかかり展望は良くない。早めの昼食をとり下山とする。


往路を坦々と下り花を撮りながら


大広スキー場リフト下に戻る。リフト上部はロープウェイ山頂駅


四郎岳~燕巣山を見ながらゲレンデを降りフィニッシュ


朝方、東照宮付近は小雨で今日はダメだと諦めていたが中禅寺湖付近では天気は回復し青空となった。
ルート上で出会ったハイカーはなく静かなものでした。


シモンさんと山探検・奥竜神上流部遡行

2018年07月22日 12時01分03秒 | シモンさんと山探検
H30年7月21日、シモンさんの「茨城の山探検」(第70回)に参加した。

竜神川の亀ヶ淵から上流は奥竜神と言われ、以前には国体や高校総体のコースとしても使われたこともある。
奥竜神は亀ヶ淵から上流の持方集落まで続いていて長丁場、上流、下流部と2分割し歩かれていることが多い。
今回は上流部遡行、自分は2回目のチャレンジで16年ぶり
昨年の下流部遡行の記録は⇒こちらから

中武生林道P8:45~竜神川入渓9:35~鉱泉跡~伝六淵~中武生林道への分岐地点~小草林道トンネル~14:30小草林道入口の車デポ位置
5時間45分の山探検でした。

山行記録  地域別山行記録 シモンさんと山探検記録

山探検ルート図(シモンさんの計画図)。
6月10日に計画されたが天候・コンディションとも悪く、今日に延期された。


中武生林道P。11名の山探検仲間が集まった。


少々藪っぽい沢沿いを降る




竜神川に出た。


遡行前に集合写真


竜神川にはユキノシタが多く咲く


奥竜神上流部遡行スタート


上流に行くに従い両岸がせりだしたし歩ける場所は限られてくる。
さすがに平地とは違い涼しい。


淵の深い所は高巻きだが、ロープはあるものの足場がなく難儀する。




それぞれにルートを探しながら。
Kさんは巨岩に腰かけてリラックスしているのではなく足を延ばし足場を確保してくれているのです。


岩壁にユキノシタがビッシリとその中にイワタバコが隠れるように咲く


さらに上流へ、この附近になると高巻きするより川の中を歩いたほうが安全、皆さんジャブジャブと


釜がいくつも出てくるが、水が澄んでいるので深さを感じないがうっかり入ると背丈ほどの深い場所も。


V字谷の壁面にはイワタバコがビッシリと






胎内くぐり。こういう場所は自分は苦手です。


釜が続く場所、女性陣は沢歩きもする頼もしい仲間


沢の中をジャブジャブと。後続者は水が濁り川の中の様子が分からずソロリソロリと


さすがに今時期は水もぬるみ冷たくはなく気持ち良い


鉱泉跡と言われている場所。石垣に五右衛門風呂がある。


塞き止岩を乗り越え


苔むした岩場をへつり釜を巻き


大きな釜は深い。Kさんはザックを降ろし飛び込み泳ぐ


中武生林道への分岐を右に分け


ゴール近辺は穏やかな沢


小草林道トンネル手前で遡行は終わり林道に出る。


小草林道入口の車デポ位置に戻った。


酷暑が続く日々であるが一時忘れさせる遡行でした。
シモンさん参加者の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。


尾瀬・湯の小屋から笠ヶ岳

2018年07月16日 19時17分17秒 | 尾瀬・上州武尊
H30年7月15日、湯の小屋から笠ヶ岳(2058m)を歩いてきました。

笠ヶ岳は尾瀬の山域の最西端に位置しスゲ笠のような端正な円錐形の山姿をしていることから、この名が付いたとか。
高山植物の宝庫として知られ、夏の開花期には東斜面一帯が彩られる。
登山口は鳩待峠口(片品村)と湯ノ小屋温泉口(みなかみ町)があるが、今回は湯ノ小屋温泉口からとした。

湯の小屋登山口5:00~林道出合(車止め)~7:50咲倉尾根避難小屋8:00~片藤沼9:00~9:20笠ヶ岳(昼食)10:10~片藤沼~咲倉尾根避難小屋~林道出合(車止め)~13:15湯の小屋登山口
8時間15分の山散歩でした。

山行記録    地域別山行記録   尾瀬山行記録

日光、奥利根ゆけむり街道廻りで自宅から182キロ(一般道)


照葉荘前の道路の膨らみに駐車(車中泊)。右の赤い看板の先の分岐が登山口


駐車位置から20mほどの位置に登山口、道標がある。


登山口から直ぐに教会の前に出る。前日に神父さんに登山道を教えて頂いたのですんなりと


教会の前から林道のような道を登り行くと車道に出た。車道を行き湯ノ小屋トンネルの手前から登山道に入る。
トンネル手前の階段に取り付く。小さく道標がある。


山道に入ると倒木が道を塞ぎ難儀するが、乗り越えると快適登山道


また車道に出る。この出合いは道標もなくわかりにくい復路は要注意。
車止めを跨いで越える。この先に見えるT字路から山道に取り付く。


T字路の斜面に鉄製の階段があり取り付く。道標もある。


山道は明瞭、ブナやカエデ、トチノキなどが多く見られる。
自然林の中の登山道で直射日光は遮られ暑さが和らぐが蒸し暑い


小さなアップダウンを繰り返し、急斜面を登り一気に標高を上げると


このルートのランドマーク、咲倉尾根避難小屋に出る。
このルートの約2/3の位置、先がみえてきた。


避難小屋の広さは3畳ほど、扉は壊れコンクリート打ちっぱなしの床


避難小屋の裏からは上州武尊山が大きく見える。


避難小屋先の尾根からチラッと笠ヶ岳の頭が見えるがはるか先


避難小屋からの山道はこれまでの山道とは大違い、倒木、笹薮、泥濘が行く手を遮り難儀する。
この倒木は乗り越えるのは難しい、迂回する。このような倒木は2ヶ所だったかな


時折、背の高い笹薮に覆われて難儀な歩きになる。笹には露がたっぷりとズボンはビショビショ


笹藪を過ぎると綺麗で小振りの蛍池


蛍池付近からは前方に笠ヶ岳が見え隠れするが湿地帯の中を歩くので靴も泥まみれ


湿地帯の中にはタテヤマリンドウが多くみられる。


片品村とみなかみの藤原の境に位置するので名付けられたといわれる「片藤沼」に着く
沼越に至仏山、燧ヶ岳が見られる絶景位置にある。


片藤沼からわずかで森林限界に出るとゴツゴツした笠ヶ岳がスッキリと


笠ヶ岳と至仏山への分岐


お花畑の中を登りつめると笠ヶ岳山頂。好天に恵まれ360度の絶景です。笠ヶ岳は20年ぶり。
ここまではハイカーと出会うこともなかったが、笠ヶ岳では多くのハイカーが訪れる人気の山でした。


平ヶ岳と燧ケ岳を左右に従え、小笠-悪沢岳-小至仏山-至仏山へと続く稜線


上州武尊山方面。眼下には片藤沼が確認できる。


谷川岳、巻機山方面。眼下にはスタート地点近くの奈良俣ダム


山頂で昼食をとり絶景を楽しみ下山とする。
笠ヶ岳の山肌はお花畑、花を見ながらゆっくり下山。タカネナデシコは多くみられました。






イブキジャコウソウ


ミネウスユキソウ


クルマユリ


ニッコウキスゲ


湯の小屋方面の案内を確認し往路を戻る。


好天にも恵まれたこの日、絶景と花を楽しめた。
平地では猛暑続きであったが、ルートの9割程度は木陰の尾根歩きで涼しく歩け良かったです。


166・筑波山

2018年07月10日 12時41分51秒 | 筑波山・加波山・吾国山
H30年7月10日、筑波山を歩いてきました。

このところの暑さで少々バテ気味、ジョギングもこう暑くてはとサボり気味
水戸マラソンに向けそろそろエンジンをかけないとと思うばかりで身体がついてこない。
こういう時は山へであるが、このところの天気は不安定、昨日も急に雷雲が広がり雨になった。
午前中であれば雨もなかろうと、夏山用にと購入した登山靴の試し履きを兼ねて筑波山へ。

予定では羽鳥道から443.5mPを繋ぎ周回する予定であったが、羽鳥道は思っていた以上に草が伸び、昨日の雨で露をたっぷり含んでいることからあっさりと断念。車で移動し涼し気な男の川コースから取り付く。

男の川登山口6:30~薬王院ルートに合流7:15~蜜柑園ルートに合流7:40~自然研究路8:25~富士見展望台8:30~男体山山頂8:40~8:55御幸ヶ原9:05~坊主山9:25~9:50男の川登山口
3時間20分の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  筑波山塊記録

男の川登山口を起点に8の字周回


男の川登山口(下山時に撮影)


本日の主役


大滝不動


男の川ルートは苔むした巨岩を縫うように


ガスに覆われた山道に時おり光が射す


薬王院ルートからトラバース、蜜柑園ルートに出る。


蜜柑園ルートは久しぶり。樹に囲まれ風が通らないので蒸し暑いのには閉口した。


ガスで真っ白な自然研究路に出た。富士見展望台によるも真っ白で何も見えない


男体山山頂も真っ白


ホシザキユキノシタ、終盤でした。


御幸ヶ原のベンチで小休止。
付近はガスで真っ白、休憩していると身体が冷えてきた。早々に戻ることにする。


自然研究路のヤマアジサイ


坊主山ピーク


伐採地に出る頃にはガスもとれてきた。


早朝でもあり出会うハイカーもなく静かなものでしたが蒸し暑かった~
帰路、所用を足しながらも昼前には自宅に着いた。



キリンテから大杉岳、御池古道

2018年07月02日 08時38分46秒 | 会津の山
H30年7月1日、キリンテから大杉岳、御池古道を歩いてきました。

以前から御池古道を歩いてみたいと思っていたが、御池古道のみでは今一つ
そこで大杉林道の花ロードと繋いで歩いてみようとなった。
御池古道とは御池~七入の山道を言う。今回はソロで

キリンテ登山口6:55~8:55大津岐峠9:00~10:05送電線巡視員小屋10:10~10:50大杉岳(昼食)11:15~御池登山口11:35~11:40御池ロッジ11:55~(御池古道)~13:10七入駐車場~(自転車約2.5キロ)~キリンテ駐車場
6時間15分の山散歩でした。

山行記録  地域別山行記録  南会津の山記録  

七入駐車場に自転車をデポし、キリンテ登山口から大津岐峠~大杉岳~御池~七入りと周回


キリンテ登山口近くの林道の膨らみに駐車(4台程度のスペース)


キリンテ登山口


ブナ林の緑が眩しい。直射日光が届かず涼しく歩けるのも良い。


みるべき花も少なく大津岐峠へ、巨大な標柱が立っていた。


会津駒方面も


燧ヶ岳方面も展望良し


大津岐峠のハクサンコザクラの花園は終盤。この暑さ続きでは仕方なしかな


良さそうな花をアップで


大津岐峠を離れてもう一つのハクサンコザクラの花園へ
以前に仲間と歩いた際にひろさんが思わず駆け寄った所ですね


密集度が半端なしです


ハクサンンチドリもイキイキと


この尾根にこんなにシラネアオイが多かったかと思うほどであったが、ほとんどは花が散っていたかグッタリでした。




登山道の両脇にユキザサが延々と続く


一株しかみられなかったがキヌガサソウも


そこら中にあったイワカガミ


ベニバナイチゴも


鉄塔に着いた。小休止、裏手に回るとワタスゲなどが群生していた。


鉄塔付近から越後の山々が広がる


イワイチョウは元気です


この附近のシャクナゲは咲き始め、蕾のものも多くあった。


燧ケ岳と大杉岳


大杉岳直下でみた花、ユリのような??


大杉岳山頂。展望はなし。木陰で昼食とする。


大杉岳からはブナ林の中を降り、時折樹の間から燧ケ岳がみられる。


大杉林道の始発点の御池登山口に出た


暑いなか車道を、御池ロッジ


左が御池ロッジ、右が売店。売店前のベンチで小休止
御池古道への取り付き口を探すもみつからない。売店の中で聞いて分かった
御池ロッジと売店の間の階段を降りて御池ロッジの裏手に出た。


御池ロッジの裏手からが御池古道の始点、木道が敷かれ湿原の中へ、スモウトリ田代と言うらしい


レンゲツツジやワタスゲやコバイケイソウなどが観られた。


ぶな好きにはたまりませんね~


次の湿原はウサギ田代と言うらしい。


トキソウが鮮やか、ハクサンンチドリは多くあったが終わってた。


またブナ林へ。古道の半分くらいまでは車道と平行した山道、一旦、車道に出て直ぐに山道へ。


モーカケの滝。展望台から見られるがちょっと遠いのが残念


ブナやオオカメノキが茂る森の中を降る。この沢で汗にまみれた顔を洗うが水が冷たい。


七入キャンプ場を右にみて七入駐車場着。マイチャリだけが待っていた。
ここから約2.5キロ、キリンテまでの下り坂を突っ走る。


大杉林道は歩く人もなく静かなもの、花ロードとしてはちょっと寂しいものであったが、まずまずだったかな~
御池古道は始点にも終点にも「御池古道」の道標がない。
御池からはほぼ降りでヤブもなく歩き易い、紅葉が良さそうです。