登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

思い出の山旅(茂来山)

2021年10月26日 18時52分10秒 | 秩父・奥多摩
自分のブログ開設は H19年5月21日
H14年以前は山行での写真は撮らなかったこともあり公開できる情報はない。
H15年~H18年まではわずかながら写真、情報が残っており履歴として残しておくことにした。
順次、思い出の山旅としてアップする予定

山行日:H16.5/1 (土)
山 名:茂来山(1718M)
コース:槙沢登山口7:35(44分)ナラの大木8:19(30分)霧久保沢コースとの分岐8:49(9分)8:58茂来山頂9:24(5分)霧久保沢コースとの分岐9:29(20分)ナラの大木9:49(26分) 10:15槙沢登山口

茂来山はH29年8月27日にも歩いている、レポは⇒こちらから

 明日の八が岳登山に向け短時間で登れて「西上州の展望の山・茂来山」へ
3時発、高崎~下仁田~佐久を経由し、十石峠方面へ左折し茂来山の案内板を見て林道へ入る。
昭和57年に皇太子が登山されたとのことで林道が整備されている。
224Km、槙沢登山口7時半着。数台の駐車スペースがある。


 右側の小さな沢を見ながら鬱蒼とした林の中をゆるやかに登る。歩き始めて約30分、登山道が急になる。
ジクザクの道を登りつめると尾根にでる。尾根を進むと写真のナラの大木に出会う。
直径2mもある大木である。


ここからの登山道は少変化がある。岩場あり展望ありであきさせない。
小さなアップダウンを過ぎるともう一つの登山コースである霧久保沢コースと出会う。
当初の計画ではこのコースを歩くつもりであったが、林道への入り口を間違ってしまった。
茂来山山頂


 山頂からの展望は抜群で、写真で雪をかぶっているのが明日登る八が岳。
ぐるっと見渡すと北アルプス、浅間山などが見られる。山頂の祠の脇に皇太子が登られた記念碑がある。


 山頂からちょっと下がったところが広場になっており、傍らに四方原山へ5kmとの道標があり縦走でき
そうであったが次回へとする。
展望を満喫し下山とする。この山は道標があり登山道も明瞭で心配なくあるける里山であった。

槙沢登山口から、八千穂村~麦草峠~茅野市に入り、三井の森方面に走り縄文の湯(400円)で汗を流す。
ここから明日の登山口の桜平までは約10Km、時間もあり休憩室で昼ねをする。
縄文の湯を出発する際に「明日は7年に一度の御柱際があるので見ていけば」と誘われたが、やっぱり山にする。
 唐沢鉱泉方面に向かい、途中の分岐(道標あり)から桜平へ。
ダートな路である。林道の終点が駐車場になっている。本日はここで車中泊。

佐久の名峰・茂来山

2017年08月29日 10時00分15秒 | 秩父・奥多摩
H29年8月27日、皇太子さまも登った茂来山(もらいさん)を歩いてきました。

茂来山は信州百名山のひとつで佐久地方の名峰。その山容は、東西南北になだらかな裾野を広げ、均整のとれた美しい錐体で、周囲に高い山がなく抜きん出ていることもあり、1,700m級の山とは思えない存在感で佐久平のどこからも目を引く。

茂来山には霧久保沢、槙沢(まきさわ)、親沢コースがあるが駐車場が一番大きいという霧久保沢ルートで。
ルートの途中には、トチの大木「こぶ太郎」もあるそうなので、それも楽しみ。

霧久保沢登山口8:55~9:50こぶ太郎10:00~11:00茂来山11:20~こぶ太郎~12:25霧久保沢登山口
3時間半の山散歩でした。

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佐久市内国道141号沿いから見た茂来山


登山口までの林道は車一台分ほどの道幅だが、それほど荒れておらず7~8分走ると十数台が停められる林道ゲート前の駐車場に到着


駐車場の直ぐ先に林道ゲートがあり、横を抜けて四方原林道を進む。
伐採作業中なので林道は通行止めだが「今日は日曜日なので作業中止、歩けるよ」と上の写真の方が教えてくれた。
林道とは別に駐車場~登山口までの巻き道ルートが整備されていて下山時はこの巻き道を歩いた。


林道ゲートから15分ほどで霧久保沢登山口に到着


ヒノキの樹林帯を抜け、さらに沢沿いの登山道をゆるゆる登る。


登山道の所どころに案内標示があり歩き易い。


登山道からちょっと離れて林野庁が全国の国有林の中から選定した「森の巨人たち百選」の「茂来山のコブ太郎」があり、見学用の木製ステージが用意されている。コブ太郎はトチノキで推定樹齢=約250年、胸高直径=169cm、樹高=22mと言う大変立派なもの。
説明によると山里ではトチノミ、クリ、クルミなどの木の実が貴重な食べ物であったと言います。かつてこの付近は炭焼きが盛んで周辺の木々は伐採されましたがコブ太郎などのトチノキなどは大切に残されたと紹介していました。






さらに登ると炭焼き窯風の石組みも見られた。


霧久保沢の水源を過ぎると程なく「大王トチノキ」
樹齢はコブ太郎より古いと言いますが案内板などもなく気が付かなければ通り過ぎてしまいそうです。


最初はまっすぐに、そしてすぐに九十九折になる道を黙々と登る。


この時期、茂来山には目立つ花が咲いていません。それでも沢沿いには白いトリカブトを見付けることが出来ます。シロバナトリカブトと呼ばれる花はヤマトリカブトの変種とか、ごく稀に見ることが出来ると言いますがこの山では紫色の花を見付ける方が難しいようです。


稜線に出ました~
ここで槙沢からの道と合流。


ゆる~りと尾根上の道を登り上げて


茂来山山頂。二等三角点と二つの石祠が並ぶ狭い山頂からは、佐久平の風景やハヶ岳や南アルプスなどの眺望があるとのことであるがあいにくの曇り空で何も見られない。
昭和57年8月20日付の「浩宮様茂来山登山記念」の碑も。皇太子殿下が浩宮殿下のときに登頂されたとか。


山頂からちょっと下がった所に平らな草地。四方原山への道標もある。


山頂の一角にウラジロタデかな?もう秋の様子ですね


山頂でお昼を食べ下山、往路を戻る。朽ち果てたトチの巨木の株の廻りに子の樹も、世代交代している。


登山道にはそこらじゅうにトチの実が落ちている。


登山口に着いた。ここから巻き道を行く。目障りなほど青いテープが樹に巻き付けられている。


駐車場に着いた。


期待していた山頂からの大展望は得られなかったがまずまずだったかな~

明日は八ヶ岳、清里美し森駐車場で車中泊




福寿草・大ドッケ

2017年03月24日 07時23分45秒 | 秩父・奥多摩
H29年3月23日、奥秩父の大ドッケ山中に咲く福寿草を見てきた。

かつては秘密の花園と呼ばれていたとか、雑誌に載ったことがきっかけでその存在が知れ渡ることとなったと聞いている。今では多くのハイカーが訪れるようになり秘密の花園では無くなってしまった感がある。そのおかげで私のような奥秩父などほとんど歩いたことの無いような者でも行くことができるわけだが・・

昨年の福寿草散策は雪に覆われて見るべきものがなかった。今年はリベンジと徹也さん和子さん、ようさんひろさんを誘ってのもの。当初の計画では先週の17日の予定であったが前日に雪が降ったとのことで延期。

そして今週、満を持してのものであったが現地では一日前に雪が降った様子、そうとも知らず待ち合わせの道の駅「ちちぶ」から見上げる武甲山は、薄っすらと雪に覆われているではないか・・。今年もかと不安を持っての出発となった。

浦山大日堂BS8:05~天目山林道入口~廃屋8:45~9:20沢二俣9:30~10:35福寿草群生地(昼食)11:35~尾根に出る11:55~(峠ノ尾根)~独標12:05~大ドッケ12:15~61号鉄塔13:20~地蔵峠13:40~(鉄塔巡視路)~14:00山大日堂BS
約6時間の山散歩でした。

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自宅3:50~道の駅ちちぶ6:50(一般道) 道の駅ちちぶ~浦山大日堂BS約13キロ
浦山大日堂BS。ルートは昨年とほぼ同じである。


橋を渡り天目山林道へ


踏み跡明瞭な作業道を行く


廃屋は潰れている。


鹿除けネットが続く山道を過ぎガレ地に入る。昨年にはなかったロープが張られているがゆるゆるで役に立たない。


斜面をトラバース


ガレ地も難なく通過


二股沢に降りたち小休止


二股沢、写真左の沢を詰める。


あとはこの沢をひたすら登れば目的地に到着するはずだ。この沢にはかつてはワサビ田があったらしい。


標高をあげていくと枯れ沢になる。


しだいに傾斜がきつくなり


残雪が残る所もある。




もうすぐ目的地


福寿草群生地。ちょっと早いがここで昼食とする。


これほどの花が自生しているとは驚きである。花園の中に踏み込まないように、お花畑の周辺を回るようにして写真を撮る。
陽が射さないと開花してくれないので、ほとんどが蕾のようにしぼんでいる。鮮やかな色が出ないのが残念である。








二俣の窪地間の扇状斜面を福寿草群落が占有している。この扇状地の外に福寿草は全然見られず、不思議な感じ。








福寿草群生地を背にし、隣の尾根に登る。


峠ノ尾根に出ると雪が多く残っている。


独標に着く。何の標識もない。


大ドッケに着く。


落ち葉が積もり滑ること滑ること


鉄塔に着く。小休止とする。皮肉にも青空となった。この青空が群生地に欲しかったなあ~


地蔵峠


鉄塔巡視路を利用し下山


曇りがちで福寿草は開かず残念だった。
それでも群生地の全体像がわかり素晴らしさの一端を伺えたことは良かった。
徹也さん和子さん、ようさんひろさんお疲れ様でした。


馬越峠から天狗山~男山

2016年08月13日 10時22分42秒 | 秩父・奥多摩
H28年8月11日、長野県川上村と南相木村にまたがる「天狗山・男山」を歩いてきました。

野辺山佐久甲州街道を北上すると右手に異様に目立つ尖った山が目に着く。
これが「男山1,851m」だ。標高の高い「天狗山1,882m」は手前の峰に隠れて全貌は見えていない。
そのうち登ってみようと思っていたがなかなか機会がなくノビノビとなっていた。

天狗山と男山の縦走路は適度な岩場のアップダウンが続き、稜線の北と南面がは鋭く切れ落ちている所が随所にあり展望もある。
この山は奥秩父山系の最西端にある岩稜の山で、アズマシャクナゲが多い。
アズマシャクナゲを見るなら、近くの十文字峠や瑞牆山、金峰山などがあるから人気はもう一つかな

馬越峠登山口8:45~9:35天狗山9:40~11:00男山・昼食11:40~12:45天狗山12:50~13:25馬越峠登山口
4時間40分の山散歩でした。

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ルートは馬越峠から天狗山~男山の往復


馬越峠へ駐車。駐車場は川上村側に5~6台、南相木村川に4台程度のスペースがある。トイレはない。


すでに標高1620m。車の先の樹林にある天狗山登山口から入山する。


いきなり急登を登って行く。しかし、その急登も10分か15分で終わり、なだらかな尾根へ出た。


写真を撮りながら行くと、パーと視界が広がり、正面に天狗山が見えた。ボッテリした感じで岩峰というイメージではない。
しかし良くみれば、左端は絶壁になっている。


やせ尾根を下りきった所から天狗山への岩場の急登りが始まる。ほとんどの岩場にはステップがあるので何のことはない。


岩場を登れば天狗岳頂上。山頂は360度の展望が効き、これから向かう男山への稜線が伸びているのが見えるはずであったが・・何も見えない


山頂からアズマシャクナゲの群生地を抜け


岩稜の尾根を行き


立原高原への分岐を過ぎ


花が点在する尾根を越えると


目指す男山(双耳峰)が右手に見えてくる。


大岩の基部を巻き


御所平への分岐を分け直ぐに山頂へ


「男山」の山頂に到着する。山頂にはだ~れもいない。三等三角点男山は大パノラマ、期待通りまさに川上村のシンボル。
明日歩く「八ヶ岳」の展望はまことに素晴らしいの一語だと言いたいところだが雲に隠れている。


「男山」の先にはさらに岩峰が続きその先は「クライマー」の領域。
川上村の千曲川沿いに銀色のマルチ(ビニールシート)に覆われた高原野菜(レタス)の畑は、雪が積もったように真っ白。
この農家の平均年収は数千万円とのこと。通りで野菜御殿が立ち並ぶわけだ。


南には小川山2418m、金峰山(キンプ)2595m、瑞牆山(ミズガキ)2230mも見える。


歩いてきた天狗山はスッキリと突き立っている。


昼食をとり展望を楽しんだ後、往路を戻る。復路では晴れ間も出て展望を楽しみながら


天狗山への尾根


御座山も前方にスッキリと見えてきた


途中の岩場で


イルカ岩?に乗って


茂来山方面


天狗山に戻る。男山も見える絶景です。


居合わせて方に撮って貰う。


さらに降り振り返って天狗山を撮る


ツツジやシャクナゲの多い山で花期は素晴らしいものでしょう。天気もまずまず眺望もあり、岩尾根が続くもので変化もあり良い山であった。
馬越峠から車で7,8分の滝見の湯(450円)でさっぱりする。
明日は八ヶ岳、海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場で車中泊。


福寿草の花園・大ドッケ

2016年03月17日 12時04分26秒 | 秩父・奥多摩
H28年3月16日、埼玉県秩父市の大ドッケの近くに咲く福寿草を目的に歩いてきた。

カミさんの大好きな花の一つが福寿草。自宅の庭の土質に合わないのか毎年購入してはいつのまにか消滅の繰り返し。
そんな折、昨年、セとナさんの福寿草群生地レポを見た。これは行くしかないと期待して訪れた。
しかしまさかの積雪。現地では今週の日~月にかけて大雪となったとのこと。ルート上の沢筋、尾根筋は20~30㎝の積雪で福寿草はすっぽり埋もれてしまった。見るべきものはなかったがそれでもたっぷりの雪と遊んできた。

浦山大日堂BS7:25~天目山林道入口~山道取り付き口7:30~廃屋8:20~9:10沢登り口(二俣)9:15~福寿草群生地附近10:55~尾根に出る12:00~独標12:15~12:30大ドッケ(昼食)12:50~61号鉄塔13:50~地蔵峠14:15~14:35山大日堂BS
約7時間の山散歩でした。

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自宅4時0分発、浦山大日堂BS 7時15分着。一般道155Km。
ナビ設定:老人福祉センター渓流荘 0494-22-7117

浦山大日堂BS。4台程度の駐車スペース(無料)。水洗トイレ有り


浦山大日堂BSから数分の天目山林道入口にはオブジェが並ぶ。


橋先40mほどで右の道に上る。ここが取り付き口。


山道は地元の方の生活道路だったのでしょうかしっかりした道です。


山道脇の廃屋は潰れている。


展望が開けた所から見る山は雪に覆われている。これでは福寿草群生地も雪かも・・


雪解けで滑り易い崩落地を無事に通過


二股沢出合


沢に降りたち地形図をチェック。この沢をつめる。


沢筋は雪が深い。




春先の雪は水分たっぷりで急斜面は滑ること滑ること。積雪はストックと比較するとこんなもの。




この先が群生地のはずだが雪面です。


尾根から転げ落ちた雪の塊。


途中で出会った静岡からという単独の女性と一緒する。尾根を目指して真っ新な斜面を登るが雪深くきつい。


カミさんの執念ですね。雪を掘り起し福寿草を見つけた。




沢筋から支尾根に登るが尾根筋も雪深い。


主尾根に出た。尾根から見る大平山(1603m)


独標(1315m)。テープ上に独標と書かれている。


独標の近くにこのような銘版があった。


大ドッケ(1275m)。山名板はなく大ドッケかどうか分からないが、標高からここと思われる。ここで昼食。


この尾根からは正面に武甲山~大持山~子持山の山並みが見られる。


真っ新な雪面に足跡を付けながら尾根を降る。


尾根沿いに鹿除けネットがあり標高をかなり下げてきたのが分かる。


ルート上の目印となる新秩父線61号鉄塔に出た。


さらに降り地蔵峠 。ここからは里を見下ろすことができる。


無事に天目山林道入口に戻った。高台の建物は渓流荘。


予想外の積雪に期待した花園は見られなかったが雪と遊びながらの山行となり記憶に残るものとなった。
また来季にでもチャレンジですね。