登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

赤岳・クラシックルート

2017年08月29日 21時22分28秒 | 八ヶ岳・美ヶ原・霧ヶ峰
H29年8月28日、赤岳・クラシックルートを歩いてきました。

八ヶ岳は好きな山の一座、天気はいま一つ不安定であるが、雨はなさそうとクラシックルート(真教寺尾根⇒赤岳⇒県界尾根)へ。

前日は、登山口に近いたかね荘(美し森ファーム)にも駐車できるが、綺麗でトイレがある清里美し森駐車場で車中泊

美し森ロッジ(たかね荘)付近の路側帯5:20~登山口5:25~羽衣の池5:35~賽の河原6:25~牛首山7:20~扇山7:45~真教寺尾根分岐点9:35~9:50赤岳山頂10:15~県界尾根取付き10:20~11:25大天狗・昼食11:45~小天狗12:25~林道出合12:55~車道出合(県界尾根登山口)13:20~13:40駐車位置
8時間20分の山散歩でした。

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時計回りの周回(真教寺尾根⇒赤岳⇒県界尾根)


清里美し森駐車場から1キロほど離れた美し森ロッジ(たかね荘)付近の路側帯に移動し駐車。


八ヶ岳美し森ロッジ駐車場の脇から、よく整備された遊歩道が標高1,610m地点にある羽衣の池まで続く。


丸太階段を登って行く。歩幅の合わない歩きにくい階段を登りきると羽衣の池に出る。


標高1,610Mの地点ににある羽衣の池。池というより湿地帯といった方がよいような所です。
以前に赤岳からこの羽衣の池まで歩いたことがある。レポは⇒こちらから


羽衣の池からゲレンデ沿いの山道へ。カラマツ林の中を、笹ヤブが気になっていたが刈りはらわれていた。


賽の河原。
カラマツ林の斜面を登ればパノラマリフト山頂駅。
サンメドウズ清里スキー場のパノラマリフト降り場の脇から赤岳・真教寺尾根登山道が始まる。
真教寺尾根コースは標高差が1,300mほどあり、上部では鎖場が連続するが展望は素晴らしい。


樹林帯の中を黙々と登って行くと展望が開けた場所から南アルプスの山並みが見られた。


賽の河原から地獄谷の源頭部のガレ場を通り、針葉樹林帯の急斜面を登れば三角点が置かれた牛首山山頂。
頂上付近は樹林に囲まれ、権現岳方面の眺望だけが望める。


赤岳が迫ってくる。左に天狗尾根の岩峰群の大天狗や小天狗が見えてきた。


真教寺尾根を振り返る。牛首山ピーク越に雲海が広がり奥秩父の山並~金峰山と富士山


途中の岩場で一休み


立ち枯れ帯を越える


山頂直下のクサリ場に取り付く。ここから鎖場が連続する。


途中の岩場から見下ろすとこんな感じ、結構な高度感がある。


前写真の鎖場を登り切った所から左手方向の天狗尾根の岩峰群(大天狗・小天狗・カニばさみ)。
奥にキレットを挟んで権現岳が、さらにその彼方には南アルプスが見られる。


岩場のわずかな隙間に多くの花が見られる。




真教寺尾根分岐はもうすぐ、分岐を示す指導標が稜線の平坦な場所に立っているのが見える。
この分岐は権現岳方面と文三郎尾根ルートの分岐点となっている。


真教寺尾根分岐。真教寺尾根はここで終点。ここから赤岳山頂までは約15分。


真教寺尾根分岐から歩いてきた真教寺尾根を見下ろす。尾根の先に見えるピークは牛首山。


真教寺尾根分岐から見る阿弥陀岳


竜頭峰の稜線から赤岳頂上を見る。


赤岳は北峰と南峰の双耳峰。最高地点は南峰にあり、頂上標柱が立ち、赤嶽神社が祀られている。
八ケ岳の主峰からは雄大なパノラマが展開するはずであるがあいにくの天気で展望は得られない。


山頂から二つの長大な尾根。大門沢を挟んで右が真教寺尾根、左が県界尾根


横岳方面はず~とガスっていてこんな感じ


トイレの臭いがこもる山頂小屋の脇に出て、県界尾根を下る。


県界尾根コースの標高差は約1,200m、上部では梯子や鎖場が連続する険しいルート


途中の不安定な岩場で一休み


鎖場や梯子が連続する




この岩場にも花が多い


大天狗。ここで昼食とする。


さらに降ると小天狗


小天狗の先に分岐、清里方面へ


きつい斜面を降ると林道に出る。


林道途中に真教寺尾根分岐、県界尾根との連絡路ですね。


無事に県界尾根登山口に出た。


今日は雨にもあわずに幸いだった。
まずまずの眺望も得られたし、メリハリのあるコースで満足満足でした。

佐久の名峰・茂来山

2017年08月29日 10時00分15秒 | 秩父・奥多摩
H29年8月27日、皇太子さまも登った茂来山(もらいさん)を歩いてきました。

茂来山は信州百名山のひとつで佐久地方の名峰。その山容は、東西南北になだらかな裾野を広げ、均整のとれた美しい錐体で、周囲に高い山がなく抜きん出ていることもあり、1,700m級の山とは思えない存在感で佐久平のどこからも目を引く。

茂来山には霧久保沢、槙沢(まきさわ)、親沢コースがあるが駐車場が一番大きいという霧久保沢ルートで。
ルートの途中には、トチの大木「こぶ太郎」もあるそうなので、それも楽しみ。

霧久保沢登山口8:55~9:50こぶ太郎10:00~11:00茂来山11:20~こぶ太郎~12:25霧久保沢登山口
3時間半の山散歩でした。

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佐久市内国道141号沿いから見た茂来山


登山口までの林道は車一台分ほどの道幅だが、それほど荒れておらず7~8分走ると十数台が停められる林道ゲート前の駐車場に到着


駐車場の直ぐ先に林道ゲートがあり、横を抜けて四方原林道を進む。
伐採作業中なので林道は通行止めだが「今日は日曜日なので作業中止、歩けるよ」と上の写真の方が教えてくれた。
林道とは別に駐車場~登山口までの巻き道ルートが整備されていて下山時はこの巻き道を歩いた。


林道ゲートから15分ほどで霧久保沢登山口に到着


ヒノキの樹林帯を抜け、さらに沢沿いの登山道をゆるゆる登る。


登山道の所どころに案内標示があり歩き易い。


登山道からちょっと離れて林野庁が全国の国有林の中から選定した「森の巨人たち百選」の「茂来山のコブ太郎」があり、見学用の木製ステージが用意されている。コブ太郎はトチノキで推定樹齢=約250年、胸高直径=169cm、樹高=22mと言う大変立派なもの。
説明によると山里ではトチノミ、クリ、クルミなどの木の実が貴重な食べ物であったと言います。かつてこの付近は炭焼きが盛んで周辺の木々は伐採されましたがコブ太郎などのトチノキなどは大切に残されたと紹介していました。






さらに登ると炭焼き窯風の石組みも見られた。


霧久保沢の水源を過ぎると程なく「大王トチノキ」
樹齢はコブ太郎より古いと言いますが案内板などもなく気が付かなければ通り過ぎてしまいそうです。


最初はまっすぐに、そしてすぐに九十九折になる道を黙々と登る。


この時期、茂来山には目立つ花が咲いていません。それでも沢沿いには白いトリカブトを見付けることが出来ます。シロバナトリカブトと呼ばれる花はヤマトリカブトの変種とか、ごく稀に見ることが出来ると言いますがこの山では紫色の花を見付ける方が難しいようです。


稜線に出ました~
ここで槙沢からの道と合流。


ゆる~りと尾根上の道を登り上げて


茂来山山頂。二等三角点と二つの石祠が並ぶ狭い山頂からは、佐久平の風景やハヶ岳や南アルプスなどの眺望があるとのことであるがあいにくの曇り空で何も見られない。
昭和57年8月20日付の「浩宮様茂来山登山記念」の碑も。皇太子殿下が浩宮殿下のときに登頂されたとか。


山頂からちょっと下がった所に平らな草地。四方原山への道標もある。


山頂の一角にウラジロタデかな?もう秋の様子ですね


山頂でお昼を食べ下山、往路を戻る。朽ち果てたトチの巨木の株の廻りに子の樹も、世代交代している。


登山道にはそこらじゅうにトチの実が落ちている。


登山口に着いた。ここから巻き道を行く。目障りなほど青いテープが樹に巻き付けられている。


駐車場に着いた。


期待していた山頂からの大展望は得られなかったがまずまずだったかな~

明日は八ヶ岳、清里美し森駐車場で車中泊




・163筑波山

2017年08月20日 19時52分10秒 | 筑波山・加波山・吾国山
H29年8月20日、筑波山を歩いてきました。

このところのぐずついた天気に嫌気し山モードからジョギングモードへ。

10月末には水戸マラソンがありそのための身体つくりが目的。

曇りがちの天気はジョギング向き、良い機会と車が少ない田舎道を走りこんでいる。

8月に入り3日(難台山)を除きジョギング続き、徐々に距離を伸ばして疲れもたまってきた。

そこで気晴らしに筑波山へでもとなった。

今日も曇りがちの筑波山


湿気たっぷりの登山道は蒸し暑い。
こんな中、シモンさん山探検仲間のAさんがお友達と下山してきた。こんな早い時間に下山とは元気ですね~


弁慶七戻り付近からはハイカーが多くなる。


高天原付近のつくばい。以前から気になっていたが今回じっくり見てきた。
たぶん天然もの、長い期間の雫の一滴一滴が作り上げた芸術品ですね。


まだイワタバコが咲き残っていた。


女体山の指定席。山頂からはガスで何も見えない。


御幸ヶ原は閑散としている。
この後、富士見台へ。東屋で和徹さんとバッタリ、しばし情報交換。


左に千代田アルプス、右に宝篋山をみて下山


見るべきものが少なかったが、バッタリもあり良い気分転換になった。
もう夏も終わってしまう。すかっと晴れて欲しいものです。


イワタバコ咲く難台山

2017年08月03日 20時08分17秒 | 筑波山・加波山・吾国山
H29年8月3日、乗越峠から難台山を歩いてきました。

予定では隠沢観音から鐘転山~難台山でしたがヤブに阻まれ撤退、乗越峠から難台山に変更し歩いてきました。

隠沢観音裏から鐘転山へ取り付くも歩かれる人も少ないとみえ倒木やヤブが繁茂している。
先を行くカミさんが「これはダメ、冬にまた来よう」と戻ってきた。今の時期に歩くコースではなかったようだ。
前回の隠沢観音から鐘転山~難台山レポ⇒こちらから







乗越峠へ移動し駐車、難台山へ向かう。


トウモロコシに似た形状の果実を付けるマムシソウ。赤と緑のコントラストが目を引く


数は少ないが点々と見られるヤマユリ


屏風岩


そしてお目当てのイワタバコ。満開と言って良いでしょう。






同じ場所に咲くタマアジサイはこれからです。


静かな難台山でした。今日はここまで


下山路でKさん、Oさんとバッタリ。軽妙なトークのお二人に話は尽きません。
お二人とも精力的に山を歩かれているとのこと、エネルギッシュですね~


展望台には秋の七草の一つのオミナエシが咲いてました。


涼しく歩けた難台山でした。
目的のイワタバコも見られたしバッタリもあり良い一日でした。