鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

若手選手、成長中

2011年10月03日 | Weblog
2011年10月03日(月)

柏戦の先発メンバーは室内でリカバリートレーニングを実施しました。それ以外のメンバーは、シュート練習やミニゲームを行っています。

若手の練習を見守るオリヴェイラ監督である。
厳しい目を光らせ、若き才能の芽を伸ばすことに尽力しておる。
彼等が鹿島を担っていくこととなるのだ。
厳しい練習で経験を積み、公式戦への準備をしておこう。
練習でレギュラーを越えぬことには、公式戦への出場はままならぬ。
鹿島に於いて無理矢理な世代交代は無いのである。
そして、Jリーグの移籍制度が変わり、また海外移籍が活発となった今では、鹿島も育てて勝つだけのクラブではなくなっておる。
練習で上に上がれぬメンタリティであれば、別の手法も取られるのである。
厳しい練習に耐え、監督のメガネに叶い是非ともトップデビューを、レギュラー確保を狙って欲しい。
また、鹿島ならではの強いメンタリティも培うのだ。
期待しておる。

柏戦レポート

2011年10月03日 | Weblog
【J1:第28節 鹿島 vs 柏】レポート:柏がカシマスタジアムで初勝利!集中力を持続させ虎の子の1点を守りきる。(11.10.03)
10月2日(日) 2011 J1リーグ戦 第28節
鹿島 0 - 1 柏 (14:04/カシマ/21,466人)
得点者:31' 工藤壮人(柏)


試合後、ゴール裏に集った選手が肩を組む。アウェイに集結した黄色のサポーターと呼吸を合わせると、一緒になって「レッツゴー柏」を歌い、踊り出した。歓喜を分かちあうその姿からは、この試合に賭けていた意気込みの強さが感じられた。カシマスタジアムで初勝利をあげた柏は、ほぼ試合の半分を一人少ない状況で戦いながら、隙を見せない堂々たる内容で勝点3を手に入れた。

試合は90分間、手に汗握る展開が続く熱戦だったと言えるだろう。試合開始直後から、お互いのつばぜり合いが激しく、コンパクトにまとまった布陣の中で何度もボールが行き交う展開となった。どちらも守備の集中力が高く、なかなか突破口が見出せない。ひとつのミスが勝敗を分けることが予想できた。
すると31分、自陣でボールを奪った鹿島が攻撃に移ろうとしたときに、恐れていたことが起きてしまう。横パスを茨田陽生がインターセプトしてレアンドロ ドミンゲスへ。慌てて守備を整えようとする鹿島の選手だったが、名手レアンドロは隙を見逃さず、裏に走り込もうとした工藤壮人にスルーパスを通す。これを落ち着いて工藤が決め、まずは柏が先手を奪った。

なかなか柏ゴールを脅かすことができない鹿島。どうにかして流れを変える必要に迫られていたとき、大きく戦況を変える出来事が起きる。42分、柏のセンターバックであるパク ドンヒョクが二度目の警告で退場。近藤直也が出場停止だった柏は、本職のセンターバックが増嶋竜也しかいない状況であり、試合の流れは一気に鹿島に傾くと思われた。

しかし、この日の柏の団結力は鹿島を上回っていた。前半終了間際に安英学をセンターバックに据え、後半から大迫勇也を投入して3トップにしてきた鹿島のディフェンスを跳ね返す。さらに、試合の状況を変えるため、満を持して登場した小笠原満男に対しても、工藤がマンマーク。疲労が溜まると林陵平がその役を代わり、登場直後から危険なパスを連発していた小笠原の力を半減させた。鹿島の特長を消したネルシーニョ監督の戦術もさることながら、ボランチとしてプレーしたことのない中島崇典を筆頭に、選手が与えられた役割を完璧にこなしたところは見事。優勝争いを演じるにふさわしいパフォーマンスだったと言えるだろう。
虎の子の1点を決めた工藤が「またチームが一つレベルアップした感じがします」と胸を張る姿が印象的だった。

それとは逆に、鹿島には痛恨の敗戦。順位も7位まで落ちてしまった。10人の相手に対し、完全に崩すことができず、高さでもアドバンテージをつくることができなかった。とはいえ、ペナルティエリア内で消極的なパス交換が散見されたこともあり、もっとシュートの意識が高ければ違う展開もあったかもしれない。試合後、興梠慎三は「シュートが打てなかった」と寂しげな表情で語り、田代有三も「決定的な場面が少なかった」と視線を落とす。大迫も「この試合に関しては相手の気合いが入っていた」と認めざるを得なかった。

ホーム3連戦だったにも関わらず1勝もできなかった責任は重い。歓喜に湧く柏のゴール裏とは対象に、鹿島サイドのゴール裏は試合終了と同時にあっという間に空席が目立つ光景となっていた。


以上
2011.10.03 Reported by 田中滋


鹿島担当の田中氏も柏目線でレビューを起こすしか無かったようである。
それほどまでに、鹿島のサッカーが出来ずに終えた試合だったと言えよう。
それは、FWとして起用された三人のコメントからも見て取れる。
彼等の言葉からは苦悩の色を隠せない。
この結果は、腐るほどのチャンスがあった名古屋戦・浦和戦で決めきれなかったツケを払わされたように感じる。
サッカーの神様は、見ているのだと言わんばかりである。
とはいえ、問題点は浮き彫りになった。
次戦は大会の変わるナビスコ杯となる。
気持ちを改め、高いモチベーションで挑みたい。
気合を入れ直すのだ。

柏戦コメント・報道

2011年10月03日 | Weblog
J1リーグ 第28節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
最初の15分は両チームとも守備意識が高く、ボールの奪い合いになった。インターセプトからのチャンスも我々にもあったが得点に結びつけることができなかった。だが、彼らはそれができた。(勝敗は)その違いだと思う。10人の相手に勝てなかったことは非常に残念。だが、柏も最後まで献身的で体を張った部分は賞賛しなければならないし、それが彼らに勝利をもたらしたと思う。来週はナビスコカップもあるので、リーグ戦からの切り替えをしっかりとしたい。

【青木 剛】
試合に出してもらっている立場でこのような結果になり申し訳ない。試合に出場しているが、結果に結びついてない。チームよりも先ずは自分のパフォーマンスを良くしたい。

【曽ヶ端 準】
今の順位に相当する結果になったと思う。不甲斐ない。決定機を止めたのは、相手が10人で疲れていて余裕が無かったから。前半は決められているから…。相手は1人少なかったけど、リードしていたから耐えられたんだと思う。チームとして10人を崩せなかった。数字上は可能性があるんだから、諦める必要はない。

【西 大伍】
勝ちたかった。引かれてやりづらいところもあった。自分自身、もっと出来ると思うし、もっと崩せると思う。チームとして、パスを下がって受けることも多かったし、裏を狙うようなパスがあっても良かったと思う。残り試合も少ないし、1試合1試合、大切に戦っていきたい。

【増田 誓志】
問題は前半にあると思う。相手の外国人を厳しく、極端に言えば攻めずに2人をマークしておけば、相手は何もできなかった。セカンドボールはある程度、拾えていたが崩しの部分で1人少ない相手をもっと圧倒しないといけない。崩す事が必要だった。今までの試合よりチャンスが作れていない。


2011年10月02日(日)

本日行われたJ1第28節柏戦は、0-1で負けを喫しました。

【J1:第28節 鹿島 vs 柏】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.10.02)
10月2日(日) 2011 J1リーグ戦 第28節
鹿島 0 - 1 柏 (14:04/カシマ/21,466人)
得点者:31' 工藤壮人(柏)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:相手が10人になる前のことを聞きます。お互いにパスカットが多い試合だったと思います。その理由はなんでしょうか?パスカットから1点を取れたレイソルに対して、鹿島は得点に結びつけられませんでした。その違いについて教えて下さい。

「なぜパスミスが多かったかというと、特に立ち上がりの15分、20分というのが競争意識が高く、あるいは守備意識が高く、プレッシングやアグレッシブさをお互いに出し合っていたので、互いの選手の考える時間を制限した中でのパスミス、あるいはインターセプトというのが多くなったわけで、試合の立ち上がりとしてはごく当たり前の攻防ではないかと思います。我々にもインターセプトからのチャンスがあったわけで、何度もありながらそれを得点に結びつけることができませんでした。彼らはちゃんとゴールという結果に結びつけました。ただ、その違いだけだと思います」

Q:10人の相手に対して敗戦をどう受け止めていますか?

「非常に残念な結果です。ただ、来週はナビスコ杯と、それを勝ち抜けば週末にももう一試合あります。1回、リーグ戦においての感心や集中をずらすことができます。10人の相手に対して点が取れなかったこと、勝てなかったことは非常に残念なことです。
特に後半はほとんど相手陣内か、相手のペナルティエリア内でプレーしていたわけであって、多くのチャンスを得点に結びつけることができませんでした。いろんな方法でゴールに達すること、最低でも追い付くことを狙って、その後の逆転を狙っていたわけですが、それが出来なかったのは悲しいところです。ただ、対戦相手もそれなりのガッツというか、献身的に体を張って、最後までゴールを割らせないという姿勢を見せていました。それは讃えなくてはならないし、あれだけチームのために体を張るということが、彼らに勝利をもたらしたんだと思います」

Q:小笠原選手が入ってからガラッとリズムが変わり彼の存在感を感じたのですが、若い選手が彼からもっといろんなことを学んで欲しいと思っていらっしゃると思うのですが、その辺りはどうお考えですか?

「今日に関しては、特別になにかを盗むと言うことはないと思います。ただ、彼の長年のキャリアのなかでいろいろなことを培っているわけですから、そこを見て、盗む、学ぶということを考えなくてはいけないし、いろんな成果や結果を出していますし。プラスして、彼はいま、チームのためにいろんなアドバイスを若い選手に送りながら、それを伝達しようとする姿勢があります」

Q:ネルシーニョ監督が、鹿島が3トップにしてきたことで守りやすかったと言っていたのですが、相手に合わせてしまったという感じはありますか?

「まず、ビハインドの状況、相手が一人少ないということを考えれば、相手を押し込む時間が多くなるわけです。であれば、前で決定的な仕事が出来る選手を増やすことは、僕だけでなく他の監督でも常に考えることです。ただ、彼らが得点をするという最後の部分だけが出来なかったわけで、後半は85%くらい相手陣内でプレーしている状況だったわけで、特に相手が守りやすいとか、こちらが攻撃しやすいというよりも、お互いのバトルの部分が焦点だったと思います」


以上

【J1:第28節 鹿島 vs 柏】試合終了後の各選手コメント(11.10.02)
●大迫勇也選手(鹿島):
「とりあえず仕掛けようと思っていた。仕掛けはできたけど、チームとしてその次がない。センタリングまではいけてたけれど、そのあとの精度を上げないと…。自分のポジションがちょっとゴールから遠かったですね。俺個人としては良いんですけど。相手はこの試合に関しては気合いが入ってた」

●小笠原満男選手(鹿島):
「あれだけ引かれるとどっかで仕掛けて揺さぶらないと。悔しいですね。引かれてお手上げじゃダメ。悔しいね。なんのために横に揺さぶるのかというと縦に入れないと。それは監督にも言われていた。ただ、崩せるところまではいけなかった。もっとシュートまでいければよかった。点を取らないと勝てないし、勝てないと意味が無い。残念です」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「これが今の現状、置かれているチーム像です。こういう結果もそう。不甲斐ないです。
(決定機は止めたが?)
相手も10人になって疲れていた。最後の余裕はなかったと思う。ただ、そういう場面で前半に決められていますし。1点のリードがあったから相手も耐えられたと思うし、精神的に違ったと思う。ああいう失点をどうにか防ぎたかった。
(3位も厳しくなったが?)
数字上は可能性がある。諦める必要なない」

●西大伍選手(鹿島):
「なんとか点を取れれば相手も前に出ないとダメだったし、泥臭いゴールでも点をとりたかった。
もっとできると思う。自分ひとりだけのプレーになったら相手も守りやすいけれど、もっと味方と絡んでいけば良い崩しが出来る。後半の最初くらいの距離感、有三さんと慎三との三角形なら崩せたと思う」

●田代有三選手(鹿島):
「前半、繋げないときに長いボールを使おうと言っていた。ただ、なかなか良いボールが来ず、良い位置にもこなかった。相手が一人足りなくなってからは割り切った戦いをされた。みんな丁寧にやりすぎたかもしれない。ボールを取られないようなプレーが多く、サイドで勝負したり、決定的な場面がなかった」

●増田誓志選手(鹿島):
「明らかに満男さんが起点というか強みになってたのは間違いない。そういうのを最初から出ている自分がやっていかないと、ここでも出られないかなと思います」


[ J1:第28節 鹿島 vs 柏 ]

どんよりとした雲が上空に広がる県立カシマサッカースタジアム。少しそよ風も吹いているので1枚上着が必要な感じがします。雨の心配は無さそうです。

[ J1:第28節 鹿島 vs 柏 ]

数的優位を活かせなかった鹿島は0-1で惜敗。11試合ぶりの黒星を喫し7位に後退した。
写真は厳しいマークに遭った興梠慎三(鹿島)。


鹿島創設20周年を飾れず/J1
<J1:鹿島0-1柏>◇第28節◇2日◇カシマ

 鹿島は1日にクラブ創設20周年を迎え、初めての試合を勝利で飾ることができなかった。退場者が出て10人の相手を攻めあぐね、11戦ぶりの黒星。後半から3トップの布陣で得点を狙ったが、ゴールは遠かった。日本代表MF増田誓志(26)は「今までの試合よりチャンスをつくれていない」と反省。今日3日からの代表合宿に向けては「先発で出られるようにアピールしたい」と気持ちを切り替えていた。
 [2011年10月3日8時7分 紙面から]

鹿島・増田、小笠原から刺激!代表先発狙う
2011.10.3 05:00

 J1第28節最終日(2日、カシマ)前半42分に退場者を出した柏は1-0で鹿島を破って勝ち点56の2位。鹿島は11試合ぶりの黒星で同41。

 後半12分から出場の鹿島・MF小笠原主将が沈滞ムードを一掃。縦への意識を打ち出して再三好機を作ったが、攻撃陣が詰め切れなかった。日本代表MF増田は、「(小笠原が)強みになっていたのは間違いない。本来は最初から出ていた自分がやるべきこと」と先輩のプレーに改めて刺激を受けた様子。3日から参加する代表合宿に向け「自分は途中から出て仕事できるタイプじゃない。先発で出られるようアピールしたい」と気を引き締めた。
(紙面から)


柏に敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ


後半、競り合う鹿島・小笠原(左)と柏・工藤=カシマ


前半、競り合う柏・酒井(左)と鹿島・田代=カシマ


11戦ぶり負けた…鹿島、10人相手に無得点
J1第28節 鹿島0-1柏 (10月2日 カシマ)

 鹿島は数的優位を生かせずに、11試合ぶりの黒星を喫した。相手に退場者が出た前半42分以降はボール支配率で圧倒しながら、得点力不足を露呈。後半は興梠、田代、大迫を前線に並べる攻撃的布陣を敷いたが、2試合連続で無得点に終わった。

 後半12分から途中出場して攻撃を活性化させた小笠原の奮闘も実らず、7月31日のC大阪戦から続いた連続無敗は10でストップ。日本代表MF増田は「最初から試合に出ていた自分が満男さん(小笠原)のようなプレーをしないといけなかった」と唇をかんだ。
[ 2011年10月3日 06:00 ]

痛恨7位転落…鹿島
 ◆J1第28節 鹿島0―1柏(2日・カシマ) 鹿島は痛恨の敗戦だ。主将MF小笠原が途中出場後、ようやく前線に効果的なパスが入り始め、1人少ない相手を押し込んだが、完封負け。「いくら相手が引いてきたからといって、お手上げというんじゃダメ」と主将。MF増田は「(小笠原)満男さんのようなプレーを先発で出ている僕がやらなければ」と唇をかんだ。順位は7位に転落。目標の3位以内も厳しくなった。

(2011年10月3日06時01分 スポーツ報知)

満男の存在感は圧巻であった。
そのDNAを引き継ぎたいと語る誓志である。
今季、レギュラーを掴み、日本代表にまで上り詰めた誓志であるが、まだまだ経験という意味でも、実際のプレイでも満男には遠く及んでおらぬ。
とはいえ、人間は成長するもの。
満男から多くのものを盗み、次へつなげて欲しいところ。
そして、曽ケ端が言うように、可能性があるところで諦める必要はない。
逆に諦めない心を育てる逆境と言い換えることも出来る。
ここで諦めずに戦う経験が、次につながっていくのだ。
強い心で今季を戦っていきたい。