マイペイント(油彩画と旅の写真)

絵を描いて8年 漸く個展も開けるようになりました
併せて、風景画の現場となった旅の写真もご覧ください。。

羅漢さん(その4、油彩F=6号)

2012-08-30 08:24:37 | Weblog
今日の羅漢さんは将に「破顔一笑」、大変嬉しそうなお顔をしています。
何か善い事があったのでしょう。

このような、羅漢さんに会うと心が癒され気分も穏やかになります。
お顔に魅かれて、Fー6号の小品として描きました。

羅漢さん(その3、油彩Fー10号)

2012-08-28 07:36:34 | Weblog
今日の羅漢さんも、愛宕寺で見つけた羅漢さんです。
頭の上に載せているのは、頭痛を和らげるお灸用のかわらけで、

世間の人々の頭痛を全部取り除いてくれて居るように観えました。

頭の上の円盤が何かといろいろ想像をするのも楽しいものです。

羅漢さん(石仏その2、油彩Fー10号)

2012-08-26 08:37:01 | Weblog
今日の羅漢さんの絵は、京都愛宕寺で見つけた石像です。
このお寺の境内には、現代風羅漢像がたくさん安置されています。

その理由は故西村公朝師が生前、素人でも石と鑿を与えて好きな石仏を彫る
指導をされ、その作品が所せましっと並んでいます。

今日の私の作品は、彫られてから相当年数が経っている石仏で、手に
杓文字とお椀をもって、満足顔の羅漢さんです。

いかにもおおらかで,一目見て描きたくなりました。

羅漢さん(石仏像、その1)

2012-08-24 08:26:29 | Weblog
今日から何点かの羅漢仏(石仏)の油彩画を掲載します。
ご覧ください。

羅漢さんは、仏になる前の修行中の僧で、全国各地のお寺の境内などに
安置されているのを見かけます。

絵などもありますが、その大半は素朴な石仏で、その表情がきわめて
豊かで、人間の喜怒哀楽を見事に表現しています。

今日の油彩画は「尺八を吹いている」羅漢さんで、一生懸命な姿を表現
しました。

山門の仁王像(顔面)[油彩Fー8号)

2012-08-22 07:47:47 | Weblog
山門の仁王像には、口を開いた「阿形」と口をぐっとかみしめた「吽形」が
ありますが、今日の仁王さんは吽形の顔面です。

この仁王さんは確か大麻寺(奈良県)で拝観したものと、記憶しており
敢えて、全身像を描かず、顔面の形相に魅かれてキャンバスいっぱいに

描いてみました。
顔を描くのは目、鼻、口、眉毛、どの一部でも狂うと顔全体の表情が

崩れてしまい、苦労をしましたが、いい勉強になりました。

臼杵の磨崖仏(大日如来像、Fー30号)

2012-08-20 07:41:37 | Weblog
大分県の臼杵にある磨崖仏群の中心になっている大日如来像です。
実物の大きさは5メートルを超える堂々とした磨崖仏で、そばで

観ると圧倒されます。
ふくよかなお顔と岩の重量感を表現することに勤めました。

その為画面の一部に絵具と砂を混合して質感が出るように描きました。

ウインクしている木喰さん[油彩Fー15号)

2012-08-18 07:52:33 | Weblog
前々回に掲載した木喰仏と同じ新潟県のお寺に安置されていた
木喰仏です。

ウインクしてユーモアと愛嬌たっぷりの像で大変気に入りスケッチ
をして、作品に仕上げました。

此のお寺には全部で同じ大きさの木喰さんが20体余り安置されていました。

木喰仏「弥勒観音菩薩像)(油彩Fー20号)

2012-08-16 08:02:25 | Weblog
前回に続いて木喰仏の油彩画です。
木喰さんの特色の一つは、多くの像には大きく立派な光背がついている

ことですや
此の光背が像とたいへん調和してバランスの良い立像や坐像にになっています。

今日の作品は菩薩の微笑みをいかに出すかに重点を於いて描きました。

木喰仏「三面馬頭観音像」(油彩Fー20号)

2012-08-14 08:01:12 | Weblog
木喰上人が彫った木彫仏です。
同じ木彫仏でも円空の作品とは鑿の彫跡が全く異なり、柔らかな

曲線は、まさに対照的で、どの彫像を観ても、柔和とユーモアを感じさせて
くれます。

今日の馬頭観音像は新潟県のお寺で拝観して、ご住職の許しを得てスケッチを
させてもらいました。

絵全体に柔和さが出るように努力して描きました。

円空仏「如意輪観音菩薩像)[油彩Pー20号)

2012-08-12 09:15:37 | Weblog
これも円空仏です。
鑿あとには鋭さと切れ味を感じますが、全体的、特に菩薩のお顔の

微笑みが何とも言えぬ優しさをしており、また彫りも丁寧で円空の
作品では貴重な彫像と思います。

早くに死別した母への追慕の念が良く出ているように感じました。
此の作品は、実物の一部でありかつ色彩も違いますが、わたくし流の

作品に仕上げました。