登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

思い出の山旅(白馬三山)

2021年10月17日 19時54分40秒 | 北アルプス
自分のブログ開設は H19年5月21日
H14年以前は山行での写真は撮らなかったこともあり公開できる情報はない。
H15年~H18年まではわずかながら写真、情報が残っており
記録を整理し、履歴として残しておくことにした。
順次、思い出の山旅としてアップしようと思っている。


「凍てつく白馬岳」


冬模様の白馬三山縦走
H15.10/3 (金) 猿倉~白馬尻~白馬小屋
10/4 (土)白馬小屋~白馬岳(往復)~丸山~杓子岳~鑓ガ岳~鑓温泉~猿倉
                     
H15. 10/3 (金)
猿倉駐車場8:36(46分)林道終点9:22(23分)9:45白馬尻小屋 9:55(47分)3号雪渓 10:42(12分)10:54休憩(3号雪渓上部付近)11:20(50分)12:10休憩(2号雪渓上部付近)12:20(42分)13:02避難小屋 13:14(49分)14:03村営頂上宿舎 14:17(19分)14:36白馬小屋

猿倉から白馬大雪渓を経て白馬三山を縦走、鑓温泉を廻る周回コースとする。
自宅を2時40分発。高崎~北軽井沢~菅平~白馬八方を経て8時半到着、302Km。
シーズン中は駐車場にも入れないほどの混みようとのことであるが、今の時期はガラガラ。
猿倉荘にて登山計画書を出し、猿倉荘の横からブナの樹林帯に入り、駐車場からの林道に合流する。
すぐに鑓温泉への分岐を見送り紅葉した樹林の中の林道を先に進む。
50分弱で林道終点、ここまで車で入ることが可能で数台の車が駐車している。
ここからが山道となるが白馬尻まではなだらか。


白馬尻小屋前のベンチからこれから登る大雪渓を見ながら休憩。風が冷たく肌寒い。
小屋の脇から樹林帯に取りつきすぐに雪渓の下端に出るがクレパスがあり所々で雪渓が崩落しているところがある。
しばらくは雪渓脇の秋道を登る。3号雪渓との合流付近からさほどの傾斜ではないがアイゼンを付ける。


写真の上部に伸びているのは2号雪渓。登路は左側の雪渓へ。2号雪渓との合流部を過ぎた所で秋道へ入る。
雪解け水の物凄い音を聞きながらガレ道を登る。花がない時期の登りはひたすら下を見ながら歩くのでつらい。
標高が高くなるにつれガスが濃く、風が強くなる。
夏にはお花畑となる地点にある避難小屋に着きホット一息。この先は登山道が凍結しアイスバーン。
風もさらに強くなり衣服に霧氷がつく。
目前の村営頂上宿舎へ入り休憩する。ストーブがたかれホット一息。宿舎のご主人によると10月に入ると冬山となるという。
体が暖まったことから白馬山荘へ向かうがガスで登山道が見にくい。風で吹き飛ばされないようカミさんの腕を取り山荘へ。
今日の宿泊者数は19人(定員1500人)と少なく個室である。
計画では今日中に白馬岳を往復しようとしたがこの天気では無理である。
暖炉がある談話室で情報交換。6時からの夕食をとり早めに布団に潜り込む。

H15.10/4 (土) 白馬岳 (2932M),丸山 (2768M),杓子岳(2812M),鑓ガ岳 (2903M)
白馬小屋5:45(15分)白馬岳6:00(10分)6:10白馬小屋6:26(17分)丸山6:43(67分)杓子岳7:50(20分)8:10休憩8:25(52分)9:17鑓ガ岳9:32(19分)鑓温泉との分岐9:51(84分)11:15鑓温泉11:52(68分) 13:00雷岩 13:12(26分)14:38猿倉駐車場

朝5時に起きてみると風はあるもののガスはなし。白馬岳を往復する。
山頂はごらんの通り。山頂標柱は氷ついて読めない。早々に下山する。
山荘前からは目の前に旭岳、その向うに立山、剣岳が確認できるが、これから向かう杓子岳、鑓ガ岳の山頂部はガスがかかって見えない。
夏の時期であればお花畑越に堂々とした山姿が見える出あろうに。


天気が崩れないうちにと山荘を出発する。丸山を過ぎ杓子岳へ向かうが他に登山者は誰もいない。
時折ガスがとれ山の様子がわかる。
杓子岳の山腹にトラバース道があるが、トラバース道と分かれ山頂に向かう。
歩きにくい道の上に凍結していることから足をとられないよう慎重に進めるため時間がかかる上に疲れる。
山頂は白馬岳と同じで凍結し一面真っ白。トラバース道へ戻り風の当たらないところで休憩。
時折鑓ガ岳への登山道が見えるが真っ白。


登りそこなった旭岳


杓子岳の巻き道を降り鑓ガ岳へ登り返す。
この登路が凍結していると白馬山荘の従業員が言っていたがその通り。
登山道は踏み固まれてツルツル状態だから登山道をはずれガレ場を登る。
誰もいない山頂。山頂標柱が横倒しとなっており、起こそうとしても凍結しておりびくともしない。


ガスがとれる気配もないことから下山とする。
唐松岳方面との分岐から降ったところにミヤマキンポウゲ、クルマユリが群生している。
今回の山行で初めてのお花畑である。




唐松岳方面との分岐から約1時間半で鑓温泉へ。
鑓温泉は、現在はシーズンオフのため閉鎖中であるが露天風呂は開放されている。
標高2100mの高所の温泉ということで人気がある。
湯加減良し、展望良し、無料で言うことなし。


入浴中に雨がぱらついてきたので下山とする。
約1時間半で猿倉駐車場へ。

初秋の穂高岳(その2)

2019年09月23日 15時24分40秒 | 北アルプス

初秋の穂高岳(その1)の続き

9月20日:穂高岳山荘5:35~6:20奥穂高岳6:25~紀美子平7:40~8:20前穂高岳8:40~紀美子平9:10~11:10岳沢小屋(昼食)11:40~岳沢登山口13:20~13:40上高地バスターミナル
8時間の山散歩でした。

穂高岳山荘前からの日の出(5時半位)


日の出をみて足元が明るくなってからスタート
スタート直後から鎖、梯子の登りが続く、石を落とさぬよう慎重に


振り返ると涸沢岳~北穂の斜面に朝日があたり輝き素晴らしい景観だ


奥穂のピークに着いた。後ろのピークはジャンダルム


奥穂のピーク(5回目)


ピークからは360度の大絶景
この方面だけでもジャンダルム、西穂、焼岳、乗鞍、御嶽と名山が連なりみえる


ジャンダルムの右手には笠ヶ岳、その間には薄っすらと白山かな


明神岳、霞沢岳、上高地など


南アルプス、富士山、八ヶ岳


眼下には涸沢


奥穂から前穂を目指す
急坂を降る。今日はハイカーが少なく自分のペースで歩ける。休日は混雑する場所だ。


振り返り奥穂を見上げる。大きい山だな~


吊り尾根を行く


明神岳の峻険な尾根を見ながら


岩棚


紀美子平に着いた
ザックをデポしサブザックで往復する


前穂へもガレ場だ。石を落とさぬように


切り立った明神岳の尾根が素晴らしい


前穂高岳山頂(4回目)


ここからも絶景だ。奥穂から槍までの稜線


槍ヶ岳をアップで、右手奥は鷲羽、水晶かな


手前の岩尾根は前穂の北尾根、クライマーの領域だ


奥穂からジャンダルム、間ノ岳、西穂の稜線


紀美子平に戻った


岳沢へ降る


岳沢山荘がみえてきたがここからが結構長い


岳沢山荘に着いた。外人さんが多い
ここで昼食とする。


岳沢山荘から少し下った所から見上げる。
左から西穂、間ノ岳、天狗岩、天狗のコル、ジャンダルム
以前にディダラボッチさんと岳沢から天狗沢をつめ天狗のコルに出てジャンダルムを歩いたことがあり良い思い出となっている。


風穴で一休み。


無事に上高地に降り立った。


好天に河童橋は多くの人人人


好天に恵まれ大絶景、出会いもあり記憶に残るものとなった。
カミさんの足も悲鳴をあげることなく良かったな~
これから秋山、楽しみです。


初秋の穂高岳(その1)

2019年09月21日 20時31分12秒 | 北アルプス
R1年9月19日~9月20日、穂高岳を歩いてきました。

北アルプスは2年ぶり、カミさんの足の具合は一進一退であるが、ここにきて良い方向で安定している。
夏山には間に合わなかったが混雑する紅葉時期の前に歩いてみようと穂高へ
 
9月19日:上高地バスターミナル6:55~河童橋7:00~明神館7:45~徳沢園8:30~9:30横尾9:50~10:50本谷橋(昼食)11:10~12:40涸沢ヒュッテ12:55~ザイテングラード~15:30穂高岳山荘(泊)
8時間30分の山散歩でした。

9月20日:穂高岳山荘5:35~6:20奥穂高岳6:25~紀美子平7:40~8:20前穂高岳8:40~紀美子平9:10~11:10岳沢小屋(昼食)11:40~岳沢登山口13:20~13:40上高地バスターミナル
8時間の山散歩でした。

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自宅を2:10発~東部湯の丸SAで朝食~沢渡第二駐車場足湯公園P6:20着、約340Km
沢渡P~タクシー~上高地バスターミナル6:50着
タクシーを相乗りで、相乗り相手のご夫婦は水戸市赤塚町とのことで会話が弾んだ。


河童橋。穂高連山に雲が・・これでは絵にならないな~


明神館、今回は明神池には寄らない


天気は急速に回復、明神岳もスッキリ


徳沢園で水分補給


横尾でトイレ休憩、素晴らしい天気になった。


横尾大橋を渡り、荒々しい屏風岩を眺めて


本谷橋の河原で昼食とする。


本谷橋からはず~と登りが続く


登山道沿いには秋の実が


振り返ると遠景に大天井岳の稜線が見える


ヒュッテ直下にはチングルマの華穂も


涸沢ヒュッテに着く
3000m峰にぐるりと囲まれた涸沢ヒュッテテラスからは360度絶景で~す
北穂~涸沢岳~穂高山荘


これから歩くザイテングラードを中央に


明日歩く奥穂から前穂の吊り尾根


穂高岳山荘に向け涸沢ヒュッテを出発
疲れは出ているが明日の行程は長いので頑張らねば


ザイテングラード取り付きまではガレ場を


見上げると涸沢岳が間近に


見晴台と呼ばれる大岩から


カールに雪渓がわずかに残っている


草紅葉に囲まれすくっと立ち上がった涸沢槍


ザイテングラートは眼の前に突き出た支尾根


振り返ると草紅葉が流れるように北穂との対比が素晴らしい


ザイテングラートに取り付いた。これを登り切れば穂高岳山荘前に飛び出る。


前穂の北尾根を背に


途中で出会った女性が「撮りましょうか」と撮ってくれた


最後はヘロヘロとなりながらも・・


穂高岳山荘前に出た。
夕食は5時40分からとのことで時間があるので涸沢岳へ登ってみることに
部屋を出ると見覚えがある女性と出会う、いくべ会の仲間であったゆっこ婆であった。
久しぶりの出会いでしばしの情報交換、明日はジャンダルム越えの西穂へとのこと
相変わらずのハードな山歩きをしていて若々しい。またの出会いを楽しみにしてます。


ゆっこ婆と別れ涸沢岳へ登る。大絶景で~す
涸沢岳ピークから眼下に穂高岳山荘、その先に奥穂~ジャンダルムの稜線


反対側を見れば槍~南岳~大キレット~北穂~涸沢のコル


穂高岳山荘に戻り笠ヶ岳の尾根に沈む夕日を
夕食が終わった後、元職場の飲み仲間から電話があった。
久しぶりでビックリした。いつもの仲間が集まり宴会をしているとのこと。
今でも忘れないでいてくれた、仲間は良いものだ。次は誘って欲しいな~


好天に恵まれ大絶景、山仲間との出会いもあり元職場の仲間からの電話もあり良い事ずくめの一日であった。

初秋の穂高岳(その2)へ続く


穂高岳・涸沢パノラマコース(その2)

2017年09月22日 19時13分38秒 | 北アルプス

穂高岳・涸沢パノラマコース(その1)からの続き

今日の行程は、パノラマコース~新村橋~上高地
9月20日:涸沢ヒュッテ6:15~屏風岩コル7:30~屏風ノ頭(往復)9:00~9:35水場9:45~奥又白谷分岐10:20~新村橋11:05~11:15徳沢園(昼食)11:35~明神館12:20~13:00上高地バスターミナル
約7時間の山散歩でした。

夜中に起きた際には満天の星空であったが、朝方は薄っすらと曇り空

涸沢ヒュッテ付近のナナカマドは一部色付きはじめている。


まっちゃんご夫婦が奥穂へ出発するのを見送って・・奥穂往復とのこと。お気をつけて


モルゲンロートを期待して粘ったが残念ながら陽は充分に届かず鮮やかさはいま一つ


パノラマコースは涸沢ヒュッテの少し下にある分岐から始まる。
前穂高岳の北尾根の北面をトラバースするため、涸沢ヒュッテで最新の情報を入手する。
今年は9月1日から通行可となったとか。


ミヤマハンノキなどの灌木帯を少し登った所から涸沢カールを振り返って撮影、絶景ですね~


前穂高北尾根の稜線に出るまでにロープや鎖などがあるトラバースが続く。


岩棚に付けられたかなり狭い登山道、山側にロープが付けられているが、雨の時や残雪時は避けたいものです。


足もとが崩れている所もあり慎重に


さらに高度が上がると槍が見えるようになりテンションアップ


前穂高岳北尾根の稜線上の鞍部に出た。尾根の右手に上高地方面の展望が開ける。正面のピークは屏風の耳。
ここで前穂高岳北尾根のバリエーションルートが写真手前方向に分岐している。


尾根道をさらに進むと槍~前穂の稜線が丸見え。写真に納まりきれない雄大さ


屏風のコルから下り始めるところが屏風ノ頭への分岐となる。屏風ノ頭への道標はない。
ここにザックをデポし空身で往復する。


賽の河原、紅葉が始まっている。


展望も申し分ない。北穂~大キレット~南岳。右手は屏風ノ耳の斜面


右手に常念山脈、左手に槍穂高連峰。何とも贅沢な尾根ですね。


屏風の耳の南峰には三等三角点。
穂高連峰から槍ヶ岳にかけての絶景ビューポイントすね。


屏風ノ耳から望む槍・穂高高連峰。まさに大パノラマです。
左から前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳。


上の写真の右には、北穂高岳~大キレット~南岳~槍ヶ岳。


さらに右には、槍ヶ岳~大天井岳。手前のピークは屏風の頭
屏風ノ耳~屏風ノ頭へは歩かれる人も少ないとみえ不明瞭、ハイマツ帯の中の急斜面でガレ場や切れ落ちた所もあり慎重に行く。


屏風の耳へ到着。ケルンに尖がった石を積む。


屏風ノ耳よりも標高があるのでさらに展望が良い。


左手に屏風ノ耳、中央に前穂、右に奥穂
屏風ノ耳にハイカーが立っているのが小さく見える。


槍が岳をアップで撮り、下山とする。


大天井岳~常念岳と紅葉を


前穂~奥穂~涸沢岳と紅葉を


屏風のコルへ戻り、早稲田尾根の西側のお花畑の中を下る。


U字型の谷を梓川の流れを見ながら下って行く。この附近は花時期は綺麗でしょうね。


ガレ場。ここで小休止。水場としても使えそうでした。


振り返り見る屏風のコル


奥又白谷河原から前穂高岳北尾根のノコギリ状の岩稜を見上げる


奥又白谷河原から少し下った所に奥又白池に向かう中畠新道への分岐がある。
上部に伸びる松高ルンゼを登ると奥又白池があり熟達者向けルートとのこと。


ナイロンザイル事件原点の地下る途中で林の中に井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった「ナイロンザイル事件の原点の地」と書かれた記念碑がありました。
ナイロンザイル事件・・・昭和30年1月2日、厳冬の前穂岳東壁の岩場で新品の8mmナイロンザイルが簡単に切れて3人パーティの1名が墜死した。井上靖の小説「氷壁」のモデルになった事件です。  


記念碑からは沢に沿って下り、奥又白谷登山口に出た。ここからは林道を経て新村橋へ


新村橋を渡って徳沢で小休止、上高地に戻る。


河童橋で遊んで上高地バスターミナルへ。
タクシーで沢渡まで戻ろうとしたが相乗りする相手が見つからずバスで戻る。


二日間とも好天に恵まれ、良き出会いもあり思い出に残る山旅となった。
「パノラマコース」という名前に違わぬ絶景を見ることができ期待通りのもので満足満足


穂高岳・涸沢パノラマコース(その1)

2017年09月21日 19時47分12秒 | 北アルプス
H29年9月19日~9月20日、涸沢パノラマコースを歩いてきました。

長年歩いてみようと思い続けていたもの・・昨年は直前にギックリ腰になるなど縁がないものであった。
パノラマコースはまさしく穂高の展望コース、今年こそは歩きたいものと天気と相談しながらその時を待っていた。
できれば涸沢の紅葉時期に歩いてみたいものだが、山も小屋も激混み必至。これは避けたいと台風一過のこの日となった。
 
9月19日:上高地バスターミナル7:55~河童橋8:00~8:40明神館~明神池(往復)9:00~徳沢園9:45~10:50横尾(昼食)11:05~12:05本谷橋12:30~14:20涸沢ヒュッテ(泊)
6時間20分の山散歩でした。

9月20日:涸沢ヒュッテ6:15~屏風岩コル7:30~屏風ノ頭(往復)9:00~9:35水場9:45~奥又白谷分岐10:20~新村橋11:05~11:15徳沢園(昼食)11:35~明神館12:20~13:00上高地バスターミナル
約7時間の山散歩でした。

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上高地バスターミナル⇒横尾⇒涸沢ヒュッテ⇒パノラマコースの反時計廻り


自宅を3:00発~東部湯の丸SAで朝食~沢渡(さわんど)P7:30着、約340Km。
沢渡P~タクシー~上高地バスターミナル7:50着。いつも賑わう場所であるが閑散としている。


河童橋辺りに出ると梓川を挟んで見上げる穂高の山々は奥穂高の山塊を正面に据え、右に前穂高への吊尾根、左に天狗の頭から西穂高への稜線が続き、稜線は陽を浴びて輝いている。


まずは定番の撮影スポットへ。「腹をへこまして~~もう少し、OKで~す」


明神館前から明神岳。
ザックをデポし、明神池を往復する。


明神橋と明神岳、絵になりますね~


さらに進み嘉門次小屋。日本近代登山の父、W・ウェストンの山案内人として知られる上條嘉門次。彼のひ孫に当たる4代目がここ嘉門次小屋の当主とか。明治13(1880)年に建てられた当時の雰囲気を伝える小屋でした。


その先に穂高奥宮。穂高神社奥宮の奥にあるのが荘厳なムード漂う明神池。ここは穂高神社の神域とのこと。
参拝し明神館に戻る。


梓川越に穂高連峰の険しい山々の姿が、歩いていくにつれて刻々と変化してくる。


休憩ポイントとなる徳澤園のそばにあるキャンプ場。
広々とした草原のキャンプ場で、槍ヶ岳、涸沢、穂高の出発地としても利用している方が多いとか。
トイレを借用し、飲料水を補給し再スタート。


次の休憩ポイントの横尾。ここは涸沢、槍ヶ岳へ向かう人との分岐点。
ここで早めの昼食とする。


この横尾大橋を越えると涸沢へ。私達が休憩しているベンチから撮ったもの。
自宅で写真を整理しているときに気ずいたものだが、橋のたもとの大きな木の下のベンチに休憩しているのはまっちゃんご夫婦と分かりました。偶然の産物ですね。


涸沢へ横尾大橋を渡りま~す


どーんと・・これが国内最大級の岩場「屏風岩」
写真で見ると迫力が伝わらないかもしれないが、生で見ると大迫力です。


岩小屋跡で偶然にもカミさんと従姉妹で横浜に住むまっちゃんご夫婦とバッタリ。
まっちゃんご夫婦とは親族の冠婚葬祭で度々顔を合わせていて、山を歩かれると聞いていた。
まさかまさかここで出会うとは・・カミさんも嬉しい出会いに疲れも吹っ飛んだ様子。
涸沢ヒュッテまで一緒させて頂いた。


別アングルから~屏風岩


本谷橋。意外と揺れるのでゆっくりと


河原で休憩。話も弾みます。




屏風側からの落石注意、「早く通過するように」の表示がある。


明日登る屏風岩の「屏風ノ頭」と「屏風ノ耳」


遠景に大天井岳からの稜線が見える。ここを登り切れば山小屋へ。


涸沢ヒュッテに到着。絶景で~す。


奥は大天井岳~東天井岳~横通岳、右に屏風岩


左に涸沢岳と涸沢槍、正面にに涸沢小屋と北穂高


展望デッキから。素晴らしいですね~


絶景を前にしてビールとワインで乾杯~。
ジッとしていられない寒さでレストルームに移動、ストーブが焚かれていた。


この日の山小屋は空いていた。まっちゃんご夫婦と同じ部屋お隣同士の布団となった。
好天のもと良き出会いもあり思い出に残る山行となった。
明日は、私達はパノラマコースを、まっちゃんご夫婦は奥穂とのこと。

穂高岳・涸沢パノラマコース(その2)へ続く