登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

会津駒から御池縦走

2016年06月27日 09時07分42秒 | 会津の山
H28年6月26日、会津駒から御池縦走してきました。

今年は雪解けが早そう、ハクサンコザクラなども早いのではと会津駒から御池までを縦走しようと欲張った計画をした。一緒したのは和子さん&徹也さん、ようさん&ひろさん。梅雨の合間の晴れを狙ったものであったが期待通りとはならない。生憎の曇りだったものの良き仲間との山行は和気あいあいと楽しいものとなった。

滝沢登山口7:15~8:20水場8:30~展望所(ベンチ)9:25~9:45駒の小屋10:05~11:30大津岐峠(昼食)11:55~送電線巡視員小屋13:05~大杉岳14:15~15:10御池ロッジ(バスターミナル) 7時間55分の山散歩でした。

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尾瀬御池と滝沢会津駒登山口に車を配置し、会津駒登山口から駒の小屋~大杉岳~御池と周回する。


登山口。花時期でもあり多くのハイカーであった。ちなみに今年の山開きは7月2日(土)


陽が差し良い天気になるのではと思っていたが・・


高度を上げるにつれガスに覆われ展望はなし


駒の小屋直下の木道附近もこの通り真っ白


湿原に咲くチングルマは終盤でした


駒の小屋。このガスでは・・全員一致で会津駒山頂はパス


駒の池周辺のハクサンコザクラは咲き始めているがツボミも多い。ピークはこれからですね。


ハクサンチドリとハクサンコザクラ


駒の小屋前で集合写真


駒の小屋から南西方向に延びる稜線、富士見林道へ入る。足元にはイワカガミやミツバオウレン、ゴゼンタチバナやマイヅルソウなど、この時期のお馴染みのお花が咲いている。鮮やかなハクサンチドリも見られる。


シナノキンバイが群生しているが急斜面で近づけない


シャクナゲは咲き始め


時折、陽が射し期待を持たせるが・・


稜線の先には雲を被った燧ヶ岳


木道脇にはワタスゲ


イワカガミも鮮やかです


花が咲いてないなあ~花時期はもう少し先のようでした。


大津岐峠。ここで昼食とする。晴れていれば絶景場所であるが寒くてゆっくりできない。飲み物を凍らせて持ってきたのにな~
遠方に燧ヶ岳、その右に至仏山。その手前に大杉岳。


大杉林道に入る。ハクサンコザクラが群生している場所へ。ひろさんの素早い寄り付きにに皆びっくり
大杉林道は歩かれる人も少ないと見え少々荒れ気味。出会うハイカーもなく貸切でした。


シラネアオイもハクサンフウロも何とか間に合った。和子さんは今年初見のシラネアオイとのこと良かったね~


ユキザさサロード


稜線の先にランドマークとなる鉄塔も近づいた


シラネアオイも活き活きと


急斜面もなんのその


キヌガサソウも。古木に着生したゴゼンタチバナの盆栽風作り


鉄塔、送電線巡視員小屋着。七入方面との分岐で要注意。この附近からポツポツと雨が


樹林帯の中をアップダウンを越え大杉岳。展望なし。御池までは樹林の中の下り、歩きやすい道を行く。


会津駒・御池登山口に出る。お疲れ様~とハイタッチ。計画した所要時間は8時間、計画通りのものとなった。


御池ロッジ(バスターミナル)着


和子さん&徹也さん、ようさん&ひろさんロングルートをお疲れ様でした。
あいにくの天気でしたが皆さんと一緒だったのでそれなりに楽しめ良かったです。


六十里越から浅草岳

2016年06月19日 12時36分17秒 | 越後の山
H28年6月18日、ヒメサユリ咲く浅草岳を歩いてきました。

浅草岳は越後山脈に位置し、新潟県魚沼市、福島県南会津郡只見町にまたがる。標高1,585.5m。一等三角点「浅草岳」設置。登山ルートは複数あるがヒメサユリが多く咲くと聞く六十里越登山口からとする。
浅草岳のこれまではいずれも天気との相性が悪く良い思い出はない。次の機会には「晴れ+ヒメサユリ」と思っていて、梅雨の間の晴れ間が期待できる今がチャンスと出かけてきた。

六十里越登山口7:20~マイクロウェーブ中継局8:20~南岳9:10~鬼ヶ面山9:40~10:00北岳10:15~狢沢カッチ10:35~前岳~11:25浅草岳11:40~前岳~狢沢カッチ12:20~12:50北岳(昼食)13:10~鬼ヶ面山13:30~南岳13:55~マイクロウェーブ中継局14:30~15:00六十里越登山口 約7時間40分の山散歩でした。

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自宅3:50発ー塩原ー田島ー田子倉湖ー六十里越登山口7:10着 一般道209Km
国道252号六十里越トンネル出口の登山口から南岳、鬼ヶ面山、前岳、浅草岳のルートで往復する。


六十里越登山口。駐車場は満車、登山口のスペースに車を押し込む。


マイクロウェーブ中継局を過ぎなだらかな山道の脇にコケイラン、チゴユリなどが点々と。 
 


南岳。ここから先の尾根はヒメサユリロード


南岳から降ると早速、尾根に多くのハイカーが群がっている。


尾根の両脇にヒメサユリがびっしりと


綺麗ですね~


まだ続くヒメサユリ


ツボミも多く見頃はまだ続きますね


鬼ヶ面山。多くの方が休まれていてスルー


まだまだヒメサユリが続きます


小ピークを越え北岳へ


北岳直下にもヒメサユリ


シラネアオイも


北岳のピークは登山道を少し外れているが立ち寄ってみる。ピークの先は蜜藪、登山道に戻る。


北岳にザックをデポしサブザックで浅草岳を往復する。


この尾根にもヒメサユリ




ニッコウキスゲ、ヒメサユリ、カラマツソウやハナニガナのお花畑。


ベニサラサドウダン オノエラン


V字谷


前岳への登り


前岳ピーク(1568m)に、そこから雪渓を下ってネズモチ平からのコースと合流。右端に浅草岳


雪渓からパラグライダーで飛び立つ準備をしている方も


雪渓が融けた湿原に一際目立つミツバオウレン。他にイワカガミ、シラネアオイ、イワイチョウなども。


浅草岳山頂(1585m)。ガスっぽくて展望は良くないが今の時期はこんなものでしょう。


パラグライダーが飛び立った。


下山です。南岳からの尾根が確認できる。


新潟の山らしい荒々しい斜面(絶壁)沿いの登山道を行く


貉沢カッチ(1452m )から浅草岳方面


鬼ヶ面山への尾根はS字状にうねっている。


北岳で遅めの昼食をとりザックを回収し往路を戻る。




天気も午前中はイマイチでしたが午後になると持ち直し展望が得られ、そして期待通りのヒメサユリ、待ちに待ったかいがあった。


泡滝ダムから以東岳(その2)

2016年06月13日 07時57分56秒 | 飯豊・朝日連峰
泡滝ダムから以東岳(その1)からの続き

今日の行程は、
6月11日:大鳥小屋5:00~三角峰コル~オツボ峰7:20~8:15以東岳8:35~東沢出合10:00~10:30大鳥小屋11:10~13:20泡滝ダム駐車場 約8時間20分の山散歩でした。

周回で6時間の予定、天気は良いので最小限の持ち物を入れたサブザックで身軽に行く。
前日に管理人さんから稜線の水場2ヶ所は雪の下で使えないことを教えて頂いていたので水持参です。


朝の大鳥池は山並みを写した鏡面です。


すぐに直登ルート(右)とオツボ峰ルート(左)の分岐。迷わず尾根歩きのオツボ峰ルートを選ぶ。


ムラサキヤシオも花つきが良く鮮やかです。


マンサクも見られるとはね~


標高を上げ振り返ると大鳥池、大鳥小屋も確認できる展望の良さ


三角峰のコル(写真右上の鞍部)直下の残雪。今日のルートの中でここだけ残雪上を歩く。


三角峰のコル付近から見る以東岳(右端)。左からたおやかな尾根を歩くもの。


稜線のチングルマ。ピークを過ぎた感があるがまだ見られます


ヒメサユリはこれからです。ニッコウキスゲも同じ状態でこれからです。


水場の道標が立つ場所。稜線上とは思えないこの広さ、これが東北の山なんですね~


雪渓越に右に月山、左に薄っすらと鳥海山、写真からでは見にくいかな


三角峰のコルから先の稜線にはみねミヤマウスユキソウがびっしりと。
このピークは三角峰、ルートから外れている。


ハクサンイチゲも良い感じです


たおやかな稜線歩きは気分爽快。目指すオツボ峰、以東岳に続く稜線。こののびやかさ、雄大さ。
アルプスにはないこの感じ、東北の山ならではです。


オツボ峰(1650m)。


稜線に咲くシラネアオイ。


雪渓は後退し稜線には雪はない


大朝日(中央左のピーク)への稜線も雪はなさそう。大朝日岳、西朝日岳、竜門山、寒江山とつながる稜線が一望できる。いやぁ~、この主稜線ののびやかさ。そそられますねぇ


大きく口を開けた雪渓上を歩くカミさん


チングルマの群生地、素晴らしいですね


イルカ岩


以東岳山頂(1771m)。山頂には一等三角点が鎮座してますが、山名標識はなし。なんとも奥ゆかしい山頂。昨夜大鳥小屋に同宿した方が休んでいたので撮って頂いた。


大朝日へのルートとの分岐


展望を楽しんだあと直登ルートを下山です。


以東小屋は解体され更地になってました。予定では今年に基礎工事、来年は建屋工事とのこと。
水場は雪渓の下です。


大鳥池を目指して急降下。大鳥池は熊の毛皮のような形に見えますね。


標高を下げ東沢出合付近に近づくとお花畑、カタクリもイワカガミも・・多くの花が入り乱れて
ヒナザクラ


リュウキンカかな? 目が覚めるような花、今が盛りと群生してました。


アップで撮ってみるとさらに鮮やか


シラネアオイも元気、元気




渡渉場所の東沢出合。飛び石伝いにはちょっと危なっかしいのでルートを外れて倒木を足場に難なく超える。


東沢出合からは大鳥池沿いを行く。池沿いの道は平坦かと思いきや、意外と岩場があったりアップダウンがあったり。しかも道幅が狭いところも何箇所も。・・・ぼんやりしてると、池にどぼんです。


無事に大鳥小屋に着いた。所要時間は5時間半、身軽だったこともあり予定よりも早く着いた。ここでゆっくりと昼食


下山時には多くの方と交差した。その9割方は釣り目的で登山者の割合は以外にも少ない。


下山時にも5ヶ所の水場で水分補給、水が豊富な山でした。


天気にも水場にも花にも恵まれ良い花旅でした。東北の山も良いですね~また来よう


泡滝ダムから以東岳(その1)

2016年06月12日 09時37分18秒 | 飯豊・朝日連峰
H28年6月10日~11日、泡滝ダムから以東岳を歩いてきました。

梅雨の晴れ間をつき久しぶりの朝日連峰、以東岳へ。
以東岳は朝日連峰縦走路の起点として、または終点として決して高くはない山でありながら多くのハイカーにその名を知られている。花の山でも名が通っていることからハクサンイチゲ、チングルマなどを目的に歩いてきた。

今回の行程は、
6月10日:泡滝ダム駐車場10:00~大鳥登山口10:05~冷水沢橋11:20~七ツ滝沢橋11:45~13:00大鳥小屋(泊) 約3時間の山散歩でした。
6月11日:大鳥小屋5:00~三角峰コル~鉾立峰~オツボ峰7:20~8:15以東岳8:35~東沢出合10:00~10:30大鳥小屋11:10~13:20泡滝ダム駐車場 約8時間20分の山散歩でした。

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泡滝口から大鳥小屋(タキタロウ山荘)へ。オツボ峰ルート~以東岳~直登ルート、時計回りの周回


泡滝ダム駐車場。ダート道を走った終点の泡滝ダム手前の駐車スペースへ。自宅3:35発ー水戸ICー安達太良SAで朝食ー寒河江SAで給油ー庄内あさひIC下車ー(一般道33Km)ー9:50泡滝ダム駐車場着 408Km 


泡滝ダムを右に見て


すぐに大鳥登山口。


大鳥川にそって歩いて行く。


緑色濃くなった登山道の森は静かなものだったが、蛇が多いのにはビックリさせられた。


冷水沢吊橋。この橋はゆれることゆれること


ブナの巨木の森の中は爽やかで気分良い


登山口から大鳥小屋までの間に柄杓が置かれた水場は5ヶ所もありバシャバシャと流れていた。


二つ目の吊り橋の七ツ滝吊橋。


ブナの巨木、カミさんが「左足跡がついている」と。なるほど足形がくっきりと。


比較的緩やかな沢沿いの道から離れ、いよいよ”七曲”と呼ばれる急登にさしかかる。登山道のそこかしこから脇水が流れ出している。この冷たく美味しい水は多いに助かる。




鮮やかなスミレも多く見られた。


ひと際目立つのがタムシバ、綺麗に咲いてました。


大鳥小屋(タキタロウ山荘)、今日はここに宿泊。綺麗な避難小屋です。
協力金1500円/人、建物内にトイレ、水道あり。今日の宿泊者は自分達を含め3名、静かなものでした。




小屋の2階から見る以東岳(中央)


時間もあることから小屋附近を散策する。大鳥池から20分位の所に「三角池:みすまいけ」と呼ばれる池へ行ってみる。静かな佇まいだった


水が豊富で出しっぱなしの水場。左端に以東岳


標高963m(湖面標高)には、「タキタロウ」と呼ばれる幻の巨大魚が神秘の湖に住んでいるとのこと。




泡滝ダムから以東岳(その2)へ続く


シモンさんと山探検・薄葉沢「塩の道」を歩く

2016年06月05日 21時20分04秒 | シモンさんと山探検
H28年6月5日、シモンさんの「茨城の山探検」(第52回)に参加した。

今回の山探検は薄葉沢から塩の道と生田川の滝群を眺めながら歩く周回コース。塩の道は地元の方が整備し散策路として復活させたとのことで興味深いものであった。
   
ハイキングコース入口P8:30~薄葉沢~9:20笠石集落9:30~笠石9:40~三角点9:55~10:40塩の道終点(昼食)11:10~伐採跡地~林道11:45~12:20ハイキングコース合流12:35~13:15生田大滝13:35~14:30駐車位置  約6時間の山探検でした。

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シモンさんの山探検計画図


薄葉沢ハイキングコース入口に集合


薄葉沢の滝群


ハイキングコースにはコアジサイが咲く




笠石集落の里美富士登山口分岐で小休止


天然記念物「笠石」で集合写真。今回はシモンさんを含め14名の仲間が集まった。


シモンさん撮影


ここからが今回の山探検の核心部。笠石の上部に藪を掻き分け登ると祠が祭られていた。


塩の道に戻り、藪の薄そうな所から三角点峰へ取り付く


三角点「笠石」(619m)


三角点から色濃くなった緑の森の中を塩の道へ抜ける




雰囲気有る塩の道。秋冬時季には趣ある山道になることでしょう。




塩の道の終点でR245と合流。ここで思い思いに林の中の倒木に陣をとり早めの昼食


昼食場所から塩の道を少し戻り伐採地跡の作業道を行く


次第に作業道も消えヤブに突入。バラヤブもありひっかき傷があちこちに




ヤブを突っ切り尾根を越えると林道に出る。


この林道も次第に道型が消えヤブの中を行く


明瞭な尾根でもなく方向を見定めて行くものだが、さすがシモンさん道標が立つ目的地にピタリと着く。


ハイキングコース上の大滝への道標に出たところで小休止。ここから生田大滝への道をとる。


コース沿いには熟れたキイチゴが多くある。食べてみると意外にも甘味がある。




歩かれる人も少ないせいか草などが生い茂っている所もある。




生田大滝。水量もあり見事であった。大滝から車道を坦々と歩き駐車位置へ戻る。


今日は天気も持ち直し晴れ間がでて、緑が濃くなった里山を楽しめた。
シモンさん、参加者の皆さんありがとうございました。


日光・黒檜岳とクリンソウ園

2016年06月03日 06時43分49秒 | 日光連山
H28年6月2日、日光の檜岳を歩いてきました。

千手ヶ浜のクリンソウが見頃とのこと、山と組み合わせて久しぶりに檜岳へとなった。カミさんとの檜岳への前回はH12年で16年ぶりとなった。シャクナゲが咲いているかもとひそかに期待していたが、すでに終わっていた。クリンソウ園は見頃で鮮やかな花園でした。

龍頭ノ滝車場7:30~(周回線歩道)~千手ヶ浜8:35~8:40クリンソウ園散策9:00~10:45黒檜岳11:10~12:35クリンソウ園散策(昼食)13:15~(周回線歩道)~14:25龍頭ノ滝車場の往復。
約7時間の山散歩でした。

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龍頭ノ滝駐車場。晴れているが寒い、ヤッケを着て手袋をして


千手が浜までの歩道は気持ち良い。今日は多くの小学生が訪れていた。


ヤマツツジが鮮やか、周りの新緑に映えます。




千手が浜から見る中禅寺湖の水面はキラキラと輝き凄く綺麗


クリンソウ園を一回り見てから檜岳へ。登山口です。


取り付き早々の山道は緑に囲まれ気持ち良い


山道沿いはシャクナゲが延々と続くが既に終わっていた。


標高を上げると咲き残りの花がわずかに見られた。




視界のない樹林帯の中を急登、社山への分岐を左に分けすぐに檜岳山頂へ。展望はない。




するとどこからともなく鹿二頭が近づいてきた。人なれしているようで私達の廻りをウロウロしている。


往路を戻りクリンソウ園で昼食。見頃とあって多くの人達が訪れていた。














下山時、ちょうど遊覧船が発つところであった。


好天のもと楽しめた一日でした。クリンソウは蕾も多く見頃はまだ続きそうです。