J1リーグ 第11節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
非常に残念な結果。ただこの負けは自分たちが招いた結果。前半は集中力がなかった。後半のパフォーマンスを見ればチャンスはあった。相手の前半、我々の後半を比較すればこちらのチャンスが多かったと思う。きちんと決めていればとも思うが前半の出来が自分たちの首を絞めた。(ACLの影響は)どこかにあるかとは思うが、前半のことはそれが言い訳になってはいけない。日程の難しさがあったとしてもあのようなパフォーマンスはあってはいけないもの。試合の入り方は分かっていることだと思う。Jリーグでは厳しい順位があるが、自分たちの力はこんなものではない。改善すべきを改善し、ACLもしっかりと戦い、クラブ、選手、サポーターが一丸となって進んでいきたい。やるべきことをしっかりやっていい成果を得るために努力する。
【野沢 拓也】
今日は足元でのプレーが多かったし、もっとパスを回したかった。うちの良さは中盤なのでチームで連動して攻撃をしたい。
【大迫 勇也】
不甲斐ない。ロングボールが多く、行ったり来たりで間延びした。ハイボールも多く、前と後ろも離れてしました。
【増田 誓志】
意識が変わらないと駄目。鹿島の良さである「走り」、「人のため」、「献身」が全く見えなかった。後半はだいぶ良くなったので次は期待が持てると思う。
【青木 剛】
相手は前半から前がかりに来てたので押しこまれ、それを押しこみ返す事が出来なかった。押しこまれた分、出ていくのもつらかった。後半は相手に負けない気持ちが大きかったと思う。
【伊野波 雅彦】
走らないと勝てない。まだ基本的なこともできていない。ここ数年間、同じ過ちを繰り返している。今日のサッカーは、やってはいけないサッカー。若い選手も多いし、ベンチにも良い選手がいるので雰囲気を変える必要もあると思う。
2011年05月15日(日)
本日行われたJ1第11節川崎F戦は、2-3で負けを喫しました。
【J1:第11節 川崎F vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.05.15)
5月15日(日) 2011 J1リーグ戦 第11節
川崎F 3 - 2 鹿島 (16:03/等々力/19,643人)
得点者:10' ジュニーニョ(川崎F)、31' 山瀬功治(川崎F)、50' 遠藤康(鹿島)、78' 小林悠(川崎F)、90'+2 カルロン(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半の鹿島は眠っているように見えたのですが?
「ぼくも同意しますし、それがぼくがハーフタイムに指摘した改善点であると。戦うとか機動性とかシステムとか戦術的なもの以前に、集中して気持ちを入れて試合に入らなければならない。そういうところで、後半に見せたパフォーマンスになったわけで、前半からそうするべきであった。ちょっと時間が足りなかったり、あるいはもったいない前半だったと思います」
Q:そうなってしまった要因は?
「わかっていれば、そうならないように、ぼくは対策を取っていたと思います」
(質問が2問で会見が終わったために)
「質問いいんですか?大丈夫ですか?ありがとうございました」
以上
【J1:第11節 川崎F vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.05.15)
●興梠慎三選手(鹿島)
「完敗ですね。体が動かなかったです」
●小笠原満男選手(鹿島)
「残念ですね。特に前半は死んでいました。コンディションではなくて、気持ちの問題だと思います。ただ、後半はいいところも出たので、やればできるということだと思います。後半を見たらわかると思うけど、気持ちの問題です。ACLとかではないです。
ハーフタイムには、このままではダメだからやろうと。それで持ち直したが、あれを最初からやらないと」
●柴崎岳選手(鹿島)
「3-1でしたが、勝ち切れるようにやろうという気持ちはあった。できれば最低でも引き分けに持ち込みたかった。得点に絡む動きをしたり、したかったですね」
[ J1:第11節 川崎F vs 鹿島 ]
負けるわけにはいかない鹿島も50分に反撃。右サイドを駆け上がった野沢拓也からのクロスをゴール前に走り込んだ遠藤康(写真)が決めて1点を返す。
[ J1:第11節 川崎F vs 鹿島 ]
再びリードを2点差に広げられて迎えた後半アディショナルタイム、カルロン(写真奥)の来日初ゴールで鹿島が再び1点差に詰め寄ったが反撃及ばず。鹿島は2-3で川崎Fに敗れた。
鹿島鬼門で史上初開幕4試合10失点/J1
<J1:川崎F3-2鹿島>◇第11節◇15日◇等々力
昨季リーグ最少失点の堅守が崩壊した。鹿島は、MF遠藤、FWカルロンの今季初ゴールもむなしく敗れた。鹿島が開幕4試合で10失点を喫したのは史上初めて。前半はことごとくルーズボールを奪われ、勢いに押された。MF小笠原満男(32)は「気持ちの問題。戦えないようじゃピッチに立つ資格はない」と気迫を課題に挙げていた。これで、等々力での川崎Fとの公式戦は通算2勝8敗1分け。鬼門でまたしても敗れた。
[2011年5月16日9時21分 紙面から]
鹿島、4戦10失点「気持ちの問題」
2011.5.16 05:03
J1第11節第2日(15日、川崎3-2鹿島、等々力)鹿島は前半だけで2失点。ハーフタイムに主将MF小笠原が「このままじゃダメだ」とハッパをかけ、後半5分にMF遠藤が左足弾を決めて反撃ムードが高まったが、同33分に3点目を許して沈んだ。昨季はJ最少の31失点だった堅守が、今季は4試合で10失点。「気持ちの問題。戦えないようじゃピッチに立つ資格はない」と、小笠原はいらだちを隠せなかった。
(紙面から)
川崎に敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=等々力
前半、競り合う鹿島・遠藤(左)と川崎・中村=等々力
前半 競り合う川崎・中村と鹿島・青木剛=15日、等々力(撮影・川口良介)
後半 鹿島・岩政(左)と伊野波(右)にマークされながらシュートを放つ川崎・中村=15日、等々力(撮影・川口良介)
鹿島 昨季とは一転…また守備崩壊で3失点
J1第11節 鹿島2―3川崎F (5月15日 等々力)
<川崎F・鹿島>川崎Fに敗れ、ガックリ肩を落とす鹿島イレブン
Photo By スポニチ
鹿島はまたもや守備が崩壊した。今季リーグ4試合で3度目の3失点。昨季はリーグ34試合31失点と堅守を誇ったが、今季は全4試合で先制を許し、通算失点は早くも10となった。
前半のシュート数はわずか2。後半は遠藤の今季初得点、カルロンの移籍後初得点で意地を見せたが、反撃が遅すぎた。後半32分から小笠原に代わり途中出場した増田は「献身的なプレーや球際の強さとか、鹿島の大切にしてきたものが今はない」と厳しい表情。オリヴェイラ監督は「前半は寝ていた?」との質問に「同意する」と返答。次節21日の浦和戦に向け、大幅なテコ入れがなされる可能性も出てきた。
[ 2011年5月16日 06:00 ]
伊野波「やってはいけないサッカー」開幕4戦10失点…鹿島
◆J1第11節 川崎3―2鹿島(15日・等々力陸上競技場) 鹿島が今季3試合目の3失点で川崎に完敗を喫した。特に前半は運動量不足でボールが拾えず、川崎の攻撃をクリアするだけで精いっぱい。攻撃も苦し紛れのロングパスか、パスを止まって受けるかの二択で、続かない。DF伊野波は「走れない。見ている人は勝つ気がねえのかよって思う前半だったと思う。やってはいけないサッカー」と涙を浮かべた。
今に始まったことではない。最近の紅白戦では主力組がサブ組に完敗を喫する日も少なくない。サブ組のMF増田は「紅白戦でこんなにあっさり負けるのは記憶にない」と言い切る。今季4試合10失点は、すでに昨年1年間で喫した31失点の3分の1に当たる。開幕4試合の失点数では06年の7失点を超えクラブワースト(05年の1シーズン制以降)。今は国内タイトル14冠を獲得してきた王者の面影はない。
「鹿島がずっと大切にしてきたものが感じられない。献身だったり、ハードワーク。人に責任を押しつけないプレーをするチームが鹿島」と増田。伊野波は「若い選手が悪い雰囲気を変えなければいけない」と訴えた。次節浦和戦(21日)では、主力メンバーを大幅入れ替えする可能性もある。
(2011年5月16日06時03分 スポーツ報知)
鹿島2-3川崎 鹿島勝てず
【写真説明】
川崎-鹿島 後半43分、川崎・菊池と競り合う鹿島・カルロン=等々力陸上競技場、撮影・武井浩一
サッカーのJ1鹿島は15日、川崎市の等々力競技場で川崎と対戦し、激しい点の取り合いの末に2-3で敗れた。鹿島の通算成績は1勝1分け2敗で暫定15位。
鹿島は前半、川崎のジュニーニョ、山瀬にゴールを奪われ、2点を追う苦しい展開。後半5分に遠藤のゴールで1点を返して反撃に転じたが、相手の守備を崩せないまま33分に失点。
大迫に代わって途中出場したカルロンが試合終了間際に決めたが、最後まで主導権を握れなかった。
ここ数年で最悪の出来と思われる前半の不用意なロングボール多用は、浅い相手のDFラインの裏を狙うスカウティングだったのか、それとも中盤にパスを引き出す動きが無かったのか、疑問が残る。
しかしながら、それをここで論じても意味はない。
結果的に、攻撃が全く機能せず、押し込まれた挙げ句に数多く与えたCKから先制点をを献上した。
まさに悪い流れである。
それを「気持ち」と語る、小笠原主将そして増田誓志である。
特に誓志は、紅白戦を例に出し、根本的に問題が生じておることを提示しておる。
これは、一昨年までの誓志ではない。
山形で揉まれ、レギュラー奪取に燃える「漢」を感じずにはおられぬ。
途中出場で気を吐き、惜しいヘディング・シュートも放った。
敗戦は悔しかったが、残念なだけの試合ではなかったと言えよう。
誓志の成長と共に、我等は新しい一歩を踏み出すのだ。
「若い力」誓志、岳、そして初ゴールのカルロンと共に。