登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

北八ツ・麦草峠から茶臼岳~縞枯山

2017年10月10日 12時53分06秒 | 八ヶ岳・美ヶ原・霧ヶ峰
H29年10月8日、麦草峠から茶臼岳~縞枯山を歩いてきました。

この3連休は天気が良さそうと中ア木曽駒へ。前日の今日は移動日、久しぶりに北八ツを歩いてみようとなった。
麦草峠からの北八ヶ岳は15年ぶり、記憶はおぼろげで新鮮であった。

メルヘン街道路側帯7:25~休養林入口7:30~麦草峠8:05~中小場8:35~9:05茶臼岳展望台9:25~9:45縞枯山展望台9:50~縞枯山10:00~雨池峠10:20~縞枯山荘10:25~10:30坪庭10:45~10:50ロープウェイ駅・昼食11:10~森林浴展望台11:25~五辻~出逢の辻11:40~メルヘン街道11:50~11:50駐車位置
約4時間半の山散歩でした。

 山行記録   地域別山行記録    八ヶ岳山行記録

反時計廻りの周回


自宅発3:20 麦草峠7:10着。自宅~北関東道~信越道~横川SA(朝食)~佐久南~麦草峠 256Km
白駒の池付近は大渋滞、その先の麦草峠の無料駐車場は満車、駐車できそうな路側帯も車の列。
こんなこともあるだろうと予定より早く家を出てきたが・・こんなに多いのにビックリ
と言うことでこんな所へ駐車。下山した際にはもっともっと下まで駐車されていた。


車道歩きを避け、北八ヶ岳自然休養林の遊歩道に入る。


「斧断ちの森」。なんか妖精が住んでいそうな森というか・・


苔の森の中。もののけ姫の世界 苔ワールドですね。


赤い屋根の麦草ヒュッテの裏手に出た。


麦草峠は、北八ヶ岳の丸山と茶臼山の間に位置し標高は2,127m。
以前に歩いた際にはこんな立派な案内板あったかな~


茶水の池(ちゃみずのいけ)は、メルヘン街道沿い麦草園地の向かい側にある茶水の池。 
登山道は泥濘、岩は滑る。聞くところによると昨日は大雨だったとか。


中小場(2232m) 岩ゴロの展望台その先は茶臼山


中小場からは好展望。南アルプス~中央アルプスが一望できる。


茶臼山。茶臼山頂は展望なく単なる通過点、左に折れ茶臼山展望台を往復する。


茶臼山展望台。ここからの眺望は素晴らしい~。
南八ヶ岳~南ア~中央ア~穂高連峰までの大パノラマ


茶臼山展望台の四等三角点・標高2384m


穂高連峰をアップで


中央アルプスもアップで。写真中央右に明日歩く宝剣岳、木曽駒も確認できる。


展望台から登山道に戻り、縞枯山に向かう。
縞枯れ現象が見られる。世代交代ですね。


縞枯山展望台に寄り道。巨岩が積み重なった展望台。


ここからも大パノラマ


縞枯山山頂2403m。木に囲まれ展望なし


雨池峠に近づいた頃、RWで登って来た人たちとすれ違うようになった。
雨池峠(分岐)を過ぎ青い屋根の縞枯山荘へ。
薪ストーブとランプの心温まる小さな山小屋。多くのハイカーが休憩していた。


縞枯山荘を過ぎ「坪庭」との分岐。折角なので散策する。
ハイマツやコメツガなど溶岩台地を覆う低木や高山植物が群生する自然園、浅間の鬼押出し園に似てる感じ




北八ヶ岳ロープウエイ山頂駅。


大きなキツツキが目立つ道標の傍には北八ヶ岳周辺の案内板が建っている。


山頂駅展望デッキで大パノラマを見ながら昼食とする。
山頂駅展望デッキから見る「坪庭」。左手には北横岳


ロープウエイ山頂駅展望デッキで昼食後、捲き道(苔の道)を辿って、麦草峠に戻る。
歩きやすい木道が整備されている。メルヘン街道までほとんどが緩やかな下りになる。


木道を緩やかに下って、森林浴展望台。ガスが上がってきて展望は良くない。


出逢の辻付近からの天狗岳。ここからは道型はあるものの歩かれることが少ないとみえ荒れている。


メルヘン街道に出た。


朝の渋滞では今日は無理かと思ったが、何とか駐車でき歩くことができ良かった。
天気に恵まれ大パノラマ、秋の北八ヶ岳を満喫した。

これから80キロ先の管の台バスセンターへ移動、車中泊。
明日は宝剣岳~木曽駒~北御所コースへ


赤岳・クラシックルート

2017年08月29日 21時22分28秒 | 八ヶ岳・美ヶ原・霧ヶ峰
H29年8月28日、赤岳・クラシックルートを歩いてきました。

八ヶ岳は好きな山の一座、天気はいま一つ不安定であるが、雨はなさそうとクラシックルート(真教寺尾根⇒赤岳⇒県界尾根)へ。

前日は、登山口に近いたかね荘(美し森ファーム)にも駐車できるが、綺麗でトイレがある清里美し森駐車場で車中泊

美し森ロッジ(たかね荘)付近の路側帯5:20~登山口5:25~羽衣の池5:35~賽の河原6:25~牛首山7:20~扇山7:45~真教寺尾根分岐点9:35~9:50赤岳山頂10:15~県界尾根取付き10:20~11:25大天狗・昼食11:45~小天狗12:25~林道出合12:55~車道出合(県界尾根登山口)13:20~13:40駐車位置
8時間20分の山散歩でした。

登山・花日記   山行記録一覧   地域別山行記録一覧    八ヶ岳山行記録一覧

時計回りの周回(真教寺尾根⇒赤岳⇒県界尾根)


清里美し森駐車場から1キロほど離れた美し森ロッジ(たかね荘)付近の路側帯に移動し駐車。


八ヶ岳美し森ロッジ駐車場の脇から、よく整備された遊歩道が標高1,610m地点にある羽衣の池まで続く。


丸太階段を登って行く。歩幅の合わない歩きにくい階段を登りきると羽衣の池に出る。


標高1,610Mの地点ににある羽衣の池。池というより湿地帯といった方がよいような所です。
以前に赤岳からこの羽衣の池まで歩いたことがある。レポは⇒こちらから


羽衣の池からゲレンデ沿いの山道へ。カラマツ林の中を、笹ヤブが気になっていたが刈りはらわれていた。


賽の河原。
カラマツ林の斜面を登ればパノラマリフト山頂駅。
サンメドウズ清里スキー場のパノラマリフト降り場の脇から赤岳・真教寺尾根登山道が始まる。
真教寺尾根コースは標高差が1,300mほどあり、上部では鎖場が連続するが展望は素晴らしい。


樹林帯の中を黙々と登って行くと展望が開けた場所から南アルプスの山並みが見られた。


賽の河原から地獄谷の源頭部のガレ場を通り、針葉樹林帯の急斜面を登れば三角点が置かれた牛首山山頂。
頂上付近は樹林に囲まれ、権現岳方面の眺望だけが望める。


赤岳が迫ってくる。左に天狗尾根の岩峰群の大天狗や小天狗が見えてきた。


真教寺尾根を振り返る。牛首山ピーク越に雲海が広がり奥秩父の山並~金峰山と富士山


途中の岩場で一休み


立ち枯れ帯を越える


山頂直下のクサリ場に取り付く。ここから鎖場が連続する。


途中の岩場から見下ろすとこんな感じ、結構な高度感がある。


前写真の鎖場を登り切った所から左手方向の天狗尾根の岩峰群(大天狗・小天狗・カニばさみ)。
奥にキレットを挟んで権現岳が、さらにその彼方には南アルプスが見られる。


岩場のわずかな隙間に多くの花が見られる。




真教寺尾根分岐はもうすぐ、分岐を示す指導標が稜線の平坦な場所に立っているのが見える。
この分岐は権現岳方面と文三郎尾根ルートの分岐点となっている。


真教寺尾根分岐。真教寺尾根はここで終点。ここから赤岳山頂までは約15分。


真教寺尾根分岐から歩いてきた真教寺尾根を見下ろす。尾根の先に見えるピークは牛首山。


真教寺尾根分岐から見る阿弥陀岳


竜頭峰の稜線から赤岳頂上を見る。


赤岳は北峰と南峰の双耳峰。最高地点は南峰にあり、頂上標柱が立ち、赤嶽神社が祀られている。
八ケ岳の主峰からは雄大なパノラマが展開するはずであるがあいにくの天気で展望は得られない。


山頂から二つの長大な尾根。大門沢を挟んで右が真教寺尾根、左が県界尾根


横岳方面はず~とガスっていてこんな感じ


トイレの臭いがこもる山頂小屋の脇に出て、県界尾根を下る。


県界尾根コースの標高差は約1,200m、上部では梯子や鎖場が連続する険しいルート


途中の不安定な岩場で一休み


鎖場や梯子が連続する




この岩場にも花が多い


大天狗。ここで昼食とする。


さらに降ると小天狗


小天狗の先に分岐、清里方面へ


きつい斜面を降ると林道に出る。


林道途中に真教寺尾根分岐、県界尾根との連絡路ですね。


無事に県界尾根登山口に出た。


今日は雨にもあわずに幸いだった。
まずまずの眺望も得られたし、メリハリのあるコースで満足満足でした。

杣添尾根から赤岳

2016年08月14日 19時22分29秒 | 八ヶ岳・美ヶ原・霧ヶ峰
H28年8月12日、八ヶ岳・赤岳を歩いてきました。

本州のほぼ中央、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳は個性的な山々が連なる山塊。標高3000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳と、原生林や池沼が神秘的な雰囲気を漂わせる北八ヶ岳、2つの異なる顔を持つ人気のアルペンスポット。
今回は南八ヶ岳へ。林間の別荘地が広がる海ノ口自然郷から横岳附近へ直接登れる杣添尾根(そまぞえおね)から。
横岳の岩稜が多彩な高山植物の花に埋まる初夏(例年6月中旬~7月中旬)は利用者が多いとか。

海ノ口横岳登山口5:00~貯水池(東屋)5:25~枯木帯~8:00三叉峰8:10~地蔵の頭8:50~赤岳天望荘9:00~9:25赤岳9:45~赤岳天望荘10:00~地蔵の頭10:10~10:50三叉峰・昼食11:15~枯木帯~貯水池(東屋)12:55~13:15海ノ口横岳登山口
8時間15分の山散歩でした。

登山・花日記   山行記録一覧   地域別山行記録一覧    八ヶ岳山行記録一覧

ルートは海ノ口横岳登山口から三叉峰~赤岳の往復


4時半には出発しようと計画していたが、朝起きると霧雨が降っていた。
一気にテンションが下がり雨が降り続くようであれば山は止めようと決める。
朝食をとり準備をしているうちにしだいに明るくなり大丈夫そう・・計画から30分遅れで出発する。
海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場(前日に撮ったもの。ここで車中泊)


杣添尾根登山口。登山道はしばらく富士見岩遊歩道を進む。地図では上の登山口の先は別荘がないようになっているが現在はこの先に多くの別荘が建ち、車道も張り巡らされている。杣添尾根登山口から富士見岩遊歩道を進み5本の車道を横切り山道へ。


林道を歩いて行くと正面には東屋が見え、その手前には貯水池がある。ここからが実質的な登山口


杣添尾根の登山道は枯木帯に出るまでの約2時間は薄暗い展望のない樹林帯の中をひたすら登り続ける。
単調で少し退屈なルートだが迷うことのない道。


ここまでは撮影ポイントがない。枯木帯からハイマツ帯に入る地点で一気に展望が開け素晴らしい景観に疲れが吹っ飛ぶ。
この展望地から赤岳、左奥に富士山を望む


ハイマツの中の尾根を登る。


三叉峰はもう少し尾根を歩いているハイカーも見える。


三叉峰(さんじゃほう)に出た。登山口から3時間であった。[赤岳/硫黄岳/杣添尾根]分岐点。
岩陰で小休止。ここからサブザックで赤岳を往復する。


三叉峰から見る横岳~硫黄岳


三叉峰から見る赤岳(左)と阿弥陀岳(右)の間に挟まれる南アルプス。右端奥に中央アルプス。一息入れた後、さあ赤岳へ行きましょう


振り返って硫黄岳と奥に蓼科山


花は少ないがこんな花がポツポツと見られた。




赤岳は多くのハイカーを魅了するカッコいいね~


稜線漫歩です


地蔵尾根を歩くハイカー


赤岳展望荘付近からの赤岳


八ヶ岳最高峰の赤岳山頂(2,899m)


山頂には立派な赤岳神社の祠が祀られ360度の素晴らしいスーパービューが広がる!


一等三角点から望む隣の北峰には、赤岳頂上山荘と展望場所


ガスが上がってきた。さあ~戻りましょう


赤岳~横岳~硫黄岳のパノラマ稜線コースだがあいにくガスが出てきた。


阿弥陀岳もガスに覆われつつ・・


ガレ地の急斜面、登りはきついものだが下りはラクラク


行者小屋への分岐、地蔵ノ頭。分岐で鎮座しているお地蔵さんは「クマもん」を羽織っていた。可愛いね~


横岳までは急な岩陵と鉄のはしごやクサリ場などが続く。


往路で見過ごした花を撮った




杣添尾根の分岐まで戻った。横岳は指呼の範囲であるがパス、下山する。


久しぶりの八ヶ岳、朝のうちは天気が心配であったが好天に恵まれ、眺望もあり良い一日であった。
次の機会には八ヶ岳のクラシックルートを歩いてみたいものです。