鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

本田泰人へのコールは声高らかに。

2006年03月24日 | Weblog
鹿島MF本田1ボランチで先発組
 鹿島が24日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスグラウンドで練習を行い、ベテランMF本田が1ボランチの位置で先発組に入った。鹿島は前節の甲府戦から中盤をダイヤモンド型にしており、25日の千葉戦でも同様のシステムで臨む見込み。アウトゥオリ監督は「(本田は)日々の練習でいいパフォーマンスを見せている。かなり高い経験も持っている」と信頼していた。先発出場すればリーグ戦では04年11月7日の神戸戦以来、503日ぶりになる。
[2006年3月24日17時8分]

人間で言えば背骨の位置に本田泰人を起用する。
極めて理に適った用兵だ。
キャプテンシーで言えば鹿島随一。
実績も能力も十分。
今季に賭ける意気込みも始動開始時期から伺い知れる。
その主将が503日ぶりに先発の可能性。
これで盛り上がらずに何で盛り上がろうというのか?
勝利への執念は折り紙付き、守備の要として日本代表を仏蘭西に連れて行ったことも記憶に新しい。
我等が主将へ恥じないコールをフクアリで捧げたい。
昨季の最終節柏戦のPKで送り出してしまおうという考えが過ぎったことを反省しながら。

首藤…

2006年03月24日 | Weblog
鹿島首藤は全治5、6カ月
 鹿島は24日、GK首藤慎一(22)が23日に右アキレスけん断裂で全治5-6カ月と診断され、東京都内の病院で手術を受けた、と発表した。首藤は22日の練習試合で負傷した。
[2006年3月24日12時48分]

2002年にはイタリア代表を相手にゴールマウスを守った男。
チーム一ウィニングイレブンの上手い男。
この男に悲劇が起こった。
しかし、これを乗り越えればまたチャンスが来る。
身体能力は日本人離れしている。
サッカーセンスもウィイレで実証済み。
復活の日を待っている。

3センター

2006年03月24日 | Weblog
鹿島紅白戦でMF小笠原を生かす原点布陣
 鹿島が日本代表MF小笠原を生かす布陣を試した。紅白戦でトップ下に本山、サイドに小笠原と深井、ボランチに増田が入るダイヤモンド形を初テスト。ダブルボランチの従来型より前線に人数を割いて分厚い攻撃を仕掛け、守備時には両サイドが素早くポジションを下げた。小笠原は「攻めにも行くが(守備時は)3ボランチに近い」と役割を語った。開幕からの2試合で計6失点し、続く2戦は無得点。93年にジーコ(現日本代表監督)を擁して第1ステージ初優勝を飾った布陣で原点回帰し、攻守のバランスを取り戻す。
[2006年3月24日7時4分 紙面から]


鹿島“ジーコ布陣”で初の連勝狙う  鹿島は25日・千葉戦(フクアリ)に、中盤をダイヤモンド形にした“ジーコ布陣”で臨むことが23日、濃厚になった。21日の甲府戦(カシマ)でも急きょ採用されたが、23日の紅白戦でも主力組の中盤の底に増田、右に小笠原、左に深井、トップ下に本山が入った。

 「1ボランチっていうか、ダイヤモンド。3ボランチといえば3ボランチ」と小笠原。この日は練習中にボランチの青木が左足首を負傷して途中離脱。だが、大事には至らず、千葉戦は本山、小笠原に加え、底に青木、左に増田となりそうだ。

 21日の甲府戦もダイヤモンドの形で臨んだが、練習の中で試したのはこの日が初。「今日やろうってなった。まだそんなにいいとも悪いとも言えない」と背番号8。攻撃時にはダイヤモンド、守備時には3ボランチとなるシステム。現・日本代表のジーコ監督が在籍した1993年にジーコ、石井、サントス、本田で形成した布陣だ。鹿島は今季初の連勝へ“ジーコ布陣”で臨む。
(恩田 諭)

93年の鹿島アントラーズ、確かに伝説だ。
96年の年間優勝時より我が鹿島アントラーズは攻撃的な布陣を組んできた。
レオナルド、マジーニョ、黒崎、長谷川、真中、ビスマルク、柳沢…
魅力ある前線の選手を活かすため、堅固なバックで守り、攻撃陣が爆発的に勝利を掴んだと言える。
しかし、それ以前は基本的に守って前に託す戦いを強いられてきたのだ。
99.9999%不可能と言われたJリーグ入りのクラブが勝利を得るためには仕方のない戦術であっただろう。
ダイアモンドと言いながらも本田、石井、サントスとどちらかと言えば守備的な選手で乗り切って行ったのである。
その布陣に戻すような語り口の記事が載った。
果たして本当にそうであろうか?
  「3バックは時代遅れ」
と言い切った監督がそのようなことをするであろうか?
いや、そんなことはしない。
つまり、時代の最先端の戦術が試されたと考えるべきであろう。
  《3センター》
今、欧州でもっとも進んだ戦術である。
バルセロナ、チェルシー、ミラン…
枚挙にいとまがない。
デコ・マルケス・シャビ
ランパード・マケレレ・エッシェン
セードルフ・ピルロ・ガッツーゾ
3人のセントラル・ミッドフィルダーが時には上がり、時にはパスを出し、攻撃に守備に動いていく現代サッカーの代名詞。
遂にこの戦術を日本に上陸させたのである。
両サイドの上がりがここ数試合効果的なので踏み切ることができたのであろう。
また、アレックス・ミネイロの献身的な守備も背景にある。
この千葉戦では、
増田・青木・満男
となるようだ。
甲府戦の後半に見られた形を熟成させていくのであろう。
世界の最先端で勝つ。
我等鹿島アントラーズだけに許された幸福である。