登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

お花畑の田代山・帝釈山

2019年06月27日 20時16分49秒 | Yさんとの山行
R1年6月26日、福島・栃木県境にある田代山・帝釈山を歩いてきました。

近くには高山湿原の代表格である尾瀬ヶ原があり、悪路の林道を車でアクセスする必要があるためマイナー感があるが、
他では中々見られないオサバグサの群生や山頂部全体に広がる湿原は見応え十分。
猿倉登山口から田代山・帝釈山は10年ぶりに訪れるもの、記憶は薄れぎみでお花畑が楽しみであった。

駐車場8:05~猿倉登山口8:15~小田代9:15~田代山9:40~9:55弘法大師堂(避難小屋)10:05~11:10帝釈山11:20~12:20弘法大師堂(避難小屋)12:45~田代山~猿倉登山口13:50~13:55駐車場
約6時間の山散歩でした。

 山行記録  地域別山行記録  会津の山記録

猿倉登山口は福島県と栃木県を結ぶ県道館岩栗山線沿いにある。


猿倉登山口300m手前にある駐車場
駐車場は空いていた。車を止めると嬉しい出会い、直ぐに分かった。
約1ヶ月前、日光の羽黒尾根~黒岩尾根を歩いた際に出会った女性であった。


猿倉登山口。登山口前の駐車場は満車であった。


緑が濃くなりつつある山道を木漏れ日を浴びなら


小田代(こだしろ)に到着。登山口から約1.5キロの位置
湿原には多くの花が咲き尾瀬感を感じさせる。


ヒメシャクナゲもびっしりと


田代湿原に出る。ワタスゲがふわふわ揺れる木道、開放感がたまらない


湿原の花にカメラを向ける女性。駐車場で出会った方で鹿沼のYさんとのこと。
笑顔が素敵な方でチャーミング、清々しい女性です。


Yさんに写真を撮って頂いた。


ワタスゲ揺れる木道
見た目は地味だが、花が散って種子が集まった綿毛をつけると一躍人気者に。
何とも愛らしい白い綿毛が風に揺れる姿は、田代山湿原の広大さと相まってメルヘンチックな光景です。




タテヤマリンドウもびっしりと


チングルマも負けじと


湿原を抜けると弘法大師堂のある田代山避難小屋に到着。きれいに整備されたトイレも設置されている。
ここでトイレ休憩、ザックをデポしサブザックで帝釈山を往復する。


今の時期、田代山~帝釈山の尾根はオサバクサが咲く。
オサバグサは特定の場所でしか見られない貴重な花で、福島県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているとのこと。
高山植物の楽園たる尾瀬の中でも、帝釈山の他はほとんど見ることができない。
櫛の歯状の葉に洋風のランプシェードのような白い花弁がとっても可憐








ムラサキヤシオもまだみられる。


帝釈山頂直下でYさんと交差。一緒に写真に納まってくれる気さくな人柄で元気を頂きました。


終盤であるがシャクナゲも


帝釈山


帝釈山山頂からは大眺望。
北に会津駒ヶ岳、西は尾瀬の燧ヶ岳や至仏山、南には男体山や女峰山などの日光連山、東方には那須連峰と360度の絶景


往路を戻る。


往路では気づかなかったミヤマカタバミ


田代山避難小屋に戻り昼食
田代山湿原は三角形に木道のコースが整備されていて、左回りの一方通行になっている。
チングルマの群れが素晴らしい


池塘が点々と、その周りを囲むようにチングルマの群れ




田代湿原から下山中、田代湿原をさらに周回していたと言うYさんとお話しながら下山する。


チングルマ、オサバクサなどなど花いっぱい良い一日でした。
Yさんとの朝一番の出会いから山中で、そして一緒に下山と一日中楽しいものでした。
またの再会を楽しみにしてます。


ハクサンイチゲ・平標山

2019年06月19日 13時16分56秒 | 谷川連峰
R1年6月18日、平標山を歩いてきました。

予定では不忘山であったが前日になって天気が変わり曇りがち、急遽変更する。
天気が良さそうな場所からハクサンイチゲが期待できる平標山へとなった。

火打峠トンネル出口6:35~松手山登山口6:40~鉄塔7:45~8:20松手山8:25~9:45平標山9:55~お花畑散策~平標山10:35~11:10平標山の家(昼食)11:35~平標山登山口12:20時~林道~13:15日火打峠トンネル出口
6時間40分の花散歩でした。

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自宅3時20発~笠間IC~赤城高原SA(朝食)~月夜野IC~火打峠TN6時25分着。214キロ
火打峠トンネル出口脇スペースに駐車


平標駐車場でトイレを済ませてスタート


松手山登山口から。色鮮やかななヤマツツジがみられる。


タニウツギも鮮やか


足もとにはマイズルソウも開花


群れてるアカモノ


松手山付近からの平標山への尾根。平標山のピークには滝雲のように雲が流れている。


イワカガミ かわいいね~


ちょっと疲れているシラネアオイ


8合目のハクサンイチゲの群れ、2年前に比べ増えてるような
多くのハイカーはスルー、見逃しているのか見るに値しないのか


ヨツバシオガマもそこかしこに


9合目のハクサンイチゲの群れは大きい、期待通りでした。






山頂直下から振り返り見る苗場山、ず~と雲がかかっていたがやっととれた。


平標山


仙の倉山への尾根。木道沿いはお花畑


ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラなど














平標山から平標山の家への尾根を降る。歩きにくい木道で足がカクカクしてしまう。


木道沿いにはハルリンドウ、ショウジョウバカマもあちこちに


平標山の家で昼食
予定では大源太山~毛無山経由で平元新道に抜けるものであったが、雲行きが怪し気になりここから下山とする。


小屋直下に大ナルコユリ


ポッカさんと交差。ガスボンベを担いで登って行く。凄いパワーだなあ


心配していた天気はまずまず、期待していたハクサンイチゲは満開と楽しめた一日であった。


ミズバショウ・尾瀬

2019年06月14日 13時42分30秒 | 尾瀬・上州武尊
R1年6月13日、御池から燧裏林道~尾瀬ヶ原を歩いてきました。

6月に入りカミさんと共に風邪でダウン、自分は3年ぶりのものだった。
ここ数日ようやくかったるさが抜け、身体慣らしにアップダウンの少ない山を歩いて来ようとなった。
さてどこへ・・ミズバショウなら見られるかもと尾瀬へ。尾瀬のミズバショウは4年ぶり

御池駐車場7:10~横田代~渋沢温泉分岐8:35~裏燧橋8:50~三条の滝分岐9:35~段吉新道~10:25温泉小屋無料休憩所10:35~東電小屋/見晴分岐10:50~11:05見晴(昼食)11:35~東電小屋/見晴分岐~温泉小屋無料休憩所12:00~段吉新道~15:00御池駐車場
7時間50分の山散歩でした。

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御池~裏燧林道~見晴の往復


御池駐車場。好天にもかかわらずガラガラであった。


歩き始めて直ぐにサンカヨウ
透き通った花弁が綺麗でした。


御池田代。湿原の水路沿いに広がるミズバショウ、見事な景観です。


木道沿いにもそこかしこに群生している。
出発地の御池と目的地の尾瀬ヶ原とでは標高差がさほどなくミズバショウがず~と楽しめる。




水際に咲くミズバショウは絵になる。見頃ですねぇ






上田代付近からは燧ケ岳を前方に見て、良い眺めです。
湿原にはショウジョウバカマがチラホラと見られる程度でまだ花は少ない。


右横には平ヶ岳が大きい


足もとには色鮮やかなイワナシが


雪解け直後でもありショウジョウバカマもポツポツと


木道沿いでミズバショウを撮っていた方と言葉を交わすと「撮りましょう」と


ラクダの背のように大きくうねった巨木に乗ってみた。


ルート上にはムラサキヤシオが点在し緑一色の森の中で際立つ色である。


ツバメオモトも多くみられたな~


ツバメオモト、ズダヤクシュを撮っていると数人のグループと交差
「この先、段吉新道に入り大きな沢を越えた斜面にトガクシショウマが咲いているよ」と教えてくれた。


教え通り、トガクシショウマ咲いてました。
小さな花、淡いピンク色で注意深くみないと見過ごしてしまいそう
足場が悪い急斜面に点在し見上げるように撮る。
この先の大きな沢越にも、これまた急斜面に。斜面の上から覗いてみたが上からでは全くダメでした。
見られたことはラッキーでしたが残念なことに花に艶がなくピークを過ぎてました。










温泉小屋無料休憩所で小休止していると多くの若い外国人ハイカーと合流。見た目多国籍集団か
彼らの後を追うように私達も出発。尾瀬ヶ原の入口付近から至仏山


東電小屋/見晴分岐。ポッカさんと至仏山


尾瀬ヶ原にはわんさかとタテヤマリンドウ


見晴らしへの木道沿いにも多くのミズバショウ
この先でまさかなバッタリ


Q造さんでした。ここで出会うとは縁があります。


湿原にはリュウキンカの群れ


パンチのきいた色ですね~元気がでます。


見晴らしのベンチで昼食。今日はここまで。
多くの高校生らしき集団が行き来し活気あるものでした。


スッキリとした燧ケ岳を見ながら往路を戻る。


好天に恵まれた。暑くもなく寒くもなく爽やかな風、尾瀬を楽しめた一日でした。
心地よい天気に気分もすっきり。風邪は吹き飛んだ。


シモンさんと山探検・日立アルプスサイクル登山

2019年06月02日 06時31分09秒 | シモンさんと山探検
R1年6月1日、シモンさんの「茨城の山探検」(第79回)に参加した。

今回は日立アルプスサイクル登山(一等~四等三角点を繋いで歩くもの)
風神山~高鈴山~小木津駅まで約30kmのロングルートで駅から駅へが定番のコース取り
自分はカミさんと3年前に風神山~高鈴山を往復しサイクル登山をしましたが、小木津駅までは初めてのもの

自宅6:35~内原駅6:48=大甕駅7:24~タクシー(相乗り)~7:40風神山自然公園7:50~風神山・ 二等三角点「大森」7:55~四等三角点「弁天」8:35~高鈴ゴルフ場(昼食)10:55~三等三角点「茅根」11:20~12:45高鈴山・一等三角点「高鈴山」13:00~神峰山分岐14:15~14:55羽黒山15:00~小木津自然公園16:30~17:00小木津駅17:07=内原駅18:10~18:20自宅 
約9時間の山探検でした。

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山探検計画図 


風神山自然公園からスタート


参加者はシモンさんを含め13人


歩き始めわずかで二等三角点「大森」確認


木漏れ日の森の中を涼しくてよい


四等三角点「弁天」付近で休憩。ワークマンのズボンで話が弾んだ。


四等三角点「弁天」確認


この尾根ではモミジイチゴがオレンジ色に熟しているものがある。
食べてみると甘酸っぱいものでした。


ゴルフ場沿いの道は少々藪っぽい


ゴルフ場を見降ろす位置で早めの昼食


ゴルフ場を後にしわずかでヤブの中に三等三角点「茅根」確認
登山道からわずかに入らなければならない


ここから高鈴山へは急な斜面が続く。
K&Uの話、超面白かった次の機会にもぜひ。今回の探検で一番のインパクトある話題でした


一等三角点「高鈴山」確認。これでサイクル登山が完


集合写真。
小圷さんが山頂でペットボトル30本もの水の差し入れ、ありがとうございました。


御岩山へのアセビのトンネルを行く


神峰山をパスしコアジサイが咲く尾根を羽黒山へ


羽黒山着。


三等三角点確認


教えられて山頂奥に行くとお花畑。山の花ではなさそう


かみね公園との分岐を小木津山自然公園へ


植林された尾根を行く、展望はない。
この附近になると疲れが出てきているのか黙々と歩く、話声は聞こえなくなった。


小木津山自然公園の遊歩道沿いもコアジサイが咲く


あずま屋で小休止。
ここから小木津駅まで30分、17時07分発の電車に間に合わせようと追い込みをかける。


公園内に咲くMさんに教えて貰ったジャケツイバラ。鮮やかな黄色の花ですがピンボケ、残念


無事に小木津駅着。17時07分発の電車に間に合った。


シモンさん参加者の皆さんお疲れ様でした。
ロングルートでしたが全員完歩、頼もしいメンバー揃いです。
山探検は夏期は休み10月から再開とのこと楽しみです。