鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

FCソウル戦コメント・報道

2011年05月26日 | Weblog
AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント ラウンド16
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
(カルロンを先発起用して)フェリペ ガブリエルを先発させたかったが、怪我が続いた中での復帰なので90分は保たないだろうという判断でカルロンを起用した。それで相手陣内でボールを保持する状況を作る狙いだった。今、興梠選手のパートナーを探さなくてはいけない現状の中で、今日のやり方が全て悪いとは認識していない。今年のACLは震災があったり中断があったりする中でチームの連係が高められない中、ここまで来れたのは評価されても良いと思う。これまで3年連続敗退と言われているが、対戦相手は決勝トーナメントで決勝に行ったりするチームなので、負けたことに関して恥だとは思っていない。今日の試合の収穫はないが、困難な状況の中で予選を突破できた事が収穫である。今日の試合は一日でも早く、一瞬でも早く消しゴムで消して、次に進まなくてはいけない。ミスを修正して前に進む。

【西 大伍】
点を取るために前に行くこととバランスを崩してやられないように指示をされたが、それを出来なかった。後ろ向きのパスが多く、前に行く力が無かった。

【青木 剛】
試合を振り返るのが今は難しいが、いつもなら足が出ない所で出たり、体を張ってスライディングされたり、相手の方に気迫があった。鹿島も戦っていなかったわけではないが、うまくいかなかった。前半の相手ペースの時にうまく我慢してチャンスを伺いながらやっていたけど、これまでの対戦相手と少しレベルが違った。

【興梠 慎三】
この負けを受け止め悔しいけど、Jリーグに気持ちを切り替えてタイトルを取れるように頑張る。もう少し、前でキープできればよかった。最近の試合は先制されてバタバタになってしまい、自分たちを苦しめている。チャンスは前後半含めて無かった。今日は完敗。ACLの試合は終わったので、1日でも早く切り替える。


2011年05月25日(水)

本日行われたACLラウンド16ソウル戦は、0-3で負けを喫しました。

【AFCチャンピオンズリーグ2011 ソウル vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.05.25)
5月25日(水) AFCチャンピオンズリーグ2011
ソウル 3 - 0 鹿島 (19:30/ソウル/12,725人)
得点者:37' バン スファン(ソウル)、54' ダムヤノビッチ(ソウル)、90'+4 コ ミョンジン(ソウル)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日はカルロン選手を先発させて、後半からフェリペ・ガブリエル選手に変えました。カルロン選手がまだチームにフィットしていない状況で、なぜ彼にこだわったのか教えて下さい。
「フェリペ・ガブリエルを本当は頭から使いたかったのですが、連続した怪我からの復帰だったので、90分は保てないだろう、最大で45分という考えでした。カルロンを入れて、少しでも相手陣内でボールをおさめることが出来れば、ボールを保持する機会が出来れば、という狙いがありました」

Q:結局、狙いは上手くいかなかったと思いますが、今後、起用法を再考することはありますか?
「いろんな選択肢があると思います。いまは興梠のパートナーを探さなくてはいけない現状があり、今日のやり方に関しては、すべてが悪かったとは思いません。ボールを保持することはできましたし、後半に関してもボールを保持してチャンスをつくました。点を取れなかったということに尽きると思います。すべてが悪かったとは考えておりません」

Q:カルロン選手はもともと45分のプレーであり、後半からフェリペ選手を投入する予定だったのですか?
「前半の狙いが完璧にできていれば、もう少し時間が経ってからフェリペを入れることも考えていましたが、狙いの一部がうまく機能していなかったので、早めの判断をしました」

Q:これでACLでは決勝トーナメントの初戦で負けることが4年連続になるわけですが、ACLを戦う難しさをどの部分で感じていますか?
「今年に関しては、まだ評価していただいてもいいかなと思っています。震災があり、中断もあり、選手のコンディションや連携を高めることができない中で、ここまで来れたのは評価して良いと思います。ただ、以前も話したとおり、ACLというのは我々だけでなく、アジア全土がこの頂点を目指して戦っている戦いであり、過去3年で敗退していることを強調されますけど、その対戦相手も必ず決勝や準決勝までいっていると思います。僕は恥と思っていないし、我々もビッグクラブのひとつとして、他のビッグクラブもこの戦いに挑んでいるわけであって、4年連続で恥をかいたという気持ちは一切ありません」

Q:シュート数が20対3なのですがどう思いますか?
「相手が我々より強かったという数字ではないでしょうか」

Q:これでACLは終わってしまいましたが敢えて収穫をあげるとすれば?
「今日に関しては一切ありません。ただ、グループリーグの段階で被災し、中断したなかでも予選を突破できたことは、困難な状況でもやるべきことをやった成果であり、評価して良いと思います。今日に関しては、一瞬でもはやく消しゴムで消して忘れ去りたいです」


以上

【AFCチャンピオンズリーグ2011 ソウル vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.05.25)
●興梠慎三選手(鹿島):
「負けは正直に受け止めたい。悔しいけど切り替えて、Jリーグがあるんでまたタイトルを狙っていきたい。
(カルロンにもう少しボールをおさめて欲しかった?)
もう少し前でキープできたらよかったんですけどね。最近の試合は、先に失点してしまうことが多く、今日もそれでバタバタしてしまい自分たちの戦いができなかった
(前半、シュート0本だったことは気がついていた?)
前半だけじゃなく、チャンスというチャンスがなかった…。相手にうまく守られて、うまく試合を運ばれてしまった。なにを言っても言い訳になる。完敗だと思います。ACLの試合は終わったので次はJリーグ。簡単ではないけれど、1日でも早く切り替えたいです。
(4年連続敗退したわけだが?)
ここぞ、という勝負所で良い結果を出せてきたのに、ACLはそれが出せずに終わっている。なにかあるのだとは思うけど…。それに引きずられず、切り替えてやっていきたい」

●岩政大樹選手(鹿島):
「耐えきろうと思ってやってましたけど、相手が強かったし、僕たちが弱かった。
(ラインを高くしていたが狙い通り?)
高く出来たらいいなあ、というくらいで入りましたけど、狙いではないです。レッズ戦のイメージで入りたかったけれど、結果的にはフロンターレ戦のようになってしまった。プレッシャーがかからなかった要因をあげれば切りがない。こうした大きな試合で僕がなにかを言うと言い訳のように聞こえるので言いたくないです。負けるべくして負けたので残念というか、やるべきことがたくさんあると思います。ただ、Jリーグの成績が悪くてもこの大会があるから我慢してくれていたサポーターがたくさんいたと思う。申し訳ないと思います。8強の壁だとかなんだというよりも、今日は力負けでした」

●青木剛選手(鹿島):
「いつもだったら足が出てこないところで出てきた。相手も体をはっていたし、気迫というか、そういうものがわかった。うちも戦っていなかったわけじゃないけれど、ちょっとしたところでやられてしまった。前半、相手のペースのときに我慢してチャンスをうかがいながらやれていたと思う。でも…。いまふり返るのは難しい。現時点で切り替えるのは難しいです」

●西大伍選手(鹿島):
(監督からの指示は?)点を取るために前に行けという指示だった。3点目をやられてしまったけれど、指示としてはバランスを崩してやられるな、ということだった。ガンガンいくよりは、バランスを見てやれという指示だった。(チーム全体として)前にいく力がない。後ろ向きのパスが多かった。前の選手の動き出しもそうだけど、裏へ飛び出す動きも少なく、前で受けることが多いので相手も読みやすかったと思う」


[ AFCチャンピオンズリーグ2011 ソウル vs 鹿島 ]

イ キュロ(FCソウル)の厳しいマークに遭う興梠慎三(鹿島)。鹿島は最後までアジウソンを中心としたFCソウル守備陣を崩せなかった。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 ソウル vs 鹿島 ]

鹿島は後半にFKのチャンス。野沢拓也が放ったシュートはポストに当たり、こぼれ球を岩政大樹が押し込むが惜しくもオフサイドの判定に。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 ソウル vs 鹿島 ]

試合は鹿島がホームのFCソウルに3-0と完敗。初のアジア王者を目指した鹿島だったが、3大会連続でベスト16敗退。3大会連続で韓国のクラブに敗れるという結果に終わった。


鹿島小笠原復帰も守備崩壊で完敗/ACL
<ACL:FCソウル3-0鹿島>◇決勝トーナメント1回戦◇25日◇ソウル

 鹿島がまたしてもアジアの壁に阻まれた。前半38分に先制を許し、後半10分、終了間際にも追加点を奪われ万事休した。前半、シュート0本に抑えられた鹿島は後半スタートからFW興梠慎三(24)の1トップにシステム変更。同点を狙ったが及ばなかった。これで鹿島のACLは4年連続決勝トーナメント初戦敗退となった。

 完敗だった。攻めてはチャンスらしいチャンスをつくれず、守っては今季公式戦13戦中4試合目の3失点。オリベイラ監督は「収穫は一切ない。一瞬でも早く忘れ去りたい」。DF岩政も「相手が強くて、ぼくらが弱い。そういう試合。力負けです」。MF小笠原満男(32)は報道陣の呼び掛けにも立ち止まらず、怒りと悔しさをにじませた表情で無言のまま会場を後にした。

 万全を期して挑んだ一戦だった。不調で21日の浦和戦をメンバー落ちしたMF小笠原がスタメン復帰。この試合を見据え、同戦を回避したDF新井場も先発に名を連ねた。浦和戦の2日前からACLの使用球を使い、PK練習を行った。オリベイラ監督が自ら蹴り方の指導をするほどの念の入りようだった。さらに、ピッチ外の精神的支柱として左肩関節脱臼でリハビリ中のDF中田を帯同させた。チーム一丸で勝利をつかむはずだった。

 だが、前線でボールが収まらず、セカンドボールを拾えず、運動量でも相手に圧倒された。シュート本数は3-20。前半はシュート0本に抑えられ、リーグ戦5戦12失点と課題の守備の修正も見られなかった。クラブ創設20周年目を迎えた今季、目標としていた悲願のアジア制覇の夢が、最悪の形でついえた。【塩谷正人】
 [2011年5月26日9時37分 紙面から]


鹿島、4年連続1回戦負け/ACL
2011.5.26 05:02


 FCソウルに完敗し、肩を落とす小笠原(40)ら鹿島イレブン=ソウル(共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦(25日、FCソウル3-0鹿島、韓国・ソウル)1次リーグH組2位の鹿島はF組1位のFCソウル(韓国)に敵地で0-3と完敗し、4年連続での決勝トーナメント初戦敗退となった。09年にPK戦で敗れた相手に、雪辱を果たすことはできなかった。F組2位の名古屋も韓国勢でH組1位の水原に、敵地で0-2と敗退。Jリーグ勢の8強入りはC大阪だけにとどまった。準々決勝は9月にホーム&アウェー方式で行われる。

 またも“8強の壁”に涙をのんだ。鹿島は前半38分にFW方承奐の先制弾を許すと、後半10分にはFWダムヤノビッチに決められ、0-2。前がかりになった試合終了直前にはカウンターを食らい、無人のゴールに3点目を流し込まれた。

 6万人以上入るスタジアムは空席が目立ち、アウェーの厳しさは、それほどない。「負けるべくして負けた。力負け」とDF岩政。シュート数は鹿島の3本に対し、相手は20本。伝統の堅守も、昨季はリーグ戦とACLを通じ1度もなかった3失点が、今季は4度目という非常事態だ。

 21日の浦和戦を欠場した主将のMF小笠原が復帰したが、打開策にはならなかった。4年連続の決勝トーナメント初戦敗退で、09年にPK負けしたFCソウルに再び煮え湯を飲まされた。

 「収穫はない。ただ、震災や中断期間があり、チーム力を上げられないなかでここまで来られた。恥をかいたとは思っていない」とオリベイラ監督。創立20周年の今季掲げた、ACL制覇の夢は絶たれた。常勝軍団のプライドをかけ、国内タイトルに照準を切り替えるしかない。(佐藤ハルカ)
(紙面から)



FCソウル-鹿島 後半、追加点を奪われぼうぜんとする鹿島GK・曽ケ端=ソウル(共同)


FCソウル-鹿島 前半、競り合う鹿島・小笠原(右)=ソウル(共同)


FCソウル-鹿島 前半、攻め込む鹿島・興梠(左)=ソウル(共同)


FCソウル-鹿島 前半、先制を許し渋い表情の鹿島GK・曽ケ端=ソウル(共同)


FCソウル-鹿島 前半、競り合う鹿島・野沢(左)=ソウル(共同)


鹿島 敵地で返り討ち…屈辱の4年連続1回戦敗退
ACL決勝トーナメント1回戦 鹿島0―3FCソウル (5月25日 ソウルW杯)


<FCソウル・鹿島>試合に敗れ、肩を落とす小笠原(40)ら鹿島イレブン
Photo By 共同


 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、各地で決勝トーナメント1回戦を行い、鹿島は敵地でFCソウル(韓国)に0―3と完敗。09年決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に敗れた因縁の相手に返り討ちにされ、4年連続で決勝トーナメント初戦で姿を消した。名古屋もアウェーで水原(韓国)に0―2で敗れ、準々決勝進出を逃した。4チームが出場した日本勢はC大阪だけがベスト8入りした。ホーム&アウェー方式の準々決勝は9月に行われる。組み合わせ抽選は6月7日に予定されている。

 悪い試合を象徴する幕切れだった。0―2の後半ロスタイム。青木のヘディングによるGKへのバックパスを相手MF高明振(コミョンジン)に奪われてダメ押し弾を決められた。直後に響いた終了の笛。アウェーのスタンドが歓喜に沸く中、鹿島イレブンがピッチに崩れ落ちた。4年連続の決勝トーナメント初戦敗退。オリヴェイラ監督は「収穫は一切ない。一瞬でも、一日でも早く消しゴムで消して忘れ去りたい」とショックを隠さなかった。

 またも先制を許した。前半38分に自陣でボールを失うと、左サイドを突破されてゴールを割られた。今季公式戦13試合で先制されたのは実に9試合目。追う展開でリズムを崩す負の流れに陥り、今季4度目の3失点を喫した。序盤からボールを支配され、前半はシュートなし。前後半のシュート数は3対20となすすべなく敗れ、岩政は「何を言っても言い訳になる」と唇をかんだ。

 入念な準備も実らなかった。オリヴェイラ監督は、21日の浦和戦で連戦で疲れの見える小笠原、新井場を温存。小笠原には約1週間、別メニューでフィジカルトレを命じて、この日の試合に照準を合わせた。チームの士気を上げるため、通常は試合2日前の現地入りを3日前に前倒し。23日の練習前には約1時間に及ぶ青空ミーティングを実施して特別な一戦であることを意識させたが、白星は遠かった。

 ショックの大きい敗戦だが、中3日の29日にはアウェー広島戦が控える。興梠は「ACLは終わった。次の目標はJリーグ制覇。負けを引きずらずに一日も早く切り替えたい」と前を向いた。今季開幕から低空飛行が続くチームをどう立て直すか。Jリーグ創設期から日本サッカーを引っ張ってきた常勝・鹿島の底力が試される。
[ 2011年5月26日 06:00 ]

鹿島ぼう然、4年連続決勝T1回戦で敗退…ACL

前半、競り合う鹿島・小笠原(右)(共同)

 ◆ACL決勝トーナメント1回戦(1試合制) FCソウル3─0鹿島(25日・ソウルW杯スタジアム) 日本勢はともに韓国クラブに敗れ、8強入りを逃した。水原三星と対戦した名古屋は、MFダニルソン(24)が右太もも裏肉離れで離脱するなどアクシデントも重なり0―2で完封負け。FCソウルと対戦した鹿島も前半38分にFW方勝煥に先制点を許すと、後半にも2失点し0―3で完敗。4年連続決勝トーナメント(T)1回戦で散った。名古屋、鹿島とも悲願のACL制覇はならなかった。

 今年も同じ光景が広がった。MF青木の目は宙をさまよい、MF小笠原は口を真一文字に結ぶ。08年から4年連続で決勝T1回戦で敗退。FCソウルに0―3と完敗したことも重なり、「今は試合を振り返ることができない」(青木)、「自分たちが弱かった」(DF岩政)と何も考えられないショック状態に陥った。

 完全に力負け。攻撃、守備、走力、気迫の全てで勝てなかった。前半38分に先制点を許すと、後半10分に追加点を献上。決定機はMF野沢のFKだけだった。温厚なオリヴェイラ監督(60)も「この試合を一瞬でも早く消しゴムで消して、忘れ去りたい」と厳しい表情で振り返った。

 今大会中、東日本大震災で被災し、約2週間、練習から離れた時期があった。体が戻らないまま試合が再開し、大量失点する試合が続く。さらに日程変更を受け、現在はアウェー5連戦のまっただ中。それにしても、FCソウルとの力の差は開きすぎていた。岩政は「申し訳ございません」とサポーターに頭を下げた。

 ◆日本勢のACL 日本から4チームが参加する現行方式となってから、09年は鹿島とG大阪が決勝T1回戦敗退。川崎は8強、名古屋は4強止まりだった。昨年は川崎と広島が1次リーグ敗退。鹿島とG大阪は決勝T1回戦で敗れた。今大会、勝ち残っているのはC大阪のみとなった。準々決勝以降の組み合わせは6月7日の抽選会(マレーシア)で決定。準々決勝、準決勝はホーム&アウェー方式、決勝は抽選に勝ったチームのホームで、一発勝負。

(2011年5月26日06時04分 スポーツ報知)

「収穫は一切無い」
オリヴェイラ監督のコメントが重くのし掛かる。
受け止めることが苦しい結果と言えよう。
しかしながら、この現実を受け止め、前に進まねばならぬ。
気持ちを切り替えるのだ。
まずは、国内の戦いに集中し、来季もまたこのステージに立てるよう努力したい。