マイペイント(油彩画と旅の写真)

絵を描いて8年 漸く個展も開けるようになりました
併せて、風景画の現場となった旅の写真もご覧ください。。

アテネ国立考古博物館(その14)

2018-06-30 08:41:37 | Weblog
今日の陶器も前回と同じような形をした、いわゆる「アンフォラ」と
呼ばれる両肩に取っ手の付いた、ワイン用、または水瓶と思われます。

描かれている絵が、ボクシングかレスリングか、いずれにしても古代
格闘技で、素晴らしい躍動感で迫ってきます。

これがB、C9世紀頃に作られており、その芸術性と高い技法に、驚嘆
するばかりでした。


アテネ国立考古博物館(その13)

2018-06-28 08:14:01 | Weblog
今日から何点かの出土陶器を紹介したいと思います。
今日の壺は高さが60センチ以上もある大きなもので、かつ、ほとんど

傷や彩色の剥落もなく見事なものです。
元気いっぱいの馬に繋がれた、戦車かあるいは競技用の車体に精悍な

人物が描かれ、実に躍動感の溢れる絵付けがされており、赤茶色と
黒の色の対比も見事なものです。



アテネ国立考古博物館(その12)

2018-06-26 09:14:04 | Weblog
今日の壁画は残念ながら、相当彩色が剥落していて、前回、前々回の
壁画に比べると鮮明さに欠けますが、よく観ると、槍を持った人物と

犬か鹿の動物が描かれており、戦いの図にも見えるし、狩猟の図にも
観えます。

いずれにしても、古代ギリシャ文明の証に相違ない、遺跡資料に違いありません。

アテネ国立考古博物館(その11)

2018-06-24 09:17:24 | Weblog
今日の写真も彩色壁画です。
たゆやかな肉体に高貴な衣装をまとい、たくさんの貴金属による装飾品を

全身に着け、当時の高貴な婦人像と思われます。
目、眉、口元,鼻なども非常に爽やかで、均整美が感じられ、日本の

観音様に通じるところがあるように思えました。
剥落して無かったら、もっともっと、素晴らしい姿が観れたのに、残念な

気持ちになりました。


アテネ国立考古博物館(その10)

2018-06-22 09:40:20 | Weblog
今回は少し趣を変えて壁画を掲載します。
今日の壁画は、ギリシャ軍の兵士が槍を持って戦闘している場面と

思います。
どのような顔料を使っていたのか、非常に鮮明な色彩がのこり、戦士の

姿の輪郭もリアルで、その高い芸術性に感嘆しました。

アテネ国立考古博物館(その10)

2018-06-20 08:06:19 | Weblog
今日の展示品は「道化師の顔」です。
現代のサーカスも道化師そっくりの、表情をしていること、そして

この時代に、すでに道化師がいたことに驚きました。
どのような人が、どのような役割を果たしていたのか、また職業芸人として

存在したのか、いろいろな想像が出来て、大変面白い展示物でした。

アテネ国立考古博物館(その9)

2018-06-18 08:35:49 | Weblog
今日の遺跡出土品は大理石の彫像の頭部が十数体かためて展示されて
いるコーナーの写真です。

この顔は,観た所では政治家か貴族か、芸術家かよく解りませんが、出来
ことなら、全身彫像が観たかったです。

多分身体は発掘時細かく壊れて、復元できなかったものと、思われます。

アテネ国立考古博物館(その8)

2018-06-16 08:55:26 | Weblog
今日の三体の立像は、前回掲載のものより、相当新しい出土品と思われ
かなり人体がリアルに表現されていました。

三体のうち左右の二対は完品では無く残念でしたが、私が創造するには
家族像に思えました。

乳白色の大理石で彫られており、綺麗に輝いていました。


アテネ国立考古博物館(その7)

2018-06-14 08:46:37 | Weblog
今日の展示品は、出土した彫像の中でも、最も古い時代の物で、日本の
埴輪に通ずるようなところが感じられますが、作られた時代は、ずっと

古く、その上彩色されている点は、大変見事な出来栄えで、素朴さの
中に、高い芸術性を感じました。

この像が祭祀に使われたのか、副葬品名のなのかはわかりませんでした。

アテネ国立考古博物館(その6)

2018-06-12 08:29:59 | Weblog
今日の遺跡出土品はレリーフです。
彫像はまだまだたくさん展示されていましたが、少し目先を変えて、レリーフ

を掲載しました。
ムーサイ出土の「音楽と文学のの女神たち」と呼ばれているものです。

近寄ってよく観ると、彫像とは一味違う優しい線で彫られた女神たちが
天井の楽園を思わせてくれているように感じました。