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鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

サッカーダイジェスト 柏戦寸評

2016年04月25日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×柏|1得点・1アシストの伊東は「7」。仕事ができなかった鹿島の前線と左SBを厳しく評価
サッカーダイジェスト編集部
2016年04月25日


鹿島――伊東に翻弄された山本。カイオも持ち味のスピードを活かせず…。


【警告】鹿島=植田(13分) 柏=小林(45+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】伊東純也(柏)


柏のコンパクトな守備に苦戦したカイオ(7番)。持ち味のスピードを活かせなかった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)


【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
柏の変則的なシステムに戸惑った時間帯もあったが、試合全体を通して見れば、チャンスの数や支配率は及第点。それだけに、チャンスで決めきれなかったこと、失点シーンで淡泊な守備があったことが悔やまれる。

柏 7
最後まで運動量をキープ。アウェーでリーグ最少失点の鹿島から2点を奪い、勝利を収めた。前線の決定力、中盤のコントロール、最終ラインの身体を張った守備など、各セクションの選手がきっちり役割をこなした。チームがひとつの方向を向いて戦った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端 準 6
2失点のうち、自責はなし。前がかりになるチームにあって、広く守備範囲を取り、状況に応じたプレーを貫いた。

DF
22 西 大伍 6
攻撃参加時におけるゴール前へのクロスや、パスの選択など、質の高い判断ができていた。ゴールにつなげられなかったのが不思議で仕方がない。

23 植田直通 5.5
終盤は相手と同数の中で、冷静に守備に当たった。2失点目に絡んでしまったが、試合展開から見て、やむなしか。

3 昌子 源 5.5
守備はもちろん、フィードにも自信を感じさせた。インターセプトの意識を高く持ち、パスカットも多かった。ただし、1失点目の起点となったくさびのパスは、前に出るなら潰さなければいけない。

16 山本脩斗 5
テンポが速く、強度の高い試合。SBの負担は大きかったが、失点シーンの伊東への対応は、DFらしからぬ軽率なものだった。

MF
40 小笠原 満男 6(69分OUT)
攻守に一歩先を読んだプレーを見せていたが、ディフェンス陣に負担がかかる展開もあり途中交代した。

10 柴崎 岳 6
攻撃ではゴール前に顔を出し、守備でもボールを奪い切るプレーを見せた。ただし、セットプレーの配球は可能性を感じなかった。

25 遠藤 康 6
石井監督の指示どおり、最終ラインの背後を狙うパスでチャンスメーク。ゴール前の得意の形では決めたかった。

7 カイオ 5
柏の鎌田に厳しくマークされて悪戦苦闘。コンパクトな陣形を取られ、突破力を活かすスペースもなかった。

FW
18 赤崎秀平 5(67分OUT)
守備や攻撃の組み立てなどでは、役割を果たした。ただ、肝心のゴール前では良い形、ポジションを取っているものの、ゴールネットを揺らせない。

8 土居聖真 5.5(81分OUT)
出場停止で金崎不在の中、ゴールが一番の仕事。その意識や判断は随所に見られたが、チャンスを形にすることができなかった。

交代出場
MF
34 鈴木優磨 5.5(67分IN)
ゴール前で良い形を作ることができなかった。ラストパスの精度も満足できるものではなかった

6 永木亮太 6(69分IN)
得点が必要な場面でピッチへ。押し込む時間帯でクリアボールを拾い、相手のカウンターを未然に防ぐ役割をこなした

13 中村充孝 5.5(81分IN)
3枚目の切り札として、ピッチへ。前線が渋滞する中で、2列目に入ったが、決定的な仕事にかかわることはできなかった。

監督
石井正忠 6
不可解な判定があっても、「切り替えていけば自分たちの時間が来る」と選手を鼓舞。攻め方、守り方と采配ミスがあったわけではない。

柏――1ゴール・1アシストの伊東だけでなく、総じてハイレベルなパフォーマンスを披露。

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6.5
シュートを正面に入るなど、良いポジショニングを取り、完封勝利。フィードもほとんど狙い通りのところへ。

DF
2 鎌田次郎 6.5
鹿島のキーマン、カイオのマークにつき、簡単には前を向かせず。スピードにも乗らせなかった影の勝利の立役者。

4 中谷進之介 6.5
守る時間が多い展開だったが、高い集中力が切れることはなかった。高さでも存在感を出した。

5 増嶋竜也 6.5
最終ラインを統率。厳しい時間帯も多かったが、率先して声を出し、味方を鼓舞。最後の砦として踏ん張った。

29 中山雄太 6
ゴール前で絞った位置を取った時でも、ファーサイドへのケアを怠らず。ピンチを未然に防いでいた。

MF
14 伊東純也 7
1ゴール・1アシスト。序盤から攻撃の起点となり、攻め込まれた時間帯もカウンターの矢になった。

8 茨田陽生 6.5(84分OUT)
鹿島の攻撃で、左右に振り回されながらも、的確なポジショニングをとり続けた。配球も的確だった。

25 小林祐介 6.5
球際や当たり負けしない守備は、21歳という年齢を感じさせない。鹿島のスピードアップを防いだ。

19 中川寛斗 6
2点目の起点となるボールキープで、勝負を決めた。運動量を活かし、鹿島の出所をつぶす守備を見せた。

15 武富孝介 6.5(90+1分)
勝負を決める2点目を挙げた。この得点シーンだけではなく、実を結ばなかったカウンター攻撃の時でも、いつも長い距離を走っていた

18 エデルソン 5.5(HT OUT)
序盤はよく攻撃に絡んでいたが、守備の時間が長くなるにつれ、消えていった。

交代出場
FW
10 大津祐樹 6(HT IN)
ボールキープをして欲しい時間にきっちり味方につなげる。守備でも汗をかき、やるべきことをやった。

MF
7 大谷秀和 -(84分IN)
残り6分の時間でピッチへ。2点差があったとはいえ、スムーズに試合に入り、試合を締めた。

FW
9 田中順也 -(90+1分)
アディショナルタイムに投入された。短い時間とはいえ、全力プレーを続け、試合終了のホイッスルを聞いた。

監督
下平隆宏 7
最終ラインにCBタイプの4人を並べる策が、的中。選手の特長をよく理解したうえで、チームの最大限の力を引き出した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



チンチロリン


サッカーダイジェスト誌による柏戦の寸評である。
結果から感じるものよりも低くはない評価が与えられておる。
二度の失点に絡んだ左サイドこそ辛い評点であるが、指揮官を含め良い評価を与えたと言って良かろう。
特に指揮官に対して、「不可解な判定があっても、「切り替えていけば自分たちの時間が来る」と選手を鼓舞。攻め方、守り方と采配ミスがあったわけではない」とコメントしておる。
集中力が途切れた場面やチャンスを決めきれなかった部分は、監督の責任ではないと判断した様子。
柏が採用したのは、2010年のCL、インテルを率いるモウリーニョ監督がバルセロナ相手に採用した戦術である。
ゴール前にバスを2台並べる手法は、昨日の鹿島に対しても有効であったと言わざるを得ない。
DFラインにCBを4枚並べ、MFも4人並んでゴール前を固められては、ホームの力を背に戦う鹿島の攻撃力を半減させられてしまった。
とはいえ、チャンスが皆無であったわけではない。
同様の戦術を採られても、次回は対応しきるであろう。
同じ轍は踏まぬ。
監督の采配に期待である。


チンチロリン

植田、そろそろ決めたい

2016年04月24日 | Weblog
今節の顔 DF 植田直通 故郷熊本に吉報届ける
試合ごとに存在感を増している21歳のセンターバック。力強いヘディングで相手攻撃陣をねじ伏せ、リーグ最少失点の守備を支えている。

今節は昨季、プロ初ゴールを挙げた柏との対戦。「最近セットプレーで点が取れていないので、そろそろ決めたい」と攻撃面での貢献も狙う。



チンチロリン


今節の顔として報じられる植田である。
若きCBは試合ごとに成長を続け、存在感を増しておる。
源とのコンビは1試合平均失点1点を切る。
今日の柏戦でも力強い守りを魅せてくれよう。
そして期待がかかるのがセットプレイからの得点である。
今季は未だゴールが無い。
そろそろ爆発したいところ。
高い打点からのヘディングにてスタジアムに歓喜を呼び起こすのだ。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
植田の活躍を期待しておる。


チンチロリン

秀平、出た時間で自分の力を証明しないといけない

2016年04月24日 | Weblog
鹿島3連勝狙え 24日J1柏戦

3試合ぶりの先発が濃厚な赤崎(中央)=クラブハウスグラウンド3試合ぶりの先発が濃厚な赤崎(中央)=クラブハウスグラウンド

明治安田J1第1ステージ第8節は24日、各地で9試合を行い、2位鹿島はカシマスタジアムで9位柏と対戦する。キックオフは午後4時。鹿島は攻撃の軸を担う金崎が欠場となるが攻撃陣全体の奮起で穴を埋め、今季初の3連勝を飾りたい。通算成績は5勝1分け1敗、勝ち点16。

鹿島は序盤戦の決定力不足が解消され、直近の2試合は計7得点と攻撃陣がかみ合いだした。2試合連続得点中の土居が「夢生君(金崎)と状況に合ったプレーができていた」と得点の場面を振り返るように、連係の精度が増している。

今節はチーム得点王の金崎が警告の累積で出場停止。3試合ぶりの先発が予想される赤崎は「途中でも先発でも、出た時間で自分の力を証明しないといけない」と、気合十分だ。

対する柏はヤマザキナビスコ・カップを含む公式戦4連勝と波に乗っている。後方からパスをつなぐ攻撃や、前線からの連動した守備が機能しており、チームに一体感がある。鹿島は受けに回ると苦戦は免れない。石井監督は「自分たちからボールを奪いにいく形を頭から出したい」と、立ち上がりから積極的な攻撃を貫く構えだ。

今季ホームのリーグ戦はこれまで3戦全勝。昌子は「ホーム戦の全勝は義務。納得できる試合で勝ちたい」と意気込みを見せた。    (藤崎徹)



チンチロリン


出場停止の夢生に代わって先発が予想されるのは赤である。
代役とは呼ばせぬ。
夢生とは異なる持ち味絵を発揮し、ゴールを狙っていくのだ。
また、今季のリーグ戦、ホームでの勝利が続いておる。
源の言うように、「ホーム戦の全勝は義務。納得できる試合で勝ちたい」と結果も内容も伴った勝利を期待したい。
楽しみである。


チンチロリン

ケルン・大迫、ポストプレイで存在感

2016年04月24日 | Weblog
大迫がスタメン復帰&フル出場のケルン 今季初の4ゴールで8位浮上
2016年04月24日(日) 01時07分配信


モデストのゴールを祝福する大迫 photo/Getty Images

トップ下で存在感を発揮

ブンデスリーガ第31節が23日に開催され、ケルンがホームスタジアムにダルムシュタットを迎えた。
ケルンは開始から4分、トップ下で先発出場した大迫勇也が中盤で起点となり、MFゲルハルトのラストパスをボックス内で受けたFWモデストが冷静に流し込んで早くも先制に成功する。
9試合ぶりの先発出場で良いスタートを切った大迫は、先制直後にも決定機を迎える。6分、ケルンは右サイドを崩すと、大迫はボックス内に駆け込み、クロスボールに反応。相手DFとの競り合いに勝ちシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠を捉えきれなかった。
その後も、モデストに決定的なチャンスが訪れるなど試合を優位に進めていたケルンだが、12分、ダルムシュタットのファーストチャンスでMFゴンドルフに得点を許して同点とされる。
それでもケルンは35分、大迫が前線で相手DFを引き付けると、モデストが空いたスペースを活用。背後からのロングボールをフリーで受けたモデストが再びゴールへと流し込み、ケルンが2点目を奪った。
後半に入ってもケルンは52分、そして75分にMFリッセが立て続けにゴールを記録。主導権を握り続け、4-1で勝利を収めた。また大迫もポストプレイなどで存在感を発揮し、フル出場で勝利に貢献している。
[メンバー]
ケルン:ホルン、ソーレンセン(→オルコフスキ 79)、マロフ、マフライ、ムラデノビッチ(→ハインツ 46)、レーマン、ヘクター、ゲルハルト(→ヨイッチ 70)、大迫勇也、リッセ、モデスト
ダルムシュタット:マテニア、ユングヴィルト、スル、カルディローラ、ディアス(→ケンペ 70)、ゴンドルフ、ホラント、ヘラー、バランチッチ(→ガリッチ 79)、ラウシュ、ワグナー(→プラッテ 86)
[スコア]
ケルン 4-1 ダルムシュタット
[得点者]
ケルン:モデスト(4、35)、リッセ(52、75)
ダルムシュタット:ゴンドルフ(12)



チンチロリン


ダルムシュタット戦に先発フル出場したケルンの大迫である。
トップ下にて存在感を発揮したとのこと。
ブンデスリーガでも大迫のポストプレイは脅威となる。
更なる活躍の報を待っておる。


チンチロリン

自分たちの力をしっかりと出せれば、自ずと勝点3は転がり込んでくる

2016年04月23日 | Weblog
【J1展望】1stステージ・8節|鹿島-柏|若手に勢いのある柏を、攻守に充実の鹿島がいかに迎えうつか
サッカーダイジェスト編集部
2016年04月23日


鹿島――金崎不在は不安材料だが、自分たちの力をしっかりと出せれば、自ずと勝点3は転がり込んでくるだろう。


故障者/鹿島=なし 柏=J・ミネイロ、大島、今井、輪湖
出場停止/鹿島=金崎 柏=D・オリヴェイラ


J1リーグ・1stステージ8節
鹿島アントラーズ-柏レイソル
4月24日(日)/16:00/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
1stステージ成績(7節終了時):2位 勝点16 5勝1分1敗 12得点・3失点

【最新チーム事情】
●怪我から復帰し、2トップの一角に定着しつつある土居。「イライラさせると良いプレーをする」というジンクスがあるようで、チームメイトもあえてイライラさせるよう発破をかけて、土居の活躍を後押ししているそうだ。
●縁の下でチームを支える小笠原が、出場停止明けでピッチに戻ってくる。自身が持つ17シーズン連続得点の記録更新がかかる今季、直接FKは柴崎、遠藤の中堅に任せているが、久々にネットを揺らす姿を期待したい。
●18日に熊本地震の被災地に支援物資を届けた植田。地元の被害状況に「ひどいところは本当にひどい」とショックを受けた半面、プロとしてプレーすることを改めて意識。「熊本を元気づけるようなプレーを」。植田の強い責任感に拍車がかかる。

【担当記者の視点】
 前節は小笠原だったが、今節は金崎が出場停止。攻撃のキーマン不在は不安材料となるが、久々のスタメンが濃厚の赤の奮起に期待したい。

 柏はここ最近、調子を上げてきており、順位は下だが油断はできない。ただ、相手の状態に関係なく、自分たちのサッカーを貫けるのが鹿島の強さ。好調をキープする土居、カイオを起点に、序盤から積極的な姿勢で仕掛けるべきだ。

 守備面では昌子、植田の両CBの安定感が際立っている。前節は湘南をシャットアウト(3-0)。失点3はリーグ最少の数字で、SBの西と山本、守護神の曽ケ端を含め、ディフェンス陣は確かな自信を得てプレーできているのは大きい。

 大崩れする要素は見当たらない。自分たちの力をしっかりと出すことができれば、自ずと勝点3は転がりこんでくるだろう。

柏――負傷明けの大津が先発予想。若手主体のチームは勢いを増している。

J1リーグ・1stステージ8節
鹿島アントラーズ-柏レイソル
4月24日(日)/16:00/県立カシマサッカースタジアム

柏レイソル
1stステージ成績(7節終了時): 9位 勝点9 2勝3分2敗 8得点・9失点

【最新チーム事情】
●ナビスコカップの勝利で公式戦4連勝と好調を維持している。
●若手の活躍によってチーム内のポジション争いが活性化。
●2試合連続ゴール中のD・オリヴェイラが出場停止。
●負傷していた大津が戦列に復帰。

【担当記者の視点】
 ナビスコカップ5節・川崎戦では試合終了直前に決勝点を奪い、公式戦4連勝を飾った。勝利に見放された3月までの停滞感は完全に消え去り、リーグ戦も5戦負けなし。今やチーム状態は絶好調にある。

 その要因のひとつは、若手の活躍だ。中谷や伊東ら23歳以下のリオ五輪世代だけでなく、東京五輪世代の中山も出場機会を増やし、勝利に貢献するパフォーマンスを見せている。G大阪戦の途中で負傷交代した大谷など主力が戦列を離れても、若いタレントがその穴を埋めて余りある活躍でポジション争いを活性化させ、チームに勢いをもたらしている。今節もスタメンの半数が23歳以下の若手で構成される見込みだ。

 ただ、連戦の影響か、ここにきて怪我人が続出している。今節は大谷がスタメンから外れそうだ。しかし、直近の川崎戦では山中が復帰。また、今節は6節以降出場のなかった大津もメンバー入りが濃厚だ。ここまで攻撃を牽引してきたD・オリヴェイラが出場停止のため、大津の先発出場は十分にあり得る。

 FC東京、G大阪、川崎と難敵を撃破してきた若いチームは、良い流れを持って鹿島戦を迎える。ここで勝利して公式戦5連勝となれば、一気に上位戦線へ駆け上がるばかりか、若いチームの自信となり、その勢いはさらに加速するはずだ。



チンチロリン


「大崩れする要素は見当たらない」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
夢生の出場停止も特に問題なく安定した戦いをするであろうと予想しておる。
好調な柏に対しても、鹿島が自分たちのサッカーを貫けば勝ち点3を得ると言い切る。
これは心強い。
出場停止明けの満男を軸に、DFラインの裏に赤が抜け出してゴールを狙う。
聖真も好調である。
安定感を増すDF陣と若き攻撃陣が噛み合えば向かう所敵無しと言えよう。
勝利を掴み取りスタジアムを歓喜の渦に巻き込もうではないか。
楽しみである。


チンチロリン

植田、今節も気持ちを込めてピッチに立つ

2016年04月23日 | Weblog
【鹿島 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:跳べ、植田直通!誰よりも高く!
2016年4月23日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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植田直通のプロ初得点は、1年前の4月16日に行われたJ1第1ステージ第6節柏レイソル戦だった。前半アディショナルタイムに右サイドでFKを得ると、キッカーを務める柴崎岳が蹴ったボールはゴールまでぐいーんと曲がる。そこにびよーんと跳びあがったのが植田。ピンポイントで合ったボールに頭を合わせると拮抗した試合を大きく傾ける先制点が決まった。

柴崎から植田へ。2人の能力の高さからすればようやくという印象もあったが、セットプレーの動きが実った得点は、伝統的に武器としてきたセットプレーの強さが復活したことを物語り、今後に期待を抱かせるものだった。だが、その期待は裏切られる。2015年に植田が上げた得点はこの1点のみ。柴崎もまた、セットプレーの精度を欠き、勝負所でチームを勝利に導く得点をもたらすことができなかった。

しかし、2016年になり植田はCBのポジションを自分のものにする。試合に出続ければ当然増えてくるセットプレーの機会。練習のなかでも植田の頭をターゲットにする回数は自然と増えている。

対戦相手の柏は現在公式戦4連勝中。植田も「映像を観ていてもすごい調子があがってきているのがわかっている。いつもどおり相手にやらせたくないと思います」と話した。そして、「最近、(チームとして)セットプレーで取れてないのでそこはしっかり狙っていきたい。良いボールは入っているしあとは僕たちが決めるだけ。そろそろ狙っていきたいと思います」と続けた。
木曜にあったオフだけでなく、練習以外の時間の多くを震災へのサポート作業に当てている植田。今節も、気持ちを込めてピッチに立つ。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 1st 第8節
4月24日(日)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル



チンチロリン


植田について伝えるJ’sGOALの田中滋氏である。
昨季の植田の初ゴールは柏戦でのヘディングであった。
セットプレイからのゴールを期待させる高さ強さを持つ植田には、もっともっと多くの結果を求めたい。
昨年はポジションを奪われ、得点機以前の問題があった。
今季は不動のポジションのように思える。
当然のようにセットプレイからのチャンスは増える。
ここは多くのゴールで我らに歓喜をもたらせてくれるのではなかろうか。
それが、昨季ゴールを決めた柏戦であって欲しいと願いたい。
植田のヘディングを楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。


チンチロリン

植田、ゴールを狙う

2016年04月23日 | Weblog
鹿島・植田、ホーム柏戦でゴールへ意欲「セットプレーで」
 地震に見舞われた熊本・大津高出身のU-23(23歳以下)日本代表DF、鹿島・植田は22日、24日の柏戦(カシマ)での得点に意欲を示した。「最近はセットプレーで(チームが得点を)取れていないので、狙っていきたい」。また、地震に関しては「いつまでも(被災地を)サポートしていくつもり」と支援を継続していくことを誓った。チームは約2時間の練習を行った。 (鹿嶋市)

植田 今季初ゴールへ意気込み!故郷・熊本に吉報誓う
明治安田生命J1第1S第8節 鹿島―柏 (4月24日 カシマ)

 鹿島のU―23日本代表DF植田が柏戦で今季初ゴールを狙う。柏は昨年4月16日にアウェーでプロ初ゴールを決めた縁起のいい相手。「セットプレーで最近(得点を)取れてないので、しっかりやっていきたい。そろそろ決めたい」と意気込んだ。

 故郷の熊本は震災に苦しんでいる。試合当日はスタジアムで募金活動も行われる。22日には選手会事務局によるブリーフィングでチャリティーオークションを行うことも議題に挙がり、支援の輪は広がる。「いつまでもサポートしていきたい」。まずは通算2点目を決めて故郷にいいニュースを届ける。
[ 2016年4月23日 05:30 ]



チンチロリン


ゴールを狙う植田である。
今季はCBのゴールはない。
セットプレイでの得点が増えれば、戦いのオプションが増えよう。
植田の高さでチームを牽引するのだ。
期待しておる。


チンチロリン

金崎夢生の欠場は攻守に渡り影響大

2016年04月22日 | Weblog
【予想スタメン】好調同士の鹿島と柏が激突…ともに攻撃の要を欠き、代役の奮起に期待

得点に絡む活躍が期待される鹿島の赤崎(左)と柏の中川 [写真]=Getty Images

■鹿島アントラーズ チーム内得点王、金崎夢生の欠場は攻守に渡り影響大

 アウェーの湘南ベルマーレ戦で3-0と完勝した鹿島。3連勝を目指す柏戦では、出場停止だった小笠原満男が先発復帰する。大黒柱が戻ってくることで、チームはより安定感が増すことは間違いない。

 また、昌子源、植田直通を中心としたリーグ最少失点を誇るディフェンス陣は成熟の域に達している印象だ。過去の反省から、チームに「立ち上がりから球際で激しくいく」という意識が浸透した結果。センターバック2人の成長はもちろんあるが、チームの成長と言い換えることができる。

 その一方で、不安要素もある。今季4得点でチーム得点王の金崎夢生が累積警告で出場停止となる。欠場の影響はその決定力だけにとどまらず、守備も含め、多くの場面で見られることだろう。それだけ鹿島にとっては重要な選手だ。

 ただ、先発が予想される赤崎秀平もこの試合を復権への足掛かりとするべく、モチベーションは高い。守備が安定しているだけに、ゴールを決めさえすれば、勝利に大きく近づくと言える鹿島。金崎欠場を全員で補い、ホームで勝ち点3を狙う。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
赤崎秀平

■柏レイソル 公式戦4連勝中、絶好調の要因は成長著しい若手の奮闘

 20日のナビスコ杯では、後半アディショナルタイムのラストプレーで決勝点を奪い、劇的な形で川崎フロンターレを下した。これで公式戦は4連勝となり、一時期の不振から脱却したのはもちろんのこと、「選手たちが自信をつかんでいる」と下平隆宏監督が話すようにチーム状態は絶好調にある。

 好調の要因は、20歳前後の若手選手たちの台頭にある。小林祐介、中川寛斗、中谷進之介、中山雄太らが主力級にまで成長を遂げたことで、チーム内のポジション争いは活性化し、良い循環を生み出している。さらに今季途中から就任した下平監督の目指すサッカーも順調に浸透し、それをピッチ上で具現化できるようになった点も、柏が調子を取り戻した大きな理由の一つだ。

 ただし、今節はディエゴ・オリヴェイラが出場停止となる。公式戦2試合連続得点と調子を上げ、体の強さとテクニックを生かして前線で起点を作っていただけに、彼の不在がどう影響するか。また、長引くような深刻なけがではないものの、大谷秀和、輪湖直樹、大津祐樹ら主力組が今節の試合に戻れるかは微妙なところ。若手の台頭で選手層にも厚みが出ているとはいえ、ディエゴ・オリヴェイラと大津の不在により、攻撃が停滞した時に流れを変えられるジョーカー的な役割を誰が果たすのかといった懸念はある。そこはナビスコ杯の川崎戦で戦列に戻った山中亮輔に期待がかかる。

 それでも、公式戦4連勝の勢いに乗って、上位の鹿島を相手に勝ち点3を奪えれば、若いチームにとってはより大きな自信になり、勢いが加速することは間違いない。公式戦5連勝で、一気に上位戦線へと駆け上がりたい。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
4-3-3
GK
中村航輔
DF
伊東純也
中谷進之介
増嶋竜也
中山雄太
MF
武富孝介
茨田陽生
小林祐介
FW
中川寛斗
エデルソン
田中順也



チンチロリン


「リーグ最少失点を誇るディフェンス陣は成熟の域に達している」と綴るサッカーキングのプレビューである。
源と植田が並ぶCBは屈強で高さもあり、且つ速さも兼ね備える。
このDFラインを破ることは容易ではあるまい。
また、最前線からの守備も徹底しており、チーム全体で守り切る戦術が浸透しておる。
しかしながら、その最前線からの守備の中心選手である夢生がこの試合は出場停止となる。
非常に痛いところ。
代わって出場するのは赤となる様子。
前戦からのプレスであれば、赤の代名詞とも言える。
シュートの巧さで名を馳せた筑波大学時代とはうって変わって、鹿島での赤は走って走って走りまくるプレイスタイルをものにしておる。
この柏戦でも、柏のDFラインにプレスをかけ、前線からの守備の中心となろう。
そして、今季の初ゴールを奪うのだ。
堅守とゴールで勝利を掴む。
楽しみな一戦である。


チンチロリン

金崎欠場でチャンスを与えられる選手の奮起に期待だ

2016年04月22日 | Weblog
キーマンを欠く両者。不在を感じさせないのはどちらだ

好調対決となった鹿島vs柏。3連勝を達成するのはどちらか

前節、湘南から3得点を奪う圧勝を収めた鹿島が柏と対戦する。2位につける鹿島は攻守の歯車がかみ合うようになってきた。開幕当初は決定力不足に悩まされ、守備の堅さを武器に手堅く勝点を積み重ねてきたが、JリーグヤマザキナビスコカップグループステージAグループ第3節の名古屋戦での3得点を皮切りに、続く明治安田J1 1st第6節の広島戦も4-1と大量得点で退けた。名古屋戦以降、公式戦3試合連続で3得点以上を挙げており、その進歩が目覚ましい。

ただし、今節はMF金崎 夢生が警告の累積により出場停止。前節は2得点に絡むなど、攻撃の中心的役割を果たしていただけに、彼を欠くことは痛い。それでも、2試合連続得点中のMF土居 聖真、公式戦4試合連続得点を相手選手のオウンゴールによって阻まれてしまったMFカイオなど、攻撃陣は多彩な顔触れがそろう。今季の公式戦でいまだにゴールがないFW赤 秀平ら、金崎欠場でチャンスを与えられる選手の奮起に期待だ。

昨季、柏には明治安田J1 1st第6節で1-3の勝利を挙げており、明治安田J1 2nd第14節でも、FW鈴木 優磨がアディショナルタイムに決勝点を決める劇的な幕切れで3-2と勝どきを上げている。昨季2勝しただけでなく、リーグ戦通算対戦成績でも24勝5分11敗と勝率6割を誇る相性の良い相手だ。

とはいえ、柏も勢いでは負けていない。シーズン序盤こそつまずいたが、下平 隆宏監督がチームを引き継いで以降、調子は上向いており、公式戦4連勝と息を吹き返してきた。複数失点が続いた守備も安定感が増しており、この4試合で喫した失点はわずかに2。相手の良さを消しながらチャンスをうかがう戦いが、チーム全体で共有できている。

しかし、鹿島が金崎を欠くのと同様に、柏もエースストライカーであるFWディエゴ オリヴェイラが出場停止。互いに攻撃の中心選手がいない中での戦いとなる。さらに柏は、MF大谷 秀和が前節のG大阪戦で負傷交代するアクシデントに見舞われた。ピッチの中央で攻守にわたって存在感を発揮していただけに、その欠場は痛い。

どちらが試合の主導権を握るのか興味深いところだ。柏は、ボランチがセンターバックの間に下りて3人でビルドアップしていく。2トップの鹿島にとっては前線からパスの出どころを制限したいが、数的不利を補う何かしらの方策が必要だろう。ただ、柏もビルドアップの途中でパスミスが出る場面が散見されており、まだまだ理想の形には届いていない。

筑波大在籍時から柏とは数多くの試合をこなしてきた赤は「柏は基本的にうまい選手が多い」と警戒していた。どちらも、ラインを高くしてコンパクトな布陣を保ちながらアグレッシブにボールを奪いにいくスタイルを模索している。中盤での激しい攻防が期待できそうだ。

[ 文:田中 滋 ]



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「攻守の歯車がかみ合うようになってきた」と記すJリーグ公式の田中滋氏である。
リーグ戦は堅守で勝ち点を積み重ねてきたが、ここにきて夢生を軸に聖真やカイオが躍動し攻撃も力を発揮してきた。
しかしながら、この柏戦は中心選手である夢生を出場停止で欠くこととなる。
これは苦しい戦いとなろう。
代わりに出場が予想される赤は、今季未だ無得点とセンターFWとしては物足りない。
この不安を払拭する活躍を期待したいところ。
この試合、赤にゴールが産まれるか否かが注目のポイントとなる。
赤の躍動を楽しみにしておる。


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鹿島、赤字計上

2016年04月22日 | Weblog
2015年度 決算概要について
2016年04月22日(金)

株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは、本日4月22日(金)、第25期定時株主総会を開催いたしましたので、下記の通りお知らせします。

2015年度クラブ収支状況
(単位:百万円)
2015年度
営業収入 広告料収入 1,861
入場料収入 788
Jリーグ配分金 223
アカデミー関連収入 285
その他 1154
計 4,311
営業費用 チーム人件費 2,023
試合関連経費 338
トップチーム運営経費 300
アカデミー運営経費 166
販売費及び一般管理費 1,825
計 4,652
営業損失 341
営業外収益 3
営業外費用 6
経常損失 344
特別損益 0
税引前当期損失 344
法人税等 0
当期純損失 344

鹿島は3期ぶり赤字 人件費が4億円以上増える
 J1鹿島は22日、2015年度(15年2月1日~16年1月31日)の決算を発表し、純損失3億4400万円で3期ぶりの赤字となった。営業収入はヤマザキナビスコ・カップの優勝賞金などが入り前期より約3億円増の43億1100万円となった。だが、外国人の選手やスタッフへの報酬が円安の影響で膨らんだため、チーム人件費が4億円以上増えた。



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赤字を計上した鹿島である。
これは由々しき仕儀と言えよう。
人件費が大きくなったことと外国人スタッフへの報酬額がドル建てであるため円安の影響を被ったためとのこと。
3億4千4百万円はかなりの高額ではある。
とはいえ、今季はタイトルが狙える位置におる。
また、チームが好調であれば、スタジアムに足を運ぶ民も増える。
最高の雰囲気を作りだし、多くの利益をクラブにもたらせようではないか。
勝利こそが結果である。


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西と共に勝利を

2016年04月22日 | Weblog
午前練習


紅白戦やシュートトレーニングを行いました。



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ルックアップする西である。
右SBとしての攻撃力はJリーグ随一。
明後日の柏戦でも右サイドを活性化させてくれるであろう。
また、前節・湘南戦では岳とのポジションチェンジを行い、一時的にボランチに入るというオプションを見せておった。
ナビスコ杯でのCBに続いてボランチ起用もあるやもしれぬ。
計り知れぬ西の才能が更に開花しておる。
西の活躍にて勝利を積み重ねていこう。
期待しておる。


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永木、不退転の決意で選んだ新たな道

2016年04月22日 | Weblog
鹿島・永木、古巣に見せた“湘南スタイル”の片鱗。成長のために選んだ常勝軍団での挑戦
今シーズンから鹿島アントラーズでプレーするMF永木亮太。新天地でのリーグ戦初先発が情熱のすべてを注いできた古巣・湘南ベルマーレ戦で、ピッチも慣れ親しんだShonan BMWスタジアム平塚で巡ってきた4月16日のJ1ファーストステージ第7節。不思議な縁を感じながら、2得点に絡む活躍で3対0の快勝劇に貢献した。(取材・文:藤江直人)

2016年04月22日(Fri)10時20分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images


湘南で培ったルーズボールへ寄せる力


鹿島アントラーズの永木亮太【写真:Getty Images】

 タッチライン際に置かれた集音マイクが、湘南ベルマーレの曹貴裁監督の怒声を拾う。

「オイッ!」

 ファウルじゃないか――。短い言葉に込められたアピールは村上伸次主審と、昨シーズンまで苦楽をともにしてきた愛弟子の永木亮太に向けられていた。

 鹿島アントラーズが2点をリードして迎えた後半20分。自陣の右タッチライン際でボールを奪ったDF西大伍が、内側のスペースへボールを運ぼうと試みる。

 ベルマーレのMF長谷川アーリアジャスールが、ボールを奪い返そうと長いリーチを伸ばしてくる。その股間を狙って出したパスがずれて、フォローしてきた永木の右側を通過していく。

 体を反転させてスプリントを開始する永木。ルーズボールとの間合いを詰めてくるベルマーレのMF石川俊輝。状況にはほぼイーブンという位置関係で、前者が猛然とスライディングを仕掛けた。

 伸ばした右足で先にボールをとらえたが、直後に石川の足も払う形で転倒させる。この瞬間に曹監督が両手を広げながらファウルをアピールしたが、村上主審はホイッスルを吹く素振りも見せない。

 倒れ込んだ体勢から、永木は右足でボールをかき出すようにしてMF遠藤康へパスを送る。すぐに前を向いた遠藤は、すでに右タッチライン際へスプリントしていたFW金崎夢生にターゲットを定める。

 利き足の左足で、ハーフウェイライン付近から遠藤が正確無比なスルーパスを放つ。ボールとの距離を縮めながら、タイミングを計るように金崎が中央へダイレクトでクロスを折り返す。

 トップスピードでゴール前へ抜け出したのはFW土居聖真。スライディングをしかながら、懸命に伸ばした右足のつま先に弾かれたボールは軌道を変えて、ゴールへと吸い込まれていった。

主将だった湘南時代から変わった立場

 遠藤へパスを出してから、ゴールネットが揺れるまでの所要時間は約7秒。ベルマーレのお株を奪う電光石火のショートカウンターの起点となったボール奪取に、永木は確かなる手応えを感じていた。

「どちらに転ぶかわからないというところで前へ転がすのが、自分が得意とするプレーなので。あの状況から点が入ることは本当に理想的な流れだし、前線の選手がゴールしてくれるので守備のしがいがあるというか、ああいう球際のところで激しくいく価値があると思っています」

 誰と争ったのか、永木はほとんど覚えていなかった。視界に映っていたのはルーズボールだけ。スライディングに込められた闘志と執念がボールへ伝わり、ダメ押しとなる3点目が生まれた。

 このオフに新天地へ移籍して、迎えた7試合目でつかんだリーグ戦初先発のチャンス。実はサンフレッチェ広島を4対1で一蹴した前節の後半40分に、永木は運命に導かれた縁を感じずにはいられなかった。

 イエローカードをもらったMF小笠原満男が、累積警告でベルマーレ戦は出場停止になる。自分の出番が訪れる――。自らを鼓舞する永木へ、サンフレッチェ戦後に小笠原も「頑張れよ」と声をかけた。

 JFA・Jリーグ特別指定選手として登録された2010シーズンを含めて、ベルマーレでプレーすること6シーズン。その間、Shonan BMWスタジアム平塚には笑顔と歓喜、涙と悔しさを何度も刻んできた。

「自分でもビックリしています。リーグ戦では先発で出られず、悔しい思いを胸の内に秘めながら、いつか出番が訪れたときにはしっかりとプレーできるように常に準備をしてきたなかで、そのタイミングがたまたま湘南戦となったので。所属チームは変わりましたけど、愛着深いこのスタジアムでプレーすることができて本当によかった」

 サンフレッチェ戦までの6試合で途中出場を4度果たしたが、トータルのプレー時間は約46分。常に先発の座を勝ち取り、3シーズンにわたってキャプテンを務めてきたベルマーレ時代と立場は大きく変わった。

断りを入れた最高額オファー


湘南ベルマーレではキャプテンを務めた永木【写真:Getty Images】

 不動の大黒柱にしてキャプテンの小笠原。23歳とは思えない冷戦沈着さを漂わせ、今シーズンから「10」を託された柴崎岳。難攻不落の2人がボランチに君臨している状況はしかし、覚悟の上だった。

「それでも、この厳しい状況で勝ってやるという気持ちを抱いて鹿島へ来たので」

 短い言葉に決意を凝縮させながら、他の追随を許さない17個ものタイトルを誇る常勝軍団での日々で、新たなものを発見していると永木は声を弾ませる。

「練習の段階からレベルがすごく高いですし、まだまだ自分の足りないところを気づかされた。足元の技術が高い選手が大勢いるので、練習でのボール回しにしても、いままで高い意識でやれていなかったのかな、と思ったこともあります。

 そういう点を逆に意識することで、自分の足元の技術も上がってくる。加えて、90分間を通して勝つために何をするのかということを、全員が明確に理解している。それが鹿島というチームのスタイルになっているし、その点はこれからも勉強になる。

 湘南にいたときから想像していたことなんですけど、選手自身が自立していますよね。スタッフとの信頼関係ももちろん築けていますけど、スタッフに言われてから選手が行動に移すのではなくて、いま何をすべきとか、ということをピッチから離れたところでも考えている。人間性でも優れている選手が、本当に大勢いるので。ブラジルスタイルが変わらない点やクラブハウスにも、伝統を感じますよね」

 2013シーズンのオフにセレッソ大阪、2014シーズンのオフにはアントラーズから移籍のオファーを受けながら、熟慮した末にベルマーレへの残留を決断した。

 自問自答したのは、自分が成長できるかどうか。堂々の年間総合8位でJ1残留を果たした昨シーズンのオフ。ひとつの目標を成就させた思いも強かったのだろう。永木は新天地へ旅立つ決断をくだす。

 ベルマーレの眞壁潔代表取締役会長は、永木の移籍に関してこう言及したことがある。

「永木の名誉のために言えば、一番高い金額を提示してきたクラブには最初に断りを入れています」

 お金の問題ではない。ベルマーレで培ったベースを、さらに高いレベルへ昇華させられるクラブはどこなのか。複数のオファーのなかから、2年連続で変わらぬ評価を与えてくれたアントラーズを選んだ。

ずっと応援してくれた湘南サポーターへの思い入れ

 いま現在の自分にないものとして求めたのが、日本代表経験者たちが切磋琢磨する厳しい競争と、クラブ全体に脈打つ勝者のメンタリティー。目先の1勝に満足しない雰囲気が、刺激になると永木は打ち明ける。

「負けた試合の後はもちろんですけど、勝った試合の後でも気づいたところは厳しく要求し合っている。そういう姿勢は見習っていきたい」

 3対0の快勝を飾り、勝ち点1差で川崎フロンターレに次ぐ2位をキープした試合後。クールダウンのためにピッチに姿を現した永木はチームメイトから離れ、バックスタンドへとジョギングしていった。

 ベルマーレのサポーターで埋まるゴール裏を経て、そのままメインスタンドへ。拍手と「ナガキコール」を浴びながら、永木は感謝の思いを伝えていた。

「やっぱり思い入れのあるチームだし、サポーターもずっと自分を応援してくれたので」

 永木やU‐23日本代表のDF遠藤航(現浦和レッズ)、守護神・秋元陽太(現FC東京)が抜けた古巣はリーグ戦で未勝利が続き、最下位から抜け出せない苦戦を強いられている。

 キャプテンを引き継いだのは同じ27歳で、フロンターレのジュニアユースとユースでプロを夢見て競い合ったFW高山薫。永木が中央、高山が専修にわかれた大学時代以来の直接対決となった一戦で、特別な感情は込みあげてこなかったという。

「練習のときからバチバチやってきた仲だったので。それが敵に変わった、というだけというか」

 くしくも高山も、同じニュアンスの言葉を口にする。

「試合中はいちいち亮太のことを考えていなかったけど、変わっていないというか、鹿島のなかに入っても普通にプレーしていた」

 メディアによる囲み取材を終えた永木は試合中に痛め、氷を詰めた袋を巻きながらケアしていた右ひざをちょっと引きずりながら、ベルマーレのロッカールームへ急いで足を運んだ。

不退転の決意で選んだ新たな道

 アントラーズから「帰りのバスが出る時間だぞ」というメッセージを携帯電話に受け取るまで、永木は曹監督をはじめとする首脳陣やかつてのチームメイトたちに挨拶を繰り返した。

 特別な言葉は口にしない。それでも、Jリーグを代表する名門軍団で「らしさ」を貫こうとする前キャプテンの必死な姿は、ベルマーレが自信を取り戻すための羅針盤となる。

「ずっと試合に出てきた満男さんの代わりに自分がスタメンで出て、結果を出さないとなると、自分にとっても自信につながらないし、また使われなくなると思う。自分が出て、試合に勝てたということが今日は何よりも嬉しい。

 今日である程度、吹っ切れたかなという思いもある。これを機にリーグ戦の出場時間をもっともっと増やしていきたいし、いまは3番手の位置ですけど、いつかは監督のファーストチョイスになれるように、しっかりとやっていきたい」

 小笠原が戦列に復帰する24日の柏レイソル戦以降をにらみながら、永木が決意を新たにする。試合後のロッカールームで、永木と「ウッス!」と短い言葉を交わした高山も絶対に下を向かないと誓う。

「越えなきゃいけない壁だと思う。よくないときほど気持ちを強くもってやらないと。(3失点目は)クロスからシュートまでの勢いもあったし、逆にウチがやりたい形でもあったと思う」

 不退転の決意とともに新たな道を歩み始めた以上は、永木はセンチメンタルな思いを封印して前へ進み続ける。それでも、3点目につながった魂のスライディングは、自らも体現してきた「湘南スタイル」の原点を思い起こさせる強烈なメッセージとなって、図らずも高山をはじめとする古巣へ伝わった。

(取材・文:藤江直人)

【了】



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永木について記すフットボールチャンネルの藤江氏である。
直近の湘南戦のレビューを軸に鹿島移籍の経緯、永木の鹿島への思いなどが綴られる。
永木は湘南在籍時から鹿島の選手の自立心、意識の高さを感じ取っていた模様。
その中に入ってこそ自分の成長を得られると感いたことがわかる。
事実、湘南への違約金を最も高く設定したクラブにはお断りをしたとある。
永木は鹿島だからこそ移籍してきた選手なのである。
少々の出場機会の少なさで心の折れる器ではなかろう。
岳を超え、満男を押しのけてこそのポジションと理解しておる。
早速、リーグ戦初先発の湘南戦では2ゴールに絡む結果を出した。
高い意識を持つ永木がポジションを得る日もそう遠くはなかろう。
楽しみである。


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高梨起生くん・波田野海くん、鹿島の練習に参加

2016年04月21日 | Weblog
[鹿島]「NIKE MOST WANTED」の日本代表2名が鹿島の練習に参加


20日、「NIKE MOST WANTED」“日本代表”の高梨起生(尚志高)と波田野海(聖和学園)が鹿島アントラーズの練習に参加した。

二人は、来週からフランスのサンテティエンヌで行われる「グローバルファイナル」に“日本代表”として出場し、約6カ月間のエリートトレーニングや欧州プロのスカウトを受ける機会を得られる「NIKE ACADEMY」(イングランド)への参加を懸けて各国の代表と競うことになる。

もともとファイナリストには高梨と西村光明(履正社高)が選ばれていたが、けがによって波田野が繰り上げ当選していた。
(鹿島担当 田中滋)



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鹿島の練習に参加した尚志高校の高梨起生くんと聖和学園高校の波田野海くんである。
NIKE ACADEMYへのテストに向けて調整を兼ねての様子。
高梨起生くんは自己犠牲を厭わないMF、流通経済大学への進学が決まっておる。
いずれまた練習試合などで対戦することもあろう。
波田野海くんはドリブルが武器のMFである。
高い技術で相手を圧倒する。
是非ともNIKE ACADEMY入門を勝ち得て欲しいところ。
また、縁があれば臙脂のユニフォームに袖を通して欲しい。
楽しみな若者である。


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スルガ銀行チャンピオンシップ・8月10日開催

2016年04月20日 | Weblog
¡CONFIRMADO! En agosto nos vamos para Japón
La Conmebol en convenio con la Asociación de Fútbol de Japón y con el patrocinio del Banco Suruga confirmó y anunció la Copa Suruga Bank 2016. La Suruga Bank Championship reúne al campeón de la Copa Sudamericana 2015 y al actual campeón de la Copa J. League (Liga Japonesa).

Para esta edición, Independiente Santa Fe visitará al Kashima Antlers, equipo de 76 años de historia y 22 títulos nacionales. Internacionalmente, Kashima se ha coronado dos veces campeón de la Suruga Bank. En 2012 se enfrentó a Universidad de Chile y en 2013 a Sao Paulo de Brasil.

Kashima Antlers vs Independiente Santa Fe Escudo Santa Fe

Fecha: Miércoles 10 de agosto de 2016.
Hora: Por confirmar
Estadio: Kashima Stadium
Ciudad: Kashima, Ibaraki.



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スルガ銀行チャンピオンシップ開催の公式発表を行ったサンタフェ公式サイトである。
8月10日にカシマスタジアムにて開催とある。
このコロンビアとの強豪を相手に戦えるのは非常にうれしい。
国際タイトルの星をもう一つ増やそうではないか。
楽しみな一戦である。


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