登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

ハクサンイチゲ・平標山

2019年06月19日 13時16分56秒 | 谷川連峰
R1年6月18日、平標山を歩いてきました。

予定では不忘山であったが前日になって天気が変わり曇りがち、急遽変更する。
天気が良さそうな場所からハクサンイチゲが期待できる平標山へとなった。

火打峠トンネル出口6:35~松手山登山口6:40~鉄塔7:45~8:20松手山8:25~9:45平標山9:55~お花畑散策~平標山10:35~11:10平標山の家(昼食)11:35~平標山登山口12:20時~林道~13:15日火打峠トンネル出口
6時間40分の花散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  谷川連峰記録

自宅3時20発~笠間IC~赤城高原SA(朝食)~月夜野IC~火打峠TN6時25分着。214キロ
火打峠トンネル出口脇スペースに駐車


平標駐車場でトイレを済ませてスタート


松手山登山口から。色鮮やかななヤマツツジがみられる。


タニウツギも鮮やか


足もとにはマイズルソウも開花


群れてるアカモノ


松手山付近からの平標山への尾根。平標山のピークには滝雲のように雲が流れている。


イワカガミ かわいいね~


ちょっと疲れているシラネアオイ


8合目のハクサンイチゲの群れ、2年前に比べ増えてるような
多くのハイカーはスルー、見逃しているのか見るに値しないのか


ヨツバシオガマもそこかしこに


9合目のハクサンイチゲの群れは大きい、期待通りでした。






山頂直下から振り返り見る苗場山、ず~と雲がかかっていたがやっととれた。


平標山


仙の倉山への尾根。木道沿いはお花畑


ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラなど














平標山から平標山の家への尾根を降る。歩きにくい木道で足がカクカクしてしまう。


木道沿いにはハルリンドウ、ショウジョウバカマもあちこちに


平標山の家で昼食
予定では大源太山~毛無山経由で平元新道に抜けるものであったが、雲行きが怪し気になりここから下山とする。


小屋直下に大ナルコユリ


ポッカさんと交差。ガスボンベを担いで登って行く。凄いパワーだなあ


心配していた天気はまずまず、期待していたハクサンイチゲは満開と楽しめた一日であった。


絶景・谷川岳

2017年10月02日 10時07分46秒 | 谷川連峰
H29年10月1日、谷川岳を歩いてきました。

紅葉時期の谷川岳は、馬蹄形縦走いらい3年ぶり。西黒尾根、天神尾根、田尻尾根と繋ぎ楽しんできた。
天神尾根、田尻尾根は初めて歩くもので興味があった。

白毛門登山口駐車場6:15~西黒尾根登山口6:35~ラクダのコル(厳剛新道分岐)8:20~谷川岳(オキの耳)9:50~トマの耳~奥の院~10:30ノゾキ(休憩)10:40~トマの耳~オキの耳~11:30肩の小屋(昼食)12:00~(天神尾根)~天狗のトマリ場12:35~熊穴沢避難小屋12:55~(田尻尾根)~田尻尾根登山口14:05~林道~土合橋14:30~14:40白毛門登山口駐車場
約8時間半の山散歩でした。

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概略ルート図。西黒尾根⇒谷川岳⇒ノゾキ往復⇒天神尾根⇒田尻尾根の周回


自宅発3時20分、北関東道、関越道、赤城高原SAで朝食~水上ICで下車し土合へ。6時00分着。201Km。
白毛門登山口無料駐車場。すでに満車状態で隅っこのスペースに駐車。


西黒尾根登山口。標高差約1200mの急登コース、日本三大急登の一つに数えられているとか。
ロープウェイ駅を過ぎた付近で「登山口はこちらからですか」と聞かれた。
地図も持ってない様子。危なっかしいハイカーもいるもんだ。


登山口からブナの原生林の中の単調の急坂が続く。
途中にあったベンチ木、倒木の先から新しい芽が出て上に伸びたとか 生命力って素晴らしい。


樹林帯を抜けた辺りから西黒尾根は次第に稜線が狭くなり、同時に素晴らしい展望が開けてくる。
湯檜曽川の対岸には白毛門、笠ヶ岳、朝日岳と続く峰々が聳え立っています。
更にその遠景に上州武尊山や至仏山なども見えている。


稜線が狭くなると同時に、岩場の傾斜が増し、「ラクダの背」と呼ばれる小ピークの下に三か所の鎖場がある。
難易度は高くはないが岩がツルツルして滑るため要注意。


「ラクダの背」はザックをおろして休めるほどの広さがある。トマノ耳とオキノ耳の絶景を楽しんでから出発する。


西黒尾根と東尾根との間に作られた絶壁に、東方向に刻まれたマチガ沢の絶景は、このコースの醍醐味ですね。


「ラクダの背」から少し下った所を「ガレ沢のコル」と呼び、ここで右方向に巌剛新道を分ける。


「ガレ沢のコル」から稜線を進み、少し登った所から尾根を外れごつごつした岩場に登り小休止


この辺りから望む谷川岳は見応えがあり、撮影の絶好ポイントと言える。
オキの耳から連なる東尾根のシンセン岩峰や双耳峰の谷川岳から垂直落ちる岩壁など素晴らしい景観です。


広い尾根の稜線の左側を登って行く。


ザンゲ岩下部にあるツルツルと滑る岩を慎重に登ると、山頂はあと少しです。


氷河の跡付近には氷河の浸食作用によって削られたとされる一枚岩がある。ここに来ると寝転がりたくなり。


ザンゲ岩を見下ろす。紅葉が綺麗ですね~


左の丸いピークがトマノ耳、右ピークがオキノ耳。すでに多くのハイカーがいる。


尾根の左手の天神尾根からも多くのハイカーが列をなし登っている。


草紅葉の谷川岳も良いものです。


トマノ耳付近からから望む万太郎山への稜線。稜線を辿るとオジカ沢ノ頭があり、そこから左手奥に俎嵒山稜(一般登山ルート無し)が川棚ノ頭へ向けて伸びている。主脈はオジカ沢ノ頭から後方に向かって伸びていて万太郎山~仙ノ倉山~平標山へと続いている。


トマノ耳もオキノ耳もハイカーで混雑。帰りに寄ろうとノゾキまでを往復する。


トマノ耳附近からオキノ耳、一の倉沢岳、茂倉岳


紅葉はすでに終盤、茶色がかっている。


トマノ耳から一の倉沢岳へは展望稜線。稜線西側の苗場山方面


稜線東側の巻機山方面


ノゾキ。一ノ倉沢を覗くことですね。


文字通り下をのぞいての撮影。10月だというのに雪渓がある。中央部やや左の岩は烏帽子岩、衝立岩かな。


ノゾキから見る一ノ倉沢岳の紅葉が一番綺麗だったかな~。


オキノ耳付近からから万太郎山方面の稜線。笹原のなだらかなスロープを見せる新潟県側です


奥の院付近の岩場にて。帰りに寄ろうとしたトマノ耳もオキノ耳もハイカーの列は解消されずパス


肩の小屋。上高地並みのハイカーの多さ。運よくベンチが空きここで昼食。


「これだけ多くのハイカーなのに知り合いはいないね~」と話していたら、いくべ会のメンバーとバッタリ。
この人混みの中で出会うとは奇遇です。
つなちゃんが上着のチャックを開け始めたので何をするのかと思ったら、このTシャツを見せたかったようです。


昼食後、天神尾根を降り途中の岩場から振り返り見る。
降りる人、登る人が交差し渋滞も度々。ガレ石が多く歩いにくいものだった。


この附近は紅葉が素晴らしい


田尻尾根へ入る。ここからはハイカーは激減、歩かれる人は少ない。
ロープウェイを使えば、標高1,320mの天神平駅から標高750mの土合口駅へ一気に降れるが、年金生活者にとっては辛い出費、歩いて降る。


時々、視界が開けて往路に登った西黒尾根と谷川岳が見える。


田尻尾根登山口。ここからは林道を降る。


ゴンドラを見上げながら


河原のような林道をゆるりと降り


土合橋。ロープウェイ土合口駅下の車道に出る。


紅葉を期待してものだったが、稜線ではすでにピークは過ぎてしまった。
それでも快晴のこの日、絶景が得られ良かったです。


土樽から茂倉岳~武能岳~蓬峠

2017年06月19日 20時27分58秒 | 谷川連峰
H29年6月18日、土樽から茂倉岳~武能岳~蓬峠を歩いてきました。

谷川岳主稜線の花園を見て来ようと土樽からプチ縦走を計画した。
避難小屋泊りとするか日帰りとするか迷ったが、自分たちの足で9時間かな・・朝早く出立すれば日帰りも出来るのではと
前日に平標山を歩き、土樽に移動し車中泊しスタート

土樽茂倉岳駐車場4:15~茂倉岳登山口~6:30矢場ノ頭6:40~川場ノ頭~茂倉岳避難小屋8:00~8:20茂倉岳8:25~9:45武能岳9:55~10:30蓬ヒュッテ10:50~水場11:00~中の休場11:45~東俣沢出合12:10~12:45黒金沢出合13:00~13:30土樽茂倉岳駐車場
9時間15分の山散歩でした。

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茂倉新道を登路に、蓬新道を下山路に、反時計回りの周回とした。


土樽茂倉岳駐車場(前日に撮ったもの)
夜中に起きた時は星がビッシリだったが、3時半に起きた時は星は見えずおぼろ月夜。こんなはずではなかったが・・


4時15分薄暗い中をスタート。スッキリしない天気だが雨の心配はなさそう。
だが熊が怖い笛を吹き鳴らしながら薄暗い樹林帯の中を黙々と登りつめ矢場ノ頭に到着。
奥のピークが茂倉岳、手前のピークは川場の頭。ここからは一転して展望尾根となり花も多くなる。


右手に万太郎山など主稜線を眺めながらの稜線歩きとなる。


矢場ノ頭で一息入れて再スタート。この尾根はきつい登りとなるが花が多く力になる。


ピチピチのイワウチワが咲いている。ツバメオモトも


シラネアオイもヨツバシオガマも活き活きとしている


主役のハクサンイチゲもいたるところに登場


花を愛でながら茂倉岳避難小屋へ着く


小屋内部は覗いてみる。小屋前には天水の貯め水、1分ほど降れば水場もあり使い勝手の良い綺麗な小屋でした。


小屋の上部から見下ろす。小屋に続く稜線がうねうねと続いている。


ここを登り切れば茂倉岳。右手には一ノ倉岳


茂倉岳到着だがガスで真っ白。駐車場から標高差1200m余、約4時間。予定通りに着いた。
茂倉新道で出会ったのは2組と静かなものであった。


一息入れ茂倉岳から武能岳へ向かう。尾根に雪はないが斜面には多くの雪が残り吹き上げる風はひんやりと涼しい。
遠方にガスに包まれた武能岳が見える。


この尾根にも花が多い。シラネアオイはあちこちに見られ花好きにはたまりませんね。


武能岳から滝のようにガスが流れる落ちる豪快な景観を見ながら


ハクサンイチゲの群生地も多くある。


ピンボケだが、ハクサンコザクラもあちこちに


多くの花が混在したお花畑。カミさんが「こっちが良い」「あそこも」と矢継ぎ早に言うので追いつかない。






稜線のガスが消え武能岳がスッキリと。この稜線が素晴らしい・・晴れていれば尚更でしょうが。


武能岳山頂。小虫が多い山頂で出会ったハイカーに虫よけスプレーを貸して頂いた。
今時期の山には持ち歩いていたがこの日に限って持ってない・・


武能岳から茂倉岳~一ノ倉岳~谷川岳を振り返り見る。


蓬峠へ降ります。蓬ヒュッテが眼下に、大源田山の尖がったピークが眼につく


蓬ヒュッテ前のエチゴキジムロ 。主稜線では何組かと出会ったが馬蹄形縦走の人だけであった。


改装になった蓬ヒュッテの中を。管理人さんは下山して不在であった。


蓬ヒュッテから蓬新道を降る。小屋から10分ほど下った水場。冷たくて美味しかった。


蓬新道は3~4ヶ所雪渓を横切る所がある


蓬新道にも花が多い。キクザキイチゲの色のバリエーション。この花もイチゲつながりでお気に入り




「中の休場」。展望もなく休憩するにはちょっと・・


「東俣沢出合」の道標あり、水量があり上流側に移動し回り込む。このロープは役にたたない。
この後も沢を渡渉する所が何か所かある。


下草が伸び岩がゴロゴロと歩きにくい沢沿いの道が続く


林道に出てホット一息


「黒金沢出合」の道標をみて先が見えてきた。ここで最後の休憩とする。蓬新道で出会った人はいなかった。


土樽茂倉岳駐車場に無事到着。ほぼ予定通りに着いた。
好天とはいかなかったが眺望はまずまず、目的の花も存分に見られ良い山行であった。


花散策・平標山

2017年06月19日 07時07分18秒 | 谷川連峰
H29年6月17日、平標山を歩いてきました。

花の山として知られている平標山へ。カミさんの大好きな花の一つのハクサンイチゲがお目当て。
カミさんの旧姓はイチゲ、イチゲつながりでこの花はお気に入りの一つ。
当初の計画では飯豊の朳差岳であったが天気が思わしくない予報なので近場で見られる山へとなった。
平標山は10年ぶりの再訪、レポは⇒こちらから

火打峠トンネル出口7:00~松手山登山口7:05~鉄塔7:55~8:25松手山8:35~9:45平標山~お花畑散策~平標山10:25~11:05平標山の家11:40~平標山登山口12:15~林道~13:10火打峠トンネル出口
約6時間の花散歩でした。

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こんな場所に水戸ナンバーの見覚えがある車がある。カミさんは「これは徹っちゃんの車だよ」と。お隣に駐車する。
専用の駐車場は、聞くところによると夜中には半分くらい、朝5時頃には8割方、7時には満車であったとのこと
自宅4時発~笠間IC~月夜野IC~火打峠TN6時50分着。214キロ


松手山登山口


登山道はハイカーが列をなしている。花時期の好天の土曜日とあって多くのハイカーが押し寄せた。


松手山山頂


松手山からは特徴ある山容の苗場山が良く見える。


平標山へのたおやかな尾根を行く


尾根の途中から振り返り見る。この辺まで来るとハイカーも疎らになる。


目的のハクサンイチゲに出合えた


シラネアオイも


ハクサンイチゲの素晴らしい群落


平標山山頂。徹也さんはどのあたりかと電話するも圏外でつながらず


仙ノ倉山への尾根を降り花散策


眩しいほどの色合いのミヤマキンバイ


ハクサンイチゲやミヤマキンバイやハクサンコザクラなどのお花畑が広がる。








平標山の家への尾根を降る


コシジオーレン。別名をミツバノバイカオウレンと呼ぶとか。この附近にだけ咲く希少種だそうな。
ベンチで休んでいる時に出会った方に教えて頂いた。


タテヤマリンドウも見られた。


平標山の家から


仙の倉山、エビス大黒ノ頭もスッキリと


平元(へいげん)新道登山口


駐車位置に戻ったが和徹さんはまだ戻らず、メモをフロントガラスはにさみお先に失礼した。
幸いにも好天に恵まれピッカピカの花にも出合え良い一日でした。

下山後、土樽へ移動。明日は茂倉岳へ。
土樽の岩の湯(500円)で汗を流し、土樽PA付近の茂倉岳登山口駐車場で車中泊。