登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

紅葉散策・那須岳

2017年09月27日 07時08分02秒 | 那須岳
H29年9月26日、那須岳を歩いてきました。

ブロ友のリンゴさんのレポから那須岳の紅葉が始まったと知り、好天が期待できるこの日、紅葉スポットを繋ぎ楽しんできた。

峠の茶屋P7:05~峰の茶屋~熊見曽根8:30~隠居倉9:00~三斗小屋9:50~分岐(姥ヶ平下)10:40~10:55姥ヶ平・昼食11:50~牛ヶ首12:15~峰の茶屋12:30~12:55峠の茶屋P
約6時間の紅葉散策でした。
   
山行記録    地域別山行記録   那須岳山行記録

朝日岳の山頂付近は赤みを帯びてきたが、紅葉はまだこれからですね。


峰の茶屋から隠居倉の尾根が色付いているのを見て、隠居倉~三斗小屋~姥ヶ平とする。
剣ヶ峰の巻き道でリンゴさんと出会った。
リンゴさんは良きスポットの高いアンテナを持っている。さすがです。


朝日岳の肩から。熊見曽根の斜面は綺麗ですね~


朝日岳の北斜面も素晴らしい~


熊見曽根から見る三本槍の斜面は赤みが少ない感じだが良い感じ


熊見曽根より隠居倉方面の尾根も、これは良さそうですね~


茶臼岳方面も綺麗ですね


振り返って隠居倉の斜面も


三本槍方面も紅葉してますね~


三斗小屋への尾根も素晴らしい


三斗小屋温泉の源泉附近から降り返りみる尾根は真っ赤


三斗小屋温泉の源泉。盛んに白い湯気を吹き上げています。


煙草屋と大黒屋、2軒の温泉旅館が残る三斗小屋温泉。布団が干され綺麗な小屋です。


姥ヶ平へ入ると噴煙揚げる茶臼岳と紅葉がマッチングする。


ヒョウタン池へ寄り道


快晴無風、ヒョウタン池の水面に逆さ茶臼岳


ヒョウタン池付近の露岩に登り茶臼岳を眺めてみる。う~ん良き眺めじゃ


紅葉の森に浮かぶ茶臼岳。姥ヶ平は絵になる場所です。


姥ヶ平でリンゴさんと再会


紅葉を愛でながら牛ヶ首分岐へ、リンゴさんと一緒する。


このような真っ赤な樹も


牛ヶ首。日の出平方面から高雄口の紅葉を眺めてみようと思ったがガスが湧き出て見られない。
幼稚園生の遠足かな、活気あるにぎやかな空間でした。子供好きなカミさんは直ぐに仲良しに


姥ヶ平を見下ろすとこんな感じ。色々な色が適度に混じりあい自然のなせる業ですね


好天に恵まれ陽に映えた紅葉に、満足満足
まだ赤みが薄い紅葉であったが、赤~黄~緑と混ざり合ったこのような紅葉も良いものだ。
1週間足らずで真っ盛りとなることでしょう。


穂高岳・涸沢パノラマコース(その2)

2017年09月22日 19時13分38秒 | 北アルプス

穂高岳・涸沢パノラマコース(その1)からの続き

今日の行程は、パノラマコース~新村橋~上高地
9月20日:涸沢ヒュッテ6:15~屏風岩コル7:30~屏風ノ頭(往復)9:00~9:35水場9:45~奥又白谷分岐10:20~新村橋11:05~11:15徳沢園(昼食)11:35~明神館12:20~13:00上高地バスターミナル
約7時間の山散歩でした。

夜中に起きた際には満天の星空であったが、朝方は薄っすらと曇り空

涸沢ヒュッテ付近のナナカマドは一部色付きはじめている。


まっちゃんご夫婦が奥穂へ出発するのを見送って・・奥穂往復とのこと。お気をつけて


モルゲンロートを期待して粘ったが残念ながら陽は充分に届かず鮮やかさはいま一つ


パノラマコースは涸沢ヒュッテの少し下にある分岐から始まる。
前穂高岳の北尾根の北面をトラバースするため、涸沢ヒュッテで最新の情報を入手する。
今年は9月1日から通行可となったとか。


ミヤマハンノキなどの灌木帯を少し登った所から涸沢カールを振り返って撮影、絶景ですね~


前穂高北尾根の稜線に出るまでにロープや鎖などがあるトラバースが続く。


岩棚に付けられたかなり狭い登山道、山側にロープが付けられているが、雨の時や残雪時は避けたいものです。


足もとが崩れている所もあり慎重に


さらに高度が上がると槍が見えるようになりテンションアップ


前穂高岳北尾根の稜線上の鞍部に出た。尾根の右手に上高地方面の展望が開ける。正面のピークは屏風の耳。
ここで前穂高岳北尾根のバリエーションルートが写真手前方向に分岐している。


尾根道をさらに進むと槍~前穂の稜線が丸見え。写真に納まりきれない雄大さ


屏風のコルから下り始めるところが屏風ノ頭への分岐となる。屏風ノ頭への道標はない。
ここにザックをデポし空身で往復する。


賽の河原、紅葉が始まっている。


展望も申し分ない。北穂~大キレット~南岳。右手は屏風ノ耳の斜面


右手に常念山脈、左手に槍穂高連峰。何とも贅沢な尾根ですね。


屏風の耳の南峰には三等三角点。
穂高連峰から槍ヶ岳にかけての絶景ビューポイントすね。


屏風ノ耳から望む槍・穂高高連峰。まさに大パノラマです。
左から前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳。


上の写真の右には、北穂高岳~大キレット~南岳~槍ヶ岳。


さらに右には、槍ヶ岳~大天井岳。手前のピークは屏風の頭
屏風ノ耳~屏風ノ頭へは歩かれる人も少ないとみえ不明瞭、ハイマツ帯の中の急斜面でガレ場や切れ落ちた所もあり慎重に行く。


屏風の耳へ到着。ケルンに尖がった石を積む。


屏風ノ耳よりも標高があるのでさらに展望が良い。


左手に屏風ノ耳、中央に前穂、右に奥穂
屏風ノ耳にハイカーが立っているのが小さく見える。


槍が岳をアップで撮り、下山とする。


大天井岳~常念岳と紅葉を


前穂~奥穂~涸沢岳と紅葉を


屏風のコルへ戻り、早稲田尾根の西側のお花畑の中を下る。


U字型の谷を梓川の流れを見ながら下って行く。この附近は花時期は綺麗でしょうね。


ガレ場。ここで小休止。水場としても使えそうでした。


振り返り見る屏風のコル


奥又白谷河原から前穂高岳北尾根のノコギリ状の岩稜を見上げる


奥又白谷河原から少し下った所に奥又白池に向かう中畠新道への分岐がある。
上部に伸びる松高ルンゼを登ると奥又白池があり熟達者向けルートとのこと。


ナイロンザイル事件原点の地下る途中で林の中に井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった「ナイロンザイル事件の原点の地」と書かれた記念碑がありました。
ナイロンザイル事件・・・昭和30年1月2日、厳冬の前穂岳東壁の岩場で新品の8mmナイロンザイルが簡単に切れて3人パーティの1名が墜死した。井上靖の小説「氷壁」のモデルになった事件です。  


記念碑からは沢に沿って下り、奥又白谷登山口に出た。ここからは林道を経て新村橋へ


新村橋を渡って徳沢で小休止、上高地に戻る。


河童橋で遊んで上高地バスターミナルへ。
タクシーで沢渡まで戻ろうとしたが相乗りする相手が見つからずバスで戻る。


二日間とも好天に恵まれ、良き出会いもあり思い出に残る山旅となった。
「パノラマコース」という名前に違わぬ絶景を見ることができ期待通りのもので満足満足


穂高岳・涸沢パノラマコース(その1)

2017年09月21日 19時47分12秒 | 北アルプス
H29年9月19日~9月20日、涸沢パノラマコースを歩いてきました。

長年歩いてみようと思い続けていたもの・・昨年は直前にギックリ腰になるなど縁がないものであった。
パノラマコースはまさしく穂高の展望コース、今年こそは歩きたいものと天気と相談しながらその時を待っていた。
できれば涸沢の紅葉時期に歩いてみたいものだが、山も小屋も激混み必至。これは避けたいと台風一過のこの日となった。
 
9月19日:上高地バスターミナル7:55~河童橋8:00~8:40明神館~明神池(往復)9:00~徳沢園9:45~10:50横尾(昼食)11:05~12:05本谷橋12:30~14:20涸沢ヒュッテ(泊)
6時間20分の山散歩でした。

9月20日:涸沢ヒュッテ6:15~屏風岩コル7:30~屏風ノ頭(往復)9:00~9:35水場9:45~奥又白谷分岐10:20~新村橋11:05~11:15徳沢園(昼食)11:35~明神館12:20~13:00上高地バスターミナル
約7時間の山散歩でした。

山行記録  地域別山行記録   北アルプス山行記録

上高地バスターミナル⇒横尾⇒涸沢ヒュッテ⇒パノラマコースの反時計廻り


自宅を3:00発~東部湯の丸SAで朝食~沢渡(さわんど)P7:30着、約340Km。
沢渡P~タクシー~上高地バスターミナル7:50着。いつも賑わう場所であるが閑散としている。


河童橋辺りに出ると梓川を挟んで見上げる穂高の山々は奥穂高の山塊を正面に据え、右に前穂高への吊尾根、左に天狗の頭から西穂高への稜線が続き、稜線は陽を浴びて輝いている。


まずは定番の撮影スポットへ。「腹をへこまして~~もう少し、OKで~す」


明神館前から明神岳。
ザックをデポし、明神池を往復する。


明神橋と明神岳、絵になりますね~


さらに進み嘉門次小屋。日本近代登山の父、W・ウェストンの山案内人として知られる上條嘉門次。彼のひ孫に当たる4代目がここ嘉門次小屋の当主とか。明治13(1880)年に建てられた当時の雰囲気を伝える小屋でした。


その先に穂高奥宮。穂高神社奥宮の奥にあるのが荘厳なムード漂う明神池。ここは穂高神社の神域とのこと。
参拝し明神館に戻る。


梓川越に穂高連峰の険しい山々の姿が、歩いていくにつれて刻々と変化してくる。


休憩ポイントとなる徳澤園のそばにあるキャンプ場。
広々とした草原のキャンプ場で、槍ヶ岳、涸沢、穂高の出発地としても利用している方が多いとか。
トイレを借用し、飲料水を補給し再スタート。


次の休憩ポイントの横尾。ここは涸沢、槍ヶ岳へ向かう人との分岐点。
ここで早めの昼食とする。


この横尾大橋を越えると涸沢へ。私達が休憩しているベンチから撮ったもの。
自宅で写真を整理しているときに気ずいたものだが、橋のたもとの大きな木の下のベンチに休憩しているのはまっちゃんご夫婦と分かりました。偶然の産物ですね。


涸沢へ横尾大橋を渡りま~す


どーんと・・これが国内最大級の岩場「屏風岩」
写真で見ると迫力が伝わらないかもしれないが、生で見ると大迫力です。


岩小屋跡で偶然にもカミさんと従姉妹で横浜に住むまっちゃんご夫婦とバッタリ。
まっちゃんご夫婦とは親族の冠婚葬祭で度々顔を合わせていて、山を歩かれると聞いていた。
まさかまさかここで出会うとは・・カミさんも嬉しい出会いに疲れも吹っ飛んだ様子。
涸沢ヒュッテまで一緒させて頂いた。


別アングルから~屏風岩


本谷橋。意外と揺れるのでゆっくりと


河原で休憩。話も弾みます。




屏風側からの落石注意、「早く通過するように」の表示がある。


明日登る屏風岩の「屏風ノ頭」と「屏風ノ耳」


遠景に大天井岳からの稜線が見える。ここを登り切れば山小屋へ。


涸沢ヒュッテに到着。絶景で~す。


奥は大天井岳~東天井岳~横通岳、右に屏風岩


左に涸沢岳と涸沢槍、正面にに涸沢小屋と北穂高


展望デッキから。素晴らしいですね~


絶景を前にしてビールとワインで乾杯~。
ジッとしていられない寒さでレストルームに移動、ストーブが焚かれていた。


この日の山小屋は空いていた。まっちゃんご夫婦と同じ部屋お隣同士の布団となった。
好天のもと良き出会いもあり思い出に残る山行となった。
明日は、私達はパノラマコースを、まっちゃんご夫婦は奥穂とのこと。

穂高岳・涸沢パノラマコース(その2)へ続く


女峰山・寂光の滝ルート

2017年09月14日 20時20分39秒 | 日光連山
H29年9月14日、寂光の滝から女峰山を歩いてきました。

黒岩尾根とほぼ平行に走る寂光の滝ルート、女峰山のクラシックルートですね。
ヤシオが咲く尾根としても知られており下見を兼ね歩いてきた。

このルートはロングコース、多少は笹薮はあるだろうと思っていたが延々と続く笹尾根・・・
目的のヤシオは古木のものが多く見ごたえありそうだが、この笹藪がネックとなりそう

寂光滝駐車場6:05~若子神社~寂光滝6:10~祠6:45~裏見滝・寂光滝分岐7:45~モッコ平7:55~石仏8:55~9:10馬立分岐9:20~水場10:25~10:40唐沢小屋・昼食11:00~箱石金剛・竜巻山11:25~黒岩遥拝石11:55~12:10八風12:20~羽黒尾根・黒岩尾根分岐12:40~電波塔13:00~羽黒尾根の石祠13:50~車道~14:20寂光滝駐車場
8時間15分の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  日光連山記録

寂光の滝から時計回りの周回


若子神社からのスタート
山伏達がここを起点にして女峰山に登り山の中で様々な修業したとのこと。
江戸時代ではとても反映した場所だったとか。


鳥居の元に鎮座する石仏


芦沢にかかる寂光滝を眺めてからのスタート
滝壺まで近づくことができるので、滝の前に立つとマイナスイオンをたっぷり浴びることができる。


若子神社裏から山道へ。
自然林の中にそびえる巨木。根本には祠があるので、ご神木なのかもしれませんね。笹薮が薄いのはここまで。


ブナ、ミズナラ、ヤシオなどの自然林の中を進むが、次第に笹薮がうるさくなる。
この時はすぐに笹尾根は終わるであろうと安易に考えていたが・・


自然林を抜けて、カラマツ地帯に入ると笹とワラビの斜面となり


さらに進むと背丈ほどの笹薮となる


カラマツ地帯は綺麗な林である。中にはスカートはいたカラマツも見られる。


裏見滝ルートと合流する。


標高1600m付近から猛烈な笹薮、標高1700m辺りからモッコ平に突入する。
なだらかな平原が延々と続いている。地図は実線の道なのにルートは笹に覆われているからウンザリする。 
登山道を示す目印は随所に有るから迷わないが、ガスにまかれてしまったらアウトかも知れない。


ヤシオは古木が多く花時期は良さそうだが、この笹を何とかしてほしい。


道がトラバース気味になって沢筋を渡ると笹薮の中に忽然と道標が現われる。
道標があっても一面笹原で登山道は見えない。


かなりの巨木のカラマツが林立している。秋は綺麗かも知れないが笹薮続きに・・気持ちが折れそう~


背の低いカミさんの姿がときどき笹に隠れてしまうので離れ過ぎないように、見失ないように


忽然と石仏が。何かいわれが有りそうな・・


ガレ沢が見えてきた。ここを降れば馬立の分岐点に出る。


馬立の分岐点。これまで笹薮続きで休憩なし、ここで一息入れる。
ここまで約2時間半は笹薮のラッセル続き。
カミさんは「このルートはもう誘わないで」と。


笹にのった露で腰から下はビッショリ


馬立の分岐の道標


ここから先は以前に何度も歩いているので様子は分かっているので気が楽である。


以前歩いた時は工事中であったが、大規模な砂防工事は終わったようだ。


ガレ沢の横断地点、ここを渡れば水場へ


避難小屋下の水場。冷たい水でした。湧き水だから安心して飲める。


ガレ地越に女峰山が見えるが山頂付近はガスがかかっているようだ。今回も山頂からの展望は期待できない。


唐沢小屋着。小屋前で昼食とする。


唐沢小屋の脇に不動様と石祠。
ガスで眺望は得られそうもなく女峰山頂はパス、下山とする。


前女峰山のガレ沢を横切って・・


歩き易い樹林帯の中の山道を降ると箱石金剛の道標


箱石金剛のちょっと上に竜巻山ピークがある。折角なので寄ってみる。


ガスで展望は良くないがこの笹の斜面にときおり陽が射しキラキラと輝く、綺麗ですね~


この一角にだけ咲いていたシロヨメナ


黒岩遥拝石へ着く。残念ながらガスで渓谷の絶景は見られない。


春先の黒岩山はお花畑となるが今は花は少ない


八風に着いた。これから先はまた笹尾根となることからここで最後の休憩とする。


羽黒尾根・黒岩尾根分岐。ここから羽黒尾根を降る。


電波塔に着いた。ここまで降れば後は尾根を外さないようにすれば良い


ヤシオ時期は華やかな尾根だが、今は歩く人もなくひっそりと静まりかえっている。


道迷いもなく無事に寂光の滝駐車場に戻った。


期待した尾根であったが、ず~と続く笹薮に使えそうもなくガッカリでした。
この周回ルート、誰にも出会うことがない静かなものでした。


安達太良山・石筵ルート

2017年09月10日 06時16分38秒 | 安達太良・磐梯・吾妻
H29年9月9日、石筵(いしむしろ)口から安達太良山を歩いてきました。

今週末は好天の週末、飯豊の予定であったが取り付き口の林道が崩落し通行止めとのこと。
前日に分かったもので急遽中止、さてどうしようか。
好天が期待できそうなのでどこか歩きたいが・・以前に歩いたことがある安達太良山石筵ルートを久しぶりに。
石筵口からはH11年に、実に18年前。銚子ヶ滝を覚えているくらいでその他は記憶がない。

駐車場6:25~車道~和尚山(銚子ヶ滝)登山口6:40~7:05銚子ヶ滝(往復)7:30~和尚山9:40~三角点(往復)10:00~11:20安達太良山(昼食)11:40~船明神山12:10~石筵分岐13:20~東屋14:05~林道~石筵登山口14:20~車道~和尚山(銚子ヶ滝)登山口~14:30駐車場
約8時間の山散歩でした。

山行記録一覧   地域別山行記録一覧  安達太良山記録一覧

自宅4:00発~水戸IC~阿武隈高原SA(朝食)~磐梯熱海IC~銚子ヶ滝駐車場6:15着 180Km

往路を和尚山ルートで、復路を船明神山ルート。反時計回りの周回


母成グリーンライン沿いの銚子ヶ滝駐車場


銚子ヶ滝遊歩道入口。
ここからが和尚山へ向けてのルートとなる。


銚子ヶ滝までは整備された遊歩道、木々の緑もいいですね~


銚子ヶ滝分岐着。名瀑を見て来ようと寄り道。遊歩道から標高差80m下る


名瀑百選の”銚子ヶ滝”。落差48mの銚子の形をした名瀑。おお~これは見事だ!


分岐まで登り返し和尚山方向へ。この階段上りで一汗かいた。


ロープがかかる石筵川徒渉地点へ。
流れが速いし、深みがあり、岩は滑るし・・下流部、上流部をウロウロするが簡単に渡れそうな所はない。
川底の石を寄せ集め足場をつくり何とか渡りきる。


石筵川渡渉地点(標高900m)を渡ると、和尚山(1,640m)まで標高差700mの登りです。
朽ちた猿岩の指道標。左手の矢印の案内坂は何だろうと思ったが安達太良山頂に登り着いて分かった。


展望がない樹林帯の緩やかな道を抜けると一転して開けた場所に。磐梯山~西吾妻連山の山並みが見られる。


大岩がゴロゴロとした所もあり慎重に石伝いに超える。

 
安達太良山・三角点の分岐。山名板がないが地理院の地図から推測すると標高は約1640m、和尚山の山頂かな・・
ヤブっぽい尾根を300mほど南にあるので三角点へ向かう。


灌木の藪を漕いで進む。さらに進むと大岩が立ちはだかる。この岩を越えていくと間もなく三角点の場所となる。
三等三角点:前嶽 1601.8m 


三角点から戻る途中の大岩の上から安達太良山頂の乳首岩が遙か遠くに見える、左は和尚山


この大岩から東に前ヶ岳、小前ヶ岳


三角点の場所から和尚山山頂まで戻り、今度は本峰を目指す。
安達太良山へS字状に尾根が続いている。安達太良山は遠いな~


本峰までは眺望の主脈縦走で気持ちがよいが、足もとは岩あり木の根っこあり、ヤブで隠され危なっかしく展望を見ながらとはいかない。


ガスが出てきたが何とかもってくれ~


急な降りはこの附近で終わった。ガレ場を目指して。左には船明神山も




鞍部から和尚山を振り返る。結構な急斜面でした。


尾根には秋の花が。リンドウは花盛り


安達太良山が近づいてきた。山頂にいるハイカーも確認できるが、ここからが結構長い


ハイマツを抜けると山頂前の広場に飛び出す。残念ながらガスがかかってしまった。


安達太良山頂。駐車場から5時間かかった。二等三角点:大関平 1699.7m


広場で昼食とする。多くのハイカーで大賑わいです。それもそのはず今日は安達太良トレランが開催されてました。
矢印の案内板はトレランのためでした。


老若男女300人ほどが参加されたとか。安達太良トレランは50キロのロングコース。


沼ノ平火口を右に見ながら。火口はいくぶん白っぽくなったような・・


石筵分岐への急登ザレて歩きにくい


船明神分岐。石筵登山口まで10キロ、下山路も長いな~


川桁山方面を前方にみながら穏やかな斜面を降る。


人なれしているのかホシガラスが近場に


ガレ場を下りきると雑木林の中を下るがぬかるんでいる。


ブナ林の気持ち良い樹林帯に入ったと思ったら


また藪道へ


母成峠への分岐。峠方向(直進)への道は廃道のようです。


朽ち果てた牧場作業道終点に出る


東屋。ここが安達太良山への登山口か?


荒れた林道沿いの牧場最上部へでました。


車道に合流。駐車場へ戻る。下山路もロングでした。


久しぶりの石筵ルート、往路復路ともハイカーと出会うことがなく静かなものでした。
ヤブっぽい所やぬかるんだ所もある自然がたっぷりのロングルートでした。


女峰山・霧降高原ルート

2017年09月04日 21時03分27秒 | 日光連山
H29年9月4日、霧降高原から女峰山を歩いてきました。

当初はニッコウキスゲ咲く時期にでもと思っていたが、暑いので涼しくなってからと先伸ばしていたもので今となってしまった。
今日は晴れ間が見られる予報であったが曇りがち、ロングルートでもあり涼しく歩けると思えばと出立。
このルートは6年ぶり、レポは⇒こちらから

霧降高原P6:05~小丸山(キスゲ平)6:40~7:35赤薙山7:40~奥社跡8:30~ヤハズ8:45~9:10一里ヶ曽根9:15~水場9:25~10:15女峰山10:30~11:20一里ヶ曽根(昼食)11:40~ヤハズ~奥社跡12:15~赤薙山12:50~13:45霧降高原P
7時間40分の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  日光連山記録

霧降高原P~赤薙山~女峰山の往復


まだ人も疎らな、キスゲ平園地。小丸山に向けて高低差240m、1,445段の「天空回廊」。
女峰山へは、まずこの階段を登るところから始まる。


階段脇にはワレモコウ


天空回廊はまっすぐ小丸山(キスゲ平)まで登っていく


お疲れさま~1445段ゴールです。 背後には高原山が雲海に浮かんでいる。


階段登り切って、鹿避けの回転扉をくぐった先が小丸山(キスゲ平)。目の前には、赤薙山への稜線が。


赤薙山へは400mほどの登り。最初の200mは、笹とツツジの中、展望の尾根を歩きます。
登山道は深く掘れていて、脇道もたくさんある。露を含んだササを避けながら


鳥居と祠のある赤薙山に到着。
三角点のある山頂は、木々に囲まれて展望ナシ。
ちょいと腹ごしらえして一息ついたら、さくさくと出発


赤薙山からは、しばらく岩場が続く。
そんな急なところや危なっかしいところはないが細かなアップダウンが続く


岩や木の根がごつごつと絡み合った道もある。


展望が得られない尾根には早くも秋の花が見られる




そんなこんなで標高2,203mの赤薙奥社跡に到着。
昔はここに祠があったんでしょうね。


ヤハズです。
しばらく歩きやすい尾根道になります。。


明るい尾根からは、木立を透かして女峰山が見え、気持ちいい道です。


奥社跡から一里曽根までは、シャクナゲの中の緩やかな稜線歩き。花時期は綺麗でしょうな~


一里曽根に到着。(『曽根』は会津地方では「小尾根」を指す言葉であり、ここは独標と呼ぶのかな)


一里ヶ曽根(独標)ここで展望が一気に開けて、目の前には目指す女峰山が!
ここにザックをデポし、サブザックで往復する。


ここでいったん50mほど下って250mほど登り返す


コル部に水場分岐あり標識からわずかで水場。しっかりと水量があり冷たい水で喉を潤してきました。


残雪期には雪庇が張り出すガレ場。女峰山が近づいてきた。


尾根から歩いてきた稜線を振り返る。奥社跡からの尾根が見られる。


三角点ピーク(二等三角点 女峯山 2463.7m )。女峰山の北西約100mのピークに三角点がある。


ハイマツに囲まれた頂上には滝尾神社の奥社があり、「田心姫命」が祭られている。


女峰山山頂。日光連山をはじめ会津、越後の山々、那須、筑波、遠くは富士山と、展望をほしいままにできるはずであるがあいにくのガスで何にも見えない。


西の帝釈山への尾根は「剣ガ峰」といわれるやせ尾根が通じている。


ガスがとれるのではとネバって見たがとれそうにないので下山とする。
下山路から左手に延びる先の三界岳。気になるピークであるがクライマーの領域、自分が訪れることはないでしょう。


一里ヶ曽根(独標)に戻り、昼食とする。
ザックを回収し下山する。

赤薙山付近からガスが出て、キスゲ平に戻ると真っ白、まさに「霧降」状態です。


無事に予定通りに戻れた。
花の少ない時期でもあり眺望期待であったが・・雨にもならずこれで良しとしよう。