鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ユースとの練習試合実施

2016年04月25日 | Weblog
練習試合


ユースと練習試合を行い、鈴木選手の4ゴールやジネイ選手、中村選手、杉本選手、金崎選手、オウンゴールで9-0と勝ちました。



チンチロリン


ユースとの練習試合に出場した夢生である。
さすがに日本を代表するセンターFWとしては、風格を現した様子。
また、優磨が4ゴール、ジネイ、アツ、太郎にも得点が生まれたとのこと。
優磨は昨日の試合にてA契約となり、名実ともにプロ選手となった。
後輩に対して祝砲を上げた結果である。
ジネイの調子も上がってきた模様。
5月の過密日程では、復活してくれるのではなかろうか。
また、太郎も結果を出しておる。
練習にて好調がアピールされ、柏戦ではベンチ入りとなった。
3年目の今季はモチベーションも高かろう。出場機会が巡ってきた際には、大いなる活躍を期待したい。
楽しみである。


チンチロリン

植田、なんやこれ、楽しすぎや

2016年04月25日 | Weblog
U-23日本代表守備の要・植田直通選手が空中戦で圧倒的な存在感を見せられる理由とは
Posted on 2016.01.19

「心の底からヘディングが楽しくてしかたがなかった」

 土肥洋一(現東京ヴェルディGKコーチ)、巻誠一郎(現ロアッソ熊本)というワールドカップ日本代表選手を輩出している大津は熊本県内はもちろん、県外からも優秀な選手が入ってくるチーム。部員数は100人をゆうに超え、能力別チーム編成を取っている。

「トップチームは別格扱い。青いバスで帰ってきて、1年生はみんな『すげえ』と興奮している。特別な存在だったのは間違いないです」と植田も憧れの眼差しで見つめていた。田舎出身の自分がそこに入れる保証はない。本人も大きな期待は抱いていなかったが、1年の高校総体県大会では早くもメンバー入り。3年生にも負けない身体能力を平岡監督も買ったのだ。

 しかし、大津は県大会準決勝・熊本学園大付属戦にPK戦で敗れ、全国切符を逃してしまう。この直後、植田は平岡監督に直々に呼ばれ、人生を変える一言を告げられる。

「お前、今日からセンターバックをやれ」

 指揮官の中では彼をDFとして育てる構想は入学前からあったという。

「入学前の中3の春休みにサニックスカップに連れて行き、U-18日本代表がアディダスの青いウエアを着てきたのを見せて、『直通、お前はあのウエアを着るんだぞ』と言ったことがありました。本人はピンとこなかったようだけど、その時からDFにしたいという考えはありました。入学当初はFWがメインでしたけど、トップチームでは5月頃からDFで鍛え始めましたし、時々指導に来てくれた帝京の恩師・古沼(貞雄)先生にもその方向で行く相談はしていました。私の中では迷いはなかったし、日本サッカーの将来を考えてもプラスになると思いました」(平岡監督)

 運命の日以降、植田は巻誠一郎が愛用したというヘディング用ボールでの練習を毎日何百回も繰り返し、頭でのクリアのスキルを磨いた。最初の公式戦だった九州プリンスリーグ・大分トリニータU-18戦でその成果を出そうと思いきりトライしてみたところ、それまでに感じたことのない快感を覚えた。

「相手がゴールキックを蹴ってきて、センターバックの自分がいつも練習していたようにバーンと弾き返した時、なぜか自分の気持ちが最高潮に達したんです。『なんやこれ、楽しすぎやろ』って。心の底からヘディングが楽しくてしかたがなかった。この試合からセンターバックにはまりました」




チンチロリン


高校時の植田CBコンバートの逸話である。
大津高校の恩師である平沼監督は高校入学時から植田をCBにコンバートするという構想があったとのこと。
1年時に高校総体県大会のメンバー入りしたが、県大会準決勝にてPK戦で敗退。
その際に監督が告げたと言う。
徹底的に鍛え上げられ初の公式戦にて才能を発揮する。
本人もヘディングで相手のゴールキックをパーンと弾き返したときに感じた様子。
SEEDで言うところの種が弾ける感覚であろうか。
キラ・ヤマトがごときコーディネイターと言って良かろう。
これからも更に種を弾けさせ、開眼していくのだ。
楽しみである。


チンチロリン

柏戦コメント・報道

2016年04月25日 | Weblog
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第8節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は立ち上がりで少し柏のボールまわしに戸惑ってしまった。途中から積極的に前にプレッシャーをかける形から、落ち着いて対応できるようになった。前半の終了間際に自分たちの攻撃の形から、カウンターで失点してしまい、そこが今日の試合で一番痛かった。2失点目は崩されての失点だったので、そこは修正が必要。全体的に、自分たちのペースで試合を進めることができた。チャンスも作っていたが、決めきれなかった。15,000人を超えるファン、サポーターがスタジアムに来てくれたが、勝利を見せることができなくて残念だった。

Q 失点したことで、ハーフタイムにどのような指示をだしたか?
A 失点に関しては、ペナルティエリア内のジャッジのところでプレーが止まってしまった影響があったので、そこは切り替えていこうと話した。必ず後半、自分たちのペースになる。相手陣内でもっと落ち着いて、サイドを起点としてサイドチェンジを使おうと話した。

Q 柏が守備と攻撃でシステムを変える変則的な戦い方だったが、やりづらさがあったか? 柏は好調だが印象は?
A 後ろ3枚で回してくる形に対して、どうプレスをかけていくかで戸惑った部分があった。2トップの2人とサイドバックをいかせる形ではっきりさせた。ある程度対応できたと思う。柏は攻撃のところで、パスのテンポが非常によかった。若い選手も多く運動量もあった。攻撃の優先順位を常に考えながら、相手を広げて中へ攻撃することをねらっているように感じた。今日はその形は少なく、逆にうちのサイドバックの背後に流れる形が多かったと思う。それは、うちの守備がある程度しっかり制限できていたからだと思う。



【西 大伍】
試合の最初のほうで回されてはいたけど、最後にやられなければと思っていた。あれだけ点がとれないと勝てない。2点目も簡単にやられてしまった。これではダメ。早く切り替えてやらないといけない。

【土居 聖真】
倒れずにやれということだと思う。(相手に)かけられても決められる力強さのある選手にならないといけない。自分の責任で負けた。もっともっとゴールに向かうプレーを多くしていかないといけない。焦りや力みもあったと思う。負けている場面で、より多く流れ込んで、頭はクールにできればもっとよくなる。相手のDFもいい守備をしていたので難しいところはあるが、僕の力不足。みんなに申し訳ない。

【遠藤 康】
(1失点目は)チーム全体が切り替えられなかった。立ち上がりがよくなかった。石井さんはいつも判定を気にせずプレーしようと話している。(そこに左右された)僕たちが悪かったと思う。

【山本 脩斗】
相手の特長は分かっていたが、それでもやられてしまった。特に2点目はマークを見失った。2点目がすべてだった。自分としては重く受け止めないといけない。前半からやられていたので、対応を改善していかないといけない。やられていたら話にならない。相手がどうこうより勝ち続けていかないといけない。

J1 1st 第8節 柏戦


本日行われたJ1 1st 第8節 柏戦は0-2で負けを喫しました。

1stステージ 第8節
2016年4月24日(日)16:04KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
今日は立ち上がり、少しレイソルさんのボール回しに戸惑った部分はあったと思うんですけど、途中から積極的に前にボールを取りに行って、プレッシャーを掛ける形から落ち着いて対応できるようになったと思います。前半の終了間際に、自分たちの攻撃からカウンターを受ける形で失点してしまって、そこがやはり一番痛かったかなと思います。後半の2失点目の奪われ方は崩された形なので、そこは修正しないといけないと思っています。全体的には自分たちのペースで試合を進められたと思いますし、チャンスは作っていたと思うので、やっぱりそこを決め切らないと勝てないんだな、ということになりました。今日も15,000人ほどのファン、サポーターの皆さんに見に来ていただいたんですけども、勝利を見せることができなくて申し訳なく思っています。

--前半のアディショナルタイムに失点を喫したことを受けて、ハーフタイムにどう対応、修正されたのでしょうか?
あの失点場面に関しては、最初に、うちが(相手の)ペナルティエリア内に入ったところのジャッジでプレーが止まってしまったところがあるので、そのへんは切り替えていこうと話して、必ず後半、自分たちのペースになるんだということと、あとはもう少し相手陣内で落ち着いてサイドを起点として、サイドチェンジを多く使おうという形で話はしました。それは非常にできていたんじゃないかと思います。

--柏は守備のときと攻撃のときで明らかにやり方が違う変則的な戦い方をしていたが、やりづらさがあったのでしょうか?また、柏は好調ですが、どのへんに強さを感じましたか?
相手に対応する部分については、相手の後ろ3枚で(ボールを)回してくるDFに対して、どういうふうにプレスに行けばいいかというのを少し戸惑っている部分があったので、そこをはっきりして2トップとサイドバックを行かせる形にして、プレスを掛けていこう、後ろからしっかり人数を余らせずにプレスに行こうという形で、ある程度は対応できたと思います。あと、レイソルさんは攻撃のところでパスのテンポが非常にいいなと思いました。攻撃の優先順位を常に考えながら、相手を広げながら中へ攻撃する形を狙っているんじゃないかなと思っていますし、今日はその形は少なかったと思うんですね。逆に、うちのサイドバックの背後に流れる形の攻撃が多かったんじゃないかと思います。それはうちの守備がある程度しっかりと制限できたからだと思うので、レイソルさんがいつも見せるような攻撃というのはなかったんじゃないかと僕は思います。でも、攻撃のテンポは非常に良くて、若い選手が多いので、非常に運動量があるなと思いました。

1stステージ 第8節
2016年4月24日(日)16:04KO カシマ

[ 土居 聖真 ]
いろいろ言いたいことはありますけど、ノーファウルという判定だったので、倒れずにやれということだと思います。倒れずに決められる選手にならなきゃなと思いましたし、レフェリーのせいとかではなく、自分が倒れて決められなかった。自分の責任で今日は負けたと思う。そこで、足を掛けられても倒れずに決められる力強い選手にならなきゃなと思います。

--ペナルティエリア内で倒れた後にチーム全体が止まったが?
ちょっと止まっちゃったんで、それも含めてプレーに関与していたのは僕だし、決められなかったのは申し訳ないと思う。本当に誰のせいでもなく、自分があそこでPKをもらえなかったことと、倒れずに決め切れなかったことは僕のせいだと思う。ファウルされてもゴールできる強い選手にならなきゃいけないと思います。僕の力不足だったと思います。

[ 西 大伍 ]
--試合の始めから判定にイライラしていた?
そんなんじゃダメだと思います。失点の場面も早く切り替えてやるべきだった。

--柏が変則的なやり方をしてきたが、途中からペースをつかんでいたように見えたが?
最初もボールは回されていたかもしれないですけど、最後のところでやられなければ失点しない。そういう思いでやっていました。でも、あれだけ点が取れなかったら勝てないですね。

「右の翼」が躍動し、柏が公式戦5連勝
鹿島がMF金崎 夢生、柏がFWディエゴ オリヴェイラと、互いにエースを出場停止で欠く中で迎えた試合で凱歌をあげたのは、アウェイの柏だった。

「今日は立ち上がり、少しレイソルさんのボール回しに戸惑った部分はあった」と鹿島の石井 正忠監督が振り返った通り、先にペースを握ったのは柏。3分、右サイドからのクロスにDF中山 雄太がヘディングシュートを放つなど、右サイドを起点にして鹿島のゴール前まで迫っていく。しかし、鹿島も右サイドから反撃。14分、19分と立て続けにFW赤 秀平が右からのクロスに合わせたが、ゴールマウスをとらえ切れない。それでも相手の変則的な布陣に対して、臆することなく前からプレッシャーを掛ける形に変えたことが奏効し、鹿島が次第にペースを握り始める。何度となくペナルティエリアまで進入したが、柏も粘り強い守備で対抗し、ゴールを許さない。

すると、前半のアディショナルタイムに試合が大きく動く。右サイドを好連係で崩した鹿島は、FW土居 聖真がペナルティエリア内で倒されたが、家本 政明主審はノーファウルの判定を下す。一瞬、ゲームが止まってしまったところを柏は見逃さず、再三スピードを生かしてチャンスメイクをしていたMF伊東 純也に展開。「前が空いていて一対一だった。仕掛けてゴールまで行こうと思っていました」という伊東がDF山本 脩斗を振り切ると、豪快なシュートを突き刺し、先制点を挙げた。

後半、「まずは1点」という石井監督の指示の下、猛攻を仕掛けていく鹿島。しかし、リーグ戦では2試合連続で無失点勝利を続ける柏の守備は崩れない。「カイオ選手がアントラーズとしてはキープレーヤー」と読んでいた下平 隆宏監督は、最終ラインにセンターバックタイプの選手を4人並べていたが、MFカイオと対面したDF鎌田 次郎がカイオを封じただけでなく、チーム全体が集中力を欠くことなく、隙を見せなかった。

そして再び、63分に伊東が速さを見せる。MF中川 寛斗からのスルーパスに反応し、右サイドを抜け出すと、「あとは決めてよ」(伊東)という優しいパスをゴール中央へ送る。待っていたMF武富 孝介が落ち着いて逆サイドのゴールネットに流し込み、またも厳しい時間を耐え抜いた後に柏が得点を重ね、鹿島を突き放した。

これで攻めるしかなくなった鹿島は、次々と交代選手を送り込むものの、最後までゴールを割ることができず、柏が2点差をつけて勝利を収めた。

「本当に苦しい時間帯が続きました。最終ラインがベテランの選手を含めてなんとかはね返し続けてくれて、少ないチャンスでしたがそれをものにできて、『2-0』で勝てたことは非常に良かったと思います」。

そう試合を振り返った下平監督。これで公式戦5連勝となり、そのうちリーグ戦では一度もゴールを許さずに3連勝を達成。3勝3分2敗で、順位も暫定7位まで押し上げることに成功した。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs 柏】カイオが奮闘するも…
2016年4月24日(日)



4試合負けのなかった鹿島だが、この日は得点を奪うことはできず敗戦。
カイオ(写真)もチーム最多の5本のシュートを放つも、ゴールを決めることはできなかった。

柏 奇跡的V字回復、2位鹿島撃破で公式戦5連勝!!「このまま勝ち続けたい」
16/4/24 18:07

[4.24 J1第1ステージ第8節 鹿島0-2柏 カシマ]

 柏レイソルが敵地で鹿島アントラーズを2-0で下した。柏はリーグ3連勝。公式戦の連勝は5に伸びた。一方鹿島のリーグ戦の連勝は2でストップ。3月12日の仙台戦以来、今季2敗目。ホームでは初黒星となった。

 3月の不調がウソのような奇跡的なV字回復だ。柏は開幕3戦を1分2敗で終えると、早々とミルトン・メンデス監督が辞任。下平隆宏新監督の就任を発表した。その後も4月2日のJ1第1S第5節の鳥栖戦まで未勝利が続き、今季初勝利は4月6日のナビスコ杯横浜FM戦だった。

 しかしそこからだった。10日のFC東京戦を1-0で制してリーグ初勝利を挙げると、続く敵地G大阪戦も勝利。ナビスコ杯の川崎F戦にも競り勝ち、連勝街道に乗った。

 そして迎えたリーグ2位の鹿島戦。2位と好スタートを決めた相手でも完全に勢いで上回ったのだ。先制は前半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けたスピードスターのMF伊東純也がドリブルを開始。DF山本脩斗をかわすと、DF昌子源のスライディングをかわしてシュート。前半のうちにリードを奪うことに成功した。

 追加点も完璧な崩しから生まれる。後半18分、右サイドでボールを持ったMF中川寛斗が縦パスを入れると、走り込んだ伊東がマイナスクロス。中でMF武富孝介が右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 1ゴール1アシストの伊東。甲府から移籍後、柏では初ゴールになった。「今日こそは決めたいと思っていた」とニヤリとした23歳は、「このまま勝ち続けたい」と力を込めた。

 対する鹿島は4月初黒星を喫した。リーグ戦では3戦3勝だった得意のホームで完敗。日本代表FW金崎夢生を出場停止で欠く布陣で、代わって出場となったFW赤崎秀平も不発に終わり、順位も3位に後退した。

2位鹿島、ホームで痛恨の完封負け…好調・柏が公式戦5連勝
 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節が24日に行われ、鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。

 第7節を終えて5勝1分け1敗、勝ち点16で2位につける鹿島。16日に行われた前節の湘南ベルマーレ戦ではアウェーで3-0と快勝し、公式戦3連勝中と好調を維持している。同3試合で計10ゴールと攻撃陣が好調だが、今節では日本代表FW金崎夢生が累積警告により出場停止。石井正忠監督は前線にFW赤崎秀平を起用し、FW土居聖真とのコンビで連勝を狙う。また、中盤には出場停止明けのMF小笠原満男が復帰し、MF柴崎岳と並んだ。最終ラインにはDF昌子源や同DF植田直通らが入った。

 一方、2勝3分け2敗で9位の柏は、開幕2連敗後に5試合負けなしと調子は上向き。公式戦4連勝中と、勢いに乗って敵地に乗り込んだ。前節は15日、ガンバ大阪を1-0で撃破。ミッドウイークに行われた20日のヤマザキナビスコカップ・グループステージ第4節の川崎フロンターレ戦では終了間際のゴールで競り勝っている。今節はFWディエゴ・オリヴェイラを出場停止。FWエデルソンやMF武富孝介、MF茨田陽生らが先発メンバーに名を連ねた。

 最初のチャンスは柏。開始3分、右サイドからのクロスに反応したエデルソンがヘディングシュートを放ったが、GK曽ヶ端準にキャッチされた。11分にも右サイドのMF伊東純也がスピードに乗った突破でゴールライン際まで持ち込んだものの、クロスはGK曽ヶ端にキャッチされた。

 10分過ぎまでシュートを打てなかった鹿島も14分、土居が右サイドでボールを持ち、縦へ突破。クロスに反応した赤崎がヘディングシュートを放ったが、相手DFに当たって枠の外へ。右CKとなり、柴崎のボールに山本脩斗が反応して頭で狙ったものの、枠の上へ外れた。さらに鹿島は19分、右サイドの西大伍が遠藤康とのワンツーで抜け出し、クロス。赤崎が頭で合わせたが、枠の左へ外れた。

 20分以降は鹿島がボールポゼッション率を高める単会となったが、なかなかシュートまで持ち込めない。柏もカウンターで応戦し、伊東がスピードに乗った突破で存在感を見せたものの、決定機を作るには至らなかった。

 鹿島は42分、柴崎からのフィードを受けたカイオがペナルティーエリア左側でトラップ。迷うことなく右足を振り抜いてゴールを狙ったが、枠の右へ外れた。44分には右サイドに流れた土居のクロスをカイオが受け、後方から上がってきた遠藤にパス。遠藤はペナルティーエリア手前から左足で狙ったが、枠を越えた。

 0-0で前半を終えるかと思われたが、均衡を破ったのは柏だった。前半アディショナルタイム2分、鹿島の土居がペナルティーエリア内で相手選手と交錯して倒されたものの、笛が鳴らず。GK中村航輔がボールをキャッチしたプレーから柏のゴールが生まれた。中盤でのパス交換から伊東が敵陣右サイドでボールを持つと、縦へ突破。ペナルティーエリアに入って右足シュートを決めた。

 1点リードで後半を迎えるにあたり、柏の下平隆宏監督はエデルソンに代えて大津祐樹を投入し、攻撃陣の活性化を図る。鹿島は後半立ち上がりから攻勢をかけて同点ゴールを目指すが、なかなか枠内へシュートを飛ばすことができない。一方の柏は人数をかけて守備を固めながら、機を見たカウンター攻撃で追加点を狙っていった。

 すると63分、柏が追加点を挙げる。伊東が右サイドの背後へ抜け出し、中央へおラストパス。フリーで待っていた武富が右足シュートを決め、ゴールネットを揺らした。アウェーの柏が2-0とリードを広げた。

 今シーズンのリーグ戦で初めて複数失点を喫し、2点ビハインドを負った鹿島。67分に赤崎に代えて鈴木優磨、70分には小笠原に代えて永木亮太を投入して打開を図るが、残り10分を切ってもゴールを割ることができない。82分に植田、84分にカイオがミドルシュートを放つも、枠を捉えられなかった。

 試合は2-0で終了。柏が敵地で快勝し、公式戦5連勝を果たした。鹿島は今シーズンのリーグ戦でホーム初黒星を喫し、勝ち点を伸ばすことはできなかった。次節、鹿島は30日に大宮アルディージャとアウェーで対戦。柏は同日、ヴィッセル神戸をホームに迎える。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-2 柏レイソル

【得点者】
0-1 45+2分 伊東純也(柏レイソル)
0-2 63分 武富孝介(柏レイソル)

鹿島5戦ぶり無得点3位後退「戸惑った」石井監督
[2016年4月24日20時11分]


後半、渋い表情で交代する鹿島MF小笠原(撮影・横山健太)

<明治安田生命J1:鹿島0-2柏>◇第1ステージ第8節◇24日◇カシマ

 2位鹿島がホームで9位柏に完敗し、3位に後退した。

 前半ロスタイム2分にFW土居聖真(23)がペナルティーエリアで倒されたが、PKの笛は鳴らず。そこからのカウンターで先制点を献上すると、後半18分にも守備を破られて、今季8戦目で初の複数失点とホーム初黒星を喫した。

 日本代表FW金崎夢生(27)を累積警告による出場停止で欠いた攻撃陣は、土居とFW赤崎秀平(24)が2トップを組んだが、チームとして5試合ぶりの無得点。FW鈴木優磨(19)MF永木亮太(27)MF中村充孝(25)を立て続けに投入したものの、最後までゴールを割り切れず、枠内シュートは後半の土居の1本にとどまった。

 石井正忠監督(49)は今季2敗目に「(変則3バックで試合に入り)3枚で回してくる相手にどうプレスをかけるか戸惑ったが、途中から対応はできた。前半終了間際のカウンターからの失点が痛い。(PKかどうかの)審判の判断はあったが、そこで自分たちの足が止まったことがいけない」と潔く反省していた。

鹿島、金崎不在響き今季ホーム初黒星/鹿-柏8節
[2016年4月24日22時0分]


柏に敗れ肩を落とす鹿島の選手たち(撮影・横山健太)

<明治安田生命J1:鹿島0-2柏>◇第1ステージ第8節◇24日◇カシマ

 2位鹿島がホームで9位の柏に敗れ、3位に後退した。

 本拠での黒星も今季初めてだった。柏はリーグ3連勝、公式戦5連勝。試合終了時点で暫定6位に浮上した。

 アウェー柏が最初にチャンスを得た。前半3分、MF伊東純也(23)の右クロスをDF中山雄太(19)がヘッド。GK曽ケ端準(36)の攻守に阻まれたものの、いきなりゴールを脅かした。

 柏は、システムを前節までの「4-3-3」から「3-4-3」に変え、右サイドバックだった伊東を1列前のウイングバックに上げた。これが功を奏し、前半ロスタイム2分に先制点を奪う。伊東が右サイドをドリブルで独走し、細かいステップでDF山本脩斗(30)をかわす。最後は日本代表DF昌子源(23)も振り切って、右足でゴールに蹴り込んだ。

 ホームの鹿島は前半の枠内シュートがゼロ。FW土居聖真(23)がペナルティーエリアで倒されたように見えたが、PKの笛は鳴らず。その後の逆襲で伊東に先制ゴールを奪われた。

 次の得点も柏だった。後半18分、MF中川寛斗(21)のパスで右サイドを破った伊東が、その突破によって中央でフリーになったFW武富孝介(25)にラストパス。右足で冷静に決めた。11、12年にJ2熊本に期限付き移籍していた男のゴールでリードを2点に広げた。

 鹿島は今季初の複数失点を喫し、攻撃陣も日本代表FW金崎夢生(26)の出場停止が響いて無得点。FW鈴木優磨(19)MF永木亮太(27)MF中村充孝(25)を投入したが、反撃できなかった。枠内シュートも、後半の土居の1本にとどまった。

鹿島5戦ぶり無得点ホーム初黒星「完全に崩された」
[2016年4月25日7時39分 紙面から]

<明治安田生命J1:鹿島0-2柏>◇第1ステージ第8節◇24日◇カシマ

 鹿島が今季初の複数失点でホーム初黒星を喫し、3位に後退した。

 柏の変則3バックに戸惑い、MF伊東に自軍の左サイドを続けて破られた。攻撃陣も日本代表FW金崎の出場停止が響き、5試合ぶりの無得点。石井監督は「徐々に対応できたが、2点目は完全に崩された。修正したい」。熊本出身のDF植田は悔しさから無言で会場を去った。

鹿島、出場停止・金崎の影響隠せず敗戦 土居「ゴールに向かうプレー多くしないと」

柏に敗れ肩を落として引き揚げる柴崎(10)ら鹿島イレブン=カシマ

 明治安田J1第1ステージ第8節(24日、鹿島0-2柏、カシマ)鹿島は出場停止だったエースFW金崎の不在の影響を隠せなかった。2トップにはDFの背後へ抜け出す動きを得意とする赤崎と土居を並べたが、0-1で迎えた後半はスペースがなく存在感が希薄に。そろって途中交代した。

 金崎が見せる泥くささや力強さがなく、相手を押し込んでも攻撃に迫力が出なかった。勝てば首位浮上のチャンスもあった試合を落とし、3位に後退。土居は「もっとゴールに向かうプレーを多くしないと」と反省した。

鹿島・石井監督
「全体的には自分たちのペースで試合を進められたが、好機で決め切らないと勝てない。前半終了間際の失点が一番痛かった」


前半、ゴール前で競り合い倒れる鹿島・土居(左から3人目)=カシマ

鹿島 5試合ぶり黒星 土居「自分のせいで負けた」
明治安田生命J1第1S第8節 鹿島2―0柏 (4月24日 カシマ)


<鹿島・柏>ハーフタイムに審判団に抗議する小笠原(中央)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島は勝っていれば首位に立つ可能性もあったが、5試合ぶりに黒星を喫した。前半ロスタイムに土居がペナルティーエリア内で倒されたが、PK判定はなし。チーム全体が気持ちを切り替えられないうちにカウンターを食らって先制を許した。

 土居は「倒れずに(得点を)決めきれる選手にならないと。自分のせいで負けた」と、責任をかぶった。
[ 2016年4月25日 05:30 ]

【鹿島】微妙判定から決勝点を献上、遠藤「切り替えないと。うちらが悪い」
2016年4月25日6時0分 スポーツ報知

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第8節 鹿島0-2柏(24日・カシマスタジアム)

 鹿島は前半ロスタイム2分、FW土居がエリア内で倒されたがノーファウル。そこから柏にカウンターを受け、決勝点を献上した。PK判定やロスタイムが3分(掲示は1分)あったことなど消化不良の敗戦。土居は「(相手DFの足が)引っかかったにせよ、最後までやらなきゃ」と話し、MF遠藤は「あの判定でも切り替えないと。うちらが悪い」と受け止めた。

明治安田J1 鹿島、堅守崩れる
明治安田J1第1ステージ第8節(24日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は柏に0-2で敗れ、今季2敗目を喫した。通算成績は5勝1分け2敗、勝ち点16のままで3位に後退した。

鹿島は動きだしのいい守備で優位に立ったが、前半ロスタイムに柏のカウンターを食らい先制点を献上。後半18分には守備を完全に崩され、追加点を奪われた。攻撃は再三放ったミドルシュートが枠を外れ、無得点で5試合ぶりの黒星を喫した。

浦和は武藤のゴールで川崎との上位対決を1-0で制し、勝ち点を19に伸ばして再び首位に立った。川崎は今季初黒星で2位に後退。広島はウタカが2得点して横浜Mに2-1で勝ち、同14で4位に浮上した。

G大阪は途中出場の宇佐美が得点し、福岡を1-0で下した。大宮は湘南に1-0で勝った。



チンチロリン


あれだけあからさまなPKを見逃されては平常心でいることは困難であろう。
そこで気持ちを切り替えられずに失点を喫した。
選手は人生をかけて試合に集中しておる。
その集中力を阻害するジャッジには異論を唱えたいところ。
とはいえ、「いろいろ言いたいことはありますけど」と聖真は言葉を濁す。
この文化は日本サッカーの成長を鈍くさせるのではなかろうか。
サッカーに誤審はつきものである。
それをきちんと理解させるには、公に大きく言えることが必要と考える。
報知が「微妙判定」と報じることは良いことではある。
しかしながら、声を大きく「誤審」と報じられぬ所にサッカー後進国であると、自ら行っておるように感じる。
日本のサッカー文化が前進するため、誤審は誤審とはっきり言える世の中になって欲しいと願う。


チンチロリン

サッカーダイジェスト 柏戦寸評

2016年04月25日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×柏|1得点・1アシストの伊東は「7」。仕事ができなかった鹿島の前線と左SBを厳しく評価
サッカーダイジェスト編集部
2016年04月25日


鹿島――伊東に翻弄された山本。カイオも持ち味のスピードを活かせず…。


【警告】鹿島=植田(13分) 柏=小林(45+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】伊東純也(柏)


柏のコンパクトな守備に苦戦したカイオ(7番)。持ち味のスピードを活かせなかった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)


【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
柏の変則的なシステムに戸惑った時間帯もあったが、試合全体を通して見れば、チャンスの数や支配率は及第点。それだけに、チャンスで決めきれなかったこと、失点シーンで淡泊な守備があったことが悔やまれる。

柏 7
最後まで運動量をキープ。アウェーでリーグ最少失点の鹿島から2点を奪い、勝利を収めた。前線の決定力、中盤のコントロール、最終ラインの身体を張った守備など、各セクションの選手がきっちり役割をこなした。チームがひとつの方向を向いて戦った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端 準 6
2失点のうち、自責はなし。前がかりになるチームにあって、広く守備範囲を取り、状況に応じたプレーを貫いた。

DF
22 西 大伍 6
攻撃参加時におけるゴール前へのクロスや、パスの選択など、質の高い判断ができていた。ゴールにつなげられなかったのが不思議で仕方がない。

23 植田直通 5.5
終盤は相手と同数の中で、冷静に守備に当たった。2失点目に絡んでしまったが、試合展開から見て、やむなしか。

3 昌子 源 5.5
守備はもちろん、フィードにも自信を感じさせた。インターセプトの意識を高く持ち、パスカットも多かった。ただし、1失点目の起点となったくさびのパスは、前に出るなら潰さなければいけない。

16 山本脩斗 5
テンポが速く、強度の高い試合。SBの負担は大きかったが、失点シーンの伊東への対応は、DFらしからぬ軽率なものだった。

MF
40 小笠原 満男 6(69分OUT)
攻守に一歩先を読んだプレーを見せていたが、ディフェンス陣に負担がかかる展開もあり途中交代した。

10 柴崎 岳 6
攻撃ではゴール前に顔を出し、守備でもボールを奪い切るプレーを見せた。ただし、セットプレーの配球は可能性を感じなかった。

25 遠藤 康 6
石井監督の指示どおり、最終ラインの背後を狙うパスでチャンスメーク。ゴール前の得意の形では決めたかった。

7 カイオ 5
柏の鎌田に厳しくマークされて悪戦苦闘。コンパクトな陣形を取られ、突破力を活かすスペースもなかった。

FW
18 赤崎秀平 5(67分OUT)
守備や攻撃の組み立てなどでは、役割を果たした。ただ、肝心のゴール前では良い形、ポジションを取っているものの、ゴールネットを揺らせない。

8 土居聖真 5.5(81分OUT)
出場停止で金崎不在の中、ゴールが一番の仕事。その意識や判断は随所に見られたが、チャンスを形にすることができなかった。

交代出場
MF
34 鈴木優磨 5.5(67分IN)
ゴール前で良い形を作ることができなかった。ラストパスの精度も満足できるものではなかった

6 永木亮太 6(69分IN)
得点が必要な場面でピッチへ。押し込む時間帯でクリアボールを拾い、相手のカウンターを未然に防ぐ役割をこなした

13 中村充孝 5.5(81分IN)
3枚目の切り札として、ピッチへ。前線が渋滞する中で、2列目に入ったが、決定的な仕事にかかわることはできなかった。

監督
石井正忠 6
不可解な判定があっても、「切り替えていけば自分たちの時間が来る」と選手を鼓舞。攻め方、守り方と采配ミスがあったわけではない。

柏――1ゴール・1アシストの伊東だけでなく、総じてハイレベルなパフォーマンスを披露。

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6.5
シュートを正面に入るなど、良いポジショニングを取り、完封勝利。フィードもほとんど狙い通りのところへ。

DF
2 鎌田次郎 6.5
鹿島のキーマン、カイオのマークにつき、簡単には前を向かせず。スピードにも乗らせなかった影の勝利の立役者。

4 中谷進之介 6.5
守る時間が多い展開だったが、高い集中力が切れることはなかった。高さでも存在感を出した。

5 増嶋竜也 6.5
最終ラインを統率。厳しい時間帯も多かったが、率先して声を出し、味方を鼓舞。最後の砦として踏ん張った。

29 中山雄太 6
ゴール前で絞った位置を取った時でも、ファーサイドへのケアを怠らず。ピンチを未然に防いでいた。

MF
14 伊東純也 7
1ゴール・1アシスト。序盤から攻撃の起点となり、攻め込まれた時間帯もカウンターの矢になった。

8 茨田陽生 6.5(84分OUT)
鹿島の攻撃で、左右に振り回されながらも、的確なポジショニングをとり続けた。配球も的確だった。

25 小林祐介 6.5
球際や当たり負けしない守備は、21歳という年齢を感じさせない。鹿島のスピードアップを防いだ。

19 中川寛斗 6
2点目の起点となるボールキープで、勝負を決めた。運動量を活かし、鹿島の出所をつぶす守備を見せた。

15 武富孝介 6.5(90+1分)
勝負を決める2点目を挙げた。この得点シーンだけではなく、実を結ばなかったカウンター攻撃の時でも、いつも長い距離を走っていた

18 エデルソン 5.5(HT OUT)
序盤はよく攻撃に絡んでいたが、守備の時間が長くなるにつれ、消えていった。

交代出場
FW
10 大津祐樹 6(HT IN)
ボールキープをして欲しい時間にきっちり味方につなげる。守備でも汗をかき、やるべきことをやった。

MF
7 大谷秀和 -(84分IN)
残り6分の時間でピッチへ。2点差があったとはいえ、スムーズに試合に入り、試合を締めた。

FW
9 田中順也 -(90+1分)
アディショナルタイムに投入された。短い時間とはいえ、全力プレーを続け、試合終了のホイッスルを聞いた。

監督
下平隆宏 7
最終ラインにCBタイプの4人を並べる策が、的中。選手の特長をよく理解したうえで、チームの最大限の力を引き出した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



チンチロリン


サッカーダイジェスト誌による柏戦の寸評である。
結果から感じるものよりも低くはない評価が与えられておる。
二度の失点に絡んだ左サイドこそ辛い評点であるが、指揮官を含め良い評価を与えたと言って良かろう。
特に指揮官に対して、「不可解な判定があっても、「切り替えていけば自分たちの時間が来る」と選手を鼓舞。攻め方、守り方と采配ミスがあったわけではない」とコメントしておる。
集中力が途切れた場面やチャンスを決めきれなかった部分は、監督の責任ではないと判断した様子。
柏が採用したのは、2010年のCL、インテルを率いるモウリーニョ監督がバルセロナ相手に採用した戦術である。
ゴール前にバスを2台並べる手法は、昨日の鹿島に対しても有効であったと言わざるを得ない。
DFラインにCBを4枚並べ、MFも4人並んでゴール前を固められては、ホームの力を背に戦う鹿島の攻撃力を半減させられてしまった。
とはいえ、チャンスが皆無であったわけではない。
同様の戦術を採られても、次回は対応しきるであろう。
同じ轍は踏まぬ。
監督の采配に期待である。


チンチロリン