チラシです。
第17回考古学研究会東海例会開催要項
テーマ 東海地方の駅家研究の最前線~東海道・東山道の駅家と駅路~
日時
2011年8月6日(土)・7日(日)
場所 三重大学共通教育一号館1階第120番教室
開催主旨
近年、情報伝達網の整備がすさまじい勢いで進んでいる。世界中の出来事が瞬時に伝えられ、時には体制を、経済を崩壊させることすらある。日本古代の律令国家においても迅速な情報伝達は緊急かつ重要な課題であったに違いない。その骨格をなすのが五畿七道による駅制の確立であった。では、古代情報伝達網はどの様にして形成され、運用されてきたのだろうか。これまで、歴史地理学や文献史学に負っていた駅路や駅家の研究は発掘調査によって新たな段階に達している。にも関わらず、考古学が提供する新たな情報が、必ずしも古代国家の情報伝達の意図を明らかにしているとは言い難い。そこで本研究会では、東海地方の東海道・東山道に焦点を当てて、最新の調査・研究成果から日本の古代国家が設置した情報伝達施設の立地や機能を分析することによって、情報伝達システムの構造や情報管理の意図を探ってみようと思う。
発表予定
8月6日(土)
1 13:00 開催挨拶 代表 中井正幸
2 13:05 主旨説明 山中 章
3 13:20 研究報告① 谷重豊季(広島県府中市教育委員会)
「近年の古代交通研究の動向と若干の展望」
4 14:50 研究報告② 高島英之(群馬県教育委員会)
「最新の調査成果からみた坂東地域における東山・東海両道駅路と駅家」
4 16:20 休憩
5 16:35 事例報告① 林弘之(豊川市桜ヶ丘ミュージアム)
「東海道参河国渡津駅家と二見道」
6 17:35 第1日総括討論「考古学と駅路・駅家」 司会 山中 章
6 18:05 第1日終了
8 18:20 情報交換会 三重大学第一生協二階「パセオ」 会費4000円
8月7日(日)
1 9:30 研究報告③ 山中 章(三重大学)
「考古学からみた日本古代駅伝路設置の歴史的背景」
2 11:00 事例報告② 江草由梨 (三重大学大学院)
「東海道伊勢国志摩支路の再検討」
3 12:00 昼食
4 13:00 事例報告③ 丸杉俊一郎(静岡県教育委員会)
「東海道遠江国井通遺跡(引佐駅家)と古代交通」
5 14:00 事例報告④ 中里信之(長野県下伊那郡阿智村教育委員会)
「長野県阿智村の東山道遺跡研究の現状―神坂越えの変遷を踏まえて―」
6 15:00 第2日総括討論「古代官道の原形」司会 高島英之
7 15;30 閉会挨拶 次期開催地
8 15:35 終了
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