登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

天空稜線・中倉山~沢入山

2021年10月22日 13時36分30秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R3年10月21日、足尾銅親水公園から中倉山~沢入山を歩いてきました。

標高の高い山では紅葉は真っ盛りとか
関東近県ではこれから紅葉本番、期待していいものかどうか
紅葉はさておき展望を目的に楽しんで来ようと中倉山の尾根へ
中倉山~沢入山の昨年のレポは⇒こちらから

ルートは昨年と同じ
銅親水公園P7:05~林道~上久保沢登山口7:55~枝尾根・ケルン8:55~9:20展望岩(休憩)9:45~沢入山10:45~11:20一本ブナ(昼食)11:50~中倉山11:55~三角点12:05~上久保沢登山口12:55~林道~13:40銅親水公園P 
約6時間35分の山散歩でした。

 山行記録   地域別記録  中倉山・沢入山記録

銅親水公園
先客は1台のみ、閑散としたもの。天気は良く展望は期待できそう


朝方の峰々は薄っすらと白く被っていて冷え込んだようだ。


約50分の長い林道歩きを経て登山口へ


登山口からはジグザクに約1時間の登りで結構きつい、枝尾根に着く


その先の枝尾根の途中にある露岩で休憩


コーヒータイムとする。


岩の上に立ち定番の一枚を撮るが紅葉は昨年に比べてもイマイチ
ここから昨年と同じ中倉山への巻道ルートを取るが・・


ここから先でカメラの設定を間違え薄暮時のような写真ばかり
いつもはカミさんも多くの枚数を撮るが今回に限って数枚とは、トホホです。
ということで何とか見られそうな写真を選びアップすることに

一本ブナも薄っすらと色つくが・・


尾根上にひときわ目立つピラミダルピーク、「波平ピーク」とも呼ばれているとか


大平山、男体山もすっきりと


沢入山ピークに着いた。
皇海山は薄っすらと雪化粧


往路を戻る。
アップで、奥白根山は真っ白だ。


この天空稜線がお気に入り




中倉山から


三角点(1499.6m三等三角点:点名 上向)を確認


絶景を楽しんできた。が写真を失敗したのが悔やまれる。
紅葉は見るべきものはなし残念でした。

ツツジ尾根・袈裟丸山

2021年05月23日 20時53分33秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R3年5月23日(日)、袈裟丸山(南東尾根)を歩いてきました。

今日は晴れ間も期待できそう
天気の良さそうな所はと探すと袈裟丸山
袈裟丸山のアカヤシオは終盤だがシロヤシオが良さそうな南東尾根を選択する。
類似するレポ⇒こちらから

登山口付近に駐車7:40~南東尾根登山口~一本松8:20~1750mピーク10:20~(往路を戻る)~11:20一本松(昼食)11:50~12:10登山口駐車位置
4時間半の山散歩でした。

 山行記録   地域別記録  袈裟丸山記録

往復です。(ハイキングコースではありません)


この時間に折場口の駐車場は満車、道路にも車の列であった。
尾根取りつき口。ここに駐車しようと思っていたが軽トラの先客あり
少し戻り手前の橋のたもとに駐車


急な斜面を登りきるとシロヤシオがお待ちかね
この付近のミツバツツジは終わっていた。


素晴らしい花付き、密集度が凄い


露岩に立つ一本松に寄り道


期待通りのシロヤシオ尾根が続く










標高を上げるとミツバツツジが生き生きと


ヤマツツジも咲き始め


笹の急斜面にミツバツツジの巨木が目立つ
これだけの巨木はなかなか見られない、自分と比較してみる


この笹の斜面には巨木が点々とみられる












さらに標高を上げるとシロヤシオは蕾、ミツバツツジも蕾
代わりにアカヤシオとなるが終盤








1750mP付近はシャクナゲが見頃
ピーク付近をウロウロするとシャクナゲが多く見られる。
ここから前袈裟はわずかだが花は少ない、ハイカーも多いことだろうと戻ることにする。














復路は尾根を外れて花が多い所を選びながらの下山であるがあいにくのガス










一本松にて昼食、岩の上から駐車した車を見ることができる。無事に戻った。
シロヤシオ、ミツバツツジにそのうえシャクナゲも見頃と良い一日でした。


ミツバツツジ咲く備前楯山

2021年05月15日 19時59分02秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R3年5月15日、足尾の備前楯山を歩いてきた。

このところの天気長期予報はぐつつき気味、しばらくは晴れ間は見られないとか
今日は曇りであるがいつ雨となってもおかしくない天気
短時間で歩けるルートをということで備前楯山へ

備前楯山の今はミツバツツジが見頃とのこと
舟石峠コースはお手軽に歩けるのも良い。
直近の備前楯山レポは⇒こちらから

舟石峠P8:10~9:10備後楯山9:20~舟石峠10:15
約2時間の花散歩でした。

 山行記録  地域別記録  足尾山塊記録

舟石峠P
どんよりとした天気だが・・今日はこんなものか
先客はないと思っていたが数台ある。オタクもいるものだ。


カミさんとの舟石峠からの備前楯山は25年ぶり、すでに記憶は吹っ飛んでいる。
初めて歩くようなもので新鮮なものとなった。


歩き始めてわずかで色鮮やかなヤマツツジが咲き始め、花付きも素晴らしい~


この一角の斜面はヤマツツジの森、斜面下までず~と広がっている。


花が生き生きとしている。良いタイミングでみられた。


ミツバツツジが割り込んできた。


この付近からはヤマツツジからミツバツツジゾーンへ入る。


これは凄~い、ミツバツツジの森だ


尾根の左右は花園だ


標高を上げるにつれ鮮やかさがアップ






シロヤシオも加わるが多くはない


さらにミツバツツジの森は続く




ミツバツツジの森の中に潜り込んでみる。




花付きが素晴らしい、これは見事だ。






ミツバツツジの森は斜面奥までず~と広がっている。








備前楯山山頂
誰もいない。天気はさえなく展望はきかない


山頂付近で見られたイワカガミ


下山は登山道を離れ森の中を降る










駐車場が見える位置に戻った。
駐車場の奥の尾根はアカヤシオが咲く、連休前が花期かな
来季には備前楯山と組み合わせて歩いてみたいものだ。


ミツバツツジの森は山頂付近まで広がり樹の密度も花付きも素晴らしい花園
一見の価値あるものでした。
帰路、時間もあることから霧降高原のつつじが丘に立ち寄ることにした。

展望と紅葉の中倉山~沢入山

2020年10月26日 13時23分18秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R2年10月25日、足尾銅親水公園から中倉山~沢入山を歩いてきました。

日光を予定していたが紅葉、晴れ、日曜日と好条件が重なったことから混雑必至、足尾の中倉山に変更
今年の中倉山の紅葉情報は分からなかったが展望は良いだろうと期待して
中倉山、沢入山は3回目、5年前の前回のレポは⇒こちらから

それでも道路は混むだろうと4時出発、6時前に清滝に着くがいろは坂方面は渋滞
自分は足尾方面なので巻き込まれなかったが、この時間にこの車の列にビックリ、日光恐るべし

銅親水公園P6:15~林道~上久保沢登山口7:05~枝尾根・ケルン8:00~小ピーク(休憩)8:20~9:45沢入山10:00~10:40一本ブナ(昼食)11:00~中倉山11:10~三角点11:15~上久保沢登山口12:15~林道~13:00銅親水公園P 
約6時間45分の山散歩でした。

 山行記録   地域別記録  中倉山・沢入山記録



銅親水公園Pに6時過ぎに着いたがほぼ満車、ここもハイカーが多い。
駐車場から林道を約50分、登山口に着く


登山口から九十九折の急登、枯れ葉舞い落ちた山道で紅葉はない
途中の山道から、備前楯山かな


稜線尾根分岐に着く
休憩しようと思ったが冷たい風が吹き抜けこの上の小ピークまで行く


小ピークに着き小休止
ここから中倉山が見える。


中倉山への巻道ルートを取る。
巻道ルートは塔の峰の紅葉を見ながらのもの正解であった。午後は陽ざしが届かない。


展望岩からが絶景、素晴らしい
対岸の塔の峰の斜面の紅葉が素晴らしい


足元も綺麗だ


斜面の紅葉をアップで、点々と綺麗ですね


稜線の斜面も紅葉が進んでいる


遠くに富士山かな 浅間山かな


孤高のブナも間近になるが沢入山へ向かう


ツツジの紅葉が鮮やか


稜線に出た。




正面のピークはニセピーク、沢入山はこのピークの奥で見えない


ニセピークは岩尾根、展望は抜群に良い


ニセピークから振り返りみると紅葉した斜面が広がる


遠方に袈裟丸山連山も


沢入山山頂
吹き抜ける風が冷たい。風を避け笹の斜面で小休止


沢入山から先の尾根の様子。左端に皇海山


中倉山に戻る。
前方に男体山、その手前に社山、その右に半月山、さらに右に夕日岳、地蔵岳


笹の斜面に紅葉の赤と黄が映えます


稜線左半分は切れ落ちたガレ岩斜面、右側は笹に紅葉している斜面


絶景ですね~
左に大平山の大きな山塊、以前にでんさんと歩いたことがあったな~


女性と出会った。彼女とは何度か出会っている。前回は筑波山で縁がありますね
明るくて楽しい彼女、またお会いできることを楽しみにしてます。お隣の男性は彼女の連れの会長さんとか


中倉山近くの紅葉した斜面


孤高のブナの斜面でお昼休憩


中倉山の尾根にハイカーの列


中倉山山頂
中倉山からの眺望は⇒こちらから


中倉山直下で三等三角点を確認


駐車場に着いた。この時間でも親水公園下の駐車場に入れず道路にも


久しぶりの好天での山行、出会いもあり紅葉と展望を楽しめ良い一日でした。

コウシンソウ咲く庚申山

2020年06月19日 06時35分29秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R2年6月17日、庚申山を歩いてきました。

花期には出遅れ感があったが3年ぶりに庚申山へ
多くの情報から花の様子は分かっていたがついでに下山路の尾根の下見べを兼ねて

銀山平P7:25~一の鳥居8:25~9:45庚申山荘10:05~お山巡り10:50~(昼食)~ヤシオ尾根12:40~林道14:25~15:00銀山平
約7時間半の山散歩でした。

山行記録   地域別記録  庚申山記録

お山巡りからの下山路はハイキングコースではありません。


林道の車止め前に駐車


緑が濃くなった林道を歩き一の鳥居へ


庚申山荘までは花はみられないことから花時期のピークは過ぎたかと


庚申山荘裏手に広がるクリンソウは広く咲いているがピークを過ぎている。


大絶壁の基部に咲くコウシンコザクラは終盤であった。


とってかわってウツギや


カラマツソウが多く咲いている。


これはミヤマハンショウツルか?
他の場所でも点々とみられるがほぼ終わっている。


クワガタソウ


コウシンコザクラ


大胎内分岐
庚申山へ行っても花は期待できないのでパス。お山巡りへ


コースから外れて絶壁に近寄り見上げても花は少ない


眼鏡岩


急斜面にかけられた梯子を上り


コウシンソウが咲く岩場へ
この場所のコウシンコザクラはまだ見られる。






だがコウシンソウはピークを過ぎている。が何とか間に合った。






お山巡りコースを右に分け尾根の下見へ


ヤシオが群生する尾根がず~と続く


根が張り出したところも


シャクナゲが群生する一角もある。


だが尾根終盤は急斜面続き、この急斜面を避けられれば良い尾根だが


予定したこの場所の林道に無事に降り立った。
この尾根は距離的には近道だが急斜面もあり時間がかかってしまった。


花のピークを過ぎてしまったが何とか間に合った。
これからは夏の花、期待したいものです。

アカヤシオ・袈裟丸山散策

2019年05月18日 11時18分07秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
R1年5月17日、アカヤシオ尾根(袈裟丸山)を歩いてきました。

今週の週間天気予報ではず~と曇り雨、山は諦めていたが一転して晴れ間がある予報に
前日にのんびり夫婦の山遊びさんが袈裟丸山を歩かれたのでその詳細情報を頂いた。
情報を基に、折場口からヤシオ尾根を繋ぎ歩いて来ようとなった。
折場口からは5年ぶり⇒こちらから

折場登山口駐車場7:45~林道~旧折場登山口7:50~8:45カニバサミ岩(1460m附近)9:00~9:25 1549mピーク(ツツジ平)散策9:45~弓の手コース合流~賽の河原10:00~雨量計(1607m)10:20~小丸山付近を散策~11:05小丸山(昼食)11:30~雨量計(1607m)11:55~南西尾根~ヒライデ沢12:45~前袈裟南東尾根12::55~1317mピーク13:00~折場橋13:15~13:25折場登山口駐車場
5時間40分の山散歩でした。

 山行記録   地域別記録  袈裟丸山記録

折場口~弓の手コース合流、雨量計からの南西尾根はハイキングコースではありません。


折場登山口駐車場から少し戻り旧折場登山口から取り付く


取り付き早々、ガレた急な斜面だが足場はしっかりしている。


ガスっていて先が見にくい。ここまではミツバツツジがちらほらとみられるがアカヤシオは落花


1460m附近、大きな岩が尾根上に立ちはだかる。直は無理なので左から巻いて岩の上へ


良い眺めの大岩であるがガスで展望なし


カニバサミ岩と言われているそうな


ここからツツジ平へのアカヤシオは圧巻、まさに楽園です。












1549mピーク(通称ツツジ平)
ここも圧巻の咲きっぷり。袈裟丸山を背景に絶景が広がる所だがあいにくの曇り空














ツツジ平から下山です。


アカヤシオの森の中を




弓の手コース合流し賽の河原を過ぎ雨量計(1607m)へ。まずは小丸山を往復し下山路は南西尾根を降る。


雨量計の付近に良いスポットがありここに寄り道




小丸山直下から笹尾根をトラバース。ここもアカヤシオ真っ盛り






前袈裟縦走路に出て小丸山へ登り返す。アカヤシオは良い具合に開花している。ここで昼食


雨量計(1607m)へ戻り南西尾根を降る。
予定にはなかったがアカヤシオの森に魅かれるように踏み入れた。
尾根は膝下ほどの笹尾根、踏み跡、テープ類はなく歩かれている形跡はなし
この尾根もアカヤシオの花園、これでもかとアカヤシオが続く








尾根の途中から、中央ピークは1549mピーク(ツツジ平)、その手前の尾根は弓の手コース


尾根の末端にはシャクナゲが待ち受けていた。
尾根の末端は左右が沢になる崖で降りられない。少し戻り適当な所からヒライデ沢へ


沢に降りたつが水量が少なく容易に渡れた。


この沢沿いに下っても折場橋に戻れるが、対岸の急な斜面を登りつめ前袈裟南東尾根の末端部に出た。
登りつめた前袈裟南東尾根から歩いてきた南西尾根を眺める。中央ピークの雨量計(1607m)から尾根沿いに


前袈裟南東尾根1317mピーク付近にもシャクナゲの群落がある。


急な斜面を降り折場橋に無事に降り立った。


好天を期待してのものだったがあいにくの雲空、それでもアカヤシオは鮮やかなもの
このルート設定は大当たり、アカヤシオのオンパレードでした。


深沢古道・赤倉山

2018年10月08日 19時58分21秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年10月7日、足尾の赤倉山を歩いてきた。

峠道に挟まれた山日光の中宮祠と足尾の間藤を結ぶ二本の峠道、つまり久蔵沢に沿って歩く阿世潟峠道と、深沢に沿って歩く半月峠道に挟まれた山、それが赤倉山(1442m)。登山道はなく笹尾根を歩くものだが花時期にはアカヤシオも咲くとのことで、下見がてら歩いてきた。

深沢P7:05~深沢林道終点7:30~神社跡8:25~赤倉山(1442P)9:35~展望地(往復)9:50~10:30大畑山(1446P)~茨倉山(1514P)10:55~林道出合11:05~七曲がりへの分岐~12:10神社跡(昼食)12:25~深沢林道終点12:50~13:05深沢P
6時間の山散歩でした。

 山行記録  地域別記録  足尾山塊記録

ハイキングコースではありません。


足尾町深沢から廃屋の間の細い坂道を上がり駐車。
この先、深沢林道は距離は短いものの結構な悪路、普通車などは無理をせずに。


深沢林道終点広場は10台程度駐車出来そうな広さ。
広場からは深沢に降りる。


林道終点から下った箇所にある渡渉ポイント
広場から下るとすぐに深沢の流れに突き当たる。飛び石伝いに右岸に渡る。


深沢の右岸に渡ると立派な道の痕跡を辿る。半月道と呼ばれる古道で、往時は茶店もあって活況を呈したとのこと。山側は巨岩累々とした斜面。半月道は深沢の流れに沿って上手に建設された水平道だが、山側から崩れ落ちる土砂によって次第に廃道に向かいつつある荒れ方だ。


道端の岩に何やら文字が書いてあるのを見つけた。石墨で書いたらしく、雨が当たらない岩陰にあるため大部分が読み取れる。
よくよく見ると「古峯山参拝記念・・・」と。昭和12年、千葉県の方のようです。


敷石された立派な道が続く。石組みの擁壁や石畳になっている区間もあり、往時は整備された道だったことが窺える。


目の前に現れた立派な石垣は深沢神社跡。ここにも茶店があったそうです。
神社前の広場に建つのは深沢雨量観測局


既に歴史的遺構となりつつある神社


尾根への取り付き口。神社跡の位置よりゴロゴロ石の谷沿いを行く。


谷筋から尾根に取り付くが急斜面


明るい雑木の尾根道に出た。下草が無いので快適尾根。


赤倉山山頂直下の笹尾根。腰位の深さが続く。


赤倉山山頂。17年ぶりの赤倉山であった。
ぐるりと見渡しても山頂を示すものはないが標高、位置からして山頂に違いない。


赤倉山から少し西の尾根を行くとヤシオの尾根であった。


そして素晴らしい展望が広がる。
古峰高原の尾根も。電波塔の方塞山も見える。


尾根の反対側には大平山~社山の尾根。
社山の南陵尾根が眼の前に広がり尾根の様子が思いだされる。


赤倉山山頂に戻り三等三角点を探すが見つからなかった。


山頂から北方向に笹尾根を行く。赤倉山北のピーク付近より男体山と半月山


中倉尾根越に皇海山


樹林が途切れた部分からは古峰ヶ原から夕日岳への稜線


ダテカンバと笹尾根の組み合わせが素晴らしい


紅葉はまだまだ


奥は古峰ヶ原から夕日岳に続く尾根、手前の道路はこれから歩く神子内林道


大畑山手前の小ピークから東の支尾根を歩いてみると紅葉の素晴らしい斜面があった。


大畑山山頂。山名板はなし


茨倉山への尾根はいくぶん紅葉が進んでいる




茨倉山山頂。奥に男体山、手前右に半月山


半月山をアップ、駐車場も確認できる。


落葉松林を降り


作業道に出る。


舗装された林道に出て、林道を降る。林道沿いにはヤシオが多い。


七曲り分岐付近。明瞭な分岐ではなくパス、林道を降る。


中倉山の尾根の絶景地


林道から深沢への尾根を降る。


深沢に降り立つ


深沢雨量観測局に、尾根取り付き口に戻った。


かつらの樹のもとで昼食。深沢林道を戻り駐車位置へ


好天のもと気になっていた尾根を歩いてきた。
次の機会にはアカヤシオ時期に歩いてみたいものです。


学校口コース・備前楯山

2018年10月03日 19時54分00秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年10月3日、足尾の備前楯山を歩いてきた。

足尾町商工会のHPに備前楯山の6コース(船石峠コース、本口沢コース、学校口コース、有越山コース、小滝の里コース、金龍山コース)が紹介されている。
ポピュラーな船石峠コース以外は登山道、標識等の設備はないとのこと。
船石峠コースしか歩いたことがなく新たな足跡を残そうとまずは学校口コースを歩いてみることにした。

間藤駅P7:00~旧本山小学校7:15~金龍山コース分岐8:50~石垣山(1106P)9:05~太田峠9:25~備後楯山10:10~10:15備前楯山(1272.5P)10:40~舟石峠11:10~舟石林道~12:20間藤駅P
5時間20分の山散歩でした。

 山行記録  地域別記録  足尾山塊記録

ハイキングコースではありません。


間藤駅P


間藤駅付近から見上げる学校口コース
足尾町商工会のHPに紹介されている案内によると手前の鉄塔の左の尾根を登り稜線に出るとのこと


旧本山小学校裏から取り付く


雑草が生い茂り道型はない


堰堤の脇を抜けると尾根に出る。


これ幸いにと尾根に取り付くと大岩に行く手を遮られる。尾根を間違えたようだ。地形図を見ると二つ目の堰堤群の左の尾根に取り付くものであったが、二つの堰堤群の間の尾根に取り付いてしまった。いち早く藪を抜けようと思ったためのミス


目的の尾根に乗った。まずはこの稜線のピークを目指す


ルートミスし取り付いた尾根を右に見る。


眼下に旧本山小学校を見る。


ヤブを過ぎるとなかなか雰囲気のいい岩尾根が続いている。


突然この岩峰が立ちふさがり、ここは左から巻いて


また岩峰が立ちふさがり、ここは右から巻いて急な尾根を登る


金龍山コースとの分岐に。金龍山コースの核心部がこのヤセ尾根。次の機会にはこのルートを歩いてみよう。


ヤブの中に石垣山(1106P)


ようやく備前楯山が見えてきた。中央付近のピークが備前楯山、その左のピークは備後楯山と名が付いている。
ここからの尾根はヤブはなく歩き易い


鞍部は太田峠とか


ガレ場を登り切った所で小休止


主稜線に出たところが有越山コースと合流。


備後楯山付近ではいくぶん紅葉が見られたがまだまだの様子


備前楯山到着。17年ぶりの備前楯山でした。
展望が素晴らしく日光の山々が一望できる。


西から南へぐるりと見渡すと
左に袈裟丸山、右奥にちょこんと皇海山


その右にはオロ山~中倉山


さらにその右には大平山~社山、男体山


さらにさらに右には薬師岳~地蔵岳


山頂から歩いてきた尾根を見ることができる。
船石峠へのルートを下山する。


下山路の落葉松尾根が美しい


舟石峠駐車場に着いた。ここからは舟石林道を、駐車位置までは約7キロ。


舟石林道は一部に崩落があり乗用車タイプは厳しいかも


足尾の街の道路沿いにも空き家が多い。住めば都と言うが辛い気持ちが伝わってきます。


岩尾根や岩峰もあり、変化のあるコースでしたが誰とも出会うことがない静かなものでした。
紅葉や花の時期も良いかも、そのうち別のコースも歩いてみようと思っています。


南陵尾根・社山

2018年09月24日 07時31分55秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年9月23日、足尾銅親水公園から社山(1826m)を歩いてきた。

久しぶりの南陵尾根、紅葉にはちょっと早いが和子さん&徹也さん、ようさん&ひろさんと一緒した。
このところ秋雨前線が張り出し雨続き、わずかな晴れ間を狙い歩いてきました。

銅親水公園P6:25~久蔵沢林道~南稜尾根取り付き口6:50~7:25雨量計(休憩)7:35~廃屋跡8:50~10:10社山山頂・昼食10:40~11:40阿世潟峠12:00~阿世潟峠道~長手沢林道~14:50銅親水公園の周回。
8時間25分の山散歩でした。

  山行記録  地域別記録  足尾山塊記録

ハイキングコースではありません。


銅親水公園駐車場。多くの車があったが大部分は中倉山へでしょうか。


久蔵沢林道から見る南陵尾根の末端


南陵尾根の末端付近の取り付き口


初っ端からヤブの急登


尾根に乗ってからもヤブ続き。こんなにヤブが濃いとは思ってなかったが・・


久蔵雨量局


半月山(左)からの尾根


ガレ地にもヤブが進んでいる。


ガレ地の先には中倉山~庚申山の尾根


廃屋も朽ち果てている。


笹尾根の急登


笹尾根の中のダテカンバが綺麗だ


1568mPを巻いてガレ地に出る。


ここから社山への急斜面へ取り付く


笹の急斜面はきつい


途中でエネルギー補給


この岩場からは展望が良いがあいにくガスが上がってきた。


山頂直下。多くのハイカーが休憩している。ここで昼食


山頂で集合写真を撮って阿世潟峠へ向かう。


阿世潟峠への尾根は日光連山の絶景ポイントであるがあいにくのガスでスッキリとはならない。


途中で山仲間のイシちゃんと出会った。お久しぶりで~す。


阿世潟峠。一息入れた後、ここから足尾側に向かう。


歩かれる人も少ないとみえ踏み跡は不明瞭な所もある。


石積みのある所も見られ昔は生活道として使われていたのでしょう。


渡渉、水量も少なく難なく渡れる。


ここも渡渉し林道へ出る。


林道へ出るポイントにはケルンがあった。


林道は以前と比べかなり荒れている。雑草が生い茂り


崩落地も多い


ここは飛び石伝いに渡渉。ここで休憩


ここの渡渉は水深もあり飛び石では無理、こんなこともあろうとビニル袋(肥料袋)を用意した。
この先は整備された林道を歩き銅親水公園へ戻る。


まずまずの天気に恵まれ良かったです。
徹也さん和子さん、ようさんひろさんお疲れ様でした。
またの機会を楽しみにしてます。


花散策・南西尾根から袈裟丸山

2018年05月11日 21時03分56秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年5月11日、袈裟丸山を歩いてきました。

ネット上の花情報を見る限り袈裟丸山のアカヤシオ適期を逃してしまったかな~

さすがにシロヤシオは早いであろうがシャクナゲは見られるかもと期待してのもの。

シャクナゲが群生している前袈裟丸山の南西尾根から後袈裟丸山の群界尾根と繋いで周回。今回もソロで

このルートは4年前にも歩いている⇒レポはこちらから

郡界尾根登山口P8:10~南西尾根~10:40前袈裟丸山10:55~八反張11:10~11:35後袈裟丸山(昼食)12:05~郡界尾根~郡界尾根登山口13:55
5時間45分の花散歩でした。

 山行記録   地域別記録  袈裟丸山記録

自宅5時発、群界尾根登山口8時着。日光廻り一般道141キロ


群界尾根登山口駐車場。先客が数台あった。


駐車場から少し戻り林道沿いの川を渡渉。前日までの雨で水量が増しているかもと心配したがそれほどでもなかった。


川沿いからは何本もの枝尾根が突き上げているが適当な所から尾根に取り付く。
尾根は歩き易い所が続くが主尾根に近づくにつれガレ場の急斜面、樹に掴まりながらとなる。


1250m付近からシロヤシオが真っ盛り。花つきも申し分ない。








1300m付近の主尾根に出た。良い感じのシロヤシオが観られるがこの附近まで。この先は蕾


ガレ地から群界尾根、赤城山


1500m付近からシャクナゲが登場する。
花が活き活きとし良いタイミングである。








1600m付近を越えるとアカヤシオとの競演




これまで花を落としていたアカヤシオ、標高を上げると一段と鮮やかまだ観られる






小丸山かな・・アップしてみると山全体が赤く染まって、まだ間に合いそう~


この尾根のアカヤシオも素晴らしい~








笹ヤブを掻き分け登り着くと前袈裟山頂。尾瀬方面の真っ白な山並みをみながら小休止


山頂の先の展望台から。後袈裟の左手奥に越後尾瀬方面の山並み


八反張りの雪割草。可愛い~ねぇ


後袈裟山頂。ここで昼食。
前~後袈裟間のシャクナゲは固い蕾でした。


後袈裟からは群界尾根を降る。1600m付近から1500m付近まではシャクナゲロードとなる。
この群生地も良いタイミングで観らた。














1450m付近の尾根ではミツバツツジの群生地。見頃でした。




八重樺原から見た南西尾根から連なる前袈裟丸山と後袈裟丸山
八重樺原付近から下山口までは何の花もない。坦々と下り無事に下山口着


好天のこの日、花三昧のものとなった。
終わっているであろうと思っていたアカヤシオも間に合い、期待したシャクナゲも観られラッキーでした。
シロヤシオは1200~1300m附近まで上ってきてます。楽しみです。


アカヤシオ・塔の峰

2018年05月01日 09時25分12秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年4月30日、舟石峠から塔の峰を歩いてきました。

塔の峰は地形図には名はない。中倉山~庚申山の尾根から外れた位置にあり登山道はなく奥深い山。
ぶなじろうさんなどその筋の熟練者の山行記録がある。
先人たちの情報からアカヤシオが素晴らしいと知り、以前から花時期に歩いてみたいと思っていた。
今年は例年になく暑さが続きアカヤシオの咲き具合が心配であったが、天気も良し今がアカヤシオのラストチャンスと歩いてきた。今回はソロで。

舟石峠P7:30~(1251mP・向山)~向山鞍部8:30~(1528mP)~10:35塔の峰・昼食11:00~向山鞍部12:20~鳥獣観察小屋12:45~(車道)~12:55舟石峠P
5時間半の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  足尾の山記録

舟石峠から塔の峰の往復。登山道なし。手書きのためルートは正確ではない


広い舟石峠駐車場の一角からは日光の山々の展望が良い
この駐車場を利用するハイカーは備前楯山が多い。今日も多くのハイカーが入っているようだ。


舟石峠駐車場からほど近いこの場所から取り付く。ルートには目印となるようなものはない。


尾根を目指して歩いていくと祠があった。


その先には石組みされた一角がある。以前は居住スペースだったのかも


この尾根はトウゴクミツバが咲き見頃、ヤマツツジは蕾だが数多くあり開花すれば素晴らしいでしょう。


岩でゴツゴツしたピークに登ってみると360度の展望であった。
振り向くと備前楯山。咲いているであろうアカヤシオは逆光で見えにくい


男体山、社山、中倉山への尾根など絶景です。


中倉山の孤高のブナをアップで。その近辺は赤く染まっていてアカヤシオが咲いている。


向山1251Pの三角点は探してもみつからなかった。
向山鞍部を過ぎ、明るく平坦な尾根に出た。熊の平と呼ばれている場所かな?


この先で花つきが良く鮮やかなミツバツツジ




ゴツゴツした大岩の急登。
ここを越えるとミツバツツジは蕾に変わり、アカヤシオが登場する。


アカヤシオの花園、何とか待っていてくれた。
期待通りの花園、急登を越えてきたかいがあった。
















花園を過ぎ、木の根が張りめぐされた尾根も急登


次は膝上くらいの笹尾根。高みを目指して笹を蹴散らしながら


塔の峰山頂着。三角点を前に皇海山を入れる。
舟石峠から3時間。少し早いが展望もありここで昼食


中央に庚申山、右に皇海山、左は袈裟丸山
次の機会には庚申山と繋いで歩くのも良いかも


山頂をウロウロするとに日光の山々の眺望が良い場所があった。絶景ですね~


山頂のアカヤシオは蕾も多く咲はじめ、鮮やかです


絶景を楽しみ、さあ~戻りましょう。
笹尾根から見る隣の尾根もアカヤシオが綺麗でそそられるが欲張らずに往路を戻る。


下山はアカヤシオの花園を探索しながら




シャクナゲも咲き始めている。




広い尾根にルートを見失いウロウロしながらも無事に向山鞍部に着いた。
ここから鳥獣観察小屋へのルートをとる。


このルートにもミツバツツジが多く咲いている。


ここにも石積みがある。


鳥獣観察小屋が見えて車道に出る。無事に駐車場へ戻った。


期待通りのアカヤシオの花園、間に合って良かった。
眺望もありミツバツツジ、アカヤシオと満喫した山行でした。


やしおの湯から三ノ宿山

2018年04月20日 07時31分26秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H30年4月19日、日光の三ノ宿山を歩いてきました。

前回の鳴虫山のアカヤシオに気を良くして隣の尾根の三ノ宿山へ。
ミツバツツジもアカヤシオも良さそうではと、ついでに歩いたことがない滝ヶ原峠への尾根のアカヤシオはどんなものか確認して来ようとなった。

滝ヶ原峠にチャリをデポし、「やしおの湯」まで戻って出発。
やしおの湯8:00~(1047.8mP)9:05~9:40(1158mP)9:50~(1188mP)10:20~10:40三ノ宿山(昼食)11:20~(1188mP)~(1158mP)11:55~12:45滝ヶ原峠12:50~(チャリ:約2.6Km)~13:00やしおの湯
5時間の山散歩でした。

 山行記録  地域別山行記録  三ノ宿山記録



やしおの湯に駐車。今日は休館日で閑散としていた。


ここから取り付く


尾根に上がり細尾峠方面を。ミツバツツジもヤマツツジも蕾のものが多い。


咲き始めているミツバツツジもあるが咲いているのはわずかなもの


尾根から外れてミツバツツジの花園に入ったもののほとんどが蕾、少し早かったフライングでした。
1000m付近までのアカヤシオは終わってました。




尾根に戻り急斜面を登る。




1047.8mPに着く。尾根道からちょっと外れて三角点を確認


1047.8mPからはアカヤシオも観られるものもある。




1158mPに着く。下山はここから滝ヶ原峠への尾根を降るが、その前に三ノ宿山を往復する。


三ノ宿山への尾根沿いのアカヤシオは良いですね~






足もとにはぽつぽつとカタクリも咲いている。小さくて可愛いな~


1188mPを過ぎ左に見えるピークの三ノ宿山へ


この尾根沿いにもアカヤシオ、良い咲き具合だ。










三の宿山ピーク手前の絶景ポイントから。
前日の雨で空気が澄んでいて日光連山はクッキリハッキリと最高の眺望です。


三ノ宿山。ここで樹の間から見える日光連山を眺めながら昼食、その後往路を戻る。


三ノ宿山ピークにも鮮やかです。


往路で撮りそこなったアカヤシオを観ながら






1158mPに戻り滝ヶ原峠への尾根を降る。この尾根にもアカヤシオが観られるがほぼ終盤


この尾根は藪はなく分かり易いが急斜面もある。




下山口にほど近い所に石祠があった。


チャリをデポした場所が見えて、枯れ葉の急斜面を降りフィニッシュ


滝ヶ原峠。写真右の斜面を降ってきた。
ここからチャリでやしおの湯まで約2.6キロ、下り10分の距離。
キーキーとブレーキをならしながら、風をきって爽快でした。


ミツバツツジの花園は見頃と思ってましたが、フライング早すぎました。
それでもアカヤシオは良い咲き具合で良かったです。


銀山平から庚申山~鋸山~皇海山(その2)

2017年06月07日 11時48分50秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
銀山平から庚申山~鋸山~皇海山(その1)からの続き

6日:庚申山荘4:00~5:00庚申山(朝食)5:20~7:05鋸山7:10~不動沢のコル7:45~8:25皇海山8:40~不動沢のコル9:10~9:40鋸山9:50~11:25庚申山11:45~12:20庚申山荘(昼食)13:20~15:20銀山平
約11時間20分の山散歩でした。 以前の皇海山レポは⇒こちらから

庚申山荘を4時に出発。庚申山から先は、鋸十一峰を越えてゆく。
個々の名称は、庚申山、御岳山、駒掛山、浮雲山、地蔵岳、薬師岳、白山、蔵王岳、熊野岳、剣ノ山、鋸山

昼食は庚申山荘に戻って食べようとサブザックで身軽にしスタートする。
庚申山の展望台から見た皇海山。冷え込んでいて一枚着込む。皇海山は遠いな~


鋸十一峰の尾根には旬のシャクナゲがず~と咲いている。


続いてシロヤシオが


アップダウンを繰り返すがシャクナゲが咲き飽きさせない。


鋸十一峰の真ん中の6番目の薬師岳に到着。
薬師岳の山頂でコースは左(西)に曲がっている。真っ直ぐ続く踏み跡もあるので、間違わないように要注意。


薬師岳からシャクナゲ越に見る皇海山


薬師岳からの下り斜面に咲くコウシンコザクラ


白山は展望ピーク。雲海に浮かぶ日光男体山~白根山の尾根


鋸山から皇海山に続く尾根がはっきりと見えるはずであるが・・


どこまでもシャクナゲが続く


蔵王岳から鋸山への間が最も険しい。
ココから先は本コースのメインイベント。蔵王岳から垂直の崖を鎖を頼りに下りる。


降り切った鞍部に鮮やかなコイワカガミ


厳しいコースが続き平坦部でホット一息


厳しい尾根にもシャクナゲは咲いている。


鋸山の斜面には、脚立やトラロープが設置されている。が脚立は微妙に不安定だし、ロープは引っ張るとグラグラ揺れるし・・


剣ノ山付近のシャクナゲ、これは見事な花つき・・素晴らしい


六林班峠分岐はシャクナゲ群生地。


鋸山山頂。
ここからの景色は格別。360度とはいかないまでも、南を基点に270度ほどの角度で景色が開けている。
皇海山を正面に見据えてのはずであるがガスで見えない。またここに戻るので休まずに出立する。

鋸山山頂直下はお花畑


鋸山から不動沢のコルまでの道は、ガチャガチャした感じの登山道が続く。
倒木、ぬかるんだ地面、むき出しの木の根など、登山道が荒れている。
写真ではわからないが滑り易い急斜面、後ろ向きで降りる。


鋸山から不動沢のコルまでの道にもシャクナゲがいたるところに見られる。


栗原川林道の皇海橋から不動沢のコルを経由して登るコースに合流。
皇海山に登るには最短ルートで数人のハイカーと出会ったが全て栗原川林道の皇海橋からとのこと。


想いでがある倒木で小休止


樹林帯に入ってから一部には歩きにくい荒れた所もある。


皇海山到着。やったね!ガスもとれ青空が迎えてくれました。我々だけの山頂。庚申山荘から4時間25分。


樹林に囲まれた皇海山(2,144m)、山頂にはミネザクラが咲き、枝先越しには白根山も確認できる好展望。
ゆっくりしたい所だが鋸十一峰を戻らなければならない。道半ばなので一息入れて出立する。


山頂直下の青銅の剣


不動沢のコル付近から鋸山。まさに鋸の歯のような尾根の鋸十一峰。右端が鋸山、これからこの尾根を歩かねばと気を引き締める。


鋸山(右端)は鋭い形をしていて見上げると覆いかぶさるよう迫力がある。


皇海山を背に急斜面を登る。


鋸山に戻った。陽が射し暑くなってきたので六林班峠分岐で小休止


六林班峠分岐から見る六林班峠方面。
六林班峠コースは、下山で利用されることが多いと聞くが、自分の経験から鋸尾根を戻った方が良い。
一見歩き易そうに見えるが背の高い蜜藪に苦しめられ、その後は変化のない樹林帯の中を延々と歩くことになるのでお奨めできない。


鋭く切れ落ちた山肌に咲くハクサンイチゲ


熊野岳から、歩いてきた鋸尾根の全容が見渡せるが全体を写しきれないのが残念。


ヤセ尾根などスリリングな場所が続く


急斜面にを何本も下がっているロープを頼りに


岩場をトラバース


蔵王岳に到着。ここまで戻ればスリリングな所は過ぎた。振り返ると左に剣ノ山、中央岩峰に熊野岳、右に鋸山
ここから見て「え~コレ登れるの?」って感じだ。茶色い岩肌が露出した斜面は、崩落などで山体が崩壊しているように見える。


シャクナゲの尾根を坦々と戻るが疲労がたまりわずかなアップダウンもきつい。
庚申山の展望台に着くがガスってきてしまった。晴れた時間帯に鋸十一峰を歩けて良かったな~。皇海山から2時間45分。
皆、頑張ったね~ 〆にシャクナゲ群生地を散策する。


まさに旬、今年も咲き誇っていました。




庚申山荘へ戻る。庚申山荘から皇海山往復8時間20分であった。
ザックを回収し、ゆったりと昼食、コーヒータイム、無事に銀山平に戻った。

好天に恵まれ花に酔った二日間であり、大満足であった。
山に天気に花に感謝・感謝です。和徹さんお疲れ様でした。


銀山平から庚申山~鋸山~皇海山(その1)

2017年06月07日 07時06分18秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H29年6月5日~6日、銀山平から庚申山~鋸山~皇海山を歩いてきました。

昨年は天候不順で流れたが、今年もコウシンソウとシャクナゲが咲く時期にと和徹さんと一緒した。
初日は足慣らしにお山巡り、二日目はクラシックコース(鋸尾根コース)で庚申山~鋸山~皇海山の往復

5日:銀山平8:30~9:40一の鳥居9:50~11:00庚申山荘(昼食)11:50~お山巡り~14:05庚申山荘(泊)
6日:庚申山荘4:00~5:00庚申山(朝食)5:20~7:05鋸山7:10~不動沢のコル7:45~8:25皇海山8:40~不動沢のコル9:10~9:40鋸山9:50~11:25庚申山11:45~12:20庚申山荘(昼食)13:20~15:20銀山平。
約11時間20分の山散歩でした。

登山・花日記   山行記録   地域別山行記録  足尾の山記録

銀山平キャンプ場に駐車。国民宿舎かじか荘は改修工事中、その先の林道も工事中で駐車はできない。


避難小屋泊りの山行なので久しぶりの大きなザックを背負って


新緑の綺麗な林道を約4キロ、1時間ほど林道を歩くと一の鳥居、庚申山荘まで渓流沿いを緩やかに登って行く。


田彦神社跡のヤマツツジ、いつもなら綺麗に咲いているが今年はまばら


庚申山荘は、基本的には無人だがシーズン中の週末は管理人が常駐、炊事場やトイレ、寝具などもあるがシュラフを準備した。
自分達が使う布団をテラスに干し、陽の当たる2階に寝床をとる。


小屋前のベンチで昼食。小屋裏のクリンソウはまだ蕾のものが多かった。
サブザックに少々のおやつを詰め込み、コウシンソウ自生地を経由するお山巡りへ。


岩場にビッシリとコウシンコザクラ。まだ咲き始め初々しいものでした。






めがね岩。お山巡りのコース上には行場跡が残っており、数々の奇岩・怪岩も林立している






お山巡りのコース上には花も多い。
ミヤマハンショウツル。コース上に点々と見られた。


ミツバツツジも。多くは終わっているが元気な花もある。


シャクネゲも。お山巡りのコース上では初めて見られた。


コウシンソウも。蕾のものが多かったが咲いているのもわずかに見られた。








〆はシロヤシオで。我々にとっては今年一番のものでした。










小屋内のテーブルで夕食。持ち寄ったもので宴会、山飯としては生野菜も肉もあり美味しいものであった。


今日の宿泊者は我々以外に2名と静かなもの。明日は4時発、早めの就寝とした。

銀山平から庚申山~鋸山~皇海山(その2)へ続く

沢入トンネルから二子山、台石山

2017年05月23日 07時16分18秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H29年5月22日、桐生の沢入トンネルから二子山、台石山を歩いてきました。

袈裟丸山のメインルートから外れて一般登山道はないが、ネット上にはぶなじろうさんなどその筋の熟練者の山行記録がある。
熟練者のルートは様々で参考とするには初めて立ち入る自分には荷が重すぎる。まずはベーシックな県境尾根を拾いながら往復とする。
例年ですと今頃はツツジの花が咲き、新緑が奇麗なものとのことであるが、今年は多くは期待できないだろうと下見気分で。

沢入トンネル南側入口7:15~鉄塔7:35~峠7:45~三等三角点「二子山」(1160m)9:10~10:05二子平(わらび採り)10:25~二子山・三等三角点(1556m)10:55~11:10台石山(昼食)11:45~二子平12:05~三等三角点「二子山」(1160m)~峠~鉄塔13:50~14:00沢入トンネル南側入口
6時間45分の山散歩でした。

登山・花日記   山行記録   地域別山行記録  足尾の山記録



沢入トンネル群馬県側入口付近の膨らみに駐車


トンネル脇の林道口は林道が崩落しているので金網フエンスで塞がれている。
スリムなカミさんはガードレールとの隙間を難なく通過。心配するには及ばなかった(笑)


林道をわずかに進んだ先に尾根が突き出ている。林道から尾根を見上げると途中に大きな石碑がありここからだと取り付く


大日如来・馬頭観世音の石碑、他にも二基の小さな石碑がある。石碑の裏手の小尾根を登る。道はないが藪もなく歩き易い。


切り通しのような場所から渡良瀬渓谷鉄道の線路が見えた。


さらに登ると鉄塔へ


さらに尾根を登り詰めると小さなケルンが置かれた「峠」らしき場所へ。南北どちら側にも道らしきものがある。
これで目的の県境尾根に乗った。


ここからは県境を示す石柱を拾っていく。先を行くカミさんが石柱を探し、自分が場所を確認しながら。
県界尾根は幅広い防火帯道のような登りとなる。藪がなくて歩き易い。


歩き易く新緑が素晴らしい県境尾根


921Pあたりで、これは何だろう・・石面に「山一二五五」と読めるが標高でもなし??


新緑の雑木林の中にぽつりぽつりとヤマツツジの赤い花が咲き、いいアクセントになっている。


この尾根には巨木も多い


三等三角点「二子山」(1160m)を確認


尾根の高度を上げるにつれ花が点々と見られる。良さそうなものをピックアップし撮ったもの






尾根には風化し裂けたものなど巨石がゴロゴロとある。「〇〇に似てるね」と名つけながら


背丈の低い草地に覆われた開けた平地に出る。二子山を間近に仰ぐ別天地だ。二子平と呼ばれているそうな。
ここにはワラビがもさもさと今が旬、「ワラビ平」と呼ぶのが言い当てているかも。
1組の夫婦がワラビ採りをしていた。写真左が二子山、右が台石山 たぶん


休憩を兼ねて少々頂いてきた。


二子平から地形図上の破線に沿って急な山腹を登り尾根上に出る。ここが今日のコースで一番の急登だ。
二子山へはもう一段、背丈の低い笹原の急坂を上がる。三等三角点「二子山」。花はすでに終わっている。
疎らな樹林の間から袈裟丸連峰や皇海山が眺められる。小丸山に向かう稜線には道型があるが今日の予定は台石山へ。


二子山の東峰(通称、台石山)に向かう。雑木林とカラマツ林の境界を下り、笹が下生えのカラマツ林の急斜面を適当に登る。


台石山山頂。地形図上では無名峰。疎らな樹林の間に露岩が点在し、休憩に持ってこいの頂だ。
樹林の切れ間から、袈裟丸山、皇海山、庚申山、男体山にかけての眺めが良い。これでヤシオが咲いていれば最高んなんだが・・


テーブル状の大岩。「あ~疲れた」と寝転がる。
平地では真夏日とのことだが山頂では爽やかな風が吹き心地よい。二子山よりも居心地が良い山である。


鋸山、皇海山、庚申山、男体山。手前の林はシロヤシオ、花芽も少ない


腹を満たしコーヒーを飲み、さあ~戻ろうと下山する。台石山の直下にも平坦な石がある。


県境尾根へショートカット


下山は往路を戻るが三等三角点(1160m)の先で南に緩く下る枝尾根に引き込まれ易い。下山は注意しないと・・


尾根にはあちこちに露岩があり、ロックガーデンのよう




ヤブもなく気持ち良い尾根で期待以上のものでした。花があればさらによかったものでしたが。
次の機会の楽しみにしましょう。